世界的に有名なキーボードメーカーの JamesDonkey(中国)は、2022年4月、同社の最新モデルとして『JamesDonkey RS4』を発表しました。
『JamesDonkey RS4』は、87鍵(テンキーレス)型のメカニカルキーボードであり、Bluetooth, 2.4GHzワイヤレスによるワイヤレス接続のほか、Type-Cケーブルを用いた有線接続も可能なモデルとなっています。
そして最大の特徴として、筐体側面に音量調節用の物理的なボリュームノブが搭載されていることが挙げられます。
記事執筆時点ですでに販売が開始されており、価格価格は通常99USDとなっています。
ブランド | JamesDonkey |
モデル名 | RS4 |
キーレイアウト | 87キー(テンキーレス) |
材質 | Gateron Pro 2.0 Yellow キースイッチ アルミニウム合金フレーム |
対応通信規格 | Bluetooth, 2.4GHzワイヤレス, Type-C(有線) |
スイッチの押下圧 | 50g |
キーストローク | 4.0mm |
アクチュエーションポイント | 2.0mm |
ケーブル長 | 1.8m(Type-C) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
本体重量 | 780g |
今回紹介する『JamesDonkey RS4』は、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth、および有線USBType-C接続に対応するメカニカルキーボードです。WindowsやAndroidデバイスなど、OSを問わず幅広い機器に対しての接続が可能。
4,000mAhのバッテリーを内蔵しており、一回の満充電で長期間にわたり連続使用することが出来ます。
テンキーレスの87鍵レイアウトで、RGBバックライトが搭載。ゲーミングデバイスらしく、カラフルな照明効果を楽しむことが出来ます。
▼点灯パターンのカスタマイズも可能。
素材には高品質のGateron Pro 2.0 Yellow キースイッチを採用。フレームはアルミニウム合金が用いられるなど、高い耐久度と高級感を併せ持った筐体デザインとなっています。
▼全体的に黒を基調としたうえで、赤色キーのアクセントも追加。スタイリッシュな見た目です。
非常に快適なタイピングを実現するため、人間工学に基づいたデザインがなされており、ユーザーは正確なキーストロークとスムーズな入力を行うことができます。
▼本体重量は780グラムと比較的軽め。
そして筐体の左側面には物理的なボリュームノブを備えており、アナログ操作で音量を細かく調節することも可能となっています。
このように、スタイリッシュな外観・3WAY接続・長寿命バッテリー・ボリュームノブ搭載 などの特徴をもつ、ユニークで実用性の高いキーボードとなっています。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった・悪かった点を紹介していきます!
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- キーボード本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- ワイヤレスUSB2.4GHzアダプタ
- キーキャッププーラー
- USB Type-C ⇒ USB Type-Aアダプタ
▼説明書は日本語非対応ですが、イラスト付きのため理解しやすいと思います。
USBケーブルのほか、ワイヤレス接続用のアダプタも付属。
キーボード本体の外観
▼キーボード本体の外観。87キー搭載(テンキーレス)の比較的コンパクトなサイズ。
各キーが隙間なく詰め込まれているため、キー数に対して比較的コンパクトな筐体サイズとなっています。
▼私が普段使用しているキーボード(上)と本製品(下)を並べた様子。
▼本体重量も約780gと軽く、持ち運びにも適しています。
▼キー配列はTKLレイアウト。
▼大きくて打ちやすいSpaceキー。
▼4mmのキーストロークがあり、打つごとにシッカリとした打鍵感があります。
▼左側面の様子。
▼左側面には、音量を直感的に調節できるボリュームノブが搭載。
▼ボリュームUP・DOWNに加え、押し込むことでミュート機能を利用できます。
▼右側面の様子。特に何もありません。
▼背面の様子。
▼背面には有線接続・給電用のType-Cポートが用意されています。
▼底面の様子。
▼底面中央には、4つのスイッチが用意されています。
各スイッチの機能は、画像左から以下の通り。
- KeyBord RGB LIGHT:キーボードのRGBライトのオン/オフ切替
- Side RGB Light Strip:キーボードの横のRGBライトのオン/オフ切替
- 2.4Ghz / Bluetooth:ワイヤレス接続時の接続切替
- KeyBord Power:キーボード電源
▼底面下部にはゴム製の滑り止めが用意。
▼そして底面上部には2つの足が用意されており、展開することで作業に丁度良い角度で設置することが出来ます。
▼足を展開した様子。
このように、比較的コンパクトな筐体に、必要な機能がすべて詰め込まれたデザインとなっています。
独自の "GateronPro2.0 Yellow" 軸を採用
キーの軸には独自の "GateronPro2.0 Yellow" を採用しており、心地よい打鍵感を実現すると同時に、タイピング時の静音性も優れています。
▼付属のキーキャッププーラーを用いることで、簡単に各キーを取り外すことが可能。
▼キーキャップは白と黒の2色形成。
3種類の接続方法に対応
本製品は3種類の接続方法(Bluetooth, 2.4GHzワイヤレス, Type-C有線)に対応しており、プラグアンドプレイ対応のため、いずれの方法でもスムーズに接続することが出来ます。
▼付属のType-Cケーブルで有線接続した様子。
ワイヤレス接続を行う場合は、付属のアダプタをデバイス側に接続しましょう。
接続後、ソフトウェアやドライバのインストール不要で、あっという間に使用可能状態となります。
なお、有線接続時は内蔵バッテリーに対して給電も行われます。
▼給電中は左側面のインジケータが赤く点灯します。
筐体には4000mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、ワイヤレス接続の場合は、最大80時間の連続使用が可能となっています。
実際に使用した感想
それでは、実際に『JamesDonkey RS4』を使用した感想について紹介していきます。
パターンを自由自在に変更可能なRGBライト
本製品はキー裏および筐体サイドにRGBライトが仕込まれており、底面のスイッチがONの状態で様々な点灯パターンを楽しむことが出来ます。
▼まさにゲーミングキーボードらしい点灯!
