新型コロナウイルスの影響により、最近ではリモートワークやテレワーク、オンライン授業などが一般化してきましたね!
また、お家時間が増えたことで、プレイステーション5(PS5)やXbox Series X(XSX|S)、PCなどでゲームをプレイする時間が増えた方も多いと思います。
これらに共通している点は、モニター(ディスプレイ)が必要であるということですよね。特に外出先でもモニターを使った作業を行いたい場合には、持ち運びやすい ポータブルモニター が非常に役立ちます。
今回は、持ち運びやすいサイズ&軽さに加えて、自立スタンド付属で汎用性にも優れた、高コストパフォーマンスなモデル『InnoView INVPM406 モバイルモニター』について紹介したいと思います!
▼15.8型モデル
ブランド | InnoView |
モデル名 | INVPM406 |
ディスプレイサイズ | 15.8インチ, 16:9(非光沢IPS) |
解像度 | 1920×1080(FHD) |
リフレッシュレート | 60Hz |
視野角 | 178度 |
輝度 | 300cd/m2 |
搭載ポート | USB Type-C×2 mini HDMI 3.5mmオーディオ |
スピーカー | スピーカー搭載 |
本体サイズ | 304×205×20mm |
本体重量 | 約865g |
今回紹介する『InnoView INVPM406 モバイルモニター』は、15.8インチ、フルHD(1920×1080)解像度、HDR対応の非光沢IPSディスプレイを搭載したモバイルモニターです。厚さ5m、本体重量わずか約865gという非常にコンパクトなデザインとなっており、自宅におけるサブモニターとしての利用だけでなく、外出先での利用にも適したモデルです。
▼タブレットのように持ち運べる手軽さ!画面保護カバーとしてもスタンドとしても機能する「カバースタンド」が付属しています。
筐体本体には USB Type-Cポート および mini HDMIポート が搭載されており、PCやスマホ、タブレット端末はもちろん、ニンテンドースイッチやPS5、XSX|Sなど最新の家庭用ゲーム機への接続にも対応します。
▼充実したポートが用意。
スピーカーが内蔵されており、スタンドアローンでサウンドを楽しむことも出来ます。
▼ HDR(ハイダイナミックレンジ)・60fps(FreeSync)対応 のIPSスクリーンによる美しく滑らかな映像を楽しめます。ゲーム機のUSBポートからモニターへ給電することも可能。ただしSwitch等のゲーム機からモニターへ給電する場合、電圧が安定せず、画面がチカチカ点滅する可能性が高いです。安定して使用するためには、付属の電源アダプターでモニターへ別途給電を行ってください。
低ブルーライトモードも搭載しており、細かな作業を長時間続ける場合に眼精疲労を予防することが可能です。
▼ゲーム機やモバイル端末、PCなど幅広いデバイスに接続して利用できます。
▼DP ALT MODE(映像出力)に対応する端末ならケーブル一本だけで接続可能。
このように、幅広い用途・デバイスに用いることの出来る、汎用性の高いモバイルモニターとなっています。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを分かりやすく紹介していきます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- モニター本体
- 電源アダプタ
- ユーザーガイド
- スマートカバー
- HDMI - mini HDMIケーブル
- USB Type-C - Type-Cケーブル
- USB Type-C - USB-Aケーブル
- クリーニングクロス
- クイックガイド
- 保証書
▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応しています。
▼付属のクイックガイドには、デバイスごとの接続方法が丁寧に解説されています。
モバイルモニター本体の外観
▼モバイルモニター本体。ベゼル(画面縁)の幅が約4mmと非常に狭く、15.8インチの大きな画面に対してコンパクトな筐体サイズに収まっています。
▼背面の様子
▼背面中央には、モニタースタンドに取り付けられるポートが用意されています。
▼本体重量は約865gと軽く、10インチ型タブレット端末と同程度の重さで持ち運びに適しています。
厚みは薄い部分で約5ミリほど。ポート類が集約されている下部が、やや出っ張った形状となっています。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
▼下部にはゴム製の滑り止めが施されており、モニターが滑り落ちてしまうのを防ぎます。
インターフェース構成
続いて、インターフェース構成について紹介していきます。
▼(正面から見て)本体左側面の様子。画像右側から3.5mmオーディオジャック、 ダイヤルボタン、電源ボタンが用意。
▼(正面から見て)本体右側面の様子。画像左側からmini HDMIポート、USB Type-Cポート×2(電源・信号伝送対応)が搭載。
▼下部の様子。両サイドにスピーカーが内蔵されており、スタンドアローンでサウンドを楽しめます。
このように、限られた筐体サイズに対して、必要なポート類・操作インターフェースがすべて詰め込まれたデザインとなっています。
カバースタンドが付属
本製品には、ディスプレイ保護カバーとしても、スタンドとしても機能するカバースタンドが付属しています
▼モニター本体とはマグネットで吸着します。
カバースタンドをモニター背面で折りたたむことで、モニタースタンドとして機能します。
▼モニターを設置した様子。
▼設置時の安定性は良く、角度は柔軟に調節することが可能です。
そして完璧に折りたたむことで、ディスプレイを保護したままモニターを持ち運べるカバーとしても機能します。
▼カバースタンドを装着した状態でも、厚みにそこまで変化はありません。
▼MacBook Airと重ねた様子。大きさの比較。
▼ノートパソコンのように、片腕に抱えて簡単に持ち運ぶことが出来ます。
別途スタンドを持ち運ぶ必要もないため、機能性・携行性に優れたモバイルモニターであると言えます。
実際に使ってみた感想
それでは、『InnoView INVPM406 モバイルモニター』を実際に使ってみた感想について紹介していきます!
