2021年11月19日(金)発売の、PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC向けFPSゲーム『バトルフィールド2042』(Battlefield 2042)略称:BF 2042。
※11月12日(金)よりアーリーアクセス開始
本作は、世界的な人気誇るFPSゲーム『バトルフィールド(BF)』シリーズの最新作です。
本作ではシングルプレイキャンペーンが無くなった分、マルチプレイに特化しており、シリーズ初となる最大128人対戦(PS4・XB1版は最大64人対戦)が可能となっています。
ハード | PS4, PS5, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | EA DICE |
価格 | スタンダードエディション:8,700円(税込) ゴールドエディション:12,000円(税込) アルティメットエディション:14,500円(税込) |
ジャンル | FPS |
プレイ人数 | PS5, XSX|S, PC:最大128人 PS4, XB1:最大64人 |
リリース日 | 2021年11月19日(金) ※11月12日(金)よりアーリーアクセス開始 |
このゲームについて:
「混沌の10年」と呼ばれる世界的な窮地を背景に、「ノン・パトリエイト」(非国家系)、通称「ノーパット」と呼ばれる国家を軸としない人々の巨大なコミュニティが誕生。テクノロジーの進歩により再構築された国家と反発する姿勢を見せた。
そんな中、大国であるアメリカ合衆国とロシアが全面戦争を開始。世界中で戦いが始まる中、両国はかつて軍事および戦闘訓練を受けたノーパットのスペシャリストを戦いに参加させる事を決意。ノーパット達はどちらの勢力につくかを決定し、武器を取る。
今作は、2042年に世界大戦が発生した地球を舞台とした近未来の戦争を体験できるFPSゲームです。
東アジア、中東、大韓民国、シンガポール、エジプト、カタール、南極、フランス領ギアナなど世界中の各地域を再現した広大なマップが登場し、PS5・XSX|S・PC版では最大128人での大規模対戦を楽しむことが出来ます。AIを用いたBOT兵士も新たに導入。
また、これまでに兵科選択で採用されてきたクラス制が廃止された一方で、シリーズ初の要素として、兵科固有の能力をもつ "スペシャリスト" というシステムが実装されました。各スペシャリストはそれぞれが異なった専門技能を持っており、それ以外の装備品はフルカスタマイズして出撃可能となっています。
マルチプレイのゲームルールには、発売時点で『コンクエスト』『ブレークスルー』『ハザードゾーン』が用意されています。
そして戦争のルールを自分たちで好みにカスタマイズして遊ぶことのできる『バトルフィールド・ ポータル』も実装されているなど、新たな楽しみ方が可能な最新作となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
EGM -すべての戦争ゲー好きのための作品
Score:100点
今作では、最大128人での実に大規模でカオスな戦いを楽しむことが出来ます。スペシャリスト制や竜巻など多くの新要素が追加されたおかげで、戦闘にも新鮮さが生まれています。
オープンベータテストで見受けられたバグや不具合、その他プレイしづらかった点は、製品版ではほぼ全て見事に改善されていました。DICEは素晴らしい仕事をしたと思います。
ゲーム発売時点で多くのマップ・モード、そして膨大なアンロック要素が用意されています。目玉要素の1つである『バトルフィールド・ポータル』は、プレイヤーの数だけ可能性を秘めており、想像力さえあればどのような戦場でも創り出すことが可能でしょう。
BFシリーズにおいて新たな進化を遂げたタイトルであり、すべての戦争ゲー好きのための作品であると言えます。
良かった点
- 大規模で作り込まれたマップの数々
- 多くの新鮮味のある新要素
- 膨大なアンロック要素
- 可能性を秘めた『バトルフィールド・ポータル』モード
- カオスで白熱する128人対戦
悪かった点
- 建物の破壊要素が少ない
- 操作に関するいくつかのバグが発生
Digital Trends -何時間でも楽しめるコンテンツ
Score:90点
今作ではシングルモードを廃止した分、マルチプレイコンテンツにかなり注力されており、何十時間でも遊び続けられるコンテンツボリュームとなっています。
従来シリーズ作のシステムをキチンと受け継ぎつつ進化させており、これまで以上に大規模でスケールの大きな戦争を楽しむことが可能です。特にスペシャリスト制度は今までにない戦略性を生み出しており、自身に会ったプレイスタイルを探す過程は夢中になれるでしょう。
