2020年5月12日(火)発売の、PS4(PSVR),PC(PCVR)向けアーケードゲーム『Pixel Ripped 1995』。
※PC版は2020年4月24日に発売されています。
本作は、VRの中でレトロなドットゲームを楽しめるというユニークなアドベンチャーゲームです。
また、ただ単にゲームをプレイするだけではなく、母親に見つからないように寝床でゲームをプレイしたり、ゲーム店で新しいソフトを探したりといった、昔懐かしのスリルを体験することができます。
※本作をプレイするためには、対応する『PCVR』もしくは『PSVR』が必要です。
ハード | PS4(PSVR), PC(Oculus Rift、Oculus Quest、PlayStation VR、VALVE INDEX、HTC VIVE、Widnows MRなど) |
開発元 | ARVORE Immersive Experiences |
価格 | 19.99ドル(約2,000円) |
ジャンル | VRアーケード |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | PC版:2020年4月24日(金) PS4版:2020年5月12日(火) |
このゲームについて:
このゲームは、お母さんが寝るように言われた後に捕まることなくゲームをプレイするアドレナリンや、その新しいゲームを店で見つけるスリルなど、本物のノスタルジックな感覚を呼び起こします。
リビングルーム、ベッドルーム、地元のビデオレンタルストア、桟橋のアーケードなど、複数の環境を通じて、これらすべてを実行する必要があります。
Pixel Ripped 1995は、完全にオリジナルで高度に差別化された6つのゲームモードがあり、それぞれがまったく新しいゲームのように感じられるため、VRゲーマーとレトロゲーマーの両方にとって素晴らしい旅です。
ゲーム内の主人公である "Dot" が、プレイヤーである9歳の少年 "David" にゲーム世界を救うための協力を依頼することから始まります。
プレイヤーは母親などの妨害を避けつつ、アクションRPGやシューター、レーシングなど様々な分野のゲームを攻略し、ゲームの世界を救っていきます。
"寝なさい" と母親に言われたそばから隠れてゲームをプレイするなど、子供時代に誰もが経験した懐かしいシチュエーションも体験することができ、どこかノスタルジックな雰囲気に没入できるVRゲームとなっています。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
The Digital Fix -今までにプレイしたことがない風変りな作品
Score:90点
本作は巧妙なアイデアに溢れた、今までにプレイしたことが無いような作品です。
レトロゲームをプレイしている時に電源コードを抜こうとする母親の気を逸らすため、様々なアクションを思いつく必要があります。
VR内でプレイできるゲームの種類は実に膨大で、ソニック、メトロイド、悪魔城、スターフォックスシリーズなどによく似た作品が登場するため、開発者たちのゲーム愛が感じられます。
私は本作をPSVRでプレイしましたが、グラフィックは実に美しく、ゲームのドットからキャラクターモデルまで精巧に表現されているため、その場面を見ていても非常に楽しかったです。
パフォーマンスの面においてもクラッシュ・バグ・トラッキング不良などのエラーは一切起きず、全体的に安定して楽しいVR体験を提供しています。
原文
GOODな点
- 巧妙で風変りなアイデア
- 心のこもったシナリオ
- よく作り込まれた楽しいゲームプレイ
- VR内での優れた操作性
- 良好なパフォーマンス
BADな点
- 特に無し
Cubed3 -最高のVR体験の1つ
Score:90点
本作はPSVRで最高のVR体験の1つであると言えます。
VR内でプレイできるゲームはいずれも本作だけの完全オリジナルタイトルとなっており、ジャンルも多種多様。クリア後は自由に好きな物を選択してプレイできるようになります。
また、VR内に登場する人物達は本当に存在しているかのような反応を見せ、対話性に優れており、高い没入感を実現します。
そして何より、ゲームのし過ぎを心配する母親や、センスの無いジョークを連発する父親などの存在により、昔懐かしの気分を味わうことが出来るでしょう。
GOODな点
- PSVRで最高のVR体験の1つ
- ノスタルジックで堅実なゲームプレイ
