2020年6月25日(木)発売の、ニンテンドースイッチ向けパズルアクションゲーム『ミスタードリラーアンコール』。
本作は、2002年にゲームキューブ向けタイトルとして発売された『ミスタードリラー ドリルランド』をSwitch向けにリマスター化した作品です。
ゲーム性はそのままに、グラフィックの向上や豪華声優陣でのフルボイス収録、新たなプレイモードの追加など多くの要素が追加されています。
ハード | Nintendo Switch |
開発元 | Ubisoft Nadeo |
価格 | 3,200円+税 |
ジャンル | パズルアクション |
プレイ人数 | 1~4人 |
リリース日 | 2020年6月25日(木) |
このゲームについて:
「ミスタードリラー ドリルランド」(2002年発売)をもとにNintendo Switch向けに開発された製品で、進化したグラフィックで名作を楽しめます。
Joy-Conでの最大4人までの同時プレイや、初心者でも楽しめるカジュアルコースを搭載するなど、遊びやすさがパワーアップ!
『ミスタードリラー ドリルランド』のリマスター版となる本作では、グラフィック・ムービーが高解像度に対応したほか、新たに初心者向けの『カジュアルモード』も追加。
カジュアルモードでは、エアの減るスピードやブロックが落ちるまでのタイミングが遅くなるなど、初めての方でも安心して楽しめる難易度となっています。
また、Joy-Conを持ち寄ることで、1台のスイッチで最大4人までの同時プレイ(画面分割)が可能です。
"レース" で誰よりも早くゴールを目指したり、"バトル" でフィールドに隠されたメダルを探すのを競ったりと、みんなでワイワイ楽しめるゲームとなっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
NintendoWorldReport -隠れた名作が蘇る
Score:90点
本作は、ゲームキューブ時代の隠れた名作をスイッチ向けに見事に蘇らせた作品です。
グラフィックは全体的にHD画質へと大幅に向上しており、サウンドトラックも相変わらず傑作が並んでいます。
ゲーム中には様々なカットシーンが流れ、ドリルランドのゆるい雰囲気を見事に演出しています。
複数の難易度オプションが用意されており、特に新しく追加された『カジュアルモード』のおかげで、苦手な方でも安心して楽しめるようになりました。
数あるアーケードパズルゲームの中でも優れた作品であり、この機会に是非プレイすることをオススメします。
良かった点
- 傑作のサウンドトラック
- 作り込まれた多彩なゲームプレイモード
- 優れたHD画質へのアップグレード
- 複数の難易度オプション
- 苦手な人でも安心のカジュアルモード
悪かった点
- 依然として難易度は高め
Video Chums -オリジナル版ドリルランドの良さを継承
Score:82点
本作はオリジナル版の良さを引き継ぎつつ、様々な改善・追加が成されたシリーズ最高傑作です。
メインストーリーはアクション・ユーモアの要素ともにたっぷりで、サウンドトラックは相変わらず素晴らしいものばかりです。
そして合間合間にカットシーンの楽しい演出が入るため、ワンパターンなゲームプレイにならず飽きることがありません。
特定の条件を満たすことで様々な要素をアンロックすることができ、収集品を集めていくやり甲斐もあります。
個人的にスイッチーゲームの中で最もお気に入りの作品の1つです。
良かった点
- 異なる5つの楽しいゲームモード
- オリジナル版ドリルランドの良さを継承
- 素晴らしい演出
- 優れたサウンドトラック
- 多くの収集品(やり込み要素)
悪かった点
- たまにイライラすることがある
- いくつかのモードが差別化されていない
GameSpew -シンプルだが夢中になれるゲーム性
Score:80点
本作はドリルでブロックを削っていくという、古典的でシンプルなゲーム性ですが、優れた演出とカラフルなグラフィック、そしてかわいいキャラクター達によって中毒性のあるゲームプレイを実現しています。
既にクリアしたステージでも、より高いスコアを狙ったり、トレーディングカードやパワーアップアイテム等の収集品を探すなど、何度でも遊ぶことが出来ます。
ゲーム性自体は単純なものの、極めようと思ったらかなりの練習が必要であり、ゲームの奥深さを物語っています。
古典的なアーケードスタイルのゲームを楽しみたいのであれば、本作は実にオススメです。
良かった点
- 明るくてパワフルな雰囲気
- 楽しいサウンドトラック
- トレーディングカードやパワーアップアイテムの収集
