2024年3月6日(水)発売の、PS5, XSX|S, PC向けターン制タクティカルゲーム『Classified: France '44』(クラシファイド フランス '44)。
本作は、第二次世界大戦中の1944年6月に連合軍がフランスに侵攻する直前の、絶望的な数ヶ月間を舞台とした新作ターン制戦略ゲームです。
チームを結成して戦略を練り、フランス軍から与えられる45以上のミッションで、困難な目標を達成していきましょう。
ハード | PS5, XSX|S, PC |
開発元 | Absolutely Games |
価格 | 通常版:3,999円(税込) Delux Edition:4,549円(税込) Overlord Edition:5,599円(税込) |
ジャンル | ターン制タクティカルゲーム |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2024年3月6日(水) |
このゲームについて:
『Classified: France '44』は新作ターン制ストラテジーゲームで、第二次世界大戦中の1944年6月に連合軍がフランスに侵攻する直前の、絶望的な数ヶ月間を舞台にしています。
プレイヤーは連合軍の特殊作戦部隊とフランスのレジスタンス兵士の指揮を執ります。エリート工作員をリクルートして自分の部隊を編成し、破壊や妨害などの無差別作戦を実行しましょう。競合する勢力と交渉しながらレジスタンスネットワークを築き、占領地域の奥深くにいるドイツの標的を倒してください。ただし、引き起こす混乱が大きければ大きいほど、ゲシュタポ秘密警察に情け容赦なく狙われるので注意。
本作は連合軍とフランスの活躍に着想を得たエキサイティングなミッションを用意しており、ターン制の戦術的コンセプトを拡張した、リアルな第二次世界大戦の戦闘を実現しています。キャンペーンは毎回異なる展開になるため、周回プレイも楽しめます。さらに本気で実力を試したいプレイヤー向けに充実したミッション作成ツールもあります。プレイヤー自身でカスタムミッションを作成し、共有・ダウンロードしましょう。
本作では、プレイヤーは連合軍の特殊作戦部隊とフランスのレジスタンス兵士の指揮を執ります。エリート工作員をリクルートして自分の部隊を編成し、破壊や妨害などの無差別作戦を実行していきましょう。競合する勢力と交渉しながらレジスタンスネットワークを築き、占領地域の奥深くにいるドイツの標的を倒すなど、様々なミッションが与えられます。
連合軍とフランスの活躍に着想を得たエキサイティングなミッションを用意しており、ターン制の戦術的コンセプトを拡張した、リアルな第二次世界大戦の戦闘を実現しています。キャンペーンは毎回異なる展開になるため、周回プレイも楽しめます。
実在の英雄と架空の英雄が入り混じる中、自由に隊員を選んで自分だけのチームを結成。彼らを訓練、カスタマイズし、成長してゆくスキルと武器で装備を整え、数多の戦いに挑んでいきましょう。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Softpedia -戦術ゲームの魅力を凝縮した作品
Score:80点
『Classified: France '44』は、第二次世界大戦の舞台を背景にしたターン制戦術ゲームです。プレイヤーは連合国のコマンド部隊や地元レジスタンスと協力し、ナチス占領下のフランスでのノルマンディー上陸作戦の準備を進めていきます。このゲームは、ステルスアプローチと火力戦を組み合わせたミッション、キャラクターの成長システム、装備のカスタマイズなど、戦術ゲームの魅力を凝縮しています。
特に注目すべきは、戦闘システムが士気に焦点を当てている点です。敵の士気を削ぐことで戦況を有利に進めることができ、ステルスキルや火器の適切な使用が重要になります。また、キャンプファイヤーでの隊員同士の会話は、キャラクターたちの背景を深く掘り下げ、プレイヤーに彼らとの強い絆を感じさせる内容となっています。
