2023年6月2日(金)発売の、PS4, PS5, XSX|S, PC向け対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター6』(Street Fighter 6)(スト6)。
本作は、世界中で高い人気を誇る対戦型格闘ゲームシリーズ『ストリートファイター』の最新作であり、前作『ストリートファイターV』(ストV)から7年ぶりのナンバリングリリース作品となります。
eスポーツを意識した本格的格ゲーでありつつも、ライトユーザー層を取り込むための要素が追加されています。
ハード | PS4, PS5, XSX|S, PC |
開発元 | カプコン |
価格 | 通常版:7,990円(税込) デラックスエディション:10,490円(税込) アルティメットエディション:12,490円(税込) |
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
プレイ人数 | 1~2人 |
リリース日 | 2023年6月2日(金) |
このゲームについて:
シリーズ最新作『ストリートファイター6』が2023年6月2日に発売決定! RE ENGINEで開発された本作は、大型モード「ワールドツアー」や「ファイティンググラウンド」、「バトルハブ」で構成され、新たな「ストリートファイター」はこれまでのシリーズにはない全く新しい体験が待ち受けている。
リュウ、春麗、ルーク、ジェイミー、キンバリーなど、レジェンドからニュージェネレーションまでのファイターたちが、印象的なビジュアルと多彩な技をひっさげて今ここに集結。
「ファイティンググランド」では、シリーズを継承した格闘モードを網羅はもちろん、コマンド入力の壁をぶち破る「モダン」タイプ操作や、AIが状況に応じてサポートしてくれる「ダイナミック」タイプ操作を提供。ゲーム大会の臨場感を自宅で味わえるバトル自動実況機能も搭載。
攻防一体の要となる「ドライブシステム」。効果的に技を発動して、派手な演出と爽快なバトルを体感せよ。
本作のストーリーの時系列は『ストリートファイターIII』(ストIII)よりも未来となっており、シリーズで最も後の年代となります。
ヘビー格ゲーマー向けのコンテンツはもちろん、操作を簡易化したモダンタイプや1人用モードも搭載されており、今作から初めて格闘ゲームを触ってみるユーザーも楽しめる作品となっています。
初期から使用可能なキャラは、以下の18名です。
初期キャラ(全18名) |
リュウ、ケン、春麗、ガイル、ブランカ、ザンギエフ、ダルシム、エドモンド本田、キャミィ、ディージェイ、ジュリ、ルーク、ジェイミー、キンバリー、マノン、マリーザ、JP、リリー |
クラシックな対戦モード「Fighting Ground」、自分だけのアバターを作成して進めるシングルプレイヤー用モード「World Tour」、そしてオンラインプラットフォーム「Battle Hub」の3つのゲームモードが本作の軸となっています。
「Battle Hub」ではただ対戦を行うだけでなく、「World Tour」モードで鍛えたキャラクターを操作して他のプレイヤーたちと交流し、コミュニケーションをとったり、「Fighting Ground」モードでオンライン対戦をプレイしたりと、様々な交流が楽しめる場となっています。
▼Battle Hubの交流フロア
「Battle Hub」には、他のプレイヤーとバトルを楽しむ「対戦台」や「エクストリームバトル台」、カプコンのアーケードゲームを楽しむ「ゲームセンター」、アバター同士で対戦する「アバターバトル」や、アバターをカスタマイズする「ハブグッズショップ」、トーナメントを開催したり参加できる「イベントカウンター」など、様々な機能が備わっています。
新たなキャラクター、新たなシステム、そして初心者でも楽しめるコンテンツも多数実装されており、今まで以上にストの世界に浸れる最新作となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
TheGamer -対戦格闘ゲームジャンルの傑作
Score:100点
『Street Fighter 6』は対戦格闘ゲームジャンルの傑作であり、そのすべてが最高点を超えた作品であると言えます。
核となる格闘システム、オンラインコンテンツの進化、そしてアクセシビリティへの配慮が、これまでにない格闘ゲームの体験を作り出しています。新たに導入された「ドライブシステム」はゲームプレイをさらに向上させ、防御・攻撃の両面で深みを与えています。
