2021年9月24日(金)発売の、PS5向けアクションアドベンチャー(ストランド)ゲーム『デス・ストランディング ディレクターズカット』(DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT)。
本作は、小島秀夫監督が率いるコジマプロダクションが2019年にPS4/PC向けにリリースした『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』を、PS5向けにリマスターした作品です。
グラフィックやパフォーマンスがPS5向けに最適化されたほか、追加ミッションや訓練場、レース場などの新たな要素が多数含まれており、デス・ストランディングの世界をさらに楽しめる作品となっています。
▼PC版(通常版)のレビュー記事はコチラ
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『デス・ストランディング(PC版)』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2020年7月14日(火)発売の、PC向けアクションゲーム『デス・ストランディング』(DEATH STRANDING)。 本作は、2019年11月に発売されたPS4向けタイトル『デス・ストランディング ...
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ハード | PS5 |
開発元 | Kojima Productions |
価格 | 6,490円(税込) ※PS4版所有者は1,100円(税込)で入手可能 |
ジャンル | アクションアドベンチャー(ストランド) |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年9月24日(金) |
このゲームについて:
「デス・ストランディング」の発生により人類は引き裂かれ、分断され、まさに滅亡の危機にさらされていた。繋がりを失い、孤立した人々のために サム・ポーター・ブリッジズは“未来”を運ぶ任務に赴く。
「デス・ストランディング」とはいったい何なのか。サムは何を運び、何を繋げるのか。砕け散った世界に配送を続け、繋がりを取り戻していくそのゲーム体験の先に待ち受ける衝撃の展開とは?
小島秀夫が創造する全世界待望のゲーム体験が、新要素を加えたDIRECTOR’S CUTとしてPlayStation 5用にリマスター化。
デス・ストランディングとは、『メタルギアソリッドV』を最後にコナミを退社した小島秀夫氏が、新会社 "コジマプロダクション" を立ち上げてから初めてリリースする完全新規タイトルとして国内外から大きな注目と高い評価を集めていた作品です。
リマスター版となる今作ではビジュアルやフレームレートがPS5向けに強化されており、デュアルセンスコントローラ機能にも対応することで、より没入感の高い体験が可能です。
またストーリーの背景を深掘り出来る追加ミッションや、ハイスコアに挑戦できる訓練場、最速タイムを競うレース場など、新しいコンテンツも多数用意されています。
アクション・武器・乗り物・建築物・敵・ミニゲーム・ランキングシステムなど多くの点で新しい要素が追加されており、オリジナル版を遊びつくした方でも新鮮な気分で楽しめます。
なお、PS4版をすでに所有している方は、1,100円(税込)でPS5版のディレクターズカットを購入することが出来ます。セーブデータの引継ぎにも対応。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Digitally Downloaded -多くのメッセージを投げかける、芸術的な作品
Score:100点
本作の物語は実に深みがあり、ストーリーを進めるにつれてプレイヤーに多くの疑問とメッセージを投げかけます。
オリジナル版をプレイした時点で既に優れた作品でしたが、新型コロナウイルスによる約2年間のパンデミックを経た今プレイすると、本作のメッセージがより深く突き刺さります。その意味でもプレイする価値はあるでしょう。
レースゲームや射撃訓練場など多くの要素が追加され、特にボスに再戦してハイスコアを競うことも可能になったため、リプレイ性が増しています。
サウンドトラックも相変わらず芸術的な出来であり、世界観にこの上なく惹き込まれます。
間違いなく素晴らしいゲーム作品であると言えます。
良かった点
- 多くの疑問を投げかける作品
- 多くの追加要素
- ボスとの再戦が可能に
- 優れたサウンドトラック
悪かった点
- 特になし
Screen Rant -コジマプロダクションの傑作
Score:100点
リマスター版となる今作には追加武器・レースゲーム・射撃場・カーゴカタパルトを始めとする多くの新規コンテンツが搭載されており、オリジナル版を遊びつくしたプレイヤーでも新鮮な気分で楽しめるようになっています。
そしてPS5向けに最適化されたことでグラフィック・フレームレートの両面で向上を果たしており、特にローディング(読み込み)に関しては、どのシーンでもほんの数秒で読み込まれるほど高速化されています。
デュアルセンスコントローラのハプティックフィードバック機能も活用しており、サムが通る地形の感触がプレイヤーへ直に伝わってきます。
追加ストーリーも相変わらず優れており、まさにコジマプロダクションの傑作と言える作品です。
良かった点
- 多くの新規コンテンツが追加
- 非常に優れたストーリー
- デュアルセンスコントローラ機能への対応
- 高速ローディング
- 向上したグラフィックとフレームレート
悪かった点
- 特になし
Hobby Consolas -再びプレイする価値のある作品
Score:93点
本作はオリジナル版の時点で優れた作品でしたが、PS5の性能を活用することでさらなる進化を果たしました。
グラフィックが全面的に強化されたことは言うまでもなく、60fpsに対応したことにより、滑らかな描画が実現されています。
高速SSDによる読み込み時間はほぼゼロであり、一瞬で読み込みが完了するためストレスがありません。
新規コンテンツは一長一短ですが、いずれの要素も間違いなくゲームの寿命を延ばしてくれる内容となっています。
追加ストーリーも含めて、本作の物語は非常に興味深い内容であり、2年経った今でも再びプレイする価値があります。
