2021年8月20日(金)発売の、PS4, PS5向けオープンワールド・アクションアドベンチャーゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット』(Ghost of Tsushima Director's Cut)。
本製品は、2020年7月に発売された『ゴースト・オブ・ツシマ』に様々な追加要素、および完全新規ストーリーを搭載した完全版とも言える作品です。
またPS5版ではパフォーマンスが強化されており、4K映像によるゲームプレイ、デュアルセンスコントローラのハプティックフィードバック機能、アダプティブトリガーなどが実装されています。
PS4版の無印版『ゴースト・オブ・ツシマ』を所有している場合には、税込3,300円でPS5版ディレクターズカットへのアップグレードが可能です。
▼無印版のレビューはコチラ
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『Ghost of Tsushima』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2020年7月17日(金)発売の、PS4向けアクションアドベンチャーゲーム『Ghost of Tsushima』(ゴースト・オブ・ツシマ)。 本作は、オープンワールドで描かれた中世日本(13世紀後半) ...
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ハード | PS4, PS5 |
開発元 | Sucker Punch |
価格 | ダウンロード版:4,990円(税込) パッケージ版:5,489円(税込) |
ジャンル | 大法廷バトル |
プレイ人数 | 1人(オンラインプレイ時:最大4人) |
リリース日 | 2021年8月20日(金) |
このゲームについて:
文永(十三世紀後半)、コトゥン・ハーン率いるモンゴル帝国(大元)の大軍勢が、日本侵攻の足掛かりとして対馬に上陸した。島を防衛する対馬の武士団は、初めて見る元軍の兵略によって初戦で壊滅したが――、境井 仁(さかい じん)という名の一人の武士が、かろうじて生き延びていた。
仁は、冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として、侍の道に反した戦い方に手を染めることになっても対馬の民を守ろうと決意し、元軍に戦いを挑むのだった。2021年8月20日(金)に発売となる『Ghost of Tsushima DIRECTOR’S CUT』は、ゲーム本編に、新たなエリア「壱岐」を舞台にした完全新規ストーリーや、数々のアイテムを含む完全版とも言える内容だ(※)。境井仁の新たな戦いが、ここに始まる……。
『ゴースト・オブ・ツシマ』では、元寇の時代の対馬を舞台に、日本の支配を目論むモンゴル勢力から対馬の地を取り返すべく、“冥人”となった境井仁の戦いを描いています。
オープンワールドで再現された中世日本を隅々まで自由に探索して、人々と交流したり、美しい景色をスクリーンショットに収めるなど幅広い楽しみ方が可能です。。
ディレクターズカット版では、無印PS4版のコンテンツに加えて、新たなエリア「壱岐」を舞台にした完全新規ストーリーや、様々な追加コンテンツが含まれています。
【主なコンテンツ内容】
- 『Ghost of Tsushima』本編
- 追加ストーリー「壹岐之譚」:新しい装備や敵、新チャレンジなどを含む完全新規ストーリー
- オンライン協力プレイモード「Legends/冥人奇譚」
- 技会得用「技量」一点
- 八幡神の護符
- 「対馬の英雄」スキンセット:黄金の面頬、鎧、鞘と柄、馬、鞍
オンライン協力プレイモードでは、最大4人でのマルチプレイを楽しむことも出来ます。
そしてPS5対応版では、以下のパフォーマンス強化が施されています。
【PS5版における機能強化】
- 最大60fpsの4K解像度ゲームプレイ
- ハプティックフィードバック:DualSenseワイヤレスコントローラーで、斬り合いの衝撃や乗馬のスピード感がその手に伝わる。
- アダプティブトリガー
- 対応ヘッドフォンでのTempest 3Dオーディオ技術:中世日本の人々の営みや自然の音が、あらゆる方向からプレイヤーを包む。
- 日本語音声に合わせたリップシンクで、日本語でプレイした際の登場人物の口の動きとセリフがより自然に。
- PS4版の進行状況をPS5版に引き継ぎ可能。
まさに "完全版" とも言えるディレクターズカット版となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Player 2 -再び遊ぶ価値のある傑作
