2024年3月5日(火)発売の、PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC向けサバイバルホラーゲーム『The Outlast Trials』(アウトラスト トライアルズ)。
本作は、2013年に初リリースされた「OUTLAST(アウトラスト)」シリーズの最新作であり、洗脳研究施設に捕らえられた主人公が、恐怖の治験に耐えていくサバイバルホラーゲームです。
2023年5月19日より早期アクセスが開始されていましたが、この度、製品版がリリースされます。
ハード | PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | Red Barrels |
価格 | 3,400円(税込) |
ジャンル | サバイバルホラー |
プレイ人数 | 1~4人 |
リリース日 | 2024年3月5日(火) |
このゲームについて:
Red Barrels では、今度は友達と一緒に、気が遠くなるような恐怖を体験してください。一人で試練を乗り越えても、チームで試練を乗り越えても、十分長く生き延びて治療を完了できれば、マーコフは喜んであなたを去らせてくれるでしょう…でもあなたも同じでしょうか?
冷戦時代を舞台に、人間のモルモットがマーコフ社の善良な人々によって、洗脳とマインドコントロールの高度な手法をテストするために意図せず採用される。不信、恐怖、暴力の世界では、あなたのモラルが問われ、忍耐力が試され、正気は打ち砕かれます。すべては進歩、科学、利益の名の下に。
本作は、冷戦時代、多国籍企業マーコフ・コーポレーションの運営する洗脳研究施設に人間モルモットとして捕らえられた主人公が、恐怖の治験の数々に耐えていくホラーゲームです。
ソロプレイだけでなく、最大4人でのオンライン協力プレイ(Co-op)にも対応。仲間と協力して敵をかく乱したり、死にかけている仲間を蘇生するなどして、生き残って脱出することを目指していきます。
なお、PC版とコンシューマ機版とのクロスプレイにも対応しているとのこと。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
The Games Machine -自分自身と向き合い、限界を超える試練
Score:80点
本作は、プレイヤーを完全に異なる世界へと誘うサバイバルホラーゲームです。
協力マルチプレイヤーモードが用意されており、プレイヤーは一人で、または友人と共に、この挑戦に立ち向かっていきます。極限のサバイバルとステルスを要求され、プレイヤーは敵を避け、音を立てずに進む必要があります。
このゲームは、プレイヤーに精神的な耐久力も要求し、恐怖や狂気を乗り越えながら生き延びる必要があります。
「The Outlast Trials」はただのゲームではなく、自分自身と向き合い、限界を超える試練だと言えます。
良かった点
- 最大4人での協力プレイが可能
- 極限のサバイバル体験
- 素晴らしい没入感
- ステルスとサバイバルの要素が見事に組み合わさっている
- 深みのあるゲームプレイ
悪かった点
- 過剰な暴力的表現
- 精神的なストレスを感じる場合がある
- 難易度が高く、一部のプレイヤーはイライラするかもしれない
CGMagazine -友達と一緒に楽しむには最適なサバイバルホラーゲーム
Score:90点
本作は、多くのプレイヤーに驚きと感銘を与えています。早期アクセス版からの洗練を重ね、多人数参加型のOutlast体験として完成度が高められました。
シングルプレイも可能で、難易度は高いですが、忍耐強くリトライを続けることでほとんどの挑戦をクリアすることができます。全15以上のトライアルが用意されており、常に新鮮な感覚でゲームを楽しめました。
さらに「Program X」や「Extreme difficultyモード」などのエンドコンテンツや、週替わりのウィークリーチャレンジも提供され、難易度の高いプレイを楽しむためのモチベーション要素も用意されます。