さらに本作はビジュアル面においても大きな進化を遂げています。色鮮やかなメニューやエレクトロニック・ラップミュージックなど、ゲーム全体が鮮やかな色彩で満ち溢れています。新しく導入された「World Tour」は楽しいシングルプレイモードであり、自分だけのキャラクターを作成してワールドを探索し、新しいテクニックを学んでいく満足感の高い体験ができます。
「Battle Hub」は、プレイヤーが集まって対戦したり、アバターの衣装を購入したり、ゲームを観戦したりできる場です。オンライン対戦は非常に簡単に始めることができ、再対戦もスムーズに行えます。『Street Fighter 6』は初心者から熟練者まで、すべてのプレイヤーを歓迎し、本格的格ゲーとしての魅力を損ねることなく、最も親しみやすい格闘ゲームとして君臨しています。
良かった点
- 格ゲージャンルの傑作
- 新たなドライブシステムがゲームプレイをさらに向上させている
- 魅力的なキャラクター達
- ビジュアルスタイルの大幅な改善
- 「World Tour」という新たなシングルプレイヤーモードの導入
- 「Battle Hub」というソーシャルスペースがゲームの大きな特徴となっている
悪かった点
- 約18時間のストーリーモードが終盤になると少し反復的で苦痛に感じられる
- 一部のRPG要素が不要に感じられた
- マッチから退出してファイターを変更する必要があるなど、Battle Hubの一部に小さな不満があった
- まだ一部の新参プレイヤーにとっては難易度が高いと感じられる
VGC -この手のジャンルを初めて遊ぶ方にもうってつけの傑作格ゲー
Score:100点
本作は信じられないほどの自信に満ちた楽しい格闘ゲームです。多彩で鮮やかなキャラクター達が登場するほか、戦闘エンジンの改良によよって、「簡単に学べて、成長するのが難しい」という格言を体現したゲームになっています。
さらに「World Tour」モードが追加され、格ゲーという競技に初めて足を踏み入れる人たちに対して、敷居を下げることに成功しています。ビジュアルに関しても美しく、流動的で、行動が読みやすくなっており、今年最も視覚的に印象的なゲームの1つとなっています。
素晴らしいサウンドトラックもゲームのふんいきマッチしており、ずっとこのゲームを遊んでいたい気分になります。
今までのシリーズ作品を遊び続けてきた格ゲーファンにはもちろん、この手のジャンルを初めて遊ぶ方にもうってつけの傑作格ゲーとなっています。
良かった点
- 新規プレイヤーにもオススメできる、バランスの取れたゲーム
- 鮮やかで滑らかな、美しいビジュアル
- ゲームのキャラクターは多様で、新しいキャラクターはうまくフィットしている
- 達成感と喜びに満ちたゲームプレイ
悪かった点
- ゲーム内の暴力的なユーモラスなシーンは、一部のプレイヤーにとっては不快感を与える可能性がある
- 発売時点で特定の従来キャラが非搭載
Hey Poor Player -初心者も経験豊富なプレイヤーも楽しめる内容が詰まっている
Score:100点
ストリートファイターVの失敗から学んだカプコンが、全てのプレイヤーに適した新作 "ストリートファイター6" を開発しました。本作は、一人でストーリーを楽しむプレイヤー、フレンドとマルチプレイを楽しむプレイヤー、トーナメントに出場する熱心なプレイヤーといった、各層のニーズに対応した作品となって居ます。初心者も経験豊富なプレイヤーも楽しめる内容が詰まっており、それぞれのプレイヤーにとって魅力的な要素を提供しています。
特に「World Tour」モードはオリジナルキャラクター作成から始まり、ストリートファイターユニバースのキャラクターを追う物語が展開されるユニークな内容となって居ます。プレイヤーは、自分のスタイルを創りあげ、さまざまな方法でキャラクターをカスタマイズできます。また、初心者はこれを経験してレベルアップすることで、難関を乗り越えることができるでしょう。
新たな "ドライブシステム" はゲームの戦略性を高めています。各攻撃が一体化する美しく鮮やかなビジュアル効果は、その激しい視覚的な魅力をさらに引き上げています。さらにオンラインモードが改良されたことにより、オンラインバトルは実にスムーズで、プレイヤーはマッチメイキングやリマッチが容易な環境で戦いを楽しめます。
本作はファンの夢を具現化した作品であり、格ゲージャンルに興味がある全ての人にとってプレイすべき作品だと言えるでしょう。
