2021年9月21日(火)発売の、PS4, PS5, PC向けのアクションアドベンチャーゲーム『Kena: Bridge of Spirits』(ケーナ: 精霊の橋)。
本作は、王道的な冒険要素と爽快感のあるスピーディーな戦闘とを組み合わせた、ストーリー主体のアクションアドベンチャーゲームです。
プレイヤーは主人公の少女 "Kena(ケーナ)" として、"Rot(ロット)" と呼ばれる魅力的な精霊の仲間を見つけてチームを作り、成長させ、彼らの能力を高めることで、環境を操って冒険を有利に進めていきます。
ハード | PS4, PS5, PC |
開発元 | Emberlab |
価格 | スタンダードエディション:4,180円 デジタルデラックスエディション:4,730円 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年9月21日(火) |
このゲームについて:
探検やハイペースな戦闘が満載の魅力的な世界で、ストーリー主導のアクションアドベンチャーに没頭しよう。若きスピリットガイドの“Kena”は、聖なる山の神殿を求めて、荒れ果てた村を旅している。
死者を分解し、物を腐らせることで調和を保っている小さな精霊、“Rot”。彼らを探し出し、チームを編成し、能力を高めることで環境を変化させよう。さまよえる精霊たちが囚われている、生い茂る森に潜む忘れ去られたコミュニティの秘密を解き明かせ。
本作では、若きスピリットガイドの “Kena(ケーナ)” を主人公として、聖なる山の神殿を求めて荒れ果てた村を旅していきます。
さまざまなロケーションを探索しては能力の異なる小さな精霊 "ロット" たちを収集し、あちこちで目の前に立ちはだかってくる汚染された精霊と戦っていきます。
▼精霊 "Rot(ロット)"
コマーシャルや映画のためのCGアニメーション制作が本業という "Ember Lab" がCG制作を担当しており、ディズニーやピクサーのような非常にクオリティの高いCGアニメーションを楽しむことが出来ます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
DualShockers -夢中になる魅力的な世界観
Score:100点
本作は魅力に満ちた美しい世界を冒険できる作品です。
世界観は活気に満ちており、そこで織りなされるストーリーは進めるごとに深みを増していき、夢中になることが出来ます。
マップには様々な地形が用意されており、アンチャーテッドやトゥームレイダーのようにいくつものアクションを組わせて冒険する楽しさもあります。また、謎解き要素も多く用意されているため、退屈することがありませんでした。
美しい3DCGで描かれるアニメーションは滑らかであり、キャラクター達も可愛らしいため、フォトモードでは何時間も夢中になることが出来るでしょう。
キュートな魅力に満ち溢れた、息をのむほど魅惑的な作品となっています。
良かった点
- 滑らかなアニメーション
- 活気に満ちた世界観
- 夢中になるフォトモード
- 深みのあるストーリー
- 探検しがいのあるアクション性に満ちた地形
- 退屈しない謎解き要素
悪かった点
- 稀にフリーズが発生
Screen Rant -最高の体験を提供してくれる作品
Score:90点
本作は、探検しがいのある緑豊かで変化に富んだ美しいワールドと、滑らかなキャラクターアニメーションで楽しませてくれる見事なゲームです。
宮崎駿のジブリ作品とディズニー作品とを融合させたような魅力的な世界観のワールドには、隅々まで探検したいと思うような探索要素も含まれています。
村人とのサイドクエストも用意されているため、メインストーリー以外に寄り道して楽しむことも可能。いずれの報酬も素敵なため、やり甲斐が感じられます。
戦闘では様々なスキル(能力)を駆使して敵に立ち向かっていきます。特にボス戦はかなり作り込まれており、試行錯誤して攻略するのは楽しい体験です。
開発スタジオ(Ember Lab)初の作品を、是非多くの方に体験してもらいたいです。
良かった点
- 素晴らしいサウンドトラック
- 作り込まれたボス戦
- 様々なスキル(能力)の数々
- サイドコンテンツも用意
- 滑らかなキャラクターアニメーション
- 美しい風景
悪かった点
- 小さなバグの数々
Press Start Australia-ゴージャスで緑豊かな環境
Score:80点
本作の一番の魅力は、その美しく緑豊かな環境です。スタジオジブリやドリームワークスなどのスタジオからインスピレーションを受けたと思われる3DCGデザインは、実に素晴らしい雰囲気を生み出しています。
マップ上のオブジェクトの細部に至るまで詳細に作り込まれており、照明効果、アニメーション(動き)、エフェクト表現にいたるまで、インディーズスタジオの作品とは思えないほど高いクオリティで制作されています。
PS5版では4K・60fps対応のおかげでより活き活きとしたビジュアルを楽しむことが可能です。
戦闘システムはシンプルかつ挑戦的な難易度となっており、精霊 "Rot(ロット)" 達のチカラを借りることで幅広い戦闘スタイルを体験できます。
ゴージャスなワールドは居心地が良く、週末に落ち着いてゲームを楽しむにはうってつけの一作です。
良かった点
- 豊かでゴージャスな環境
- 魅力的なキャラクター達
- 刺激的なサウンドトラック