なお、今回のレビューでは私が所有している ニンテンドースイッチ(有機ELモデル)や PC(MacBook Air)に接続して使用してみました。
▼スイッチ本体とモニターを、付属のmini HDMIケーブルを用いて接続。
モニター本体には、付属の電源供給用Type-Cケーブルを用いて給電する必要があります。また、Switchなどのゲーム機にも純正アダプタで別途給電を行う必要があります。
ゲーム機接続時
まず、ニンテンドースイッチに接続して使用してみました。
フルHD解像度対応のIPSディスプレイでは、深みのある綺麗な色合いで映像を楽しむことが出来ました。
▼流石に解像度は4Kモニターに敵いませんが、それでも十分に満足度の高い綺麗な映像を楽しめます。
▼15.8インチ画面で描かれる映像は迫力があります。
▼実際にプレイしている際の様子。気になる遅延なども一切見受けられず、滑らかな描画でゲームを楽しめました。
近くのオブジェクトから遠方の建物の細部に至るまで詳細に描画されており、HDR対応のおかげで、色合いも非常に綺麗です。
リフレッシュレートは60fpsに対応。さすがにハイエンドモデルのモバイルモニターと比べると描画の滑らかさは劣りますが、激しく動き回るアクションゲームやシューディングゲームをプレイした場合でも、ゲームプレイに支障はありませんでした。
PC接続時
続いて、PC(MacBook Air)に接続した場合も試してみました。
▼Type-C to Type-Cケーブルを用いて接続。
PCと接続した場合、画面の複製・拡張などを行うことができ、モバイルモニターを便利なセカンドディスプレイとして活用できます。
▼表示域が増える分、作業効率が圧倒的に向上します。
▼ウェブサイト閲覧時。細かな文字まで明瞭に描画されており、目が疲れることはありませんでした。
▼実際に拡張ディスプレイとして使用している様子。操作に対する遅延などは見受けられませんでした。
このように、いずれのデバイスに接続した場合でも、満足度の高い映像体験が可能なモバイルモニターとなっています。
画面の映り込みは気にならない
本製品のディスプレイには非光沢IPSパネルが使用されており、使用中、画面に対する映り込みなどは気になりませんでした。
光沢IPSパネルとは異なり、背後の光源などによって画面が見づらくなることもなかったので、どのような場所でもストレスなく利用できるようになっています。
スピーカーの音質は及第点
上述した通り、本製品の下部にはスピーカーが内蔵されています。
▼実際のサウンド出力の様子。
中~高音域に関してはよく響きますが、低音に関してはほとんど潰れてしまっており、音圧も弱いため、サウンドの迫力には期待できないでしょう。
音を聞き取る分には問題のない音質ですが、あくまで及第点レベルといったところでしょうか。
本製品は側面に3.5mmオーディオポートを搭載しており、外付けスピーカーやイヤホン等でもサウンドを楽しめます。迫力のあるサウンドを楽しみたい場合は別途スピーカーやヘッドセットの用意をオススメします。
▼オススメの外付けスピーカー
充実した設定項目
本製品には充実した設定項目が用意されています。
▼左側面のダイヤルボタンを押し込んでメニューを呼び出す。
明るさやコントラストなどの一般的な項目が用意されているほか、HDR や 低ブルーライトモード などの切り替えも可能です。
▼言語も日本語に完全対応している点は嬉しいですね。
▼ FreeSync機能 も用意されており、安定したフレームレートでゲーミングを楽しめます。
好みに応じて、映像品質を細かく調節できるのは嬉しいですね!
15.8インチ・フルHD解像度対応の高汎用性モデル
【個人的な評価】
- 性能:(☆4)
- デザイン:(☆5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆5)
今回紹介した『InnoView INVPM406 モバイルモニター』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 軽量かつ薄型で、持ち運びに適したデザイン
- 薄ベゼルのスタイリッシュな外観
- 充実した付属品
- カバースタンドが付属
- HDR対応の色鮮やかな映像出力
- FreeSync機能対応で滑らかな描画
悪かった点
- スピーカー音質はそこそこレベル
以上の通り、綺麗なFHD映像、FreeSync機能対応の滑らかな描画、持ち運びやすい筐体サイズによって、全体的に汎用性の高いモバイルモニターに仕上がっています。
フルHD解像度、HDR対応のディスプレイは十分に美しく、色合いも鮮やかで満足度の高い映像体験が可能です。PC用のサブモニターとしてだけでなく、次世代ゲーム機のモニターとしても十分に活躍できると思います。
カバースタンドが付属しているおかげで、別途スタンド類を用意せずとも、デスク上に置いたり、ディスプレイを保護したまま持ち運べる点も実に便利ですね。
スピーカー品質はイマイチですが、3.5mmオーディオジャックが用意されているので、イヤホンや外付けスピーカーを接続すれば音の問題は解決するでしょう。
価格もリーズナブルで、実用性の高いモバイルモニターを探している方には、是非オススメしたいモデルの1つとなっています!
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