良かった点
- さまざまなレベルのプレイヤーに適したコンテンツ
- World Tourモードではキャラクターのカスタマイズやスキルアップが楽しめる
- Fighting Groundでは伝統的なアーケードモードや練習モードなど、さまざまなオプションが用意
- ドライブシステムによって、戦略的なプレイが可能になり、ビジュアル的にも派手で魅力的
- 初期キャラクターはバランスが取れている
- オンラインバトルが非常にスムーズ
悪かった点
- World Tourのストーリーはそれほど魅力的ではない
- キャラクターを切り替えるのがややメンドクサイ
Metro GameCentral -スト5の失敗から学び、改善を遂げた最新作
Score:90点
『ストリートファイター6』は、過去(スト5)の失敗から学び、前作で弱点だったところを改善した一作となっています。
豊富なシングルプレイヤーモード、オンラインパフォーマンスの改善、そして初回起動時に充実したコンテンツが提供されており、同作は業界の期待を超えています。また、本作では三つの主要セクション「Fighting Ground「World Tour」「Battle Hub」から成る体験を提供しており、ゲームプレイの多様性を増しています。これに加えて、多彩なキャラクター達と、初心者から経験者までに適した深みのある操作システムが、新鮮味を一層引き立てています。
新規プレイヤーにも熟練プレイヤーにも魅力的なゲームプレイを提供し、一方で本格的な格闘ゲームとしての地位を維持しています。これには非常に繊細なバランス感覚が必要ですが、カプコンはこれを見事に成し遂げています。特に戦闘システムは素晴らしく、リリース時点での本作は充実したコンテンツを備えた素晴らしい内容となって居ます。
ストリートファイターシリーズとそのファンにとって最善を尽くすというカプコンの真剣な取り組みが感じられる作品です。その結果、新たな格闘ゲームの未来を感じさせる、『ストリートファイター2』以来の最高の作品が誕生しました。
良かった点
- Street Fighter 5の弱点を克服している(コンテンツの欠如、モードとオプションの乏しさなど)
- 多様性のあるコンテンツ
- World Tourモードは多くの労力が注がれており、初心者に戦闘技術の重要性を教えてくれる
- キャラクターラインナップが広い
- 初心者にもハードコアゲーマーにも適したコンテンツ
悪かった点
- 課金要素が存在している
- World Tourモードのストーリープロットは興味を惹かれる内容ではなく、キャラクターの個性が立っていない
- ルークのデザインと性格は退屈で、一部のプレイヤーを不快にする可能性がある
Cubed3 -旧来のストリートファイターシリーズの魅力を十分に発揮できていない
Score:70点
本作は旧来のストリートファイターシリーズの魅力を十分に発揮できているのか疑問です。
対戦モードでは慣れ親しんだプレイ感が保たれていますが、新たに追加されたリアルタイム解説機能は、一部のプレイヤーにとっては無用の長物に感じられるかもしれません。また、オンライン体験をよりソーシャルなものにしようと試みた「Battle Hub」も、対戦を待つだけの単純なものから変化をつけることは出来ていますが、対戦モードと比べて何か特別な体験があるわけではありません。
一方、大々的に宣伝されていた「World Tour」モードは、野心的ではあるものの、ストーリーが希薄で、プレイヤーの興味をそそるには至らないものとなっています。また、課金要素が露骨なアバター作成ツールは、現在の経済状況を考えると、プレイヤーのストレスとなる可能性があります。
良かった点
- 従来プレイヤーが慣れ親しんだゲームプレイを保持している
- 新規プレイヤーにとっても遊びやすい内容
- 新たに追加されたキャラクターのデザインや技は素晴らしく、新旧のキャラクターがうまく混ざり合っている
- 様々な戦闘モード(1vs1、チーム戦、トレーニングモード、エクストリームバトルモード)が提供され、プレイヤーの選択肢が豊富
- Battle Hubは、オンライン体験をよりソーシャルにし、コミュニティ感を醸成している
悪かった点
- リアルタイム解説機能は、一部の年配のファンを疎外する可能性がある
- 「Battle Hub」は、対戦を待つだけのものから変化をつけるものの、アーケードモードと比べて何か特別な体験があるわけではない
- 「World Tourモード」はストーリーが希薄で、単なる取り付け物のように感じられる