『XCOM』のような戦術ゲームが好きな人にはすぐに馴染める設計でありながら、士気と抑圧に焦点を当てるなど独自性の強い要素を加えています。また、装備や衣服が実際の歴史に忠実であることへのこだわりや、操作性に配慮したインターフェース設計も素晴らしいです。
本作は、戦術的な深さとストラテジックな選択、キャラクターマネジメントを融合させたゲームで、第二次世界大戦の戦いを新鮮な視点で楽しめます。戦略要素には改善の余地があるものの、ナチスとの戦いを様々なシナリオで楽しみたい人には素晴らしいゲームです。
良かった点
- 敵の士気を削ぐことで戦況を有利に進める独特の戦闘メカニズム
- ステルスアプローチと火力戦を組み合わせたミッションが緊張感と戦略性を提供
- 深みのあるキャラクターの成長とカスタマイズ
- 隊員同士の会話を通じてキャラクターの背景が深く掘り下げられ、物語への没入感を高める
- 高品質なグラフィックとインターフェース設計
- 素晴らしい声優の演技とサウンドトラック
悪かった点
- アクションの速度調整不可
- 繰り返しになりがちなステージデザイン
- このジャンルにおいて革新的な要素は少ない
GLHF on Sports Illustrated -高い没入感で楽しめるWWIIストラテジー作品
Score:80点
本作は決して革新的な作品ではありませんが、面白いストラテジーゲームとなっています。
プレイヤーは、それぞれ個性とクラスを持つ連合国の兵士とフランスのレジスタンス戦士からなるチームを編成し、利用可能な武器で装備し、ドイツの戦争マシンを妨害する任務に取り組みます。クラスや武器の数には限りがありますが、各個人が独自のパッシブスキルを持ち、武器も十分に差別化されているため、装備の調整を行うことで異なる攻略法を楽しめます。
突撃、待ち伏せ、ステルスの3種類のミッションタイプを特徴としており、各ミッションは戦略的な選択とチャレンジを提供します。さらに、ステージエディター要素を用意しており、ユーザーが独自のシナリオを作成して共有できるため、リプレイ性が向上します。
多様な視点と動機を持つキャラクターをリアリスティックに表現し、高い没入感で楽しめるWWIIストラテジー作品です。
原文
良かった点
- 多様なキャラクターとクラス
- 戦略性の強いゲームプレイ
- レジスタンスとの関係構築が興味深い
- 物語に深みを与える、仲間同士でのキャンプファイヤーでの会話
- ステージエディター要素のおかげでリプレイ性が向上
- 没入感の高いリアリズム
悪かった点
- 戦略ゲーとして革新的な要素は無い
- クラスと武器の種類が少ない
- 敵のタイプが地味
- グラフィックはそこまで良くない
- ミッションの種類に限りがある
Checkpoint Gaming -歴史の最も暗い時期の資料として、またターン制ストラテジーとしてもかなり良いゲーム
Score:75点
『Classified: France '44』は、第二次世界大戦というよくある設定を背景にしながらも、新たな物語を魅力的に描き出しています。特に、実際に行われたジェドバラ作戦を中心に据え、フランスレジスタンスを支援するためにアメリカとイギリスの部隊が挿入された実話に基づいています。歴史フィクションとターン制戦略ゲームのファンとして、このゲームは多くのインスピレーションを受けた他のゲームほどの深みはないものの、プレイ中ずっと楽しい気持ちを保つことができました。
ゲームのプレゼンテーションは非常に魅力的で、リクルート可能なメンバーはそれぞれ深い背景を持たないものの、基地キャンプでの小さな交流を通じて彼らについて深く知ることができます。また、占領下のフランスの生活や当時の軍事技術に関する興味深いトリビアが提供される点も楽しいです。
戦闘にはステルス要素も含まれており、敵を静かに排除する能力を持つ味方は非常に魅力的でした。ターン制ステルスはゲームではあまり見かけない興味深い要素であり、本作は敵の視界、次の動きの予測、および行動が発生させる騒音の量をユーザーインターフェースで明確にすることで、それをかなり魅力的なゲーム要素へと昇華させています。