そして新要素である『バトルフィールド・ポータル』では、BFBC2やBF3など過去作のコンテンツにアクセスして、戦争の内容を自由にカスタマイズできる高い自由度のあるモードになっており、これはほぼ無限の可能性を秘めていると言えるでしょう。
バトルフィールドファンであれば、絶対に見逃してはならない作品です。
良かった点
- 大規模なスケールと深い戦略性
- 従来シリーズ作のシステムを引き継いで強化
- 多様性のあるコンテンツ
- 新鮮なスペシャリスト制度
- 可能性のあるポータルモード
悪かった点
- ハザードモードはバランスが悪いように感じる
- パフォーマンスが安定しない(バグなど)
Jeuxvideo.com -広大かつ細部まで作り込まれたマップの数々
Score:90点
今作に登場するマップの数々は、ただ広大であるだけでなく、細部まで詳細な作り込みがなされています。そして、それらの場で繰り広げられる最大128人での大戦争は、まさに圧巻の一言です。
今作のグラフィック表現やテクスチャは実に美しく、天候や陰影、草木や建物など、オブジェクトすべてのディテールが細かく設計されており、そのおかげで高い没入感を実現しています。
ビジュアルだけでなく、サウンドデザインも優れており、頭上をヘリが通り過ぎたり、至近距離で爆弾が破裂した際などには、この上ない迫力を感じました。
そして何より、戦闘中のアタッチメントの交換やスペシャリスト制度など、実験的な新要素が多く取り入れられたことにより、BF2042では新鮮味のあるとても楽しい戦闘を楽しめるようになっています。
膨大で質の高いコンテンツを提供する、とても贅沢で楽しい作品です。
良かった点
- 素晴らしいグラフィック
- 膨大なコンテンツ量
- 広大で作り込まれたマップの数々
- 最大128人での大戦争
- ゲームプレイに大きな影響を与える竜巻
- 巨大な可能性を秘めたポータルモード
- 戦略性を求められるハザードゾーンモード
- インパクトのあるサウンドデザイン
悪かった点
- ソロプレイモードがない
- 発売時点において、ポータルモードのカスタマイズ自由度が低い
- まだいくつかのバグが見られる
Checkpoint Gaming -今までのバトルフィールド史上最も戦争に近い体験
Score:80点
今作ではシングルモードが廃止されたほか、スペシャリスト制度の導入、ポータルモードの実装など、実に多くの実験的要素が取り入れられた意欲作となっています。
新要素の数々は実際にうまく機能しています。武器アタッチメントをリアルタイムで変更できる機能は、ユーザーに優れたアクセシビリティを提供しており、ビークルをどこへでも呼び出せるドロップオフ要求機能は、戦闘のテンポを加速させています。
広大なマップはいくつもの印象的な風景を含んでおり、美しいグラフィックで描かれる景色は見ごたえがあります。
そして最大128人で繰り広げられる激しい戦闘は、今までのバトルフィールド史上最も戦争に近い体験であると言えます。
ポータルモードはBFシリーズファンにとってうってつけの機能でしょう。対してハザードゾーンモードは退屈なモードになってしまっていました。
何はともあれ、バグや戦闘バランスが今後改善されれば、シリーズ最高傑作になり得る作品です。
良かった点
- 戦争の疑似体験が可能
- アタッチメントのリアルタイム変更機能
- ビークルをどこでも呼び出せる
- 白熱する大規模対戦
- BFファンにうってつけのポータルモード
- 美しい風景の数々
悪かった点
- マップにはデザインとバランスの問題がある
- ハザードゾーンモードは、その可能性を十分に活かしきれていない
- いくつかのパフォーマンスの問題(フレームレート低下など)
- 天候(竜巻)はそこまで試合に影響を及ぼさない
Stevivor -パフォーマンスやバグなどの問題が散見
Score:45点
今作では、確かにいくつかの優れた新要素が実装されています。
リアルタイムで武器をカスタマイズできる機能や、どこでも車両を呼び出せる機能は、新鮮で楽しい新規要素です。また、ポータルモードも、ユーザーの数だけ楽しみ方を生み出せる可能性を秘めた素晴らしいコンテンツであると言えるでしょう。
一方で、今作のマップは広大すぎて、せっかくの128人対戦であるにもかかわらず、戦闘が空虚に感じるシーンが多々発生します。また、オブジェクトや建物が何もない不毛地帯も多く存在するため、密度が低いようにも感じられました。
目玉要素の1つである天候変化(竜巻など)は、BF4のレボリューションシステムほどの影響力を持っておらず、あまり意味のない要素となってしまっています。
ハザードゾーンモードは、チーム毎のプレイヤーのスキルバランスによって、毎回不均衡な試合となります。明らかに調整不足です。
そして何より、発売時点でも数多くのバグや、パフォーマンスの問題(フレームレート低下など)が存在している点は問題です。
多くの問題を解決するために、DICEはもっと時間が必要だったのではないでしょうか?
