2020年11月12日(木)発売の、ニンテンドースイッチ向けアクションゲーム『プリニー1・2』。
※海外版の発売日は2020年10月13日(火)となっています。
本作は、2008年11月に発売されたPSP専用『プリニー ~オレが主人公でイイんスか?~』と、その続編として2010年3月に発売されたPSP専用『プリニー2 ~特攻遊戯! 暁のパンツ大作戦ッス!!~』の2ソフトをひとつのパッケージに収めた作品です。
(魔界戦記ディスガイアの外伝的な作品)
いくつかの追加要素も含まれており、ファンにとっては嬉しい一作となっています。
ハード | Nintendo Switch |
開発元 | 日本一ソフトウェア |
価格 | 3,980円+税 |
ジャンル | アクション |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2020年11月12日(木)※海外版は2020年10月13日 |
このゲームについて:
【『プリニー』シリーズをSwitchで】
「プリニー ~オレが主人公でイイんスか?~」と「プリニー2~特攻遊戯! 暁のパンツ大作戦ッス!~」の2タイトルを1つのパッケージに収録。日本一ソフトウェアの高難易度・最凶アクションゲームをお手ごろな値段で遊べます。
【残機が1,000体の高難易度アクション】
本シリーズの残機数は常識外れの"1,000体。残機を気にせずにプレイすることができます。しかし、高難易度なため残機が足りなくなることもしばしば、まさに最凶のアクションゲームとなっています。
【難易度を自由に選択可能】
「プリニー ~オレが主人公でイイんスか?~」では、1発即死の超高難易度「魔界公式ルール」、3度まで敵に接触できる「スタンダード」の2つの難易度を選択可能。「プリニー2~特攻遊戯! 暁のパンツ大作戦ッス!~」では、落下防止の足場が出現する「ベビーイージー」が増え、より遊びやすい難易度を選択できます。
PSP時代に人気の高かった2作品を、1つのソフトでまとめて遊ぶことが出来ます。
基本的に高難易度のアクションゲームとなっており、ステージ上のギミック、激しいボス戦も含めてやりごたえのある内容となっています。
ただし、Switch版ではどうしてもクリアできない人向けに『ベビーイージー』モードが新たに追加されており、初心者でも遊びやすい作品となりました。
また、本編にてある条件をクリアすると、隠し要素として『アサギウォーズ』がプレイできるようになるとのこと。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Vandal -今でもなお楽しい2作品をまとめてプレイ可能!
Score:82点
本作に収録されている2作品はPSP時代のものですが、今プレイしても十分に楽しめるゲーム内容です。
高難易度なアクション要素は多様性があって楽しく、夢中になり、魅力的に感じるほど作り込まれています。
ユーモアのセンスも面白く、キャラクター達の個性豊かな会話を聞いているだけでも楽しい雰囲気に満たされます。
そして隠し要素の『アサギウォーズ』も用意されており、やり込み甲斐も抜群。
当時の傑作を現代プラットフォームでも遊べるのは実に嬉しいことです。
良かった点
- 素晴らしい2つの作品を遊べる
- 面白いユーモアのセンス
- 隠し要素『アサギウォーズ』を搭載
- 今でも楽しいゲーム内容
悪かった点
- オリジナル版からの新機能はほとんどない
- 操作性が不安定
Pure Nintendo -やり甲斐のある高難易度なゲーム内容
Score:80点
本作は可愛らしい外見のキャラクターとは裏腹に、かなりやりごたえのある高難易度なアクションゲームとなっています。
世界観自体はディスガイアシリーズの外伝的なものですが、シリーズをプレイしたことが無い人でも十分に楽しむことが出来ます。
当時の懐かしさを感じることも出来る、堅実なクオリティの横スクロール作品です。
良かった点
- やり甲斐のある高難易度なゲーム内容
- かわいいキャラクター達
- ディスガイアを知らなくても楽しめる
悪かった点
- 不正確な操作性
- 難しさにイライラすることもある
Noisy Pixel -印象的なステージの数々
Score:75点
