2020年4月3日(金)発売の、PS4, Xbox One, PC向けサバイバルホラーゲーム『バイオハザード RE:3』(英題:Resident Evil 3)※通称:バイオ3リメイク。
本作は、1999年にPS1専用ソフトとして発売された『バイオハザード3 LAST ESCAPE』のリメイク作品です。
本編に加え、オンライン対戦ゲーム『バイオハザード レジスタンス』も同時収録されます。
なお、今作には通常版の『バイオハザード RE:3』と、暴力表現を強化した『バイオハザード RE:3 Z Version』(18歳以上対象)の2種類があります。
▼通常バージョン(CERO D:17歳以下対象)
▼Zバージョン(CERO Z:18歳以上対象)
ハード | PS4, Xbox One, PC |
開発元 | CAPCOM |
価格 | 8,580円(税込) |
ジャンル | サバイバルホラー |
プレイ人数 | 1人(RESISTANCEオンライン対応 2~5人) |
リリース日 | 2020年4月3日(金) |
このゲームについて:
極限からの脱出に挑め―
合衆国中西部に位置するラクーンシティの郊外で謎の行方不明事件が発生。
事件の調査に赴いた警察の特殊部隊S.T.A.R.S.は壊滅状態に陥りつつも、製薬会社アンブレラ社の生物兵器t-ウィルス漏洩による生物災害(バイオハザード)が原因であることを突き止める。
ジル・バレンタインを含む生き残った隊員たちは真相を告発しようとするが、警察組織でさえアンブレラ社に掌握されており、告発は握りつぶされてしまう。
しかし、街には“人食い病”の変異が起こり始め、凶暴な野犬が徘徊しだす。
ウィルスによる感染が街に拡大してゆく中、ジルは生き延びる決意を新たにする。
しかしジルはまだ知らない。
すべてを消し去るべく、最強の使者が既に放たれていることを―
主人公である特殊部隊員の "ジル・バレンタイン" が、ゾンビの徘徊するラクーンシティでの生き残りを賭けて戦っていきます。
フルリメイク作品となっており、グラフィック・音響に関して全面的なクオリティの向上が施されたほか、多くの要素が追加。
各登場キャラクターについても新たな側面を感じられるように描かれており、PS1版の原作をプレイ済みの方でも十二分に楽しめる作品となっています。
また "Zバージョン" については、流血・欠損などの描画が強化されており、通常版よりも過激でグロテスクな表現を楽しみたい方向けのバージョンとなっています。
そして、同時収録される『バイオハザード レジスタンス』では、マスターマインド(クリーチャー配置役)側と、サバイバー側に分かれて、1 vs 4のサバイバル対戦ゲームを楽しむことが出来ます。
マスターマインド側が罠やモンスターを設置したステージにて、制限時間以内に脱出を果たせばサバイバー側の勝利、タイムアウトするとマスターマインド側の勝利となります。
1人で緊迫した本編をプレイしても良し、フレンドとオンライン対戦に熱中しても良しの、幅広い遊び方が可能な作品となっています。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
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海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Daily Star -最高のリメイク作品
Score:100点
本作のグラフィックはどの場面を取って見ても美しく、オブジェクトからキャラクターの細部に至るまで作り込まれています。
前作よりもパズル(謎解き)要素が減り、アクションに焦点を置いた内容となっているため進行のペースが良くなっています。
また、難易度を変更することで、各々に合ったプレイスタイルが可能です。
低難易度では爽快感のあるアクションゲームとして楽しむことができ、高難易度に設定すると、常に緊張感に満ちたサバイバルホラーゲームを体験することができます。
GOODな点
- 非常に見栄えの良いグラフィック
- ペースの良いストーリー進行
