日本では2019年9月20日(金)公開の洋画『アド・アストラ』(原題:Ad Astra)。
『セブン』や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』など多数の有名な作品を演じたブラッド・ピッドが主演を務めるSFスリラー映画となっています。監督はジェームズ・グレイ氏。
監督 | ジェームズ・グレイ |
ジャンル | SF・スリラー |
配給会社 | 20世紀フォックス |
公開日 | 北米:2018年9月20日(金) 日本:2019年9月20日(金) |
主な出演者 | ブラッド・ピット ルース・ネッガ ジェイミー・ケネディ ドナルド・サザーランド トミー・リー・ジョーンズ |
上映時間 | 124分 |
あらすじ:
ブラッド・ピットが宇宙飛行士に扮し、トミー・リー・ジョーンズと父子役で共演した主演作。
広大な宇宙を舞台に、太陽系の彼方に消えた父の謎を追う姿を描く。地球外生命体の探求に人生をささげ、宇宙で活躍する父の姿を見て育ったロイは、自身も宇宙で働く仕事を選ぶ。しかし、その父は地球外生命体の探索に旅立ってから16年後、地球から46億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明となってしまう。時が流れ、エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。
さらに、尊敬する父が太陽系を滅ぼしかねねない「リマ計画」にかかわっているという。危険な実験を抱えたまま姿を消した父を捜すため、ロイも宇宙へと旅立つが……。
宇宙飛行士に扮したブラピが、父親の関わっていた謎の計画について明らかにしていく、スリリングなSF映画となっています。
なお父親役は、その缶コーヒーの『BOSS』のCMでおなじみのトミー・リー・ジョーンズが演じており、意図してかまさにピッタリの配役となっています!
そんな本作『アド・アストラ』について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
今回は本作について、現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Total Film -アカデミー賞にふさわしい傑作SF映画
Score:100点
美しく大胆な映画となっていますが、特に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に引き続きブラッド・ピットの演技が素晴らしい。
本作はピットのキャリアの中でも最高の傑作でありアカデミー主演男優賞を受賞するのでは?
the WARP -素晴らしいキャスティング
Score:90点
EMPIRE -非常にリアルな宇宙の描写
Score:80点
宇宙SFジャンルの映画はすでに飽和しています。
しかしジェームズ・グレイ監督が『これまでで最もリアルな宇宙の描写』と謳っていた通り、この映画は非常に美しく、芸術的な天体のフレーミング、シームレスな視覚効果、そして実際の天体写真を利用している部分もあり、他に比べてすべてがリアルに見えます。
Hollywood reporter -印象的な光景に満ちた映画
Score:70点
総合評価(トータルスコア)
総合Score:86点
GOODな点
- ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズらベテラン俳優の素晴らしい演技
- 美しく、印象的なシーンの数々
- リアルな宇宙描写
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
『インターステラー』や『ゼロ・グラビティ』、『インターステラー』といった宇宙SFジャンルの映画はここ数年で非常に多く作られてきており、もはや飽和したジャンルと思われています。
しかしそれでも本作は、宇宙の描写が従来の映画に比べ非常にリアルになっており、美しく印象的なシーンが多く、視聴者にマンネリを感じさせない映画となっています。
また、当サイトでも以前紹介した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に引き続き、ブラッド・ピットの演技は多方面から絶賛されており、55歳になった今でもキャリアの衰えを感じさせない、むしろ俳優としてのピークを迎えているのではないかと思うほどの活躍をしているようです。
私も最初は『また宇宙映画か...』と思っていましたが、レビューを見るにつれて映画館に足を運びたくなりました。皆さんも公開されたら是非観に行ってみてはいかがでしょうか!