2023年2月10日(金)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けオープンワールド・アクションRPG『ホグワーツ・レガシー』(Hogwarts Legacy)。
本作は、世界中で非常に大きな人気を博し小説・映画シリーズ『ハリー・ポッター』で初登場した世界を舞台とする、没入感の高いオープンワールド・アクションRPGです。
『ハリー・ポッター』やそのスピンオフ作品『ファンタスティック・ビースト』で描かれた時代よりも古い1800年代の「ホグワーツ魔法魔術学校」を舞台としており、魔法学校での生活を描く作品となっています。
ハード | PS4, PS5, Nintendo Switch, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | Avalanche Software, Portkey Games |
価格 | スタンダードエディション:9,878円(税込) デラックスエディション:10,978円(税込) |
ジャンル | オープンワールド・アクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2023年2月10日(金) |
このゲームについて:
『ホグワーツ・レガシー』は、ハリー・ポッターの小説で初登場した世界を舞台とする、オープンワールド・アクションRPGです。お馴染みの場所や初めて目にする場所を旅して、冒険の途中で魔法動物を発見し、キャラクターのカスタマイズや魔法薬の調合を行い、呪文を習得したり才能をアップグレードしながら、理想の魔法使いを目指しましょう。
舞台は1800年代のホグワーツ。この物語の主人公は、魔法界を引き裂きかねない古代の秘密を解く鍵を握っています。仲間を作り、邪悪な闇の魔法使いと戦い、魔法界の運命を左右しながら、ホグワーツでの生活を堪能しましょう。伝説はあなたによって紡がれます。未知なる歴史を紡ごう。
本作は、『ハリー・ポッター』やそのスピンオフ作品『ファンタスティック・ビースト』で描かれた時代よりも古い1800年代の「ホグワーツ魔法魔術学校」が舞台です。
原作でも描かれていない過去の世界において、プレイヤーはホグワーツ魔法魔術学校の生徒となり、魔法界を巡る冒険を繰り広げていきます。
本作の主人公は、古代魔術の才能を持つ魔法使い見習いとして、ホグワーツで5年生からの寮生活を体験することとなり、やがては魔法界を揺るがすような展開にも巻き込まれていくとのこと。
ホグワーツだけでなく、ホグズミード村、禁じられた森、辺境などのオープンワールドを自由に散策ることも可能。
呪文を習得したり、魔法薬を調合したり、植物を育てたり、魔法動物を手懐けたりと、魔法世界での生活を満喫できるアクティビティの数々も用意されています。
そして、トロール、闇の魔法使い、小鬼との戦いや、魔法界の運命を脅かすあらゆる危険な悪との対決がプレイヤーを待ち受けています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
IGN Portugal -最初から最後まで新鮮な発見に満ち溢れた傑作
Score:100点
本作は、最初から最後まで新鮮な驚きと発見に満ち溢れているオープンワールドRPGです。
広大なホグワーツや周辺環境で構成されたオープンワールドには、至るところに探索要素、謎解き、冒険、サイドクエストなどが用意されており、気が付けば優に60時間以上はプレイし続けてしまうほど密度が濃いです。
ゲームプレイ途中で様々なヒントが用意されているものの、ダンジョン攻略などは基本的に自身の知恵と経験を活かす必要があり、魔法の授業で学んだ内容をしっかり応用するといった、まさに生徒の気分になってプレイすることが出来ました。
登場キャラクター達も魅力的な存在であり、彼ら・彼女らの会話を聞いているだけでも楽しめます。
そしてオープンワールドは季節ごとに全くことなった景色を見せ、30時間プレイした段階でも、再訪する度に新たな発見がありました。
同開発スタジオがリリースした作品の中でも、まさに最高傑作と言えるでしょう。
良かった点
- やるべきことが豊富
- 多様性のある謎解き要素
- 生徒のように学んで応用できる
- 探検しがいのあるホグワーツ城
- 常に新鮮味にあふれたゲームプレイ
- 季節ごとに異なる表情を見せるオープンワールド
悪かった点
- 序盤の展開はややスローペース
TierraGamer -ハリーポッターの世界観をさらに掘り下げることに成功した作品
Score:95点
本作は、ハリーポッターの世界観をただゲームで遊べるようにしただけではなく、魔法界の世界観をより深く掘り下げることに成功した作品だと言えるでしょう。
