2019年8月29日(木)発売のPS4・Xbox One・PC(Steam)向けアクションRPG『イモータル:アンチェインド(Immortal: Unchained)』。
※日本語に対応しているのはPS4版のみとなっています。
ハードコアな難易度のアクションTPSとなっており、画面レイアウトや暗めの世界観が似ていることから、発表当初から "TPS版ダークソウル" と呼ばれていました。
ハード | PS4・Xbox One・PC(Steam)※Xbox版とPC版は日本語非対応 |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | パッケージ版 6,400円+税 ダウンロード版 6,400円(税込) |
発売日 | 2019年8月29日(木) |
対象年齢 | CERO C(15歳以上対象) |
[insert page='amazon-prime-parts' display='content' class='amazon-prime' inline]
このゲームについて:
三人称視点のハードコアアクションRPG。
激しい銃撃と近接攻撃を組み合わせた、手に汗握る戦闘を体験せよ。
複数に分かれた広大なマップを探検し、迫りくる強敵を制覇して強力な武器を手に入れよう。
最高の装備を探求することが君の使命だ! 挑戦する者はその凄惨な運命に翻弄され、敗れれば全てを失うことになるだろう。
過酷な戦場を生き延びろ。ここには慈悲など、無い。
ゲーム自体はオープンワールドではなく "ステージクリア型" となっており、ステージごとの最終ボスを倒したらステージ間のハブとなる場所(ダクソでいう拠点のような場所)に戻り、次のステージが解放されます。敵を倒した時に手に入る『ビット』を消費してレベルを上げ、筋力や体力など、任意の能力値を挙げることが出来ます。
また、非常にハードコアな難易度となっており、敵が強く、基本的に死んで覚えるスタンスのゲームになっています。まるっきりソウルシリーズを彷彿とさせる内容です。
そのような本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
今回は本作について、現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
God is a Geek -突っ込んでくる敵の恐怖
Score:65点
このゲームの何より恐ろしいことは、弾薬をすぐに撃ち尽くしてしまうため頻繁にリロードを行う必要があるにもかかわらず、敵が隠れたり射撃を止めたりせず、常に突っ込んでくることです。
そのためこちらは敵から逃げまくった先でリロードを行わなければいけません。
ゲーム自体は野心的な取り組みであり、今後に期待したいです。
GOODな点
- 興味深い設定の世界観
- 楽しい戦闘
BADな点
- ゲームパフォーマンスに難あり
- 憂鬱なほど平凡で退屈なオープニングエリア
- 弾薬をあっという間に撃ち尽くすので、何度もリロードしなければならない
- ほぼ遠距離武器しかない
PSX-Sense.nl -完璧なゲームではないが、いくつかの楽しみはある
Score:60点
レベル設計が理不尽だったり、グラフィックはあまりキレイではなかったり、操作性が悪かったりと問題のあるゲームですが、それでも戦闘などに関しては十分な魅力をもったゲームです。
自分の考えた戦略と武器で強敵を打ち負かした時などは、確かな達成感があります。
GOODな点
- 上手くプレイできれば、中々楽しいゲーム体験
- さまざまな武器によって、独自の戦闘スタイルを構築できる
- 敵の手足を攻撃することによってダメージの与え方が異なる
- やりがいのあるゲームプレイ
BADな点
- レベル設計はたまに不公平さを生み出す
- もっさりとした操作感覚
- 急に途切れるロックオン機能
- いくつかのグラフィックの欠陥
4Players.de -無慈悲な難易度
Score:59点
Toadman Interactive(開発元)は無慈悲な冒険を提供しています。最初のボスでさえ、少しでも集中力を欠いたり、ローリングし損ねた(もしくは早すぎた)だけで吹き飛ばされ即死します。
また、スキルの向上や武器・防具を強化してもステータスに反映される部分が小さく、あまり達成感を感じません。
難易度が高いわりに得られるものが小さいのでフラストレーションが溜まります。
GOODな点
- 武器のアップグレード要素
- 独創的な世界観
BADな点
- 理不尽な難易度
- 個性も何も感じられない拠点NPC
- 魅力のないボス戦
Multiplayer.it -あらゆる点で平凡