アップグレードやキャラクターのカスタマイズも豊富で、友達と一緒に楽しむには最適なサバイバルホラーゲームです。PC版とコンシューマ機版との間でクロスプレイに対応している点も嬉しいですね。
良かった点
- 高い完成度
- 協力モードで友人と一緒に楽しめる
- シングルプレイでも楽しめる
- 豊富なコンテンツが用意
- 満足度の高いエンドコンテンツ
- 最適化されたグラフィックとフレームレート
悪かった点
- 特に無し
Finger Guns -これほど怖いゲームはなかった
Score:80点
The Outlastシリーズは、防衛手段がほとんどないという息苦しい雰囲気と、異様なビジュアルが特に印象的なホラーゲームです。そして本作に関して、個人的には1と2をプレイして以来、これほど怖いゲームはなかったと思います。
このゲームでは敵にほとんど抵抗できないものの、暗視ゴーグル、しゃがむ、スプリント、隠れる場所など、危険から逃れる方法は多く用意されています。さらに解毒剤、敵をスタンさせるレンガ、注意をそらすためのボトル、南京錠を解除するためのロックピックなど、旅を助けるさまざまなアイテムも見つかり、ステルスゲームとしても良く出来ています。
マルチプレイが醍醐味ですが、ソロプレイも十分可能であり、成功が完全に自分自身にかかっているため、ミッションを通じて感じる緊張感は非常に刺激的です。友達とプレイすることで恐怖感が多少薄れるものの、パフォーマンスを評価されるため、より効率的に動く戦略的な要素が生まれます。
「The Outlast Trials」は、素晴らしいマルチプレイヤーホラー体験を実現し、シリーズの精神を生き生きと保ちながら、常にプレイヤーを緊張させ続ける傑作ホラーゲームへと進化しました。
良かった点
- 緊張感ある雰囲気
- 異様で印象的なビジュアル
- 新鮮なマルチプレイ体験
- 独りで挑む恐怖体験も楽しめる
- よく考えられたゲームバランス
悪かった点
- ゲームプレイ自体が繰り返しになりがち
- 全クリア後のリプレイ性が低い
- 敵のタイプが少ない
- 敵AIの頭が悪いことがある
PlayStation Universe -シリーズの過去作とは一線を画すマルチプレイヤーゲーム
Score:80点
このゲームは、シリーズの過去作とは一線を画すマルチプレイヤーゲームとなっています。
特に注目すべきは、チームの一部として行動する新たな協力ゲームプレイです。従来のOutlastシリーズの恐怖体験をマルチプレイヤー体験へ見事に適応させています。チームメイトと協力して目標を達成する楽しさや、一緒にいることで生まれる新しいゲームプレイの可能性は、本作の大きな魅力です。
また、現実世界の場所を模した施設内でゲームが展開され、その外観が独特の不気味な雰囲気を作り出しています。
独自のマルチプレイヤー体験を提供しながら、非常にエンターテイニングでスリリングなマルチプレイヤー体験を維持している点で、この作品はRed Barrelsの野心的なプロジェクトと言えるでしょう。
良かった点
- マルチプレイヤー体験が用意
- 不気味な雰囲気
- 多種多様なアイテムが用意
- 優れたサウンドデザイン
- 魅力的な敵キャラクター達
悪かった点
- マルチプレイでは恐怖感が低下
- 繰り返し感が徐々に強くなるゲームプレイ
- ストーリーテリングが不足
Push Square -シリーズファンが求める本物の恐怖ではないかもしれない
Score:70点
「The Outlast Trials」は、従来のシングルプレイヤーゲームをマルチプレイヤー向けに変換する過程で生まれた作品ですが、この変換には成功と失敗が伴っています。
まず、敵AIの問題が挙げられます。変形した人間の敵が各マップを巡回していますが、彼らから逃れるのは非常に簡単なため、ゲームの緊張感と恐怖感が大幅に低下します。敵から簡単に逃れることができるため、前の作品と比較して、本作はあまり怖くありません。
次に、視覚的なアセットの繰り返しに関する問題があります。マネキンやダンボールの切り抜きが非常に頻繁に使用されており、ステージ環境の魅力や雰囲気を損なう可能性があります。これらのアセットの過剰な使用は、ゲームプレイの繰り返し感を強める1つの要因となってしまっています。