- 好きなプレイスタイルで遊べる難易度オプション
- キャラの良い登場人物達
BADな点
- アクションへの注力は、万人受けしないかもしれない
Noisy Pixel -サバイバルホラーとアクションの完璧なバランス
Score:90点
本作は、"サバイバルホラー" と "アクション" の2つの要素を見事に融合させています。
カルロスを操作するときは自動小銃を撃ちまくる爽快感のあるアクションゲームに、ジルを操作するときは弾薬をセーブしつつ緊張感をもって進むサバイバルホラーゲームとなり、キャラによってゲームのトーンとムードが完全に変化します。
マップの作り込みは非常に美しく、隅々まで探検して観察したくなるほど、細かい点まで表現されています。
キャラの表情も感情を感じるほど豊かに変化するため、まるで映画をプレイしているかのように感じます。
GOODな点
- "サバイバルホラー" と "アクション" の2つの要素のバランスが良い
- 美しいキャラクターアニメーション(表情など)
- 映画をプレイしているように感じる
- 細部まで作り込まれたマップ
- リプレイ性の高いクリアボーナス
BADな点
- 謎解き要素自体は単純&数が少ない
- 価格に対してストーリー自体が短い(5時間ほどでクリアしてしまった)
GAMINGbible -慣れたゲーマーでもテンションが上がる恐怖
Score:80点
今作のグラフィック表現は圧倒的で、荒廃した街並みは実に魅力的です。
サウンド(効果音&環境音)の出来も素晴らしく、ヘッドフォンでプレイしている時にかすかなうめき声が暗闇から聞こえてくると、髪の毛が逆立つほどの恐怖を感じます。
また、原作に登場したモンスター達の多くに新たな動きが追加されており、原作同様の方法では攻略できないこともあるため、何度もプレイしてきたゲーマーでも苦戦してテンションが上がります。
一方で『バイオハザードレジスタンス』に関しては、マスターマインド側としてプレイするのは楽しいものの、そこまで長続きするコンテンツではないように感じます。
原文
GOODな点
- アクション要素とサバイバル要素の優れたペース配分
- 圧倒されるほど見事なグラフィック表現
- 恐怖を倍増させるサウンド(効果音&環境音)
- たくさんの驚きに満ちたストーリー
- モンスター達の新たな動き(モーション)
BADな点
- 『バイオハザードレジスタンス』自体は長期的に遊べるほどのものではない
- ネメシスにイライラする
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Millenium -より恐ろしくなったネメシス
Score:77点
今作の照明効果は非常に素晴らしく、暗闇に浮かぶ光の表現が改善されたことで、とても恐ろしい雰囲気を生み出すのに成功しています。
そして本作のキモであるネメシスに関しては、強化されたAI、新たなアクションの追加などによって、さらに恐怖とストレスを増した存在へと進化しています。
一方で、謎解き要素については単純かつ簡単なものしか用意されておらず、考えて進む楽しさが薄くなりました。
そのせいで、クリアまで7~8時間ほどというプレイ時間の短縮を招いています。
GOODな点
- 非常に美しい照明効果
- 原作同様に素晴らしいサウンドトラック
- 見事なゲーム内の雰囲気
- シリーズファンが喜ぶファンサービスの数々
- 洗練された回避システム
- より恐ろしくなったネメシス
BADな点
- 短すぎるストーリーモード(7~8時間ほど)
- やりがいのある謎解き要素が無い
- (ストーリー進行上の)台本と化したネメシス
Metro GameCentral -原作ほど驚きを感じない(怖くない)
Score:70点
今作では、確かに原作と比べてグラフィック・ゲーム性の両面で強化されています。
『バイオハザードレジスタンス』自体も、ゲーム性だけ見ると魅力的なマルチプレイモードであると言えます。
しかし、全体的には原作(PS1版)で体験した内容とあまり違いは無く、正直言ってあまり驚き(怖さ)を感じません。
マップも直線的で、謎解き要素もほとんどないためストーリー自体は非常に短い時間でクリアできてしまいます。