- アバター作成ツールは課金要素が露骨で、経済的なストレスを引き起こす可能性がある
総評:スト2以来の最高傑作
総合Score:93点
GOODな点
- 格ゲージャンルの傑作
- 新たなドライブシステムがゲームプレイをさらに向上させている
- 魅力的で多様性のあるキャラクター達
- 鮮やかで滑らかな、美しいビジュアル
- 新規プレイヤーにもオススメできる、バランスの取れたゲーム
- オンラインバトルが非常にスムーズ
- Street Fighter 5の弱点を克服している(コンテンツの欠如、モードとオプションの乏しさなど)
BADな点
- 約18時間のストーリーモードが終盤になると少し反復的で苦痛に感じられる
- 「World Tourモード」はストーリーが希薄で、単なる取り付け物のように感じられる
- マッチから退出してファイターを変更する必要があるなど、Battle Hubの一部に小さな不満があった
- アバター作成ツールは課金要素が露骨で、経済的なストレスを引き起こす可能性がある
- リアルタイム解説機能は、一部のプレイヤーにとって邪魔に感じられるかもしれない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ストリートファイター6』についての海外メディアの感想となります。
初心者も経験豊富なプレイヤーも楽しめるコンテンツ
本作は本格的な格ゲーとしての魅力を維持しつつ、新規プレイヤーでも遊びやすいバランスとコンテンツの充実度を実現した作品となって居ます。一人でストーリーを楽しむプレイヤー、フレンドとマルチプレイを楽しむプレイヤー、トーナメントに出場する熱心なプレイヤーといった、各層のニーズに対応した内容が用意されており、誰にとっても満足度の高い体験が可能とのこと。
「World Tour」モードではオリジナルキャラクター作成から始まり、自分の戦闘スタイルを創りあげ、さまざまな方法でキャラクターをカスタマイズする楽しさが味わえます。また、初心者はこれを経験してレベルアップすることで、オンライン対戦でも通用する実力をつけることができるとのこと。
オンラインシステムも改善されており、ソーシャル要素を備えたコミュニケーションの場「Battle Hub」が用意されているほか、マッチメイキングや再対戦がよりスムーズになっており、ストレスなくオンライン交流が楽しめると好評な様子でした。
ビジュアル面や演出面でも一層磨きがかかっており、スト5の失敗から学び、改善を遂げた最新作とした高く評価されています。
初心者も経験豊富なプレイヤーも楽しめるコンテンツ
一方で、大々的に宣伝されていた「World Tour」モードは野心的ではあるものの、ストーリーの内容が薄く、プレイヤーの興味をそそるには至らないものであると述べられていました。
また本作にはアバター作成ツールが用意されていますが、見た目のカスタマイズコンテンツの購入を促す課金要素が露骨である点にも、不快感を示すレビュアーが見受けられました。
他には、新たに導入されたリアルタイム解説機能について、一部のプレイヤーにとってはただ邪魔なものに感じられるかもしれないとも指摘されています。
格ゲージャンルに興味がある全ての人がプレイすべき作品
いずれにせよ、『格ゲージャンルに興味がある全ての人がプレイすべき作品』であるとして多くのレビュアーから非常に高い評価を付けられていました。
綿密に設計された魅力的なキャラクターと、爽快なゲームプレイを持つ伝統的なストリートファイターのゲームプレイをしっかりと受け継いでおり、シリーズファンが再び熱狂するコンテンツを提供しているとのこと。
さらに熟練プレイヤーだけでなく、新規プレイヤーにも適したコンテンツが用意されているため、新参者をストリートファイターの世界に迎えるにはうってつけの作品であるとも述べられています。
オンライン対戦の出来も良く、マッチングや再対戦への流れもスムーズでストレスを感じさせません。アバターを作成して他のプレイヤーと交流できるコミュニケーションの場「Battle Hub」も用意されているなど、オンラインでの楽しみ方も幅広いです。
まさに格ゲーファンであれば必見の一作となっています。
『ストリートファイター』シリーズの往年のファンだけでなく、格ゲーに興味のある方も、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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