2021年4月2日(金)配信開始の、iOS端末向けロールプレイングゲーム(RPG)『FANTASIAN』(ファンタジアン)。
ファイナルファンタジーを生み出した坂口博信がおくる、iOS向けの完全新作RPGです。
Appleの定額制ゲームサービス "Apple Arcade" にて配信されており、手作りのジオラマを元に制作された3Dフィールドを冒険できる本格的なRPG作品となっています。
ハード | iOS端末 |
開発元 | Mistwalker |
価格 | Apple Arcade:600円 Apple One:1100円 |
ジャンル | RPG |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年4月2日(金) |
このゲームについて:
ファイナルファンタジーを生み出した坂口博信がおくる完全新作RPG「FΛNTΛSIΛN」。
手作りのジオラマによるフィールド、ストーリー、植松伸夫の音楽、戦略性のある戦闘など、すべてに情熱を注いで制作しました。【ジオラマの上の冒険】
手づくりで制作された150近くの「ジオラマ」の上を探索します。
「あそこに何かありそうだな」と思ったところに、本当に宝箱があったり・・・というような、きめ細かい、丁寧な設計を心がけました。
前編20~30時間、後編20~30時間の、合計40~60時間で、前半はストーリー展開に沿って、後半は自由度の高いクエスト方式によってよりオープンに展開します。
本作は、クリエイターらが手づくりで実際に制作した150近くの『ジオラマ』に基づいて構築されたマップを動き回る、RPGです。
前編20~30時間、後編20~30時間の、合計40~60時間ほどのボリュームのあるストーリーが含まれており、いたるとことにサブクエストも用意されているなど、王道的なRPGの要素が詰まっています。
戦闘は基本的にマップを移動中にランダムエンカウントで発生してターン式で進行します。
一方で、ランダムエンカウントした敵を異次元に吹き飛ばして溜めていき、好きなタイミングで一気に戦闘を行う『ディメンジョン』というシステムも搭載しています。
ファイナルファンタジーシリーズで知られる作曲家の植松伸夫がサウンドトラック60曲の作曲を手掛けており、ゲーム世界の雰囲気により没頭できるものになっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Pocket Gamer UK -全ての要素が優れた王道的なRPG作品
Score:100点
本作は、すべての面において優れた典型的なRPG作品であると言えます。
ジオラマを基にしたマップや風景のデザインは実に見事であり、歩き回って迷子になるだけでも非常に楽しいです。
バトル自体も古典的なシステムにユニークなアイデアが追加されており、大型のボス戦では戦略的な戦いを楽しむことが可能となっています。
キャラクター達も魅力的であり、ストーリー展開も惹き込まれる内容です。
そして何より、FFシリーズの植松氏が手掛けるサウンドトラックは素晴らしい出来であり、冒険のムードを盛り上げてくれます。
良かった点
- ゴージャスなアートデザイン
- ユニークなバトルシステム
- 優れたサウンドトラック
- 魅力的なストーリー
- 楽しいキャラクター達
悪かった点
- 特になし
Digitally Downloaded -古典的なRPGを現代のレベルに引き上げた作品
Score:90点
本作のワールドマップは、いずれも隅々まで探索するのが楽しいほど細かく作り込まれており、RPG本来の探検する楽しさを思い出させてくれます。
登場人物・モンスター・オブジェクトのいずれも魅力的で美しいビジュアルに仕上がっており、目を惹かれます。
そして戦闘システムは一見すると古典的なターンベースバトルですが、敵の物理的な位置によって戦い方を変える必要があるなど、戦略的なひねりが加えられています。
そして植松伸夫氏の伝統的な楽曲はいずれも優れたものばかりです。
古典的なRPGを現代レベルにまで引き上げた作品となっています。
良かった点
- 植松伸夫氏の伝統的な楽曲
- 魅力的な美しいビジュアル
- ひねりの加えられたターンベースの戦闘
- 探索が楽しいワールド
悪かった点
- 特になし
Everyeye.it -熟練のクリエイターによって創り上げられた傑作
Score:90点
本作はRPG好きにとっての必需品です。
ストーリー本やサイドクエストなどを含めると、満足度の高いボリュームのコンテンツとなっており、クリア後にも楽しめる要素が用意されています。
植松氏の手掛けたサウンドトラックが極上であることは言うまでもなく、現実で制作したジオラマを用いたマップのビジュアルも、非常に魅力的な見た目となっており、探索の楽しさをさらに向上させています。
またエンカウントした敵を溜めておける『ディメンジョン』は革新的なシステムであり、通常のRPGとは一線を画した体験が可能となっています。
