世界向けに数多くのタブレット端末をリリースしてきたAlldocube社は、子供向けのキッズタブレットとして『ALLDOCUBE KIZPAD PRO』を販売しています!
幼児から小学生あたりまでの子供向けの遊び・知育アプリやツールが豊富にプリインストールされており、タブレット本体を柔らかな素材で造られた耐衝撃ケースで保護。ペアレンタルコントロール機能も完備するなど、子供向けにタブレットを用意してあげたいと考えている方には、まさにうってつけのモデルとなっています!
今回、メーカー様より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!
ブランド | Alldocube |
モデル名 | Alldocube kizpad |
ディスプレイサイズ | 8.4インチ IPS |
解像度 | 1920×1200(FHD+) |
OS | Android 13 |
CPU(SoC) | UNISOC T606 オクタコアプロセッサー |
RAM | 4GB(8GBの仮想RAM拡張に対応) |
ストレージ | 64GB UFS2.1 |
マイクロSDカード | 対応(最大512GBまで拡張可能) |
SIMカード | デュアルnano SIMカード対応 |
対応通信規格 | Bluetooth 5.0, GPS, 2.4G/5G デュアルバンドWiFi(802.11 ac/a/b/g/n), 4G LTE |
対応バンド | GSM: B2/3/5/8 WCDMA: B1/2/5/8 FDD: B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB TDD: B38/40/41 |
搭載カメラ | フロントカメラ:5メガピクセル リアカメラ:5メガピクセル |
スピーカー | 内蔵 |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
本体サイズ | 202.7×126×7.5mm |
本体重量 | 約292g |
今回紹介する『ALLDOCUBE KIZPAD PRO』は、子供向けの機能が豊富に用意されたキッズタブレットです。
子供向けの遊び・知育アプリやツールが豊富にプリインストールされているほか、キッズショップでゲーム・学習・図書関連のアプリをダウンロードすることも可能です。
▼パッケージにはARアプリ用動物カード集も付属しており、知育教材としても優秀です。
タブレット本体を軽量で柔らかいシリコン製のケースが覆っており、安全な材質で衝撃にも強く、子供が乱暴に扱っても壊れづらくなっています。なお、ケースはスタンドとしても機能します。
▼付属のショルダーストラップを装着することで持ち運び時にも便利に!
ペアレンタルコントロール機能も完備されており、親が子供のアクセス範囲を制限することもできます。
8.4インチIPSディスプレイを搭載しており、解像度は1920×1200(FHD+)に対応。Widevine L1をサポートしているため、ネットフリックスやHulu、Amazonプライムビデオなどの配信サービスにおいても高解像度設定の映像を楽しめます。
タブレット自体は「AllDOCUBE iPlay 50 mini」をベースとしているため、CPU(Soc)には「UNISOC T606 オクタコアプロセッサー」を採用、RAMは最大12GBまでの拡張が可能であり、キッズタブレットとは言え基礎性能自体がそこそこ優れています。
ストレージには64GBを用意しているうえ、マイクロSDカードの挿入で最大512GBの拡張が可能。大人でも十分に使い倒せる性能のモデルとなっています。
▼デュアルnanoSIMカードの挿入にも対応。外出先で4G LTE通信を楽しめます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- 電源アダプタ
- SIMカードピン
- スタンド付き保護ケース
- タッチペン
- ホルダーストラップ
- ARアプリ用動物カード集
▼ショルダーストラップが付属しており、タブレットケースに装着することで、肩掛けして持ち運べるようになります。
▼動物イラストと英語名が記載されたARアプリ用動物カード集が付属。
タブレット本体の外観
▼タブレットの外観。購入時点で保護ケースに入っています。
▼正面上部には5MPフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には5MPのリアカメラを内蔵。
▼ケース背面にはタッチペンが収められています。
シリコン製の保護ケースは非常に軽く、取っ手が付いているので持ち運びにも便利です。柔らかい素材のため落としても床やタブレット本体にキズが付くことは無いでしょう。また、無害な素材で造られているため、子供が舐めても安心です。
またケースの手持ち部分を折り曲げることで、即席スタンドとしても機能します。
また、下画像のように画面を下向きに設置することで、タッチペンを使用するのに最適な形態となります。
そして保護ケースを外すと、一般的な8.4インチタブレットが現れます。
▼ケースを外すのはやや困難でした。
このようにタブレット本体を取り出して、一般的なタブレット用途に利用することも可能となっています。
本体インターフェース
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼本体上部にはType-Cポートが用意。
▼下部にはスピーカー穴が空いています。
▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタンが用意されているほか、上述したようにタッチペンを収めるためのスペースが用意されています。
▼また、保護ケースを外すと、左側面に3.5mmオーディオジャックとカードスロットを確認できます。
▼ピンでスロットを開き、デュアルnanoSIMカードもしくはマイクロSDカードを挿入可能。
この通り、必要最低限のポート類が用意された、シンプルなインターフェースとなっています。
AnTuTuベンチマークスコア結果
『ALLDOCUBE KIZPAD PRO』の AnTuTuベンチマークスコア を計測してみました。
AnTuTuベンチマークとは?
