2020年3月26日(木)発売の、PS4, Xbox One, PC向けFPSゲーム『DOOM Eternal』(ドゥーム エターナル)。
※北米などでは2020年3月20日発売となります。
本作は、FPS(ファーストパーションシューティング)という言葉を世界的に広めるキッカケとなった "DOOM(ドゥーム)" シリーズの、正式ナンバリングとしては第5作目となる作品です。
id Softwareが開発を手がけ、Bethesda Softworks(ベセスダ)が販売します。
2016年に発売された大ヒット作『DOOM(リブート版)』の続編で、相変わらずの過激な描写により "CERO Z(18才以上対象)" となっています。
ハード | PS4, Xbox One, PC |
発売元 | ベセスダ・ソフトワークス |
価格 | パッケージ版:7,980円+税 ダウンロード版:8,778円(税込) |
ジャンル | シューティングゲーム(FPS) |
プレイ人数 | 1~3人(オンライン対応) |
リリース日 | 2020年3月26日(木)※北米などでは3月20日に発売 |
このゲームについて:
地球は地獄の軍勢によって侵略された。
次元を超えた壮大なシングルプレイヤーキャンペーンで、デーモンを打ち滅ぼし人類の破滅を食い止めろ。
今こそ奴らが恐れる唯一の存在、ドゥームスレイヤーとなれ。
さらなる進化を遂げる『DOOM Eternal』のノンストップFPSバトルで、究極の融合を果たしたスピードとパワーを体験せよ。
スレイヤーの起源に迫りながら、長く過酷な任務を完遂させ、地獄からの脅威を打ち破れ。
『DOOM』は1993年に発売されたシューティングゲームであり、独特な世界観と残虐なアクション、そして一人称視点での斬新なゲーム性によって、ゲーム業界にFPSというジャンルを根付かせた伝説的な作品です。
その後、いくつかのナンバリングタイトルがリリースされ、2016年には『DOOM(リブート版)』が発売、世界中で話題となりました。
▼ちなみに、2018年にはSwitch版も発売されており、こちらも非常に高い評価を得ています。
ゲーム性としては、マッチョな主人公が派手な銃・剣などを手に、地獄のデーモンたちをバッサバッサとなぎ倒していく、というもの。
最新作となる『DOOM Eternal』では、前作(リブート版)の反省点を活かした改善が施されており、"id Software過去最高" のゲームとも称されています。
反復的なキャンペーンモードや、バリエーションに乏しいビジュアル、ありきたりマルチプレイヤーモードなど、すべての点について見直されているとのこと。
ほかにも、約2倍ほどのキャンペーンモード、ビジュアル面の強化、モードの追加、多くの要素の追加など、あらゆる面で強化が施された最新作となっています。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
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海外メディアの評価スコア&レビューコメント
TheSixthAxis -過去作が築き上げたハードルを遥かに超える傑作
Score:100点
今作は、過去作が築き上げたハードルを遥かに超えている作品です。
ストーリーは前作の約3倍ものボリュームになっているうえに、決して中だるみせず最後までスムーズに展開していきます。
ビジュアル面も非常に鮮明かつ豪華で、音楽も忘れられないものばかりでまさに奇跡です。
60fpsで派手に描かれる戦闘は、常に脳細胞がフル回転するほどの激しさとなっており、多くの武器・アップグレード要素・装備そしてスキルも相まって、単調さを感じることは全くありません。
今作は、過去作をぶっ壊すような、間違いのない傑作です。
GOODな点
- 激しくてカオスで、忘れられない戦い
- 豊富なアップグレード要素&アンロック可能なアイテム
- 記憶に残るペースの良い物語
- ファンサービスの豊富なイースターエッグ(隠し要素)
- 鮮明なグラフィック
- クオリティの高い音楽
- 作り込まれた多種多様なマップ
BADな点
- 激しい場面においてフレームレートが低下することがある(PS4版・XB1版)
COGconnected -シューティングゲー好きであれば絶対不可欠のゲーム
Score:96点
今作における戦闘のバランスはまさに奇跡的です。
各アクションはスムーズかつリアルに洗練されており、チェンソーなどの武器を手にすると無限の破壊が可能になります。
かと言って無茶苦茶が出来るわけではなく、少しでも間違いを起こすと死んでしまうため、熱狂と緊張感に挟まれてアドレナリンが本当に湧き出てきます。
戦闘で得たポイントを使って武器・装備をアップグレードし、アイテムやスキルをアンロックするなど膨大な量のカスタマイズ要素もあります。
探索要素も実に楽しく、マップはある程度一本道なものの、所々に隠されたアイテムやスキルポイントがあり、それらを見つけるのはとても気持ちが良く爽快です。
FPS好きであれば、まさに絶対不可欠のゲームです。
GOODな点
- 信じられないほどリアルな動きと質感
- 優れたビジュアル
- 妥協の無いサウンドトラック
- 完璧なゲームバランス
- 膨大なカスタママイズ要素
- 探索がとにかく楽しい
BADな点
- ストーリーにもう少し深みが欲しかった
God is a Geek -下品で、暴力的で、100%のエンターテイメントに満ちたゲーム
Score:95点
今作の戦闘は、時折の難易度の急上昇でイラつく点を除いて、リスク&報酬のバランスが取れた、シリーズ中で最も満足のいくものになっています。
敵をチェーンソーでことごとくなぎ倒していき、弾薬が空になるまで撃ち尽くしたあとは火炎放射器で炙る、といった一連の行動を、ダンスのようなスピーディーな動きでこなすことができます。
PvP(プレイヤー vs プレイヤー)のオンライン要素も搭載されており、白熱した戦いを十分楽しむことが出来ました。
しかし、信じられないほど完璧なシングルプレイヤーモードに比べれば、マルチモードはあくまでオマケ要素のように感じます。