RGBライトの点灯パターンや速度、輝度などは、ファンクションキー(Fn)と任意のキーを同時押しすることで簡単に調整することが出来ます。
- Fn + Pause:RGBの点灯パターン変更
- Fn + →(←):キーボードの点灯色変更
- Fn + ↑(↓):LEDの輝度変更
- Fn +-(+):点滅速度変更
- Fn +Scr:キーボード側面の配色・演出変更
▼実際の点灯の様子。様々なパターンを楽しむことができます。
側面のライトに関しても、キー裏のバックライトと別パターンで点灯させることが可能です。
このように、ゲーミングガジェットのように様々な点灯パターンを楽しむことができます。
▼バックライトのおかげで、暗所でもキー配置を把握しやすいです。
単色発光パターンからランダムなパターンまで、自分好みに簡単にカスタマイズできる点が魅力的ですね!
軽快で心地よい打鍵感
上述した通り本製品のキーストロークは4.00mmで統一されており、キーを押した際に満足感の高い打ち心地があります。
スイッチの押下圧は50gで、軽すぎず、重すぎない軽快な打鍵感を実現。
本製品に採用されている "GateronPro2.0 Yellow" は、アクチュエーションポイント(2.0mm)に到達してもカチッという音やクリック感がありません。これにより、一般的なメカニカルキーボード、ゲーミングキーボードと比較して、タイピング時のカチカチ音が静かめになっています。
▼実際にタイピングした際の様子
ただし、しっかりとした押し込み感はあるため、1つ1つのキーを意識してタイプすることができミスタッチを起こしづらかったです。
見た目も手触りも良く、打鍵感も心地よいため、タイピングを楽しくしてくれるキーボードであると感じました。ゲーマーにはもちろんのこと、私のようなライターやブロガーの方にもオススメできるキーボードであると言えます。
便利なボリュームノブ
筐体の左側面に用意されたボリュームノブを回すことで、デバイスの音量を直感的に調節することができます。
押し込むことでミュート状態にすることも可能。ノブのおかげでゲーム中や作業中でもスムーズに音量を調節できるため、サウンド面でのストレスが軽減されます。
特に私のように、在宅ワーク中に電話やオンライン通話を行う機会の多い方にとって、ミュート機能は重宝するのではないでしょうか!
心地よい打鍵感の高機能メカニカルキーボード
- 性能:(☆4.5)
- デザイン:(☆5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆5)
今回紹介した『JamesDonkey RS4』について、特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- スタイリッシュで比較的コンパクトな筐体デザイン
- 簡単に調節可能で、見た目的にも楽しいRGBライト
- 便利なボリュームノブ
- 軽快で爽快感のある打鍵感
- 3種類の接続方法(有線・無線)に対応
- 長持ちするバッテリー容量
悪かった点
- 日本語配列ではない(英語配列)
以上のように、タイピングを楽しくしてくれる心地よい打鍵感のメカニカルキーボードとなっています。
キーストロークが深く、1つ1つに確実な押し込み感があるため、ゲーミングだけでなく単純な文字入力作業などに用いても、心地よいタイピングを楽しむことができるでしょう。
RGBライトによる点灯も美しく、点灯パターンや輝度などをワンタッチで調節できる点も魅力的ですね。
そして独自のGateronPro2.0 Yellow軸を採用したことにより、心地よい打鍵感の一方でタイピング音が比較的小さく抑えられています。外出先や仕事作業用キーボードとしても問題なく活用できると思います。
無心の作業になりがちなタイピングを、少しでも楽しくしてくれるキーボードとしてオススメの一品です!
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