マルチプレイモードはマップが狭いため、4人で走り回るのに適しているとは言えないでしょう。
ゲーム体験としては、原作よりも劣っていると言わざるを得ません。
GOODな点
- 優れたグラフィック
- 楽しいアクション要素
- 魅力的なマルチプレイゲーム
BADな点
- 『バイオハザードレジスタンス』のマップが窮屈で、最大4人で走り回るのに適していない
- 謎解き要素がほとんどない
- 直線的なマップ
- 非常に短いコンテンツ
- 原作ほど驚きを感じない(怖くない)
総評:ゲームプレイ自体は大幅に向上、ただしボリュームに若干の不安
総合Score(PS4版):80点
総合Score(XB1版):86点
総合Score(PC版):77点
GOODな点
- 非常に見栄えの良いグラフィック
- 恐怖を倍増させるサウンド(効果音&環境音)
- ペースの良いストーリー進行
- "サバイバルホラー" と "アクション" の2つの要素のバランスが良い
- 美しいキャラクターアニメーション(表情など)
- 映画をプレイしているように感じる
- 細部まで作り込まれたマップ
BADな点
- 価格に対してストーリー自体が短い(5時間ほどでクリアしてしまった)
- 『バイオハザードレジスタンス』自体は長期的に遊べるほどのものではない
- 原作ほど驚きを感じない(怖くない)
- 謎解き要素がほとんどない
- 直線的なマップ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『バイオハザード RE:3』についての海外メディアの感想となります。
アクションとサバイバルホラーのバランスが良い
今回のリメイク作では、"アクション" と "サバイバルホラー" の2つの要素がバランス良く取り入れられている点が高く評価されています。
ジルでプレイする際は、残弾数に気を付けつつ慎重に進む必要があるため、緊張感を感じるサバイバルホラーが楽しめます。
逆にカルロスの場合は、自動小銃で敵を倒していくアクション性の強いプレイを楽しむことができ、2つのプレイスタイルが交互に織り交ざっているため飽きずにプレイできると好評でした。
圧倒的な雰囲気を生み出すグラフィック&サウンド
グラフィックの出来は非常に良く、オブジェクトからマップの街並みの細部に至るまで作り込まれているとのこと。
キャラクターの表情も感情を感じさせる豊かなものになっており、まるで映画をプレイしているように感じると述べるレビュアーもいました。
照明効果についても格段に向上しており、闇のなかに浮かび上がる光の描写が、底知れぬ恐怖を感じさせます。
またレビュアーの中には、ヘッドフォンでプレイすることで、恐怖が感十倍にも増してオススメ!(゚∀゚) という意見もありました。
謎解き要素&ボリュームに関しては不満の声が目立つ
一方で、今作はアクション性に重点が置かれた結果、シリーズお馴染みの謎解き要素がほとんどない点については、やりがいが足りないと不満を述べるレビュアーが多くいました。
謎解き要素が無い方がスムーズに進むことができて良いと好意的にとらえる意見もありましたが、あまりにスラスラ進んでいくため、全体的なプレイ時間は7~8時間ほどでクリアできてしまい、価格に見合ったボリュームではないとの指摘もありました。
マルチプレイモードの『バイオハザードレジスタンス』についても、ゲーム性自体は面白いものの、マップが狭く、あくまでオマケ要素の域を出ないため、あまり長続きするコンテンツではないという意見もありました。
雰囲気に関しては一級品のホラーゲーム
様々な意見がありましたが、共通して言えるのは、ホラーゲームとしての雰囲気は一級品であるということです。
グラフィック&サウンドの点で原作を遥かに凌駕しており、照明効果が強化されたことで、前作(バイオハザード RE:2)よりも恐怖を感じる雰囲気になっているとのこと。
シリーズ既プレイ者はもちろん、王道のホラーゲームを初めてプレイしてみたい方にもオススメの一作です!(゚∀゚)
▼通常バージョン(CERO D:17歳以下対象)
▼Zバージョン(CERO Z:18歳以上対象)