個性的なキャラクター達のやり取りも楽しいものであり、まるで宝石のような冒険を楽しめるRPGです。
良かった点
- 満足度の高いコンテンツボリューム
- 極上のサウンドトラック
- ジオラマを用いた創造性あふれるマップ
- 革新的な『ディメンジョン』システム
- 伝統的なRPGの要素
- 個性的なキャラクター達
悪かった点
- 稀にフレームレートが変動することがある
App Trigger -伝統的なRPGの要素を昇華させたコンテンツ
Score:80点
本作は、伝統的なRPGの要素を取り入れつつ、それを現代向けに昇華させた作品です。
ジオラマ模型を基に制作されたマップはいずれも魅力的なビジュアルであり、家の中に入るとあまりの作り込みに驚かされます。
ターン性の戦闘には多くのアイデアが取り入れられており、戦闘が単調に感じることを防ぐことが出来ています。
そして全体的なゲームプレイ・ストーリー自体も一定の間隔で展開が見られる設計がなされているため、常に飽きずに遊ぶことが出来ました。
良かった点
- ユニークなビジュアル表現
- 飽きの来ないゲームプレイ・展開
- 細部まで作り込まれた、ゴージャスな町のデザイン
- 伝統的なRPGの要素を昇華させたコンテンツ
- 多くのアイデアが含まれた戦闘
悪かった点
- たまにカメラワークが悪くなることがある
Guardian -ストーリー自体はありきたり
Score:60点
本作は数々のユニークなアイデアが取り入れられた、王道的なRPGです。
ジオラマをレンダリングしたマップのビジュアルは実に素晴らしいものであり、植松氏の楽曲も相まって、魅力的な雰囲気を生み出しています。
一方で、ストーリー自体はそこまで目新しいものではなく、特に惹き込まれる内容とも言えませんでした。
ゲーム展開も単調なため、ヒトによっては早々に飽きがきてしまうかもしれません。
せっかくユニークなアイデアが豊富に用意されているだけに、少し残念です。
良かった点
- 植松伸夫氏の素晴らしい楽曲
- ジオラマをレンダリングしたユニークなマップビジュアル
- ユニークな世界観
悪かった点
- ストーリー自体がありきたり
- 単調なゲーム展開
総評:古典的なRPGに現代的な要素を取り入れた、iOS向けRPGの決定版
総合Score:79点
GOODな点
- 魅力的な美しいビジュアル
- 探索が楽しいワールド
- 満足度の高いコンテンツボリューム
- 極上のサウンドトラック
- 伝統的なRPGの要素
- 個性的なキャラクター達
BADな点
- 稀にフレームレートが変動することがある
- たまにカメラワークが悪くなることがある
- ストーリー自体がありきたり
- 単調なゲーム展開
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『FANTASIAN』についての海外メディアの感想となります。
ユニークなアイデアがふんだんに盛り込まれた作品
本作の根本的なゲーム性は古典的なRPGを基にしていますが、そこに現代的なシステムやユニークなアイデアが加えられたことで、オリジナリティあふれる作品へと仕上がっています。
現実世界で制作されたジオラマをレンダリングして表現されるステージは非常に魅力的な見た目(ビジュアル)となっており、細部まで細かく作り込まれているため、探検・探索するのがとても楽しいと好評です。
ターン性の戦闘は一見すると古臭さを感じるかもしれませんが、敵との位置関係を考えたり、『ディメンジョン』システムを駆使して好きなタイミングで戦ったりと戦略性の高いものになっています。
そして何より植松伸夫氏の手掛けたサウンドトラックの出来が実に見事であり、物語の雰囲気をさらに盛り上げることに貢献しているとのこと。
ストーリー自体はありきたり
一方で、ストーリーの内容自体はそこまで目新しいものではないとのこと。展開もワンパターンに感じるため、ヒトによっては飽きが来てしまうかもしれないと指摘されていました。
また、たまにマップ上のカメラワークが悪くなり、せっかくの素晴らしいステージデザインを損ねてしまっているという意見も見受けられました。
RPG好きには是非オススメしたい一作
いずれにせよ、RPG好きにはうってつけの作品であるとして、いずれのレビュアーからも高い評価を付けられていました。
ジオラマを基にレンダリングされたマップデザインは実に魅力的なビジュアルであり、隅々まで探索する楽しさがあるとのこと。
そして何より、FFシリーズでおなじみの植松氏が手掛けたサウンドトラックのクオリティが高く、世界観にのめり込むことが出来るようです。
iOS端末(スマホ・タブレット等)で遊べるゲームを探している方は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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