世界市場、特にヨーロッパ、アフリカ、アジアで多くのモバイルデバイスをリリースしてきたBlackviewは、同社の最新タブレット『Blackview Tab 16』を2023年3月より販売開始しました!
2022年11月に発売された前機種『Blackview Tab 15』は、SIMOインターネット対応と長時間使用できる大容量バッテリーにより、世界中で非常に高い人気を博しました。最新モデルである『Blackview Tab 16』は、10.5インチの前モデルよりも大きな11インチ画面を搭載。「Smart-K クアッドボックススピーカー」が内蔵されているなど、優れたオーディオおよびビデオエンターテイメント体験を提供するタブレットとなっています。
ブランド | Blackview |
モデル名 | Blackview Tab 16 |
カラー | グレー, ブルー, グリーン |
ディスプレイサイズ | 11インチ |
解像度 | 2,000×1,200(FHD+)IPSスクリーン |
リフレッシュレート | 不明 |
OS | DokeOS_P3.0(Android 12ベース) |
CPU | Unisoc T616 オクタコアプロセッサー |
RAM | 8GB LPDDR4X(最大6GBの拡張可能) |
ストレージ | 256GB eMMC 5.1 |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
SIMカード | デュアルnano SIM対応 |
バッテリー容量 | 7,680mAh(18W急速充電) |
スピーカー | Smart-K クアッドボックススピーカー |
搭載カメラ | フロント:8MP リア:13MP |
対応通信規格 | Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac), Bluetooth, GPS LTE 2G Bands: B2/B3/B5/B8 3G Bands: B1/B8 4G Bands: FDD: B1/B3/B7/B8/B20 TDD: B40 |
本体サイズ | 約533g |
本体重量 | 260.11 × 164.71 × 7.95 mm |
11インチの大画面に対して、筐体自体は厚さ7.95mm、本体重量533gという比較的軽量かつコンパクトなサイズに収まっており、外出先へ持ち運ぶ用途にもうってつけです。
8GB RAM & 最大6GB拡張対応、256GBストレージ & 最大1TBのTFカード拡張可能、8MP+13MPカメラ搭載など非常に充実したスペック構成となっており、エンターテイメント、仕事、勉強など幅広い用途に活用できるパフォーマンスを発揮します。
スリム&軽量ボディには7,680mAhの大容量バッテリーが内蔵。最大18時間持続するため、外出時に電力の消耗を心配する必要はありません。
13 MPの背面カメラと 8 MPの前面カメラが搭載されており、記録したいものの写真を撮り、11インチの大型ディスプレイで効率的に情報を閲覧することが可能です。
フロントカメラはAIフェイスアンロックをサポートしており、まばたきだけでロックを解除できます。
Tab 16はUnisoc T616 オクタコアプロセッサーを採用しています。これにより、AnTuTuベンチマークテストで前機種(Tab 15)のUnsoc T610を36,982ポイント上回り、RAM処理速度が17%向上する結果を出しています。学習、オフィス、またはゲーミングにおいてより満足度の高いパフォーマンスを発揮するでしょう。
そして256GBのストレージと、最大14 GBまで拡張可能なRAMを搭載。そして最大1TBまでのTF カード挿入に対応しており、Blackviewタブレットシリーズの中でも実用性抜群の構成となっています
よりスムーズなユーザー エクスペリエンスを確保するために、Tab 16には Android12 ベースの Doke OS _P 3.0 が採用され、デザイン、利便性、およびスムーズさが改善されました。Tab 16には、どのアプリをアクティブに識別するかをアクティブに識別する Low Meminfo Killerプロセスが搭載されます。リソースを使用してアプリごとに優先順位付けされ、応答性の向上が図られます。
ユーザーにPCのような体験を提供するために、Tab 16はPC モードに対応します。ユーザーはビジネスドキュメントの編集、授業ノートの作成、オンラインミーティングの開催などを、PCと同様にスムーズに行うことができるでしょう。
加えて、Tab 16 には3Dステレオ サウンドを提供する「Smart-K クアッドボックススピーカー」と、最高の画質で主要なストリーミング アプリを視聴できる「Widevine L1」が搭載されます。
同時に、ユーザーと企業に十分なセキュリティを提供するために、Tab 16 には SE-Linux が組み込まれます。これにより、デバイスのルート化が効果的に防止され、個人情報を盗もうとするアプリが防止されます。
以上の通り、前機種と比べても全体的に向上を果たした最新Blackviewタブレットとなっています。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物一覧をすべて取り出した様子
内容物一覧
- タブレット本体
- タブレットケース
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- 電源アダプタ
- タッチペン
- ガラス保護フィルム
- カードスロット開閉用ピン
▼タッチペンが付属。タブレットに対し直感的に文字入力やペイント作業を行うことができます。
タブレット本体の外観
▼本体サイズは260.11 × 164.71 × 7.95 mm。シンプルかつスタイリッシュなデザインです。
▼前面中央には8MPのフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
鈍い光沢が見られ、そこそこの高級感もあります。
▼背面には13MPのリアカメラが内蔵。
▼本体重量は約533グラムであり、持ち運びにも適しています。
▼厚みは約7.95ミリと非常に薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
本体インターフェース
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼本体左側面の様子。カードスロット、および2基のスピーカーが内蔵。
▼付属のピンを用いてカードスロットを開き、デュアルnanoSIMカードおよびマイクロSDカードを挿入できます。
▼右側面にもスピーカーが2基内蔵。
▼上部にはType-Cポート、音量調節ボタン、電源ボタンが用意。
▼下部には特に何もありません。
この通り、必要最低限のポート類が用意された、シンプルなインターフェースとなっています。
専用ケースが付属
本製品には専用のタブレットケースが付属しています。
▼装着した様子
タブレットのディスプレイを保護できるだけでなく、スタンドとしても機能するため、デスク上などに立て掛けることが出来ます。
ケースまで同梱されている点は非常に嬉しいですね!
