2020年1月28日(水)発売の、PS4, Xbox One, PC(Epic Games)向けアドベンチャー『Journey to the Savage Planet』。
※現時点(記事投稿時点)で、日本語はダウンロード版のみの収録となっています。
本作は、2017年に創業したばかりの『Typhoon Studios』が手掛けるSFアドベンチャーゲームです。コミカルな世界観で描かれる未知の惑星を舞台に、ユニークなデザインの生物たちと触れあい、時には戦いつつ、惑星の謎を探っていきます。
当初はわずか3人で制作が開始されましたが、トレーラー公開後は、そのユニークな世界観とゲーム性が話題となりました。
ハード | PS4, Xbox One, PC(Epic Games) |
開発元 | Typhoon Studios |
価格 | 3,080円(税込) |
ジャンル | アドベンチャー |
プレイ人数 | 1~2人(オンライン対応) |
リリース日 | 2020年1月28日(水) |
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このゲームについて:
開拓計画へようこそ! このアップビートでカラフルな、一人称アドベンチャーゲームで、「Kindred Aerospace」社の新入社員となり、第4位の星間探索企業としての名声を知らしめよう。
わずかな装備とろくな計画もなしに、未知の惑星に降ろされ、その星を探検し、そこに生息する動植物の一覧を作り、そこが人類の居住に適するかどうか決めなければなりません。
いざ、冒険へ! 幸運を祈ります。ただし、あのベトベトするものには気を付けて!
本作の主人公は、惑星開拓を手掛ける『Kindred Aerospace社』の新入社員。ほとんどロクな装備も持たず、未開の惑星に降り立ったところから冒険は始まります。
30種類以上の生物と、数百種類のコレクションアイテム・シークレットが含まれており、未知の惑星で探索・戦闘・アイテム収集をこなしつつ、惑星に秘められた謎を暴いていきます。
ゲーム性自体は2016年にリリースされた『No Man's Sky』に似ており、レーザーピストル、ロケットパック、3Dプリンタなどの装備も登場します。
また、2人でのオンライン協力プレイにも対応しており、友人と一緒に惑星を探検することが可能です。
また、ブラックユーモアも満載で、本社の上司やオペレーターなど、様々な人物達とのユニークな会話も楽しめます。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
PlayStation LifeStyle -ラチェット&クランクを本格SFにしたようなゲーム
Score:90点
本作では3Dプリンターで生成された武器を片手に、燃料と資源を求めて未開の惑星を探検するという、本格的なラチェット&クランクの雰囲気を体験することができます。
旅の過程で、武器や装備、ツールのアップグレードが必要になってきます。本作のアップグレードオプションは豊富で、様々な方向に派生させることができるため、やりがいもあります。
搭乗する生き物たちも可愛らしいものからグロテスクなものまで多彩で、死んでしまったとしても、すぐに次の場所を探検したいという気持ちが湧いてきます。
さらにマルチプレイでは、友人と未知の発見を共有することで、より楽しさが広がるでしょう。
GOODな点
- ユーモアに溢れたカラフルな世界観
- 豊富なアップグレード要素
- 未知の場所を探検するワクワク感
- ユニークな生物たち
BADな点
- バグによって再起動しなければならないことがある
- 画面分割プレイに対応していない
PSX Extreme -驚くほど野心的なゲーム
Score:82点
本作には探検・探索・パズル(謎解き)要素などが全て凝集されており、カラフルで楽しい作品に仕上がっています。ステージ上には収集アイテムやログ(日記)が散りばめられており、集めていくことで実績を解除できるだけでなく、過去の物語について知ることが出来ます。
惑星はカラフルな風景とユニークな動植物で満ちており、ゲーマーの想像力を掻き立てます。実装されている素晴らしいフォトモードを利用することで、お気に入りの風景などを保存しておくことができます。
その他、楽しい協力プレイや戦闘、豊富なカスタマイズ要素なども含まれており、十分に価格に見合った内容が詰め込まれています。
GOODな点
- 価格に見合う25時間ほどの内容
- 凝縮されたユニークな体験
- 楽しいユーモアのセンス
- 様々な収集アイテムやログの数々
- 素晴らしいフォトモード
BADな点
- エイリアンのデザインが古臭い
- インターフェースが一部使いづらい
- ラストボスにがっかり
- ラストステージは、無意味に複雑で時間が引き延ばされる
PlayStation Universe -最も爽快なゲームの1つ
Score:80点
未知の惑星を、様々なツールを駆使して探検する本作のゲーム性は非常に楽しいです。死んでも復帰することは容易であり、そのたびに新たな挑戦方法を試すことが出来ます。
基本的にはコメディ調のトーンで物語が描かれ、登場人物たちもユニークなキャラばかりで面白いです。惑星の生物たちも独特なデザインをしており、特に強敵と出会ったときは戦闘が白熱します。
マルチプレイも楽しいですが、相方の方はホストのワールドで手に入れたアイテムや実績を保持できないため、あまり意味は無いように感じます。
本作はソロプレイが最も適した遊び方でしょう。
GOODな点
- ゲーム性が楽しい