Score:50点
基本的に本作は全て "平凡" なゲームです。武器の種類は多いものの単調な戦闘が続き、マップもジャングルや凍った土地、未来的な建造物など様々な場所が用意されていますが、特にこれといってすごいものはありません。
しかし、アップグレード要素やゲーム世界の背景が書かれている古代文書の発見など、探索自体は楽しいものがあります。
GOODな点
- ジャンルに合ったレベル設計
- アップグレード要素、古代文書などの探索
BADな点
- 欠陥のある戦闘システム
- 単調な雑魚敵とボス
- 全ての点で "平凡"
XGN -致命的なボス戦
Score:50点
ボスのAI設計には多くのミスがあり、エリアに入る前にボスを倒せてしまったことが2回ありました。
また、自分自身を爆破するボス、何もしていないのに体力が60%から一気に0%になったボスもいます。
正常なボスでもパターンされつかめてしまえばあっさり終了します。
ラスボスにいたっては20秒くらいで終了しました。ソフト代に見合うゲームにするためには多くの手直し作業が必要でしょう。
GOODな点
- 面白い世界観
- 使いやすいインターフェース
- 多彩なコンセプト
BADな点
- 大量の技術的欠陥(バグ)
- (レベル)バランスが悪い
- 刺激的なマップはほとんどない
- ザコ敵よりも弱いボス
- テクスチャの貼り遅れ
Trusted Reviews -ダクソのイライラする部分だけを残したゲーム
Score:40点
ダークソウルがなぜ人気かというと、基礎となる戦闘システムが非常に良く設計されているため、イライラする部分も許容できるからです。
しかし本作ではそれが取り除かれ、残っているのはフラストレーションの溜まる単調な戦闘だけです。
そして一番の問題は、たびたび敵をテレポートさせたり弾を壁貫通させる無数のバグの存在です。
GOODな点
- 素敵な世界観とワールド
- 一部のボスは面白い
- 切断アクションはかっこいい
BADな点
- 頭の悪い敵AI
- バグの数々
- ダクソのように、難しさに見合う楽しさが無い
GameCritics -バランスが全く考えられていない、理不尽なむずかしさ
Score:15点
イモータル(不滅)と言うからにはタフであるはずですよね?しかし本作はダクソ並みの難易度を引き出そうとして、多くの点で誤解しています。
主人公は敵の攻撃を受けると地面に倒れ込みます。そして立ち上がる前に敵の連続攻撃によって瞬殺されるので、1ヒット = 即死となり、全くイモータルではありません。
その他、自爆テロの大群、回復しまくるボス、テレポートする敵(バグ?)など、このゲームは理不尽で満ち溢れています。
GOODな点
- いくつかのビジュアルデザインは良い
BADな点
- 敵の理不尽な強さと攻撃
- 照準感度の微調整ができない
- 全く信頼できないロックオンシステム(狙いたい敵・箇所を狙えない)
- 全てが同じ場所のように見える、迷路のようなマップ
総合評価(トータルスコア)
Score:49点
GOODな点
- 興味深い世界観
- 一部のボスとの戦闘は楽しい
- 武器が多く、独自の戦闘スタイルを構築できる
- やりがいのある難易度
- マップ上の収集要素
BADな点
- 無数のバグ
- 理不尽な難易度
- 敵AIの頭の弱さ
- 難しさに見合った達成感が無い
- 単調な戦闘
- 全く信頼できないロックオンシステム(狙いたい敵・箇所を狙えない)
- 全てが同じ場所のように見える、迷路のようなマップ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
TPS版ダークソウルとして期待されていた本作ですが、中々辛口の意見が噴出していました。(レビューを読んでいて中々面白かったです)
まず本作のウリである "ハードコアな難易度" が、ただ理不尽に難しくしただけであって、全く爽快感や達成感を感じない点が挙げられています。かと思ったらボスのAIは頭が悪く、勝手に自滅したり(バグ?)、スキだらけで一瞬で倒せてしまったりするようです。
また、敵がワープしたり、弾が壁をすり抜けるバグが多数報告されていますが、これらは後々のパッチで修正予定だと公式がアナウンスしています。
色々とレビュアーの不満点が噴出した本作ですが、独特な世界観は興味をそそられたり、一部の不具合に目をつむれば重火器を乱射しまくる戦闘も楽しかったりと良い点もあるようなので、気になる方は一度プレイしてみても良いかもしれませんね(゚∀゚)
[insert page='amazon-prime-parts' display='content' class='amazon-prime' inline]