みなさんこんにちは!ふかふかです。
先日、バーチャルリアリティやオーグメンテッド・リアリティ内のデジタルコンテンツを開発しているLEAP MOTIONという会社が、 手の動きを仮想空間(VR)内に伝えるこのとできる同社のモーショントラッキングデバイスである『Leap Motion』の、VR開発者向けデベロッパーエンジン『Leap Motion Orion』を公開しました!
このエンジンのトラッキング性能があまりにも高精度だということで、ネット上のあちこちで話題となっています。
そこで今回は、"Leap Motion"とは何なのかを簡単に解説しつつ、公開された『Leap Motion Orion』エンジンで動作している様子を紹介したいと思います!
Leap Motionとは?
▼Leap Motionの筐体。コンパクトなサイズでPCのUSB端子に接続することで機能する
Leap Motion(リープモーション)とはユーザーとPCとをインタラクティブな3Dモーションで結びつけるモーショントラッキングデバイスです。
今までユーザーの手の動きをPCに伝える際、仰々しい装置を手に持ったり、装着したりする必要がありました。しかしこのLeap Motionなら、 PCのUSB端子に接続するだけで150°の広角かつ奥行きの検知を行い、手指の動きを正確に3次元でとらえることができるのです。
そのトラッキング性能は、10本すべての指を1/100mmの精度で認識できるほど。しかも200fps(1秒間に200フレーム)で動きをトラッキングするため、 どんな激しい動きでも遅延を感じさせることはありません。
本製品はもともとPCへの入力操作を手で行えるハンドフリーのコントローラとして登場しました。 しかしOculsu RiftやPSVRなどヴァーチャルリアリティ・ヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)の出現に伴い、 Leap MotionもVR関連の用途へと方針を転換させました。
そして今回、VRデベロッパー向けのベータエンジンとしてVR空間内での動作に最適化された『Leap Motion Orion』が公開されたのです。 では実際にLeap Motionと『Leap Motion Orion』エンジンがVR空間内でどのように動作しているのかを観てみましょう!
Leap Motion Orionの動作映像
▼ Oculus Rift DK2とLeap Motionを用い、VR空間内で物を掴んだり投げたりしている様子
▼ こちらは"Spellbound"というゾンビゲームでLeap Motion Orionを用いてVRに対応させたプレイ映像
どうでしょうか、かなりの精度で手指のトラッキングが行われていることが分かります。
上の動画では男性がVR空間内で物を掴んだり投げたりしていますが、奥行きの認識のズレなどもなくスムーズに動作を行えている様子が伺えます。
また、下の映像はゾンビゲームにLeap Motion Orionを対応させたよりゲーム性の高いものとなっており、 ゾンビ相手に中指を立てて凸のポーズをとっている様子から、指一本一本のトラッキングもきちんとできていることが伝わってきますね。
現時点で手の動きをトラッキングするデバイスとしてはOculus TouchやPlaystation MOVEなどが知られていますが、 このLeap Motionのように手に何も装着することなく自然に手の動きのトラッキングを行うことのできるデバイスは、VR空間のアクセシビリティや没入感をより大きく向上させることでしょう。今後ゲーミング分野にどのようなカタチで応用されていくのか非常に楽しみです!
Leap Motion本体は10,000円前後、Orionはフリーでダウンロード可能
今回紹介した3Dトラッキングデバイス"Leap Motion"は、公式サイトやAmazonなどから10,000円前後での購入が可能です。
また、『Leap Motion Orion』のβ版は公式サイトの配布ページより無料でのダウンロードが可能です。
今はまだソフトの数が少ないとは思いますが、これからどんどん対応ソフトがリリースされると予想されるので3Dトラッキングに興味のある方やOculus Riftを買う予定の方は是非購入を検討してみてはいかがでしょうか!
最近はいろいろな新技術が出てきて楽しいね!これでゲームやったらめっちゃ面白いんだろうな~(゚∀゚)