2021年11月11日(木)発売の、ニンテンドースイッチ向けRPG『真・女神転生V』(メガテン5)。
本作は、日本のみならず世界中でも大きな人気を誇るRPGシリーズ『真・女神転生』(通称:メガテン)のナンバリング最新作です。
シリーズ特有の悪魔交渉・合体など魅力的なゲーム性を引き継いだうえで、最新ハードのパフォーマンスを活かしたハイクオリティな悪魔体験を楽しむことができます。
ハード | Nintendo Switch |
開発元 | アトラス |
価格 | 通常版/8,980円(税込9,878円) 初回限定版/14,800円(税込16,280円) DL版/9,878円 |
ジャンル | ロールプレイング(RPG) |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年11月11日(木) |
このゲームについて:
1992年に一作目『真・女神転生』を発売。ダークな世界観とそれまでのゲームになかったアナーキーなシナリオ、
悪魔や神々を仲間にして戦うといったオリジナリティあふれたシステムで人気を博した本シリーズ。
『ペルソナ』シリーズや『デビルサマナー』シリーズもここから生まれた人気作品だ。
そして2021年、そのナンバリング最新作『真・女神転生V』が発売する。
シリーズ特有の悪魔交渉・合体など魅力的なゲーム性はそのままに、最新ハードを活かしたハイクオリティな映像を融合させた、
今までにない新しい悪魔体験をお届けする。
突然のトンネル崩落事故に巻き込まれた主人公が目を覚ますと、そこは荒廃し砂漠と化した東京。真実を求め進むうち、主人公は世界の未来を賭けた、神と悪魔たちの戦いに身を投じることになります。
本作は従来シリーズ作と同様に、悪魔や神々を仲間にして敵と戦っていきます。悪魔同士を合体させたり、主人公と合体させることでスキルや防御相性を付け替えたり(写せ身)と、育成やロールプレイング体験が可能な作品となっています。
戦闘はシリーズお馴染みのコマンド式ターン制バトルとなっており、仲間と力を合わせてシンプルかつ戦略性の高いバトルを楽しむことができます。
今までに登場した悪魔はもちろん、キャラクターデザイナーの "土居政之" 氏によって新たに描き下ろされた悪魔も複数登場し、その数はおよそ200体以上にものぼります。
選択肢によってストーリー展開やエンディングが変化する分岐システムも用意されているなど、多くの楽しみが詰まったシリーズ最新作となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Gaming Age -非常に楽しくやりがいのあるRPG
Score:100点
本作はプレイするのが実に楽しく、やりがいのある充実したコンテンツを提供してくれる素晴らしいRPG作品となっています。
ダークなストーリーにはしっかりとした深みがあり、最初から最後まで夢中にさせてくれます。
半オープンワールドとも言える広大なワールドマップには、たくさんの収集品・隠しアイテム・強力な敵などが用意されており、隅々まで冒険したくなる楽しさがあります。
そしてこれだけの規模・コンテンツ量にもかかわらず、スイッチの携帯モード・ドッキングモードのいずれにおいても、安定したパフォーマンスでプレイすることができました。
年末年始の連休を過ごすためのゲームとしては、まさにうってつけの作品でしょう。
良かった点
- 深みのあるダークなストーリー
- 探索し甲斐のあるワールドマップ
- 多くの収集品や隠し要素が用意
- 充実したコンテンツ内容
- 安定したパフォーマンス
悪かった点
- 特になし
Vandal -圧倒的なスケール感のワールドマップ
Score:94点
本作におけるグラフィックやアニメーションといった技術面は実にクオリティが高く、キャラクターや悪魔たちのデザインも見事です。
特に冒険の舞台となる荒廃した東京のスケール感は圧倒的であり、隅々まで歩き回って探索しているだけでも楽しいです。素晴らしいサウンドトラックの数々も作中の雰囲気を盛り上げてくれました。
バトルシステムは従来シリーズ作より一層深みが増しており、育成システムにも多様性があってプレイヤーごとにきちんと差別化できるなど、ほぼ完ぺきとも言えるレベルの設計がなされています。
そして何よりコンテンツボリュームは膨大で、普通にクリアを目指すだけでも50~70時間ほど、少しやり込もうと思えば100時間を優に超えるほど夢中になることができるでしょう。
やりごたえのあるRPG作品を探しているのであれば、まさに必需品と言える作品です。
良かった点
- 圧倒的なスケール感のワールドマップ
- 巧妙に設計された戦闘&育成システム
- 優れたストーリー
- 幅広い難易度オプション
- 十分なコンテンツボリューム
- 素晴らしいサウンドトラック
悪かった点
- たまにフレームレート低下が発生
- ドッキングモード時には解像度が落ちる
Screen Rant -これまでのシリーズ作品の頂点
Score:90点
今作はシリーズファンの期待を超えるクオリティに仕上がっており、間違いなくシリーズの中でも頂点に君臨する作品でしょう。
コンテンツ量は膨大であり、サイドクエストをすべて無視したとしても、クリアまで45~50時間ほど費やす必要があります。
巧妙に設計されたオープンワールドマップには多くの収集品や宝物、そして仲間にできる悪魔たちが存在しており、探索するのが楽しい活気に満ちた場所となっています。
新たな仲間を迎えるのは実に楽しい体験であり、戦闘や育成に関するカスタマイズ要素も豊富に用意されているため、バトルが単調に感じることを防いでくれます。
今から次回作が楽しみになる内容でした。
良かった点
