2020年9月1日(火)発売の、PS4, Xbox One, PC向けリアルタイムストラテジーゲーム『Iron Harvest』(アイロンハーベスト)。
本作は、第一次世界大戦後の1920年代の並行世界を舞台にした、リアルタイムストラテジー(RTS)ゲームです。
世界大戦の混乱から回復しつつあるヨーロッパを舞台に、欧州の存亡を危うくする新たな脅威に対して、歩行兵器(メカ)を駆使して立ち向かっていきます。
ハード | PS4, Xbox One, PC |
開発元 | KING Art |
価格 | 6,290円(税込) |
ジャンル | リアルタイムストラテジー |
プレイ人数 | オンラインマルチプレイ対応 |
リリース日 | 2020年9月1日(火) |
このゲームについて:
『Iron Harvest』は、第一次世界大戦後の「1920+」の並行世界を舞台にした、リアルタイムストラテジーゲーム(RTS) 。ゲーム内では巨大なディーゼルパンクのメカを操り、壮大なシングルプレイヤーと協力プレイのキャンペーンだけでなく、マルチプレイヤーのファンも楽しめる、戦場での激しいアクション満載の戦いが組み込まれている。『Iron Harvest』は、ファン待望の古典的なリアルタイムストラテジーゲームだ。
伝統が科学と技術の進歩と衝突する一方で、ヨーロッパはまだ第一次世界大戦の過酷な戦いから回復しているところだ。都市は再建されつつあり、田舎では『Iron Harvest』の時代が始まった。農民たちは、第一次世界大戦の戦場で戦った荘厳な歩行兵器の残骸を発掘している。
この混乱の中で、欧州の存立を危うくする新たな脅威が出現する。秘密部隊は、国全体の不安定化に全力を傾け、世界を再び火の海にし、最終的には全土の支配を目論んでいる。
数十種類の部隊、および大量の歩行メカを率いて敵に立ち向かう、見下ろし視点型の戦略ストラテジーゲームとなっています。
3つの異なる派閥には独自の能力をもったユニークヒーローが存在しており、彼らをいかにうまく活用するかがカギとなります。
3つのキャンペーン・20以上のミッションから成るシングルプレイヤーキャンペーンから、フレンドとチームを組んで協力プレイで一緒にキャンペーンをこなすオンライン協力プレイまで、幅広い楽しみ方が可能です。
ただ戦うだけでなく、資源を入手するための地点を開拓し、拠点を築き、防御を固めるなどの要素も大切です。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Player 2-巨大メカたちが闊歩する圧倒的な迫力
Score:83点
本作のゲーム性自体はよくあるストラテジーゲームとあまり変わりありませんが、巨大なメカが戦場を闊歩する様は非常に迫力があります。
爆発時・破壊時などの効果音・ビジュアルエフェクトは見事であり、プレイヤーをゲーム内に惹き込みます。
ストーリーの内容・演出も素晴らしく、他のストラテジーゲームよりも物語の内容を重視して制作されていることが分かります。
堅実に楽しい戦略ゲーであると言えます。
良かった点
- 部隊やメカのカスタマイズ要素
- 素晴らしいストーリー
- 巨大なメカによるダイナミックな破壊
- 見事な効果音・エフェクト
- 戦略性の高いゲームプレイ
悪かった点
- キャンペーンの展開が遅い
COGconnected-非常にクールなメカの数々
Score:80点
本作のキモは何といっても、非常に見栄えの良いグラフィックで描かれる、クールなデザインのメカたちです。
カットシーンの数々、および実際のゲームプレイでメカたちが動き回る様は実に見ごたえがあり、実写映画化してほしいと感じたほどです。
リアルタイムストラテジーとしてのゲームプレイ自体は堅実な出来となっており、特に目新しいものはありませんが、不可もなく楽しめるといった感じです。
メカ好きのゲーマーはきっと気に入る作品だと思います。
良かった点
- 素晴らしいメカの数々
- 堅実なリアルタイムストラテジー
- クールなアートデザイン
- 非常に見栄えの良いグラフィック
悪かった点
- キャンペーンモードの内容はイマイチ
- 一部のモードでストレスがたまる
GamingTrend -ボリューミーなキャンペーンモード
Score:75点
本作は、魅力的なディーゼルパンクの世界観がリアルタイムストラテジーに取り入れられた、非常に独創的なタイトルです。