Score:100点
ゴーストオブツシマは、2021年に発売されたオリジナル版の時点で優れた作品と評価されていました。しかしディレクターズカット版として蘇った本作は、再び遊ぶ価値のある傑作となっています。
4K対応グラフィックで描かれる対馬の風景は驚くほど美しく、広大なワールドを探索する楽しみがより増しました。
デュアルセンスコントローラのハプティックフィードバック機能等に対応することにより、ゲーム内アクションの触覚がプレイヤーに直接伝わることで没入感が増しています。
完全新規ストーリーの内容も魅力的なものになっており、新たに追加されたサイドクエストや収集要素などと併せると膨大なコンテンツ量を提供しています。
2020年の最高のタイトルの1つをさらに強化した作品です。
良かった点
- 驚くほど美しいグラフィック
- 素晴らしいサウンドトラック
- 探索しがいのある広大なワールド
- 多くのサイドクエストや収集要素
- PS5の機能を大いに活用
悪かった点
- 新規ストーリーはそこまでボリュームが無い(4時間ほど)
CGMagazine -大幅に機能強化されたPS5版
Score:95点
本作はPS5に対応することで、各機能が大幅に強化されました。
デュアルセンスコントローラのハプティック(触覚)フィードバック機能はそこまで目立った機能ではありませんでしたが、3Dオーディオはまるでゲーム内に入り込んだかのような没入感を提供してくれます。
グラフィックの向上やリップシンクの追加により、ゲーム内で描かれるシーンの数々に対しても更に感情移入できるようになりました。
そして何より、ロード時間の大幅な短縮は、私にこの上ない快適さをもたらしてくれました。
完全新規ストーリーを含むいくつもの要素が追加されたため、PS4版の経験者でも再度プレイする価値はあるでしょう。
ただし、個人的にはPS5版の購入を強く推奨します。
良かった点
- 大幅に機能強化されたPS5版
- ロード時間の短縮
- 完全新規コンテンツを搭載
- 多様性のあるゲームプレイ
- 没入感を高める3Dオーディオ
悪かった点
- いくつかの小さなバグ
Hardcore Gamer -史上最高の侍ゲームの1つ
Score:90点
ゴーストオブツシマは史上最高の侍ゲームの1つであり、ディレクターズカット版ではオリジナル版をさらに上回る体験を実現しています。
壱峻島における完全新規ストーリーの内容は素晴らしいものであり、シナリオこそ短いものの、探索要素やサイドクエストなど、やるべきことが数多く追加されました。
PS5版においてはビジュアル強化に加えてデュアルセンスコントローラの機能を活用することで、没入感が強化されています。
ロード時間はまさに爆速であり、ゲームの読込や地点間のワープ移動などをわずか1~2秒ほどで完了できます。
PS5を所有している方にとって、まさに必需品となるタイトルと言えます。
良かった点
- 魅力的で記憶に残る戦闘
- 惹き込まれる世界観
- 素晴らしい追加ストーリー
- 多くのコンテンツ・探索要素の数々
- ビジュアルや没入感の強化
- 爆速ローディング
- デュアルセンスコントローラの機能に対応
悪かった点
- "柵乗り越え" や "飛び降り" など、いくつかのアクションに不器用な面が見られる
Jeuxvideo.com -興味深い新規ストーリー&新マップ
Score:85点
新たに追加されたストーリーは、主人公の性格や彼の過去にスポットライトを当てた興味深い内容となっており、世界観への理解をさらに深めることも出来ました。
そしてその物語が織りなされる新マップ "壱峻島" 自体も隅々まで良くデザインされており、本編とはまた雰囲気の異なった美しい風景の広がる土地を探検しつつ、収集要素などを楽しむことが出来ます。
そして本編発売後に追加されたオンラインマルチプレイモードでは、世界中のプレイヤーらと更に挑戦しがいのある戦闘を体験することができ、本編クリア後のエンドコンテンツとしても良く機能しています。
ぜひPS5を購入して、次世代機のパワーで描かれるゴーストオブツシマの世界観を堪能してほしいです。
良かった点
- 興味深い新規ストーリー
- やり甲斐のある多くの隠し・収集要素
- 隅々までよくデザインされた新マップ "壱峻島"
- PS5による優れたビジュアル表現
- エンドコンテンツの存在
悪かった点
- サイドクエストの作り込みは浅い
- いくつかのアクションが未だに不自然
Everyeye.it -あくまでオリジナル版の延長戦上の体験
Score:78点
新たに追加された壱峻島は非常にユニークな構造となっており、隅々まで探索したり、絶景をスクリーンショットに収めるのは実に楽しい体験です。