- VRの優れた活用
- ゲーム内キャラとの相互作用(対話)の出来が素晴らしい
- ゲーム内出来るオリジナルタイトルの数々
BADな点
- 特に無し
Video Chums -非常に高い没入感を実現
Score:80点
本作はとにかく現実的(リアル)な環境を再現しており、ふと気づいたらVRヘッドセットを装着してることを忘れるほど、ゲーム内に没入することが出来ました。
いじめっ子がゲームを邪魔してきたり、キチンと寝ているかを母親がいちいち確認しにきたりと、リアルで懐かしい場面を体験することが可能です。
そして、実にバラエティー豊かなゲームをプレイすることができるため、1990年代に育ったゲーマーにとっては、素晴らしくノスタルジックな体験ができるでしょう。
GOODな点
- VRであることを忘れるほどの没入感
- ベッドルームやゲームストアなど、バリエーション豊かなシチュエーション
- VRに非常に適したゲームプレイ
BADな点
- 途中、ゲームがクラッシュするバグが発生した
PlayStation Country -一見の価値がある楽しいストーリー
Score:70点
本作では3時間ほどの楽しいストーリーをプレイすることができ、その内容は一見の価値アリです。
VR内では素晴らしいアイデアの数々が採用されており、プレイしていて飽きることがありません。
特に "ゲーム内ゲーム" のコンセプトが良く、ドライブ中の車の後部席でカーチェイス風バトルを繰り広げたりするのが本当に好きです。
一方で、一部のゲームに関してはクオリティが低い言わざるを得ず、あまり楽しめないものもありました。
しかし全体的なアイデアは優れており、VRゲームとしては最適なタイトルです。
GOODな点
- ゲーム内ゲームのコンセプトが良い
- 楽しいストーリー
- 素晴らしいアイデアの数々
BADな点
- 一部のゲームは退屈(クオリティが低い)
- ゲーム起動時に現実的な再現性が無い
総評:VRを上手く活用した、楽しくてどこか懐かしさも感じるゲーム
総合Score:83点
GOODな点
- 楽しいストーリー
- ノスタルジックで堅実なゲームプレイ
- VR内での優れた操作性
- 良好なパフォーマンス
- ゲーム内出来るオリジナルタイトルの数々
- VRであることを忘れるほどの没入感
BADな点
- 途中、ゲームがクラッシュするバグが発生した
- 一部のゲームは退屈(クオリティが低い)
- ゲーム起動時に現実的な再現性が無い
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Pixel Ripped 1995』についての海外メディアの感想となります。
懐かしさを感じるゲーム内の雰囲気
"ゲーム内でゲームをプレイする" という本作の一風変わったコンセプトに関しては、『斬新で楽しい!』と多くのレビュアーから高評価を得ていました。
プレイ可能なゲームはいずれも本作オリジナルタイトルであり、出来も良いため、VR内であることを忘れてゲームに没頭できたというレビュアーもいるほど。
そして何より、寝なさいと命じる母親から隠れつつゲームをプレイしたり、ゲームショップで新しいゲームを探したりと、子供の頃に誰もが経験したシチュエーションが再現されており、どこか懐かしさを感じさせる雰囲気となっているとのこと。
登場するキャラクターも本当に生きているかのような反応を見せ、対話が楽しいものになっています。
一部のゲームに関して不満の声も
ゲーム内の様々なシチュエーションでゲームをプレイ出来ることが本作の主旨ですが、中にはクオリティの低いものも含まれているとのこと。
この点については、これほどのタイトルラインナップであれば、自身の好みに合わないものが多少混ざっていてもしょうがない気もしますね。
VR対応ゲームの中でもクオリティの高い一作
いずれにせよ、ゲーム内ゲームというコンセプト、安定した操作性とパフォーマンス、そしてテンポよく進行する楽しいストーリーなど、いずれの点においても評価の高い作品となっています。
母親に隠れながらコソコソゲームを遊んでいた幼少期の頃など、思い出に馳せつつプレイしても楽しいと思います。
クオリティの高いVRゲームを探している方は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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