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ガジェットレビュー

『Innocn 27C1U 4Kモニター』レビュー!HDR400・AdaptiveSync対応の高コスパモデル

2022年8月24日

中国・深圳のモニターメーカーであるInnocnは2022年3月に『INNOCN 27C1U』を発売しました。

4K解像度の27型モニターであり、HDR400対応、AdaptiveSyncに対応するなど、4万円前後のモニターとしては優れたスペックのモデルとなっています。作業用はもちろん、ゲーミング用の4Kモニターを探している方にもオススメです。

今回はこの『INNOCN 27C1U』について、提携先より提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきます!

ブランド Innocn
型名 27C1U
ディスプレイサイズ 27インチ
解像度 ‎3840 x 2160(HDR400対応)
アスペクト比 16:9
リフレッシュレート 60Hz(AdaptiveSync対応)
スピーカー 5Wスピーカー×2 内蔵
インターフェース ・オーディオポート(3.5mm)×1
・ディスプレイポート(DP1.4)×1
・HDMIポート2.0×2
・USB Type-Cポート(65W給電対応)×1
・USB3.0×2
・USB-B×1
重力センサー 内蔵
調整範囲 左/右:45°
上/下±5°
前:5°
後:20°
ピボット:±90°
本体サイズ 1089.4×547.4×286mm(スタンド含む)
本体重量 約11.5kg

3840 x 2160(4K)解像度対応の27インチディスプレイを搭載。ディスプレイにはIPS非光沢パネルを採用。HDR400対応により、色鮮やかで明瞭な映像を楽しむことができます。

▼HDR400、100%sRGBの色域による色鮮やかな映像表現。

そして最新の "AdaptiveSync技術" を搭載しており、GPUがレンダリングするフレームレートに合わせたディスプレイ表示が可能になるため、ゲームではラグや遅延,テアリング(tearing)のない滑らかな画面表示を実現しています。映像再生時のカク付きもなくなり、消費電力の低減にもつながるとのこと。

スリムベゼルデザインのため、ディスプレイの大きさに対して比較的コンパクトな筐体サイズとなっており、デュアルモニター化にも適しています。

ブルーライト軽減機能が搭載されており、ただ映像が綺麗なだけでなく、目が受ける疲労や刺激を効果的に軽減。映像コンテンツを快適に視聴したり、長時間のPC作業を行った場合でも目が疲れにくくなっています。疲労軽減により集中力が高まり、生産性が更に向上するでしょう!

そして筐体下部には充実した入出力端子を搭載しており、幅広いデバイスの接続、および様々な作業用途に対応することが可能となっています。

【搭載インターフェース】

  • オーディオポート(3.5mm)×1
  • ディスプレイポート(DP1.4)×1
  • HDMIポート2.0×2
  • USB Type-Cポート(65W給電対応)×1
  • USB3.0×2
  • USB-B×1

そして本製品は65W給電対応のType-Cポートを搭載しており、スマホやノートPCなどの周辺機器に対して充電を行うことも可能。

データ通信と電源供給をケーブル1本のみで行うことができるため、優れた使い勝手を実現しています。

左/右 45°、上/下 ±5°、前方 5°、後方 20°、ピボット ±90°の可動域を擁しており、設置場所や状況に応じて、作業しやすい角度へ柔軟に調節することが可能。

"重力センサー機能" も搭載しているため、モニター角度(傾き)を変更することで横表示と縦表示をスムーズに切り替えることが可能。仕事用にも自宅で映画、ゲーム、番組用にも画面を見やすい角度に設置でき、長時間の視聴でも疲れづらい設計がなされています。

価格も4万円前後と、4Kモニターとしては比較的リーズナブルな値段に収まっており、コストパフォーマンスにも優れたモデルとなっています。

製品本体および付属品

製品本体および付属品について紹介していきます。

▼製品外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

  • モニター本体
  • 電源アダプタ
  • ユーザーマニュアル
  • DPケーブル
  • Type-Cケーブル
  • USB-Bケーブル
  • HDMIケーブル
  • スタンド
  • ベース
  • 色補正レポート

▼説明書は日本語にも完全対応しているので安心です。

▼DPケーブル、Type-Cケーブル、HDMIケーブル、USB-Bケーブルが同梱されており、モニター購入後すぐに多彩なデバイスへ接続できる点は嬉しいですね!