ホグワーツ城の中は映画や原作小説の描画に沿って、忠実かつ印象的に再現されており、とても広大です。バスルーム、ホール、タワー、ダイニングルーム、リビングルーム、魔法の階段など、ハリーポッターで象徴的だった場所にすべて訪れることが出来ます。
戦闘と探索はいずれも質が高いですが、最も素晴らしいのは、その両方のバランスが非常に良く取れていることです。これにより、ゲームプレイがマンネリ化せず、テンポよく進めることが出来ました。
原作小説や映画シリーズと比較しても、物語の価値は全く劣っていません。ストーリー進行は常に巧妙で、キャラクター達は全員が魅力的な存在に描かれており、ハリーポッターシリーズのコアなファンにとっても気に入る内容となっています。
良かった点
- 非常に興味深く、重要なストーリー
- 主人公の成長が面白い
- 忠実かつ印象的に再現されたホグワーツの環境
- 優れたサウンドトラックの数々
- 戦闘と探索のバランスが素晴らしい
- 広大な魔法界の世界観
悪かった点
- 一度に多くの情報量が飛び込んできて、混乱することもある
- いくつかのパフォーマンス上の問題(オープンワールド上のテクスチャ欠けなど)
Hobby Consolas -ハリーポッターファンにとっての必需品
Score:90点
本作は魔法界の中で生活しているという感覚を完璧に再現している作品であり、ハリーポッターファンにとってまさに必需品だと言えるでしょう。
ホグワーツ城の寮で生活し、教室に行き、講師に会い、友達を作り、冒険をします。プレイしているうちに季節も移り変わっていき、本当に生活している感を醸し出しています。
ホグワーツ城自体も非常に作り込まれていますが、ホグズミード村や禁じられた森、たくさんの小さな村々、城の遺跡、洞窟、ダンジョンなど、城の外のオープンワールドも非常に広大です。初めてプレイした際は、こんなに大きいとは思ってもみませんでした。
メインクエストやサイドクエスト、ミニゲーム、戦闘、試練、ほうきレース、ダンジョン、謎解き、そして多くの収集要素など、本作のコンテンツボリュームは膨大で何十時間でも遊べる内容となっています。
子供時代にハリーポッターの世界に浸った方は、ぜひこの作品で再訪してみてください。
良かった点
- 素晴らしく表現された魔法の世界
- 膨大なコンテンツボリューム
- 優れた戦闘システム
- 質の高いサウンドトラック
- 細部まで作り込まれたホグワーツ城
悪かった点
- RPG要素は貧弱
- オープンワールドの構造は一般的
- クィディッチが遊べない
GameSpew -まさに私たちが待ち望んでいたホグワーツゲーム
Score:80点
本作におけるホグワーツ城と周辺環境は、細部まで非常にこだわって再現されており、ビジュアル(グラフィック)も豪華です。いたるところに隠し要素や収集品、ミニゲーム、サイドクエストなどが用意されているため、探索のし甲斐があります。
ファストトラベル、箒、ヒッポグリフなど、移動手段が複数用意されている点も嬉しいです。広大なオープンワールの移動において、ストレスを感じることはほとんどありませんでした。
戦闘に関しては、多くのスキルを開放して、複数の呪文を連鎖させることが可能になると、爽快感が一気に増します。複数の敵を相手にする場合は難易度が上がってやや面倒ですが、基本的に戦闘は楽しい体験でした。
本作の最大の魅力は、なんといっても映画と同じような場面を自身で追体験できるところでしょう。ウィーズリー家の人物と出会ったり、オリバンダーの店で杖を選ぶなど、映画と同じ体験ができると思わず笑みがこぼれます。
魔法使いとして冒険するのは実に楽しい体験であり、まさに私たちが待ち望んでいたホグワーツゲームです。
良かった点
- ゴージャスなビジュアル
- 細部までこだわって再現されたホグワーツ城と周辺環境
- 魅力的なストーリー
- 複数の移動手段が用意(ファストトラベル、箒、ヒッポグリフ等)
- 映画の内容を追体験できる
- 爽快感のある戦闘
悪かった点
- キャラクターが同じセリフを喋ることが多く、ウンザリする
GamesRadar+ -一般的なアクションRPGと同様の問題を抱えている
Score:70点
本作は、ハリーポッターのような特別な学生ではなく、ホグワーツにおける一般生徒の視点で学生生活を楽しめる貴重な作品です。
複雑に入り組んだ城内を探索して、映画や原作小説で描画されたような場所を見つけるとテンションが上がりますし、季節ごとに異なった装飾が施される城内を眺めているだけでも楽しめます。
戦闘はスピーディかつエキサイティングな体験であり、複数の呪文を組み合わせて敵を打ち負かしたり、強力な呪文で炎上させたときなどは強い爽快感を味わうことが出来るでしょう。
