2020年2月27日(木)発売の、PS4, ニンテンドースイッチ, Xbox One, PC向けアクションゲーム『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』。
本作は『ロックマンゼロシリーズ』の全4作品と、『ロックマンゼクスシリーズ』の全2作品の計6作品を1つのソフトにまとめ、さらにいくつかの新要素を追加した豪華ラインナップの集大成版となっています。
ハード | PS4, Nintendo Switch, Xbox One, PC |
開発元 | Capcom |
価格 | ダウンロード版:3,627円+税 パッケージ版:3,990円+税 |
ジャンル | アクション |
プレイ人数 | 1~2人(マルチプレイ対応) |
リリース日 | 2020年2月27日(木) |
このゲームについて:
“ゼロ”&“ゼクス”の6タイトルが、新要素を搭載して最新ハードに登場!
「ロックマン」シリーズ・「ロックマンX」シリーズの続編として、青き英雄「エックス」と共に「シグマ」と戦った人気キャラクター「ゼロ」の自らが信じる者のために戦う物語がここにある!
本作では以下のシリーズ作が収録されています。
収録タイトル(計6作)
- ロックマンゼロ(2002年4月発売)
- ロックマンゼロ2(2003年5月発売)
- ロックマンゼロ3(2004年4月発売)
- ロックマンゼロ4(2005年4月発売)
- ロックマンゼクス(2006年7月発売)
- ロックマンゼクスアドベント(2007年7月発売)
シリーズの全作を最新ハードで楽しむことができるほか、膨大な量のイラストやBGMを視聴するモードも搭載。
新モードとして、世界中のプレイヤーとクリアタイムを競う『Zチェイサー』が追加されており、タイムアタックをやり込むことも可能になっています。
▼コントローラを2つ用意することで、ローカル(画面分割)で友達とタイムを競い合うことも可能。
その他、物語をサクサク進めたい人向けの『カジュアルシナリオモード』や、ステージ途中でゲームを中断することのできる『アシストセーブポイント』機能なども導入されており、よりプレイしやすさを追求した内容となっています。
そして、ある条件を満たすとZチェイサーモードの隠しステージ『ロックマンa(アンティーク)』が解放されるとのこと。
オリジナル版 "ロックマン" を彷彿とさせるビット調のステージに挑戦することができます。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
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海外メディアの評価スコア&レビューコメント
DualShockers -ロックマンシリーズをプレイする最善の方法
Score:85点
私はゲームボーイアドバンスを壊してしまうほど過去シリーズ作をやり込みましたが、その全作を1つのソフトで遊ぶことが出来るのは、私のような古参ファンにとっては非常に嬉しい事です。
ロックマンシリーズの元々の楽しさは損なわれておらず、HD化されて鮮明になったグラフィック、いくつかの新モードの導入などによって、楽しさがより強化されています。
特に『Zチェイサーモード』では、世界中のプレイヤーとタイムアタックで競うことができ、培った技術を披露するチャンスでもあるのでやり込み甲斐があります。
そして『アシストセーブポイント』の機能も非常に便利で、全体的に遊びやすさが向上しています。
シリーズ作を遊びたいのであれば、間違いなく最善の方法であると言えるでしょう。
GOODな点
- 素晴らしいシリーズ全作を1本で遊ぶことが出来る
- 楽しさを強化する追加要素
- HD化されて鮮明になったグラフィック
- 便利な『アシストセーブポイント』機能
- やり込み甲斐のある『Zチェイサーモード』
BADな点
- 特に無し
Video Chums -いまだに楽しみの衰えないゲーム性
Score:81点
私は2002年から本シリーズをプレイしていますが、2020年現在に本作をプレイしても、若干時代遅れに感じる部分があるのみで、ゲーム自体の楽しさは衰えていません。
武器や能力などを取得してキャラを強化し、スタイリッシュに敵やボスを撃破していく様は、非常にやりがいがあります。
グラフィックやサウンドも現行機向けに最適化されており、素晴らしい移植作であると言えます。
新たに追加されたZチェイサーモードでは、友人もしくは世界のランカー達とタイムを競う楽しみがありますが、個人的には、もう少し肉付けされた追加要素があっても良かったと思っています。
しかし全体的には依然として素晴らしい作品であり、2Dアクションゲーム好きであれば必須の作品でしょう。
GOODな点
- エキサイティングでやりがいのある2Dゲーム
- 6つの素晴らしい作品が含まれた、豊富なコンテンツ量
- ギャラリーといくつかの新機能の追加
- 優れたグラフィックとサウンド
- いまだに楽しく遊べるゲーム性
BADな点
- デフォルトの操作設定は酷い
- もう少しボリュームのある追加要素があっても良かった
We Got This Covered -カラフルで個性に満ちたグラフィック
Score:80点