- 秘密にあふれた探索しがいのあるワールド
- 挑戦的な戦闘
- 多くの謎解き要素
悪かった点
- ストーリー自体はやや説得力に欠ける
- ヘビーゲーマーにとってはシンプル過ぎるかもしれない
TheGamer-堅実に楽しいアクションアドベンチャー
Score:80点
本作は、堅実で楽しいアクションゲーム作品であると言えます。
アクションアドベンチャーゲームとしてはやや古臭い部分も感じますが、緑豊かで美しい世界やゴージャスなアニメーション、そしてチャーミングなキャラクター達など魅力的な部分は多く含まれています。
弓や爆弾などのツールや身体の動きを駆使して戦う戦闘には多様性があり、他の作品には見られない新鮮さも感じることが出来るでしょう。
ゲームクリアまでは15時間ほどが目安ですが、この世界を堪能するにはちょうど良い長さとなっています。
ディズニー・ピクサーのような独特なアートスタイルは、本作の内に秘められた温かさを感じさせてくれるものであり、ゲーム作品自体が愛らしく感じられます。
独創性にはやや欠けますが、それでも魅力的な作品であることには変わりありません。
良かった点
- ゴージャスなグラフィック
- チャーミングな雰囲気
- 多様性のある戦闘スタイル
- 緑豊かで美しい世界
悪かった点
- 若干繰り返し感が強い
- 新鮮なアイデアには欠ける
- もっと多くのサイドストーリー(コンテンツ)が欲しかった
Game Rant -コンテンツが短すぎる
Score:80点
本作は感情的で、悲劇的で、面白くて、心温まるゲームです。
アニメーションやビジュアルはまるでピクサー映画を観ているかのようなクオリティであり、優れたサウンドトラックも合わせて、とても素晴らしい雰囲気を表現することが出来ています。
ワールドは一方通行的に見えますが、至る所に探索しがいのある地形が用意されています。
しかし、この素晴らしい作品のボリュームが短すぎる点は残念です。
クリアまでは約10時間ほどであり、サイドクエストも少ないため、キャラクターや世界観を十分に掘り下げる前にストーリーが終わってしまいます。
また、弓が発射できなくなる、アイテム箱を開けられなくなる等の小さなバグも散見されるため、技術的な洗練が必要でしょう。
それでも、EmberLabのデビュー作としては実に素晴らしい作品であると言えるでしょう。今後のさらなる発展が楽しみになる作品でした。
良かった点
- 心温まるゲームの雰囲気
- ピクサー映画のようなアニメーション
- 優れたサウンドトラック
- 探検しがいのあるワールドデザイン
悪かった点
- コンテンツが短め(10時間ほど)
- いくつかの小さなバグ
- ボス戦が流すぎてイライラすることがある
総評:ピクサー映画を観ているかのような魅力的な体験
総合Score:85点
GOODな点
- 緑豊かでゴージャスな環境
- ゴージャスなグラフィック
- ピクサー映画のように滑らかなアニメーション
- 探検しがいのあるアクション性に満ちた地形
- 素晴らしいサウンドトラック
- 多様性のある戦闘スタイル
BADな点
- 小さなバグの数々
- ヘビーゲーマーにとってはシンプル過ぎるかもしれない
- 新鮮なアイデアには欠ける
- コンテンツが短め(10時間ほど)
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Kena: Bridge of Spirits』についての海外メディアの感想となります。
緑豊かで魅力的な世界を探検!
本作のアニメーションはディズニー・ピクサーやスタジオジブリを彷彿とさせる活き活きとした表現が成されており、まるで1つの3DCG映画を操作しているかのような感覚になります。
PS5版では4K・60fpsに対応したゴージャスなビジュアルを楽しむことも可能です。
緑豊かなワールドは隅々まで作り込まれており、アンチャーテッドやトゥームレイダーシリーズのようなアクション性に富んだ地形も用意されているため、探検するのがとても楽しいとのこと。
そしてバトルでは様々な戦闘スタイルを試すことができ、進むにつれてアクションの幅が増すため、飽きることが無いとも述べられていました。
コンテンツ自体は短い
一方で、コンテンツ自体の短さが指摘されていました。
ゲームクリアまでは約10~15時間ほどであり、サイドクエストも少なめ。収集要素などはあるもののコンテンツ的にはボリューム不足を感じざるを得ないとのことです。
また、確かに魅力的な世界観の作品ではあるものの、アクションアドベンチャーゲームとしての目新しさにはやや欠けるという指摘も見受けられました。
シンプルだが高いクオリティで作り込まれたアクションアドベンチャー
いずれにせよ『シンプルだが高いクオリティで作り込まれたアクションアドベンチャー作品』であるとして、いずれのレビュアーからも高い評価を得ています。
特に目新しさはありませんが、アクション・ビジュアル・サウンドのいずれの点においても高いクオリティで作り込まれています。
ビジュアル面やアニメーションに関してはピクサー映画やスタジオジブリ作品を彷彿とさせる表現が成されており、まるで3DCG映画をそのままプレイしているかのような体験が可能であるとのこと。
王道的かつ堅実的なクオリティの作品であり、アクションアドベンチャーゲーム好きは必見の一作です!
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