加えてガラス保護フィルムも付属しているため、製品購入後、すぐに外出先などへ持ち運んで利用できる充実のパッケージ内容となっています。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『Blackview Tab 16』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は、AnTuTu Benchmark v10.0.3-OB3で約29.5万点でした!
AnTuTu Benchmark v10.0.3-OB3において、30万点近いスコアを記録!
ウェブサイト閲覧や動画視聴程度であれば、問題なく快適にこなせる性能だと言えます。ゲーミングに関しても、軽めのゲームアプリであれば比較的スムーズに遊ぶことが出来るでしょう。
実際に使用した感想
それでは、実際に『Blackview Tab 16』を使用した感想について紹介していきます。
一般的なタブレット用途は快適にこなせる性能
タブレットを様々な用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれます。
▼FHD+解像度ディスプレイのおかげで、小さな文字まで明瞭に描画されて見やすいです。
表示速度はWi-Fiの通信品質に依存するものの、他の格安タブレットと比較しても、ページが表示される(読み込まれる)速度が体感的にも圧倒的に早いです。
どんな重いページでもキビキビと瞬時に遷移してくれるため、ストレスのないウェブブラウジングを楽しむことが可能です。
続いて、YouTubeやネットフリックス、ニコニコ動画などで動画を視聴してみました。
果として最高画質設定で映像を再生した場合でも、スムーズに動画を再生することが出来ました。
最高画質設定でも再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、安定した再生が可能。
発色も良く、映像がカラフルで綺麗!実車映画からアニメまで、満足度の高い視聴体験を楽しめました。
また、Widevine L1サポートのおかげで、Disney+、Amazon Prime Video、そしてHuluなどのオンデマンド配信サービスでも高画質設定でコンテンツを楽しむことができます。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵のタブレット用途を快適にこなせるだけの性能となっています。
趣味目的だけでなく、リモートワークやオンライン授業、ウェブ会議用などあらゆる作業に対して快適にタブレットを利用できるでしょう!
PCモードに対応
本製品はPCモードを搭載しており、PCのようなユーザーインターフェースで作業を行うことも出来ます。
▼Windowsのようなインターフェースでタブレットを使用可能。
PCモードと通常のタブレットモードとをうまく使い分けることで、作業の生産性が大幅に向上するでしょう。
そこそこ優れたスピーカー品質
本製品には上述した通り、左右に計4基のスピーカー「Smart-K クアッドボックススピーカー」が内蔵されています。
実際にいくつかの音楽を再生してみましたが、クリアで品質の高いサウンドを楽しむことが出来ました。
特に中~高音域に関してはかなり綺麗に響き渡ります。
低音こそやや響きが弱めなものの、計4基のスピーカーから出力される音圧は十分高く、音の出力方向が左右に分かれているため、映画視聴時やゲームプレイ時にも迫力のある立体的な音を楽しむことが出来ました。
この価格帯でこれだけの音質を実現出来ている点には、正直驚かされました。
満足度の高い映像・音楽視聴が可能でしょう。
実用的なカメラ性能
また、前後のカメラ性能について確認してみました。
まずは前面(フロント)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
画質は実にクリアで明るく、人物の輪郭から表情、背景にいたるまで明瞭に映し出すことができていました。カメラを大きく動かしても気になる残像は発生しません。
続いて背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
リアカメラに関しても品質の高い写真を撮影することが出来ました。
遠景撮影時には遠くの建物までクリアに映し出すことが出来ており、近景撮影時には葉の表面の葉脈に至るまで、詳細に撮影できていました。肉眼で見た場合に近い色合いを表現できています。
以上の通り、リア・フロントともに優れたカメラ性能であると言えます。
ウェブ会議やオンライン授業にはもちろん、旅行時などの記念撮影用端末としてもそこそこ活躍できるでしょう。
付属タッチペンで直感的な入力が可能
本製品にはタッチペンが付属しています。
タッチペンを利用することで、タブレット上のお絵かきアプリなどへ直接書き込んだり、メモ帳アプリに手書き調のメモを残すことができます。
タッチペンの感度や入力精度は最低限レベルですが、普段紙に描いている場合と同様の、直感的な感覚でメモ書きを行うことができました。
タブレットをちょっとしたペンタブとして利用したい場合にも役立つでしょう。
ゲーミング性能について確認
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで、フレーム設定は "高" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼HD画質プレイ時。光や影の表現が美しく、遠くの景色もクリアに描画されます。