- 美しくなったグラフィック
- 可愛いキャラクター達
- 中毒性の高いゲームプレイ
悪かった点
- 慣れるには多少の時間がかかる
God is a Geek -取っつきやすいが、マスターするためには修練が必要
Score:80点
本作は魅力的で楽しいパズルゲームですが、ゲームプレイをマスターするためにはそれなりの時間と修練が必要です。
新たにカジュアルモードが追加されて遊びやすくなった一方で、ハードゲーマー向けのやり込み要素も用意されています。
そしてJoy-Conがあれば、1台のスイッチで皆とプレイできるのは実に楽しいです。
操作性も良く、本作は成功したリマスター作であると言えるでしょう。
良かった点
- 魅力的でエレガントなビジュアル
- 素晴らしい音楽
- 良い操作性
- カジュアルモードの追加
- 1台で複数人でのプレイが可能
悪かった点
- 一部の音声に字幕が付いていない(英語版)
Screen Rant -ゲーム性自体にはほとんど変化が無い
Score:50点
リマスター化された本作では、向上したグラフィックによって描かれる新たなカットシーンが多く含まれており、全体的に明るい雰囲気を醸し出しています。
一方で、ゲーム性(ゲームプレイ)自体に大きな変化は無く、ほとんどオリジナル版と同じような内容です。
それにもかかわらず30ドル(約3,000円)以上の価格は高いのではないでしょうか。20ドルあたりが適当な価格であると思われます。
また、コミカルな見た目に反して何度は高めであり、若い初心者プレイヤーは困惑するかもしれません。
原作の既プレイヤーであれば、セールを待った方が良いでしょう。
良かった点
- 向上したグラフィックによる新たなカットシーンの数々
- 活気に満ちたアニメーション
悪かった点
- 見た目より難しいゲームプレイ
- ゲーム性自体はオリジナル版から変化が無い
- ⇒ それにしては価格が高い
総評:コミカルな見た目に反してやり甲斐のあるパズルアクションゲーム
総合Score:79点
GOODな点
- 傑作のサウンドトラック
- 作り込まれた多彩なゲームプレイモード
- 優れたHD画質へのアップグレード
- 複数の難易度オプション
- 苦手な人でも安心のカジュアルモード
- 多くの収集品(やり込み要素)
BADな点
- 依然として難易度は高め
- たまにイライラすることがある
- 見た目より難しいゲームプレイ
- ゲーム性自体はオリジナル版から変化が無い
- ⇒ それにしては価格が高い
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ミスタードリラーアンコール』についての海外メディアの感想となります。
見た目に反してハードコアなゲームプレイ
リマスター版となる本作ではビジュアル・サウンドの両面で向上しており、特にサウンドトラックのクオリティは高く、いずれのレビュアーも絶賛していました。
ゲームの合間合間に挟まるカットシーンも活気にあふれており、可愛いキャラクター達も相まって明るい雰囲気を演出しています。
ゲームモードも複数用意されているため、様々な楽しみ方が可能です。特に新しく追加された『カジュアルモード』は、初心者プレイヤーでも安心して楽しめる難易度となっています。
ただし、コミカルなビジュアルに反して全体的な難易度は高めとなっており、マスターするためにはかなりの修練が必要となります。
そのため、カジュアルプレイヤーからハードコアゲーマーまで、幅広い層が楽しむことができるとのこと。
ゲームプレイ自体に大きな変化は無い
一方で、ゲーム性(ゲームプレイ)自体にはオリジナル版から大きな変化が無く、その割には値段が高いと不満を述べるレビュアーもいました。
また、難易度が高い点に関しても、慣れていないうちはイライラさせられることが多く、苦痛に感じるという意見も。
初めのうちはカジュアルモードで練習を積みつつ、慣れてから本筋のゲームモードを楽しむと良いかもしれませんね。
中毒性の高いパズルアクション
いずれにせよ、やり甲斐があって中毒性の高いゲームプレイが楽しめるゲームであると、いずれのレビュアーからも高評価を得ている作品となっています。
初めのうちは難しく感じるかもしれませんが、慣れてくるにつれて爽快感のあるドリルアクションが可能になってきます。
シンプルだけど病みつきになるパズルアクションを楽しみたい方は、是非プレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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