- コメディ調のトーンが楽しい
- キャラの立った登場人物たち
- 独創的な生き物のデザイン
- 強敵との戦闘が楽しい
- 様々な冒険用のツール
BADな点
- 協力プレイでは、相方は進行状況や収集物をそのまま引き継ぐことができないため、あまり意味がない
- オンライン協力時に、グリッチや遅延などの問題に遭遇する
Eurogamer Italy -発見と驚きの連続
Score:80点
ゲームを開始したばかりの頃は発見の連続で、ワールド内の動植物やバイオームの多様性に驚かされます。ワールド中には多くの収集アイテムが隠されており、それらを用いて装備を強化することで、出来ることが増えていきます。
世界観もユーモアに溢れており、楽しく、のんきな冒険を体験することが出来ます。ゲーム中は常に何かを発見したいという衝動に駆られて、冒険に夢中になることができます。
照準が合わせづらい、細かなバグがあるなど不満点はいくつかありますが、それでも本作の面白さが損なわれるレベルではありません。
GOODな点
- ユーモア満載のユニークな世界観
- 動植物やバイオーム、収集物など発見の連続
- 美しいワールド
- 多くの強化&カスタマイズ要素
- 楽しく、のんきな冒険が体験できる
BADな点
- バグの数々
- 射撃の照準が合わせづらい
- 一部のボス戦は退屈
The Games Machine -挑戦的でやりがいのある謎解き要素
Score:78点
本作には挑戦的でやりがいのある謎解き要素が多く含まれており、魅力的な世界を冒険しつつ、キーとなる要素を探索するゲーム性は非常に楽しいです。
登場人物たちのやりとりとユーモアと皮肉に満ちており、時々本社から届くビデオメッセージを見るのは面白いです。コンテンツ量自体も、クリアまで約20時間ほどと、ちょうど良いものになっています。
ただし、戦闘も後半になると、単純な動作の繰り返して多少退屈に感じてしまいます。また、ボス戦には刺激が足りません。
GOODな点
- 挑戦的でやりがいのある謎解き要素
- 魅力的な探索要素
- 楽しさと皮肉に満ちたユーモア
- 多様性のある動植物たち
- 20時間ほどの丁度良いコンテンツ量
BADな点
- 後半の戦闘(射撃)は、繰り返しになって退屈
- やや刺激の少ないボス戦
Slant Magazine -悪趣味で邪魔なコメディ要素
Score:40点
本作は風刺を含んだ野心的なゲームであり、垂直性のある地形を含むワールドでは、スリリングな探検が可能です。
戦闘も楽しく、撃ちまくるものから精細な照準を要求されるものまで、バリエーションに富んでいます。
一方で、本作のコメディ要素は邪魔です。ゲーム中は絶えず開発者が面白いと思ったのであろうジョークを聞かされ、そのいずれも不快になるブラックユーモアばかりです。コメディに繊細さは無く、ネットスラングを含んだジョークも連発されるため、はっきり言ってうるさいだけです。
GOODな点
- 風刺を含んだ野心的なゲーム性
- 垂直性のあるスリリングな地形
- 戦闘は楽しい
BADな点
- 悪趣味で邪魔なコメディ要素
総合評価(トータルスコア)
総合Score(PS4版):74点
総合Score(XB1版):74点
総合Score(PC版):76点
GOODな点
- ユーモアに溢れたカラフルな世界観
- 豊富なアップグレード要素
- 未知の場所を探検するワクワク感
- 価格に見合う25時間ほどの内容
- 様々な収集アイテムやログの数々
- 素晴らしいフォトモード
- キャラの立った登場人物たち
BADな点
- 協力プレイでは、相方は進行状況や収集物をそのまま引き継ぐことができないため、あまり意味がない
- 画面分割プレイに対応していない
- バグの数々
- 一部のボス戦は刺激が少なく退屈
- 後半の戦闘(射撃)は、繰り返しになって退屈
- 悪趣味で邪魔なコメディ要素
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Journey to the Savage Planet』についての海外メディアの感想となります。
本作で評価されている点は、ユニークでカラフルな世界観でした。
起伏が激しく、謎解き要素に満ちたワールドは探索のしがいがあり、発見したもので装備をアップグレードし、さらに新たな領域へ進んでいくといった楽しさがあります。また、お気に入りの風景に出会った時のためのフォトモードも実装。
動植物たちのデザインも見事であり、新たな生物に出会うたびにドキドキ感があるとのこと。
これらにより、価格(約3,000円)に対して十分に満足できるコンテンツ量が含まれていると述べるレビュアーが多くいました。
一方で、本作のマルチプレイは楽しい反面、ワールドのホストでない方のプレイヤーは、発見したアイテムや実績を本編に引き継ぐことが出来ないため、あまり意味がないと述べるレビュアーもいました。
また、画面分割でのローカルマルチプレイに対応していない点にも不満が上がっていました。
そして、本作のウリであるユーモアに関しては、好意的にとらえるレビューアが大半だった反面、絶え間なく交わされるブラックユーモアに対して明らかな不快感を示すレビュアーもいました。このあたりは人によると思います。
全体的には、中々良いクオリティの作品に仕上がっているようで、元々3人のスタジオで作られたとは思えない面白さに仕上がっているようです。
No Man's SkyなどのSF探索ゲームが好きな方には、是非ともオススメしたい一作です!(゚∀゚)
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