2020年になった今でも、2000年初期の作品をプレイしても未だに楽しさを感じられることは驚くべきことです。
2Dアニメーションで描かれるグラフィックはカラフルで個性に満ちており、登場するキャラクター達(特にボス敵)のデザインも非常に見栄えが良いです。
ただし、一部のツール(特にチェーンロッド)に関しては扱いづらさを感じ、プレイ中にイライラさせられることがあります。
なにはともあれ、ゼロ・ゼクスシリーズを遊んだことの無い人にとっては、最もオススメできる作品です。
GOODな点
- カラフルで個性に満ちたグラフィック
- 見栄えの良いデザインのボス
- シリーズ作を体験する最適な作品
- 重みのあるサウンドトラック
BADな点
- 分かりづらいストーリー(ゲーム設定背景)
- 一部のツール(特にチェーンロッド)が扱いづらい
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PlayStation Universe -新規・古参プレイヤ―のいずれも楽しむことが出来る
Score:80点
本作には『カジュアルシナリオモード』や『アシストセーブポイント』などの機能が追加されており、プレイアビリティを向上させることで古参プレイヤ―はもちろん、新規プレイヤーでも遊びやすいタイトルとなっています。
グラフィックフィルターやギャラリーモードなどの追加要素もありますが、最も大きな追加要素はZチェイサーモードです。
Zチェイサーモードでは、友人と面と向かって競い合うことができるので盛り上がります。世界中のプレイヤーとスコアを競うリーダーボードも、やりがいを生み出しています。
GOODな点
- 新規・古参プレイヤ―のいずれも楽しむことが出来る
- いくつかの素晴らしい追加機能
- 優れたアートワークを見ることが出来るギャラリー
BADな点
- PS4版の場合、タッチ機能に対応しておらずフォームの選択が煩雑(ゼクス)
COGconnected -難易度が物足りない
Score:75点
本シリーズのアートデザイン、サウンドトラック、アクション要素はいずれも素晴らしいものであり、私は昔からこのシリーズ作品が大好きです。
それら6作がすべて詰まっているため、コンテンツ量が豊富でやりがいがあります。新機能(特にカジュアルシナリオモード)が搭載されたことで、プレイアビリティも向上して遊びやすくなっています。
一方で、本シリーズは簡単すぎるように感じます。少しでもキャラを強化し過ぎてしまうと、途端にすべてのボス戦が簡単になってしまいます。
また、6作品が収録されているとはいえ、基本的にゲーム性はどれも似たものばかりなのでバラエティに欠け(仕方のない事ですが)、連続して作品をプレイしていると流石に飽きてしまいます。
GOODな点
- プレイアビリティを向上させる『カジュアルシナリオモード』
- 豊富な画面表示オプション
- 豊富なコンテンツ量
- 素晴らしいアートデザイン・アクション・サウンドトラック
BADな点
- 難易度が物足りない
- ゲーム性はどれも似ており、バラエティに欠ける
- 大画面でプレイすると、ドットの粗さが目立つ
総合評価(トータルスコア)
総合Score(Switch版):83点
総合Score(PS4版):80点
GOODな点
- 素晴らしいシリーズ全作を1本で遊ぶことが出来る
- 楽しさを強化する追加要素
- 優れたグラフィックとサウンド
- やり込み甲斐のある『Zチェイサーモード』
- いまだに楽しく遊べるゲーム性
- シリーズ作を体験する最適な作品
- 新規・古参プレイヤ―のいずれも楽しむことが出来る
BADな点
- もう少しボリュームのある追加要素があっても良かった
- 難易度が物足りない
- ゲーム性はどれも似ており、バラエティに欠ける
- 大画面でプレイすると、ドットの粗さが目立つ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』についての海外メディアの感想となります。
ロックマンゼロ・ゼクスシリーズは元々から評価の高い作品であり、それら6作品が収録された本作についても、全体的に高評価となっています。
グラフィックとサウンドは現行機向けに最適化されており、敵・味方キャラクターのデザインもカラフルで独創的です。
2000年初期の作品ながら、ゲーム性自体は現代でも十分楽しむことが出来る内容であり、古参プレイヤーのみならず新規プレイヤーでも楽しむことが出来るだろうと述べられています。
また、新たに追加された要素についてもおおむね好評で、特に『Zチェイサーモード』については、シリーズ作に新しいやりがいを生み出すことに成功していると高評価を付けているレビュアーが多くいました。
しかし、一部では『もう少し肉付けされた(内容の濃い)追加要素があっても良かった』と不満を述べているレビュアーもいました。
また、難易度が比較的簡単なため、やりがいを増すために難易度を上げてほしかったという意見もありました。
何はともあれ、全体的には高評価を得ている作品となっています。古参プレイヤーの多いレビュアー達から良い意見が出ているため、安心してプレイできるダイジェスト作となっているようです。
ロックマンシリーズを再び遊びたい人はもちろん、やりがいのある2Dアクションゲームを求めている人には、是非オススメしたい一作です!(゚∀゚)