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの性能を測るための、標準的なベンチマークのこと。
結果は 約23.2万点 でした!
キッズタブレットとしては、十分に優れたスコアを記録できていると言えます。
ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なタブレット用途は問題なくこなせる性能を擁しています。
実際に使用した感想
それでは、『ALLDOCUBE KIZPAD PRO』を実際に使用した感想について紹介していきます。
一般的なタブレット用途は快適
一般的なタブレット用途に利用した際のパフォーマンスを確認してみました。
まずはブラウザアプリを用いて複数のウェブサイトを閲覧してみましたが、いずれの場合もスムーズかつ迅速にページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもスピーディーに読み込まれます。
▼1920 x 1200(FHD+)高解像度ディスプレイのおかげで、細かな文字まで鮮明に読み取ることが出来ます。
ページスクロール時に読込遅延やラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、高画質設定の動画をスムーズに再生できます。
ディスプレイの発色もカラフルで、実写映画からアニメまで、深みのある色合いで楽しむことが出来ました。
また、WidevineもL1サポートとなっており、HuluやAmazon Primeビデオなどで高画質設定の映像を楽しめます。
このように、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なタブレット用途は快適にこなせるだけの性能です。
子供向けのキッズタブレットとは言え、ベースは「AllDOCUBE iPlay 50 mini」であるため、大人でも十分に使い倒せるスペックの高さとなっています!
スピーカー品質はイマイチ
続いて、音楽を再生した際の "サウンド(スピーカー)品質" についても確認してみました。
正直、スピーカーの品質は優れているとは言い難く、音の明瞭さが足りていないと感じられました。スピーカー穴が下部にしか用意されていないため、音に立体感が欠けています。また中~高音域の解像度に欠けており、低音に関してはほとんど潰れてしまっていました。
映画やアニメ視聴時にセリフを聞き取る分には問題ありませんが、満足度の高い音楽・映像視聴を楽しみたいのであれば、別途イヤホン等の使用をオススメします。
子供向けのアプリが充実
タブレットには、初めから子供向けのアプリが多数プリインストールされています。
▼初起動時のタブレット画面
キッズ向けアプリを選択すると、専用インターフェースが立ち上がります。
▼キッズ向け専用画面。
ここから、遊び用のアプリから知育ツールまで、バリエーション豊かなアクティビティを楽しめます。
▼幼児の知育に関するアプリも豊富に揃っています。
付属のタッチペンを利用して、直感的に操作を楽しめます。難しい語句や操作を要求されることは一切なく、簡単なアイコン等のみでインターフェースが構成されているため、この手のタブレットに初めて触れる子供でも問題なく楽しめるでしょう。
▼早期教育用のツールも豊富に揃っています。
単なる子供の遊び道具としてだけでなく、早期の幼児学習用ツールとしても役立つでしょう!