キャンペーンモードでは多種多様なミッションが用意されており、非常にボリューミーな内容となっています。
戦略ゲーとしてのゲームデザインも洗練されており、部隊・メカの各要素がバランスよく機能します。
一方で、キャンペーンモード以外の要素(特にオンラインマルチ)でのコンテンツが不足している点は残念です。
良かった点
- 様々なミッションを含むボリューミーなキャンペーンモード
- 洗練されたゲームデザイン
- 魅力的なディーゼルパンクの世界観設定
悪かった点
- ぎこちないAIユニット
- キャンペーンモード以外のコンテンツが少ない
- コンテンツが限定されたマルチプレイモード
Cultured Vultures -ありふれたストラテジーゲーム
Score:50点
本作の世界観とビジュアルは確かに優れたものであり、メカの迫力には圧倒されます。
それだけに、ゲーム性自体が他のストラテジーゲームと大差ない点が非常に残念です。
メカはせっかく大量の種類が登場するにも関わらず、各個体ごとにあまり性能差がありません。
戦闘時のシステム自体も他の戦略ゲーとほとんど同じです。もっと本作の独創的な世界観を活かしたシステムを採用すべきだったのではないでしょうか。
その他、カットシーンのキャラクターの口の動きが台詞と合っていないなど、クオリティの低い部分も散見されます。
面白いコンセプトを持ちつつも、ありふれたリアルタイムストラテジーゲームとなってしまっています。
良かった点
- 優れた世界観とビジュアル
- メカの迫力に圧倒される
悪かった点
- 深みのないゲームシステム
- ありふれた戦略ゲー要素
- カットシーンのアニメーションクオリティが低い
- 各メカの能力があまり変わらない
総評:魅力的な世界観で描かれる、堅実なリアルタイムストラテジー
総合Score:75点
GOODな点
- 様々なミッションを含むボリューミーなキャンペーンモード
- 巨大なメカによるダイナミックな破壊
- 見事な効果音・エフェクト
- 戦略性の高いゲームプレイ
- 非常に見栄えの良いグラフィック
- クールなアートデザイン
BADな点
- キャンペーンの展開が遅い
- キャンペーンモードの内容はイマイチ
- 各メカの能力があまり変わらない
- キャンペーンモード以外のコンテンツが少ない
- 深みのないゲームシステム
- ありふれた戦略ゲー要素
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Iron Harvest』についての海外メディアの感想となります。
巨大なメカたちが闊歩する迫力満点の戦場
本作の目玉となる巨大歩行メカたちが戦場で戦う様子は、ビジュアル・サウンドともに非常に迫力があると、いずれのレビュアーからも好評です。
メカたちのデザインもバリエーション豊かで、この手の世界観が好きな人にはたまらないだろうと述べられています。
キャンペーンモードでは多種多様なミッションが用意されており、部隊・メカの各要素が密接に絡み合うことで戦略性の高いバトルが楽しめるとのこと。
戦略ゲーとしては堅実な出来となっていると評価されています。
ゲーム性自体は他の戦略ゲーと大差ない
一方で、ゲームシステム自体にオリジナル性が足りず、他の戦略ゲーと大差ないという意見もありました。
せっかくクールなメカ達を登場させているにも関わらず、外見以外の能力自体は大差なく、そのせいで攻略の深みに欠けるという指摘もありました。
また、キャンペーン以外のモードについてコンテンツが少なく、特に肝心のオンラインマルチプレイではフレンドと共闘できるマップの数に限りがあるなど、もったいない制限が課せられているとのこと。
メカ好きには是非オススメしたい作品
いずれにせよ、本作に登場するメカの迫力・デザインに対する評価は高く、ゴツいメカが登場するゲームが好きな方であればきっと気に入るであろうとのこと。
ゲームシステム自体はオリジナル性には欠けるという意見も多いですが、クオリティ自体は堅実な出来となっているため、戦略ゲー好きでも楽しめると思います。
ゴツいメカ達が戦場でバンバンやり合う迫力を、ぜひ実際に体験してみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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