▼発色も良好。大きめの画面で遠方まで索敵しやすいです。
素早く動いたり視点移動を行った場合にも描画遅延や酔いを感じることが無く、終始快適なゲームプレイが可能でした。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト』(旧マイクラPE)プレイ時について。
ワールドを作成した入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで瞬時に読み込まれます。
▼負荷の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきなどは一切感じられません。
たくさんのMOD(アドオン)を導入してマイクラPEをバリバリ遊びたい方や、友達と一緒にマルチサーバーで遊びたい場合でも、問題なく快適に動作するでしょう。
『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
『原神』はかなり重めのゲームアプリであり、下手なスマホ・タブレットでは起動すらできません。
『Oscal Pad 13』では画質設定がデフォルトで "最低" に設定されていました。
▼最低画質設定では、支障なくヌルヌルと操作できます。
▼画質設定を "低" に上げるとデバイス負荷が "やや高い" となりますが、この状態でもフレームレート低下をほとんど感じることなくプレイすることが可能でした。
▼ただ、流石に "中" 以上に上げるとフレームレート低下が顕著に発生し、お世辞にも快適なパフォーマンスとは言えません。
▼画質を "低" に設定したときの様子。十分に綺麗なグラフィックで原神の世界を冒険できます。
このように『原神』クラスのゲームアプリでも、画質設定をある程度落とすことで、比較的スムーズにプレイすることが可能でした。
長持ちする大容量バッテリー
本製品は7,680mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。
実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみましたが、3日間ほど(計20時間ほど)は充電なしでも利用し続けることが可能でした。
外出先に持参しても、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつと思います。
また、18W急速充電に対応しているおかげで、わずかな充電時間であっという間にバッテリーを回復することが可能です。
全体的にバランスの取れた、汎用性の高いAndroidタブレット
今回紹介した『Blackview Tab 16』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 軽量かつ薄型の筐体デザイン
- 充実したパッケージ内容
- 実用的な性能
- PCモード対応
- 発色が良好なFHD+ディスプレイ
- 優れた音質のクアッドスピーカー
- 実用的なカメラ性能
- 長持ちする大容量バッテリー
悪かった点
- タッチペンは最低限の性能
以上の通り、実用的な性能と充実のパッケージ内容を兼ね備えた製品となっています。
基礎性能が優れており、大抵のタブレット作業を快適にこなすことが出来るほか、軽めのゲームアプリであれば比較的スムーズに遊ぶことが出来ました。全体的にバランスの取れた、汎用性の高いAndroidタブレットだと言えます。
タッチペンが付属しており、タブレットへ直感的にメモ書きする場合などにも役立ちます。PCモードもうまく使いこなすことで、作業効率を向上させることが出来るでしょう。
FHD+解像度のディスプレイで描画される映像は美しく滑らかであり、内蔵スピーカーの質も優れているため、動画視聴目的にタブレットを探している方にもうってつけです。
大容量バッテリーも長持ちするため、外出先での利用を前提にタブレットを探している方にもオススメできるでしょう。
何より、タブレットケース、ガラス保護フィルム、タッチペンが付属する充実したパッケージ内容が魅力的です。製品購入後、すぐに本格利用を開始できます。これだけ充実したパッケージ内容にもかかわらず、Amazonではクーポン割引込みで2万円台というお得な価格での購入が可能となっています。
リーズナブルな価格で使い物になるタブレットを探している方は、ぜひ本製品を検討されてはいかがでしょうか!
▼こちらの記事もオススメ!
-
『Blackview Tab 11 WiFi』レビュー!PCモード対応、タッチペン付属の実用的なAndroidタブレット
革新的なスマート デバイスブランドとして有名なBlackviewは、これまで数多くのスマートフォン、タブレット等の端末をリリースし、人々の生活を支えてきました。 世界中のユーザーのニーズを更に満たすた ...
続きを見る
-
『Blackview Tab 13』レビュー!同価格帯では最もオススメできるAndroidタブレット
世界市場、特にヨーロッパ、アフリカ、アジアで多くのモバイルデバイスをリリースしてきたBlackviewは、同社の最新タブレット『Blackview Tab 13』を2022年8月22日(月)より販売開 ...
続きを見る