しかし、本作も一般的なアクションRPGの例に漏れず、問題を抱えていることも事実です。
密度の濃いメインストーリーに没頭すればするほど、サイドミッションの内容の薄さが際立ってきます。
また、プレイするにつれて、徐々にアクティビティが単調に感じてきます。膨大なコンテンツボリュームでプレイ時間が長引く弊害とも言えるでしょう。
また、本作には26種類の学習可能な呪文が登場しますが、それらを使い分けるためのボタンが明らかに足りず、操作にかなり手間取ります。このあたりのユーザーエクスペリエンスには改善が必要です。
良かった点
- 広大なオープンワールド
- エキサイティングで爽快な戦闘
- 季節ごとに異なった装飾を楽しめる城内
- ホグワーツの普通の学生気分を味わえる
悪かった点
- サイドミッションの内容は薄い
- プレイするにつれて、アクティビティが単調に感じてくる
- 多くの呪文を使い分ける操作が煩雑
総評:本当にホグワーツの一般生徒になった気分で生活できる、驚きと発見に満ち溢れたハリーポッターゲームの傑作
総合Score:89点
GOODな点
- 細部まで作り込まれた、探検しがいのあるホグワーツ城
- 非常に興味深く、重要なストーリー
- 季節ごとに異なる表情を見せるオープンワールド
- 優れたサウンドトラックの数々
- 膨大なコンテンツボリューム
- エキサイティングで爽快な戦闘
- ホグワーツの普通の学生気分を味わえる
BADな点
- 一度に多くの情報量が飛び込んできて、混乱することもある
- いくつかのパフォーマンス上の問題(オープンワールド上のテクスチャ欠けなど)
- クィディッチが遊べない
- プレイするにつれて、アクティビティが単調に感じてくる
- 多くの呪文を使い分ける操作が煩雑
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ホグワーツ・レガシー』についての海外メディアの感想となります。
常に新しい発見がある広大なオープンワールド
本作では、ホグワーツ城とその周辺環境(禁じられた森、ホグズミード、廃墟、村々、ダンジョン)などから構成された、広大なオープンワールドを、ホグワーツの一般学生の目線で冒険できます。映画では描かれなかった部分までじっくり観察できるため、貴重なゲーム作品だとも評価されていました。
ただ広大なだけでなく、映画や原作小説の描画を基に、忠実かつ印象的に再現されており、いたるところに隠し要素や収集品、ミニゲーム、サイドクエストなどが用意されているため、探索のし甲斐があるとのこと。
サブ要素を含めたコンテンツボリュームは膨大で、やり込めば優に60時間以上は没頭できるようです。
戦闘のクオリティも高く、取得した複数の呪文を組み合わせてコンボを繋いだり、強力な呪文で敵を炎上させたときなどは、非常に強い爽快感が味わえます。
戦闘と探索はいずれも質が高いですが、その両方のバランスが非常に良く取れており、ゲームプレイがマンネリ化せず、終始テンポよく進めることが出来るようです。
クィディッチが遊べない!
一方で多くのレビュアーが、本作でクィディッチがプレイできない点に残念がっていました。せっかくホグワーツでの学生体験を完全に再現できているのに、出来れば肝心のクィディッチも遊べるようにしてほしかったところですね。
また、本作では出来るアクティビティの種類が実に豊富ですが、一度に多くの情報量が飛び込んできて混乱することもあるとのこと。
戦闘では多くの種類の呪文を使えますが、それらをうまく使いこなすにはボタン配置を工夫する必要があり、人によっては苦戦するかもしれないとの指摘も見受けられました。
魔法使いの世界に没頭できる作品
いずれにせよ、『魔法使いの世界に没頭できる作品』であるとして、多くのレビュアーが非常に高い評価を付けていました。
ホグワーツ城の寮で生活し、教室に行き、講師に会い、友達を作り、冒険をします。プレイしているうちに季節も移り変わっていき、本当に城の中で生活している感が味わえるとのこと。
ホグワーツ城の中は映画や原作小説の描画に沿って、忠実かつ印象的に再現されており、とても広大です。バスルーム、ホール、タワー、ダイニングルーム、リビングルーム、魔法の階段など、ハリーポッターで象徴的だった場所にすべて訪れることが出来ます。見知った場所を訪れたときは、ニヤリと出来ること間違いなしです。
グラフィック、サウンドトラックのいずれも質が高く、昨今の大型タイトルと比べても、技術的に引けを取りません。
数十年前にハリーポッター映画を初めて観たときの感動を、この作品で再度思い出してみてはいかがでしょうか!
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