結論として「The Outlast Trials」は、シリーズの魅力を協力プレイ体験にうまく変換していますが、愚かな敵AIといくつかの繰り返しの視覚アセットがホラー体験を損ねています。これは、シリーズファンが求める本物の恐怖ではないかもしれません。
良かった点
- 優れたゲームプレイループ
- マルチプレイ体験の追加
- ステルス性の強い、緊張感のあるゲームプレイ
- 優れたグラフィック
- 滑らかなパフォーマンス
悪かった点
- 頭の悪い敵AIのせいで恐怖感が薄れる
- ステージ風景は繰り返し感が強い
- 視覚アセットの繰り返し(オブジェクトの使いまわし)
- ミッション構造の繰り返し
総評:恐怖と協力のバランスを見事にとった傑作ホラーゲーム
総合Score:80点
GOODな点
- 最大4人での協力プレイが可能
- ステルスとサバイバルの要素が見事に組み合わさっている
- シングルプレイでも楽しめる
- 豊富なコンテンツが用意
- 満足度の高いエンドコンテンツ
- 最適化されたグラフィックとフレームレート
- 異様で印象的なビジュアル
- 優れたサウンドデザイン
BADな点
- 過剰な暴力的表現
- 精神的なストレスを感じる場合がある
- ゲームプレイ自体が繰り返しになりがち
- 頭の悪い敵AIのせいで恐怖感が薄れる
- ステージ風景は繰り返し感が強い
- 視覚アセットの繰り返し(オブジェクトの使いまわし)
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『The Outlast Trials』についての海外メディアの感想となります。
底抜けの恐怖と緊張感溢れるゲームプレイ
本作は、最大4人でのマルチプレイに対応することで、ただのホラーゲームではなく、協力して攻略法を探りつつゲームを進めるといった、新たな楽しみ方が生まれた最新作となっています。
隠れて敵から逃れる必要があるため、緊張感溢れるゲームプレイは従来シリーズ作品からの伝統を継承しています。より優れたグラフィックとサウンドデザインによって、没入感の高い底抜けの恐怖を味わうことができるとのこと。
今までの恐怖感と緊張感を継承しつつ、フレンドと共に恐怖に立ち向かう新しい体験を提供し、恐怖と協力のバランスを見事に実現している最新作となっています。
緊張感と恐怖感が大幅に低下している
一方で、いくつかの問題も指摘されていました。
特に敵AIの問題が顕著で、プレイヤーは敵から簡単に逃れることができるせいで、緊張感と恐怖感が大幅に低下しているとのこと。
また、ゲームの恐怖感は従来作品と比較して減少しており、特にマルチプレイでは、今までのシングルモードほどの怖さは感じられないと述べる意見も見受けられました。
マップ環境においては、オブジェクトの過剰な使いまわしが目立ち、環境の魅力を損ない、ゲームプレイの繰り返し感を増幅させる要因になっているとの指摘もありました。
従来のOutlastシリーズの恐怖体験をマルチプレイヤー体験へ見事に適応させている最新作
いずれにせよ『従来のOutlastシリーズの恐怖体験をマルチプレイヤー体験へ見事に適応させている最新作』であるとして、多くのレビュアーが高い評価を付けていました。
息をのむような恐怖と興奮が融合した体験が待ち受けており、特に友達と共に挑むマルチプレイモードは、従来の恐怖ゲームの枠を超え、協力と戦略が求められる新しい試練を提供しているとのこと。
隠れ、逃げ、そして生き延びるためには、機転とチームワークが試されます。マップ上でアイテムを見つけ出して使うことで、プレイのたびに異なるアプローチを試すことの出来る楽しさがあります。
向上したグラフィック、サウンド、そしてフレームレートは、これまでにない没入感を生み出しているようです。
フレンドと一緒に楽しめるホラーゲームを探している方は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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