▼モニターの設置に用いるスタンドやベース一式。

▼ベース底部には滑り止めも施されています。

▼特にスタンド部分が結構重く、モニターを組み立てると全体で約11kg。そこそこの重さになります。

▼電源アダプタ。大きめのサイズで、デスク上に置くとちょっと邪魔に感じるかもしれません。

このように、充実したパッケージ内容となっています。電源アダプタを除くケーブル類が4種類も付属している点は嬉しいですね。

モニター本体

▼モニター本体。結構なズッシリ感があります。横613.3mm、縦367mmの大きさ。

▼下部には電源ボタンに加え、操作用のボタン類が用意されています。

▼背面の様子

▼背面中央には、スタンド接続用のポートが用意されています。

▼モニター底部の様子。

▼底部にはUSB-Aポート×2、USB-Bポート、HDMIポート×2、ディスプレイポート(DP)、Type-Cポート、3.5mmオーディオジャック、電源ポートが用意。Type-Cポートは65W給電に対応しています。

▼そして底部左右にはスピーカーが内蔵されています。

モニタースタンドの取り付け(設置方法)

モニタースタンドの取り付け方は 非常に簡単です

ドライバー等の工具は不要。モニター自体を寝かせた状態で取付作業が完結するため、女性や子供でも1人で簡単に組み立てることが可能でしょう。

まずはモニター裏面にスタンドを取り付けます。

▼カチッと音がするようにスタンドを接続。

なお、取り外したい場合は、スタンドのレバーを押すことで簡単に外せます。

続いて、スタンドの下部にベースを取り付けます。

▼ベースが外れてしまわないように、挿入後、ベース底面のネジを締めておきましょう。

▼ネジは素手で締めることが可能。

これだけの手順で組み立ては完了です!

組み立て手順で工具などは一切不要なため、誰でも簡単に設置できるようになっています。

▼実際に設置した様子。

▼真上から見た様子。スタンドを取り付けた状態でも、あまりスペースを取りません。

▼ディスプレイ部は左右-45~45度の角度で調節可能です。

また、ディスプレイ高さも簡単に調節することが可能です。

▼一番高く上げた状態。

一番高く上げた状態で、接地面から約16.5cmほどの高さ。

▼一番低く下げた状態。

一番低く下げた状態で、接地面から約4.5cmほどの高さ。

▼真横から見た様子。

前傾5度, 後傾20度の範囲で調節可能です。

▼背面から見た様子。

▼スタンド下部には、コード類を束ねられるように穴が空いています。

そしてディスプレイ自体を時計回りに、0~90度の角度で回転させることができます。

▼90度の縦向き設置した状態。

このように、モニター自体はスタイリッシュなデザインとなっており、オシャレなオフィスからゲーミングデスクまで、あらゆる場所に溶け込むことができると思います。

また、角度や傾き、高さなども柔軟に調節することも可能。優れたユーザビリティを実現したモニターであると言えるでしょう!

実際に使用した感想

それでは、実際に『INNOCN 27C1U 4Kモニター』を使用した感想について紹介していきます。

色鮮やかな4K・HDR400対応ディスプレイ

4K(3840 x 2160)解像度・HDR400対応ディスプレイで映し出される映像は、とても綺麗で見やすいです。

ウェブサイト閲覧時でも細かな文字まで鮮明に描画されるため、見やすくて目が疲れづらいです。

▼視野角の広いIPSパネルのおかげで、いずれの角度からでも鮮明に見えます。

▼ノングレア加工のおかげで、環境光などの反射で目が疲れるのを防いでくれます。

▼YouTubeで4K動画を再生した様子。高い色域カバー率とコントラスト比によって、深みのある色鮮やかな映像を楽しむことができていました。

▼HDR400対応のおかげで濃淡がクッキリと描画されており、深みのある色合いを楽しめます。

気になる色ムラなども確認できず、PCゲームプレイ時にも入力遅延を感じることはありませんでした。

▼PCゲーミング時でも満足度の高い体験が可能!

また、後述するメニュー画面よりモニターのプロファイル(描画モード)を変更することで、動画視聴や作業など、用途に適した映像品質に調節することも可能です。

▼PS5と接続した様子。

▼接続時の映像出力情報

▼実際にゲームをプレイ

近くのオブジェクトから遠方の建物の細部に至るまで詳細に描画されており、色合いも自然で綺麗です。

明暗の差が非常に良く描画され、明るい部分と暗い部分にメリハリがつけられていました。

▼直取り写真では分かりづらいと思いますが、映画館のように深みと臨場感のある映像でゲームを楽しめます。

また、AdaptiveSync技術により、スペックシートでは60Hzリフレッシュレートとなっていますが、低リフレッシュレートには感じられないほど滑らかな映像を描画できていました。