印象的なステージの数々にはユニークなデザインの敵キャラ達が出現し、音楽も雰囲気にマッチしたものが流れるため、視覚的・聴覚的にも楽しいゲームです。
2作品の内容に加え、すべてのDLC、および隠し要素が用意されているため、ボリューム的にも満足できるものです。
不安定なコントロールもあって難易度は高く、時にはイライラすることもありますが、基本的に中毒性の高いアクションゲームとなっています。
良かった点
- 印象的なステージの数々
- ユニークなデザインの敵キャラたち
- 雰囲気にマッチしたサウンドトラック
- すべてのDLCを搭載
- 中毒性のあるアクション
悪かった点
- グラフィック自体はPSP版と大差ない
- たまにイラつく操作性
Nintendo Life -技術的に実力不足
Score:50点
本作の高難易度なアクションはスリルがあって楽しく、攻撃方法はバリエーション豊かで、ボス戦はやりがいがあります。
ステージ上には探索する場所が多く用意されており、やり込み甲斐のある内容となっています。
一方で、技術的には未熟であると言わざるを得ません。
グラフィックはPSP版をそのまま移植してきたかのようにボヤけた感じになっており、不評だった不安定な操作性もいまだに改善されていません。
新しい要素もほとんど無く、ただ2作品+αをそのまま1ソフトに詰め込んだだけの内容となっています。
Switchへの移植にあたり、もっと出来ることはあったのではないでしょうか?
良かった点
- スリルのあるアクション
- 探索する場所がたくさんあるステージ
- やりがいのあるボス戦
- バリエーション豊かな攻撃方法
悪かった点
- ぼやけたグラフィック
- 全く新しい要素が無い
- キャラに魅力を感じない
- イライラする操作性
総評:今なお楽しい名作鬼畜アクションゲーム
総合Score:70点
GOODな点
- 素晴らしい2つの作品を遊べる
- 面白いユーモアのセンス
- 隠し要素『アサギウォーズ』を搭載
- 今でも楽しいゲーム内容
- やり甲斐のある高難易度なゲーム内容
- 探索する場所がたくさんあるステージ
BADな点
- オリジナル版からの新機能はほとんどない
- 操作性が不安定
- 難しさにイライラすることもある
- グラフィック自体はPSP版と大差ない
- ぼやけたグラフィック
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『プリニー1・2』についての海外メディアの感想となります。
やりがいのある高難易度アクションゲーム
プリニーシリーズは、そのやりがいのある高難易度なアクション要素によって人気を博したゲームであり、Switchに移植された本作でもその楽しさは未だ健在なようです。
各ステージは細部まで作り込まれており、探索する楽しさや、ユニークなデザインの敵キャラで溢れています。
サウンドトラックもゲーム内の雰囲気に合っており、目と耳で楽しめるゲームとなっています。
キャラ同士の会話に見え隠れするユーモアのセンスも面白く、能天気な世界観と鬼畜的な難易度とのギャップがクセになると述べるレビュアーもいました。
そして隠し要素である『アサギウォーズ』に関しても、楽しくてプレイする価値のあるコンテンツだと好評です。
新要素はほとんどない
一方で、目新しい要素は特に無く、単純に2作品を1ソフトに収めたゲームであるとして落胆の声も見受けられました。
グラフィックもPSP版と大差なく、それどころか場面によってはボヤけすら感じるとのこと。
不確実な操作性への不満も指摘されており、技術的にもう少し洗練してほしかったという意見が目出しました。
PSP時代の名作が現代に蘇る!
いずれにせよ、PSP時代の名作を現代でもプレイできるタイトルであり、プリニーやディスガイアシリーズのファンにとっては嬉しい作品となっています。
ステージ構造やアクションは洗練されており、今プレイしても古臭さを感じることはありません。
鬼畜難易度のアクションゲームをプレイしてみたい方や、当時の懐かしさに浸りたい方々は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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