- 膨大なコンテンツ量
- 魅力的でエキサイティングなオープンワールドマップ
- 新たな仲間を増やすのが楽しい
- 豊富なカスタマイズオプションが用意された戦闘システム
- ひねりのあるストーリー
悪かった点
- ターン制戦闘などは、やや古臭く感じる部分もある
COGconnected -荒廃した世界のゴージャスな風景
Score:90点
本作で冒険の舞台となる荒廃した東京の風景は実にゴージャスであり、荒れ果てた市街地を歩き回っているときに叫び声がこだまする瞬間は、この上ない不気味さを感じさせてくれます。スイッチで描画されるグラフィックのクオリティも高いです。
マップ上にはブレスオブザワイルドを彷彿とさせる多くの探索要素が用意されており、ジャンプやクライミングといったアクションを駆使して隅々まで探索するのはとても楽しいです。
サウンドトラックも相変わらず魅惑的なものばかりであり、世界観と雰囲気を盛り上げるのに一役買っています。
シリーズ特有のターン制バトルはいくつかの追加・改善により激しさを増しており、この戦闘についてこれないプレイヤーのために充実した難易度オプションも用意されています。
今までのどのメガテン作品よりもスケールが大きく、美しい最新作となっています。
良かった点
- 不気味だが居心地の良い雰囲気
- 荒廃した世界の風景は素晴らしい
- 激しさを増したターン制バトル
- 美しいグラフィック
- 豊富な難易度オプション
- 魅惑的なサウンドトラック
悪かった点
- マップで迷子になりやすい
- 前作よりも恐怖感は薄らいでいる
- 通過できるオブジェクトとできないオブジェクトを見極めるのが難しい
VG247 -キャラクターやストーリーの内容が薄い
Score:60点
本作は確かに優れたRPG作品です。戦闘システムは楽しく、悪魔たちを綿密に組み合わせてチームを構成するのは夢中になります。
ボス戦はいずれも激しくてやりごたえがあり、エキサイティングなBGMも気分を盛り上げてくれました。
一方で、主人公を含む各キャラクターの掘り下げ(背景設定)が足りないと感じます。そのため、キャラに対してイマイチ感情移入できず、せっかく盛り上がるであろうストーリー中のシーンにもそこまで感動することができませんでした。
ストーリー自体にはボリュームがあるものの、内容は引き延ばされて薄いです。
楽しい作品ではありますが、キャラクターとストーリーによりインパクトを持たせる必要があったでしょう。
良かった点
- 楽しい戦闘システム
- 雰囲気を向上させるサウンドトラック
- 夢中になる悪魔チームの構成
- 激しくやりごたえのあるボス戦
悪かった点
- ストーリー自体は引き延ばされた薄い内容
- キャラクターの掘り下げが足りない
総評:シリーズ最高のクオリティとスケール感、100時間を超えるやり込み要素を提供
総合Score:87点
GOODな点
- 膨大なコンテンツ量
- 魅力的でエキサイティングなオープンワールドマップ
- 激しさを増したターン制バトル
- 美しいグラフィック
- 雰囲気を向上させるサウンドトラック
- 幅広い難易度オプション
BADな点
- マップで迷子になりやすい
- ストーリー自体は引き延ばされた薄い内容
- キャラクターの掘り下げが足りない
- 前作よりも恐怖感は薄らいでいる
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『真・女神転生V』についての海外メディアの感想となります。
従来シリーズ作からの大幅な進歩
メガテンシリーズは従来作から十分に評価の高いシリーズでしたが、今作はその中でも最高傑作と称されるほど、高いクオリティに仕上がっている最新作となっています。
ニンテンドースイッチで描かれる荒廃した世界(東京)は実に見栄えが良く、スケール感も圧倒的で世界観に没入できるとのこと。オープンワールドと化したワールドマップには多くの収集品や宝物、そして仲間にできる悪魔などが隠れており、隅々まで探索する楽しさがあります。
ターン制の戦闘はより激しさを増しており、チーム構成や育成要素、能力のカスタマイズ要素なども充実しているため、単調に感じることなくエキサイティングなバトルを楽しみ続けられます。
そしてコンテンツボリュームは膨大であり、普通にクリアを目指すだけでも50時間前後、サイドクエストまでやり込もうとすると、優に100時間を超えるプレイ時間になるようです。
キャラクターに魅力が足りない
一方で、数人のレビュアーは主人公を含む登場人物に関して、設定の掘り下げが足りず魅力に欠けるとも述べています。
そのせいでキャラ達にあまり感情移入できず、せっかくストーリーの盛り上がるプロットが来ても、そこまで感情を揺さぶられなかったという意見も見受けられました。
この点に関しては、ストーリーを重視するかゲーム性を重視するかによって、評価が分かれそうですね。
RPG好きにとっての必需品とも言える作品
いずれにせよ、多くのレビュアーが『RPG好きにとっての必需品とも言える作品』であるとして、非常に高い評価を付けていました。
ワールドは探索するのが楽しく、新しい仲間にした悪魔を育成したり組み合わせたりして強化するといった、王道的なRPGの楽しみ方が可能な作品となっています。
ビジュアルやサウンドといった技術面でのクオリティも高く、常に安定したパフォーマンスでプレイできるとのこと。
満足度の高いコンテンツボリュームを含んでおり、年末年始の連休を過ごすにはうってつけの作品です。
シリーズファンのみならず、RPG好きの方であれば是非プレイしてほしい一作です!
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