ペアレンタルコントロール機能も完備
また、本製品にはペアレンタルコントロール機能も完備されており、親が子供の操作範囲・利用できる機能に制限をかけることができます。
▼細かなペアレンタルコントロール設定が可能。
▼ペアレンタルコントロールを解除するためにはパスワード入力が必要となるため、子供が勝手に解除してしまうのを防ぐことが出来ます。
通常のAndroidインターフェースと、子供向けインターフェースとは分かれているため、子供が勝手に大人向けアプリを利用して、有害コンテンツに触れてしまうといった事態も防ぐことができるでしょう。
実用的なカメラ品質
続いて、カメラ性能についても確認してみました。
▼フロントカメラで撮影した映像
画質自体はクリアで、人物の輪郭から表情にいたるまで明瞭に映し出すことができていました。
激しく動いた場合も気になるほどの残像は発生しなかったため、ウェブ会議やオンライン授業用としても十分に耐えうる品質であると思います。
続いて、背面(リア)カメラについて。
▼実際に撮影した画像
リアカメラに関しても、クリアな写真を撮影することが出来ていました。
さすがにズーム撮影時には輪郭がぼやけてしまいますが、近距離・中距離であれば十分にクリアな写真を撮影できます。
記念撮影カメラとしては心もとない品質ですが、単なる映像記録用としては問題なく活用できるレベルとなっています。
ゲームアプリも設定次第でスムーズにプレイ可能
最後に、いくつかゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認してみました。
『PUBG』プレイ時
まずはオンラインバトルロワイヤルゲーム『PUBG』プレイ時について。
▼グラフィック品質は "HD" まで設定可能でした。
実際にいくつか試合に参加してみましたが、プレイヤーの密集する場所などでもカクつきを感じることはなく、全体的に快適なゲームプレイが可能でした。
▼HD画質プレイ時。遠くの景色までクリアに描画されます。
激しく動き回ったり視点移動した場合でも、フレームレート低下やラグを感じることはありませんでした。
▼『PUBG』に関しては、終始安定したパフォーマンスでゲームを楽しむことが出来ました。
『マインクラフト』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト』(旧マインクラフトPE)について。
実際にワールドを作成して入ってみましたが、こちらも『PUBG』の場合と同様、スムーズで快適にプレイすることが出来ました。
▼遠くのチャンクまで素早く読み込まれます。
▼処理の重めなチャンクを歩き回っても、気になるカクつきは感じられませんでした。
『原神』プレイ時
そして最後に、激重ゲームとしても有名な『原神』をプレイしてみました。
▼グラフィック設定はデフォルトで "最低" に設定されており、動作はスムーズでした。
▼設定を "低" にすると負荷が上がり、プレイ中にややカクつきを感じるようになります。
▼設定を "中" 以上に上げるとさすがにフレームレート低下が顕著に発生し、お世辞にも快適なゲームプレイとは言えませんでした。
最低~低画質以下に設定を抑えれば、原神クラスの劇重ゲームアプリでも遊ぶことが可能でした。
▼多少の画質の粗さは見受けられるものの、原神の広大な世界を冒険できる!
▼カクつきを感じることはありますが、ゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではありませんでした。
以上の通り、原神クラスの激重ゲームアプリでも、画質設定を抑えることである程度スムーズに遊ぶことが可能でした。
バッテリーの持ちは7~8時間程度
本製品は4,000mAhのバッテリーを搭載しています。
ウェブサイト閲覧や動画視聴などで普通にタブレットをぶんには、7~8時間程度の連続使用が可能でした。
子供向けアプリなどを使用する場合でも、6時間程度は連続して使えるでしょう。
外出先に持参しても、安心して長時間利用できるようになっています。
子供向けかと思いきや、大人でも十分に使い倒せるAndroidタブレット
今回紹介した『ALLDOCUBE KIZPAD PRO』について、特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 柔らかくて持ちやすい保護ケースが付属
- スタンド機能も兼ねた保護ケース
- タッチペンが付属
- ケースを取り外し、一般的なタブレットとしても利用可能
- リーズナブルな価格
- Widevine L1サポート
- 子供向けアプリが充実
- ペアレンタルコントロール機能も完備
- 一般的なタブレット用途もスムーズ
- 設定次第では原神レベルのゲームアプリもある程度快適に遊べる
悪かった点
- スピーカー性能はイマイチ
以上の通り、子供向けかと思いきや、大人でも十分に使い倒せるAndroidタブレットとなっています。
「AllDOCUBE iPlay 50 mini」ベースのタブレットを保護ケースで包んでいるだけのため、性能はそこそこ優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴、ゲームアプリまで快適に動作しました。
子供向けアプリが非常に充実しており、遊び用のアプリから知育ツールまで、バリエーション豊かなアクティビティを楽しめます。付属のタッチペンを利用して、直感的に操作を楽しめます。難しい語句や操作を要求されることは一切なく、簡単なアイコン等のみでインターフェースが構成されているため、この手のタブレットに初めて触れる子供でも問題なく楽しめるでしょう。
ペアレンタルコントロール機能も完備されており、親が子供の操作範囲・利用できる機能に制限をかけることができます。通常のAndroidインターフェースと、子供向けインターフェースとは分かれているため、子供が勝手に大人向けアプリを利用して、有害コンテンツに触れてしまうといった事態も防ぐことができるでしょう。
子供が小さなうちは知育用キッズタブレットとして、ある程度大きく育ったらケースを取り外し、普通のタブレットとして使わせてあげる、といった利用方法も可能な、汎用性に優れたモデルとなっています。
子供向けのタブレットを探している方には、是非オススメしたい一品です!
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