日本国内では2019年10月4日(金)公開の洋画『ジョン・ウィック:パラベラム』(原題:John Wick: Chapter 3 - Parabellum)。
キアヌ・リーヴス主演のガンアクション映画であり、今作がシリーズの第3作目となります。
監督は前2作に引き続きチャド・スタエルスキ氏。ちなみに日本人ヤクザ役として、真田広之氏も出演します。
監督 | チャド・スタエルスキ |
ジャンル | アクション |
配給会社 | ライオンズゲート ポニーキャニオン |
公開日 | 北米:2019年5月17日(金) 日本:2019年10月4日(金) |
主な出演者 | キアヌ・リーヴス ハル・ベリー ローレンス・フィッシュバーン マーク・ダカスコス エイジア・ケイト・ディロン(英語版) ランス・レディック アンジェリカ・ヒューストン イアン・マクシェーン |
上映時間 | 131分 |
あらすじ:殺し屋たちが集う「コンチネンタル・ホテル」でルール違反の殺しを犯し、懸賞金1400万ドルをかけられている凄腕の殺し屋ジョン・ウィックは命を狙われる。
ジョンの身にかけられた懸賞金を狙う全世界の殺し屋たちとホテルの2つから襲撃を受けることになったジョンは、ニューヨークからの逃亡を図る。
前作でコンチネンタルホテルのルールを犯したジョンが、懸賞金1,400万ドルをかけられ世界中の凄腕殺し屋たちから命を狙われるハメになったため、ジョンの右腕となる暗殺者 "ソフィア" の手を借りつつ敵の魔の手を逃れる展開となっています。
ジョンウィックシリーズは、襲い来る敵を次から次へと打倒していく爽快感と、キアヌのキレッキレで迫力のあるガンアクションが話題となり、現在ではキアヌの代表作と言われるほど、世界中で人気を博しています。
大きな期待のかかったジョンウィック3について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
今回は『ジョン・ウィック:パラベラム』について、現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
CineVue -キアヌの魅力が完璧に活かされている
Score:100点
キアヌ・リーヴスの自然に緩い感じの魅力が、ジョンウィックの暴力的な面に対して完璧なカウンターを決めており、シリーズをただの残酷でサディスティックな映画とは異なったものにしています。
ジョンウィック3には精密さ・エネルギー・革新性があり、それらが相乗効果を生んで美的な流れを生み出しています。
Arizona Republic -前作に構築された勢いが維持されている
Score:90点
ジョンウィック3では前作で構築された勢いが維持されており、2時間の間、飽きずに映画を見続けることが出来ます。
本作では全てのキャラクターの個性が強くなっており、ガンアクションだけなく、言葉によるスリリングなやりとりも演出されています。
The Observer (UK) -豪華な戦闘シーンの数々で圧倒される
Score:80点
クリスタルの骨格で構成されたガラスの部屋での戦闘シーンは、全く新しいレベルの戦闘を見ることができ、圧倒されます。
一方で、ソフィア(暗殺者:ジョンの右腕)とイヌの戦闘、および銃撃戦については退屈でした。
The Film Stage -ソフィアとイヌの戦闘は退屈
Score:75点
最初は投げナイフやオートバイでの剣技など、容赦のない高レベル戦闘が展開されます。
しかし、ソフィアと戦闘犬が出てきた後の戦闘は、序盤の激しさに比べるとなんだか普通のものに感じてガッカリしてしまいます。
Washington Post -芸術的な暴力行為
Score:75点
ジョンウィック3では、暴力行為(戦闘)が芸術的に高まっており、バレエのように抽象的な動きの形となってとても楽しい。
ウィック映画はストーリーよりもアクション性を高く評価されており、今作でも眼窩を刺され、馬に頭を蹴られ、シェパードに股を噛みつかれるなど、バリエーションが豊富になったアクションの連続です。
TheWrap -最も楽しめる3作目にキアヌが戻ってきた
Score:68点
TheWrap -砂漠の遠足はアクビが出る
Score:50点
ジョンの相棒であるソフィア役の演技は悪くありませんが、いかんせん彼女が出るシーン(物語のグリッド)が悪い。
とにかく長すぎるサハラ砂漠のシーンは退屈であり、アクビが出る。
また、映画のフィナーレは断続的に壮大ですが、劇場の繁忙期のポップコーン売り場のように銃声が延々と鳴り響き、はっきり言ってただのノイズでしかありません。
総合評価(トータルスコア)
総合Score:73点
GOODな点
- 相変わらず激しくキレッキレなキアヌの戦闘シーン
- キアヌリーヴスが主人公のキャラに見事にマッチしている
- ガンアクションだけでなく、言葉によるスリリングなやり取りも演出
- バラエティ豊富な戦闘
BADな点
- ソフィア(キアヌの右腕:相棒)とイヌの戦闘は退屈
- サハラ砂漠のシーンは長すぎて退屈
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
シリーズ3作目となる『ジョンウィック3:パラベラム』でも、キアヌ・リーヴスの迫真のアクションは高い評価を得ています。さすが猛特訓を重ねただけありますね!
ストーリーの内容についても前2作品で築いてきた勢いを維持し、2時間ずっと飽きずに見ることが出来たというレビュアーも多くいました。
一方で、今作初登場となるジョンの相棒 "ソフィア" が登場した後のシーンは、冗長で退屈なシーンが続き、PVでもチラリと見えている犬との共闘シーンも、いたって普通で目新しさが無い、と不満を述べるレビュアーもいました。
なにはともあれ、今作もアクション映画としては間違いなく洗練されたクオリティの高い作品になっているようなので、キアヌ好きやアクション映画好きであれば是非観てみてはいかがでしょうか!
ちなみに私はキアヌ大好き人間なので、絶対に観ます(゚∀゚)
ちなみに『ジョン・ウィック』シリーズの1・2作目は『NETFLI(ネットフリックス)』で配信されています。