良かった点
- 素晴らしい可能性を秘めたポータルモード
- リアルタイムで武器をカスタマイズ可能
- どこでも車両呼び出しが可能
- 見栄えの良いグラフィック
悪かった点
- 射撃の満足度が低い
- マップ上には広すぎてなにも無い不毛なエリアが多々存在する
- 不均衡なバランスのハザードゾーンモード
- パフォーマンスやバグなどの問題が散見
- 過去作の多くの要素が排除
- 天候変化にはそこまでの影響力がない
総評:今までで最も戦争に近い体験を楽しめる、次世代FPSゲーム
総合Score:81点
GOODな点
- 大規模で作り込まれたマップの数々
- カオスで白熱する128人対戦
- 膨大なコンテンツ量
- 可能性を秘めた『バトルフィールド・ポータル』モード
- アタッチメントのリアルタイム変更機能
- どこでも車両呼び出しが可能
- 質の高いグラフィック&サウンド
BADな点
- ハザードモードはバランスが悪いように感じる
- 天候(竜巻)はそこまで試合に影響を及ぼさない
- パフォーマンスやバグなどの問題が散見
- マップ上には広すぎてなにも無い不毛なエリアが多々存在する
- ソロプレイモードがない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『バトルフィールド2042』についての海外メディアの感想となります。
最大128人によるカオスな大規模対戦
広大なマップで繰り広げられる最大128人での大規模対戦は、シリーズで最も戦争に近い白熱した戦闘を楽しむことが出来ます。
いずれもマップも細部まで作り込まれており、見事なグラフィックのおかげで高い没入感と迫力を実現できているとのこと。
アタッチメントのリアルタイム変更機能や、ビークルをどこでも呼び出せる機能などの新規要素が追加されたことで、従来シリーズ作でプレイ中に感じていたストレスも緩和されています。
そして『バトルフィールド・ポータル』モードは多くのカスタマイズ要素が用意されており、プレイヤーの数だけ可能性を秘めたコンテンツであると絶賛されていました。
シングルモードが廃止された一方で、膨大なオンラインコンテンツが用意されており、何時間でも夢中になって遊び続けられる作品となっています。
未だに多くのバグや不具合が散見される
一方で、βテスト時の不具合は数多く改善されたものの、いまだに看過できないバグやパフォーマンスの問題が発生していると報告されていました。
コンクエストやポータルモードは概ね好評な一方で、ハザードゾーンモードに関してはバランス調整不足が指摘されており、一部のレビュアーからは『もう少し改善の時間が必要だったのでは』とも指摘されています。
また、今作の目玉要素の1つである天候変化(竜巻など)は視覚的に楽しいものの、試合自体にそこまでの影響を与える存在ではないため、BF4におけるエボリューションほど魅力的な要素ではないとのこと。
大規模対戦を体験できる戦争ゲーの決定版
いずれにせよ、多くのレビュアーが『今までで最も戦争に近い体験を楽しめる作品』であるとして高い評価を付けています。
広大なマップで繰り広げられる最大128人での対戦は実に迫力があり、高品質なビジュアルとサウンド(SE)のおかげで、高い没入感を楽しむことが出来るとのこと。
そしてポータルモードを含む多くの目新しい要素が実装されたことで、シリーズ経験者でも新鮮な気分で楽しむことが出来ます。
一方、βテストからかなり改善されたものの、いまだにバグやパフォーマンスの問題が報告されています。今後のパッチで改善されることを期待したいですね。
何はともあれ、BFシリーズファンはもちろん、大規模な戦争ゲームを体験したい方にも是非オススメしたい作品です!
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