GOODな点
- シリーズ最高の戦闘
- 見事なグラフィック(デザイン)
- 多くの隠し要素の数々
- 豊富な武器アップグレード
- 華麗なグラフィック
- 多くの追加要素の数々
BADな点
- 突然の難易度の急上昇
- マルチプレイモードは、あくまでオマケのように感じる
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JeuxActu -魂の奥底を震えさせるサウンドトラック
Score:90点
今作のサウンドトラックは特に良く、悪魔的で、魂の奥底を震えさせるようなエレクトロニック・メタルミュージックで、ゲームの雰囲気と非常にマッチしています。
鮮烈な血しぶきが舞い、敵の体を細かく切り刻むことのできる戦いは言葉では言い表せないほど暴力的で楽しいものです。
キャラクターの成長システムもよく調整されており、常に油断ならない、激しいバトルを体験することができます。
GOODな点
- 常に激しい戦い
- 最適化されたパフォーマンス
- 過去作への素晴らしいオマージュ
- 長寿命のコンテンツ
- ゲームの雰囲気に合ったサウンドトラック
- やりがいのある難易度
- 良く調整されたキャラクターの成長システム
BADな点
- 物語の終盤は少し引き延ばされているように感じる
- 説明過多なナレーション
Push Square -初心者からハードコアゲーマーまで楽しめる難易度調整
Score:90点
シングルプレイモードはFPS史上最高ともいえる内容となっており、ペースが速く、センセーショナルなアクションと満足のいくマップも相まって、PS4ゲームの中で最も記憶に残るものの一つとなりました。
グラフィックはもちろんのこと、あたりに響き渡る銃声も信じられないほど素晴らしく、戦闘のモチベーションをより一層高めています。
そして難易度についても幅広いオプションが用意されているため、全くの初心者から、とにかくやりがいを求めるハードコアゲーマーまで、皆が楽しめるものになっています。
GOODな点
- 信じられないほど素晴らしい銃声
- 優れた戦闘システム
- 楽しくて魅力的なゲーム性
- スキルの解放要素が豊富
- 良く調整された難易度オプション
- 素晴らしいストーリー
BADな点
- マップ探索は少し退屈に感じることがある
Metro GameCentral -過去作の良さを引き継ぎつつ、あらゆる面で改善が施された作品
Score:80点
過去作の良さを継承しつつ、あらゆる面で改善が施された作品です。
ストーリーは良く作り込まれており、神話と主人公の物語とが綿密に絡み合っていて退屈しません。
難易度についても複数のオプションをいつでも切り替えることができ、ユーザービリティの面で優れています。
パフォーマンス自体も良好で、PS4 Proでプレイした際は、常時60fps・10秒以下の短いロード時間などストレスを感じさせない動作でした。
その他、無駄を省きつつ多くの探索要素が隠されたマップなど、前作よりもさらに魅力的になった作品です。
ただし、驚くほどのコンテンツの追加・変化までは無いです。
GOODな点
- よく作り込まれたストーリー
- スピード感のあるゲームプレイ(戦闘)
- 手ごたえのある難易度オプションを用意
- 良好なパフォーマンス(常時60fps、短いロード時間 等)
- 探索要素が豊富なマップ
BADな点
- 過去作から驚くようなコンテンツの追加・変化はない
総合評価(トータルスコア)
総合Score(PS4版):87点
総合Score(XB1版):90点
総合Score(PC版):89点
GOODな点
- 激しくてカオスで、忘れられない戦い
- 豊富なアップグレード要素&アンロック可能なアイテム
- 鮮明なグラフィック
- クオリティの高い音楽
- 信じられないほどリアルな動きと質感
- 探索がとにかく楽しい
- 良く調整されたキャラクターの成長システム
- 手ごたえのある難易度オプションを用意
BADな点
- 激しい場面においてフレームレートが低下することがある(PS4版・XB1版)
- 突然の難易度の急上昇
- マルチプレイモードは、あくまでオマケのように感じる
- 物語の終盤は少し引き延ばされているように感じる
- 過去作から驚くようなコンテンツの追加・変化はない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『DOOM Eternal』についての海外メディアの感想となります。
全体的に非常に高い評価を得ていますが、特に好評だったのが "激しい戦闘" でした。
チェーンソーや銃火器、火炎放射器を使って敵をなぎ倒していく戦闘は常にアドレナリンを放出させ、滑らかになったアクションも合わさってシリーズ最高とも言える出来となっています。
鮮明なグラフィックもさることながらサウンド(効果音・音楽)のクオリティも高く、ゲーム内の雰囲気を一層盛り上げてくれると絶賛されています。
マップに関しては基本的には一本道な構造ですが、道中に多くの隠し要素・スキルポイントなどが隠されているため、探索のしがいがあるようです。
キャラクターの成長・アンロック要素も良く調整されており、決して戦闘が退屈になったりせず、常に緊張感のある戦いに臨めるとのこと。
また、難易度オプションも豊富に用意されており、初心者からハードコアゲーマーまで、幅広い層が楽しめるゲームとなっています。
一方で不満点に関してはあまり挙げられていませんでしたが、急な難易度の上昇や、終盤のストーリーに中だるみが感じられる点などが指摘されていました。
またレビュアーの中には、前作から期待していたほど驚くような変化はなかった、といった意見もありました。
このあたりは、プレイヤーごとのシリーズ作のやり込み具合によって、評価が分かれそうですね。
何はともあれ、総合的には非常に評価の高い作品となっており、公式が "シリーズ最高作" とまで豪語する自身は本物のようですね
ハードコアで残虐、かつやり込みがいのあるFPSを探している方は、是非プレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)