▼シューティングゲームなど、激しく視点移動を行うゲームも支障なくプレイすることが可能です。

画面に集中できるフレームレス(薄ベゼル)設計

本モニターにはフレームレス設計がなされており、画面縁(ベゼル)の幅がとても薄いです

▼縁の非表示部分はわずか8~9mmほど

これにより、筐体デザインがスタイリッシュになるだけでなく、映像への集中度をさらに増すことができます

また、モニター同士をつなげてデュアルディスプレイ化する際にも、違和感なくディスプレイ同士を接続することが可能でしょう。

65W対応のType-Cポートが搭載

本製品には最大65W出力に対応したType-Cポートが搭載されており、対応デバイスに対して給電を行いつつ、ケーブル一本で映像・音声の伝送を行うことができます。

▼付属のType-Cケーブルを用いて、MacBook Air M2と接続した様子。

▼Type-Cケーブル一本で、MacBookのディスプレイ映像を複製・拡張してモニターに映し出すことができます。

作業用モニターとしても嬉しい設計です。

豊富なオプション項目が用意

ディスプレイ下部のボタンを押すことで、メニュー画面が表示されます。

メニュー画面では、明るさ、コントラスト、色温度などの一般的なオプション項目が用意されています。

▼PIP/PBPモードも用意。複数映像ソースの同時表示が可能です。

描画モードプリセットの切り替え機能も用意されていますが、ゲーミング用のプリセットは用意されていませんでした。

▼アスペクト比は、デフォルトの16:9以外にも変更可能です。

重力センサーが搭載

また、メニュー画面では『重力センサー』のオン/オフが切り替えられます。

重力センサーを "オン" にした場合、ディスプレイの傾きを変更すると、スマホやタブレットのように映像の向きも自動的に調整されるようになります。

▼4Kモニターを、まるでビッグサイズのスマホやタブレット端末のような表示形式で使用できます!

デスク上のスペースの問題で、横にモニターを設置する余地のない場合などには実に役立つ機能だと思います。

活用の幅が広いという点も、本製品の優れた要素の1つですね。

スピーカー音質はイマイチ

上述したように、本製品には下部に2基のスピーカーを内蔵しています。

そのため、モニター単体でサウンドを楽しむことも可能なのですが、正直言って音質はイマイチです。

確かに中~高音域に関しては比較的クリアに聞こえます。映画やアニメなどを視聴していて、セリフが聞き取りづらいといったことはないでしょう。

しかし低音に関しては完全につぶれており、全くと言って良いほど響きません。そのため、映画視聴時やゲームプレイ時の迫力が半減してしまいます。

そもそもモニター類の内蔵スピーカーは一般的に悪いものが多いため、そのために3.5mmオーディオポートが用意されています。

もしもサウンド品質を向上させたい場合には、別途外付けスピーカーの購入をオススメします。

▼オススメの高コスパな外付けスピーカー

ゲーミングから仕事、動画視聴まで幅広い用途に活用できる4Kモニター

【個人的な評価】

  • 性能:(☆4.5)
  • デザイン:(☆4.5)
  • 扱いやすさ:(☆5)
  • 価格(コスパ):(☆5)
  • 総合評価:(☆5)

今回紹介した『Innocn 27C1U 4Kモニター』について、特長をまとめると以下の通りです。

良かった点

  • 薄ベゼルのスタイリッシュなデザイン
  • 充実した付属品
  • 非常に柔軟な可動域
  • HDR400対応で深みのあるカラフルな映像出力
  • 充実したインターフェース
  • 65W対応Type-Cポート搭載
  • 重力センサー内蔵
  • AdaptiveSync対応

悪かった点

  • サウンド品質は及第点レベル
  • 電源アダプタが大きい

以上の通り、ゲーミングから仕事、動画視聴まで、幅広い用途に活用できる高コスパな4Kモニターとなっています。

4K対応ディスプレイで描画される映像は実にクリアで、細かな文字まで鮮明に描画されるため見やすいです。ブルーライトカット機能や輝度調節機能も用意されており、目にも優しく作業用モニターとしても活躍するでしょう。

HDR400対応により、明暗にメリハリが生まれており、ゲーミングや動画視聴時に、映画館のような臨場感のある映像を楽しむことができます。リフレッシュレートは60Hzと低めですが、AdaptiveSync対応によりラグや遅延,テアリング(tearing)が軽減されており、ゲーミングにも十分に活用できるほど滑らかな映像を実現できていました。

縦横・上下・回転など柔軟な可動域を擁しており、幅広い用途に活用できる点もGOOD。65W対応Type-Cポートを搭載しており、Macデバイス等をケーブル一本で接続できる点も嬉しいですね。

一方で、電源アダプタのサイズが大きめである点が気になりました。小さなデスク上に置く場合、やや邪魔に感じるかもしれません。

何はともあれ、この価格帯のモニターとしては優れたスペックであり、同価格帯で4Kモニターを探している方にはぜひオススメしたい高コスパモデルと言えます!

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