新シナリオに関しても、主人公のことをより掘り下げる内容となっており、納得のいくフィナーレが用意されていました。
そしてPS5版では4K・60fps対応のグラフィック、高速ローディング、デュアルセンスコントローラによる直接的な感覚を味わえるなど、全体的に刺激の増した体験が可能となっています。
しかし一方で、新規追加コンテンツはゲームプレイの幅をそこまで広げるものではなく、あくまでオリジナル版の延長戦上の体験を提供するのみとなっています。
また、ロックオンを含むカメラワークの問題は健在であり、戦闘中にはイライラする場面もありました。
それでも、より刺激的な視覚的にも満足度の高い冒険を楽しめる作品であることには違いありません。
良かった点
- 4K・60fps対応のグラフィック
- 絶対的に美しい風景の数々
- 高速ローディング
- デュアルセンスコントローラの機能を上手く活用
- 惹き込まれる追加シナリオの内容
- ユニークな壱峻島の構造
悪かった点
- 新規追加コンテンツは、ゲームプレイの幅をそこまで広げるものではない
- ロックオンを含む、煩雑なカメラワークの問題
総評:新たな冒険の地が追加!PS5対応により体験が大幅に向上
総合Score:88点
GOODな点
- 大幅に機能強化されたPS5版
- デュアルセンスコントローラの機能を上手く活用
- ロード時間の短縮
- 完全新規コンテンツを搭載
- 魅力的な追加シナリオ
- 隅々までよくデザインされた新マップ "壱峻島"
- 多くのサイドクエストや収集要素
BADな点
- 新規ストーリーはそこまでボリュームが無い(4時間ほど)
- いくつかの小さなバグ
- サイドクエストの作り込みは浅い
- いくつかのアクションが未だに不自然
- 新規追加コンテンツは、ゲームプレイの幅をそこまで広げるものではない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット』についての海外メディアの感想となります。
全体的にゲーム体験が向上されたPS5版
本作には新たなマップである "壱峻島" と、そこで織りなされる新シナリオが追加されたことにより、PS4版(無印)を遊びつくしたプレイヤーでも新たな楽しみを見つけられるコンテンツが提供されています。
PS5版においては4K・60fpsで描かれる広大で美しい風景を堪能することができ、探索や風景撮影の楽しみがより増していると絶賛されています。
ロード時間も大幅に短縮されており(PS5版)、ゲームスタートや地点間ワープなども1~2秒ほどで行われるようになり、ストレスが大幅に緩和されたとのこと。
そしてデュアルセンスコントローラのハプティックフィードバック機能およびアダプティブトリガーを上手く活用しており、ゲーム内の手ごたえが直接感じられて没入感が増しています。
また、PS4版では後から追加されたマルチプレイモードなどを始めから遊ぶことができるため、ゲームプレイの多様性が増しているとも述べられていました。
新規追加シナリオは短め
一方で、壱峻島にて展開される新規シナリオのボリュームは短めであり、クリアまで3~4時間ほどであるとのこと。ただし新マップである壱峻島自体に多くのサイドクエストや収集要素が用意されているため、すべての追加コンテンツをフルで楽しもうとすると、数十時間は遊べると述べられています。
また、オリジナル版の時点でロックオンシステムやカメラワークの問題が一部ユーザーから指摘されていましたが、ディレクターズカット版でも依然として同様の問題が見受けられる点が指摘されていました。
かなり高いクオリティで作り込まれたオープンワールド侍ゲーム
いずれにせよ、『実に高いクオリティで作り込まれたオープンワールドゲーム』であるとして、多くのレビュアーから絶賛されていました。
新たに追加された壱峻島はユニークな構造の島になっており、オリジナル版に負けず劣らずの絶景スポットが数多く用意されているため、探検するのがとても楽しいとのこと。
追加ストーリー自体も、主人公についてより掘り下げられた惹き込まれる内容であると好評です。
そして何より、PS5版では向上したグラフィック、爆速ローディング、デュアルセンスコントローラによる没入感の高いゲーミングが可能となっており、PS5を所有しているユーザーであれば是非プレイしてほしいとも述べられていました。
PS4版をプレイ済みの方も、ぜひPS5版へアップグレードして、4Kグラフィックで描かれる美しい日本の地を堪能してみてはいかがでしょうか!
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