良かった点
- グラフィックの強化
- 60fps対応の滑らかな描画
- 新規コンテンツの数々
- 興味深いストーリー
- ほぼゼロのロード時間
悪かった点
- 人を選ぶゲーム
- 追加要素は物語にあまり影響を与えない
Press Start Australia -デスストランディングを遊ぶのに最適な方法
Score:85点
本作は、デス・ストランディングという作品を遊ぶためには最適な方法です。
レースゲームや射撃場などの新規コンテンツが追加されたことで遊びの幅が広がっており、新ギア(装備品)のおかげで移動がラクになったりと、全体的にゲーム体験が向上しています。
ビジュアルの見栄えも向上しており、PS5ゲームの中でも最高峰のクオリティであると感じました。
そしてデュアルセンスコントローラの機能を上手く活用しており、荷物の重さや地形の険しさをより直接的に感じられるようになったため、没入感が増しています。
オリジナル版を遊び尽くした方であればそこまで得られるものは無いかもしれませんが、未プレイの方には間違いなくオススメしたい作品です。
良かった点
- 移動がラクになる新しいギア(装備)の数々
- デュアルセンスコントローラの機能を活用
- 見栄えの向上したビジュアル
- 新規コンテンツの数々
悪かった点
- 新規ストーリーはそれほど魅力的ではない
- オリジナル版を遊びつくしたのであれば、あまり得られるものは無い
Comicbook.com -追加ストーリーはそれほど魅力的な内容ではない
Score:50点
本作には多くの追加コンテンツが実装されたほか、PS5のパワーを活用することでより優れたビジュアルクオリティを実現しています。
視覚的な向上のみならず、Tempest 3Dオーディオ技術に対応したことで、ゲーム中の環境音から効果音に至るまでが現実のように聞こえてきます。
そしてデュアルセンスコントローラの機能をフルに活用することで、重みや悪路の感覚などが直接感じられるようになり、没入感が増しています。
一方で、本作はレースゲームやアドベンチャー、ステルス、サバイバルホラーなど多くのジャンルを取り入れすぎており、ゲームプレイにまとまりが無くなっているように感じました。
また、小島秀夫監督の織りなすストーリーは相変わらず人を選ぶ内容であり、追加ストーリーも人によって評価が大きく分かれるでしょう。
もしもオリジナル版のストーリーが刺さった方であれば本作をオススメできますが、物語があまり合わなかった場合は、リマスター版を購入する価値はあまりないかもしれません。
良かった点
- 感覚が直接的に伝わるデュアルセンスコントローラの機能
- Tempest 3Dオーディオ技術に対応
- 素晴らしいビジュアルクオリティ
悪かった点
- ストーリーは人を選ぶ
- 多くのジャンルを取り入れすぎ(アドベンチャー・ステルス・サバイバルホラーなど)
- 追加ストーリーはそれほど魅力的な内容ではない
総評:PS5でさらなる進化を遂げた傑作
総合Score:87点
GOODな点
- 多くの新規コンテンツが追加
- 非常に優れたストーリー
- デュアルセンスコントローラ機能への対応
- 高速ローディング
- 向上したグラフィックとフレームレート
- Tempest 3Dオーディオ技術に対応
BADな点
- 人を選ぶゲーム
- 新規ストーリーはそれほど魅力的ではない
- オリジナル版を遊びつくしたのであれば、あまり得られるものは無い
- 多くのジャンルを取り入れすぎ(アドベンチャー・ステルス・サバイバルホラーなど)
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『デス・ストランディング ディレクターズカット』についての海外メディアの感想となります。
ゲーム体験が大幅に向上
リマスター版となる本作は、PS5の性能をフル活用した結果、より美しく滑らかな描画を楽しめるようになりました。またTempest 3Dオーディオ技術にも対応しており、ゲーム内の効果音や環境音が立体的に感じられ、まるでその場にいるかのような没入感を味わうことが出来るとのこと。
高速SSDのおかげでロード時間はほぼゼロ。そしてデュアルセンスコントローラの機能を活用することで、サムの感じる重みやバランスのズレ、走破する地形の感覚などを直接感じられるようになっています。
レースゲームや射撃場、追加ストーリー、新武器や装備など多くの新しいコンテンツが実装されており、いずれも作り込まれているため、オリジナル版を遊びつくした方でも新鮮な気分で楽しむことができるようです。
ゲーム自体は人を選ぶ
一方で、オリジナル版のレビュー時にも指摘されていたことですが、ゲーム自体は人を選ぶ内容であるとのこと。
難解なストーリーは考察しがいがあると高く評価するレビュアーがいる一方で、複雑で理解しづらく、追加ストーリーに関してもそこまで惹き込まれる内容ではなかったと述べるレビュアーもおり、評価が分かれていました。
また、オリジナル版を遊びつくしたプレイヤーにとって、追加要素はそこまで魅力的な内容ではないと指摘する意見も見受けられました。
プレイヤーによって評価が大きく分かれる作品であると言えます。
新たな楽しみ方を提供するリマスター版
いずれにせよ本作は『新たな楽しみ方を提供する、素晴らしいリマスター版』であるとして、多くのレビュアーから非常に高い評価を得ていました。
レースゲームや射撃場、追加ストーリーを始めとする多くの新しいコンテンツが実装されたことにより、オリジナル版よりも遊びの幅がさらに広がっています。
そしてPS5の性能を活用することで、4K・60fps対応のパフォーマンス、ほぼゼロのロード時間を実現。またデュアルセンスコントローラの機能(ハプティックフィードバック)のおかげで、地形の感覚やバランスが直接感じられるようになり、没入感も増しているとのこと。
複雑なストーリーは人を選ぶかもしれませんが、新型コロナウイルス禍における昨今に本作をプレイし直すことで、新たなメッセージ性を感じられるとも述べられていました。
デス・ストランディングをまだプレイしていない方はもちろん、すでにオリジナル版を遊びつくした方でもプレイする価値のある傑作となっています!
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