全体的に本作は、歴史の最も暗い時期の資料として、またターン制バトルゲームとしてもかなり良い作品です。激しい銃撃戦からステルス戦闘まで全て楽しく、十分に複雑で、何度でも遊びたくなる深みがあります。
良かった点
- 詳細な歴史的設定
- 深みのあるキャラクターカスタマイズ要素
- 高いリプレイ性
- ステルス要素が魅力的
- ミッションクリエイト要素が用意
悪かった点
- ミッションの多様性が不足
- サウンドトラックの種類が少なく、何度も同じ曲が繰り返される
- 特に記憶に残るミッションは無い
- ミッションクリエーターモードが複雑でバグもある
GGRecon -ターン制戦闘好きや歴史愛好家にとって楽しい時間を提供する価値のあるゲーム
Score:75点
本作は、第二次世界大戦中の忘れ去られがちな側面、特にレジスタンス運動や秘密作戦などを掘り下げたゲームです。Absolutely Gamesによる強力なデビュー作であり、20時間以上もの満足のいくターン制戦闘、多様なミッションと遭遇、そして高いリプレイ性を提供しています。
ゲームの核となるのは、主にサボタージュ、暗殺、破壊を行う秘密作戦に、4人の兵士を選んで挑むことです。最初は連合国の兵士とレジスタンスメンバーから始まり、特定のミッションを通じてさらにメンバーを募集できます。これらの兵士は、戦う理由や背景がしっかりと描かれた個性的なキャラクター達であり、ミッション間のキャンプでの会話を通じて、彼らのキャラクターや哲学の側面が明らかにされます。
戦闘においては、標準的なターン制要素に加えて、士気システムなど独自のアプローチがあり、ゲームプレイに独自性を加えています。戦闘ではステルス、アンブッシュ、アサルトの3つの状態があり、自由度の高い自分だけの戦術を試すことができます。
いくつかの技術的な問題(バグ等)が戦闘の流れを損なうことがありますが、それでも『Classified: France '44』は、ターン制戦闘のファンや歴史愛好家にとって楽しい時間を提供する価値のあるゲームです。
良かった点
- 多様性のあるミッション
- リプレイ性の高いキャンペーン
- 個性的なキャラクター達
- 自由度の高い戦術
- 独自性の強い士気システム
悪かった点
- ゲームプレイが、戦争の人間的コストというテーマを十分に掘り下げていない
- 戦闘の流れを損なうUIの不具合やバグが存在する
- 標準難易度ではキャラクターが死ぬことがなく、戦争の重大さが薄れる
- キャンペーンの長さに対して音楽トラックの多様性が不足している
Try Hard Guides -特に目立った部分は無く、他の戦略ゲームとの差別化が十分に図れていない
Score:60点
このゲームは一部のユニークな要素を提供しながらも、その潜在能力を完全に発揮することに失敗し、多くの点で期待を裏切る結果となりました。
まず、戦闘システムに導入された士気メーターは、戦争のショックを現実的に表現し、敵を単なる悪役ではなく、実際の人間として感じさせる点で評価できます。しかし、この士気システム以外のターン制戦闘は平凡であり、市場に出回っている多くのタイトルと非常に似ていると感じられました。
敵AIに関しては、特に賢くなく、簡単に士気スタンループに陥ったり、容易に倒されたりすることが多々ありました。また、機関銃や「重装」敵タイプのように人工的に難易度を上げられた敵は、理由もなくステルスキルができないという点で不満が残ります。
ゲームのプレゼンテーションに関しても、キャラクターモデルは非常に醜く、服装のディテールも物足りないと感じました。さらに、開発者はゲームのアニメーションに関して一貫性がなく、毎回同じリサイクルされたアニメーションを見せられるのは非常に退屈です。
武器の音や操作感にも問題があり、ドイツ兵が時折南部訛りの英語を話しているように聞こえるなど、オーディオデザインにも欠点が見られました。唯一印象的だったのは、ゲーム開始時に登場する兵士の一人、トム・キングの声優だけでした。
結論として、『Classified: France '44』は平均的な体験を提供するゲームであり、古典的なシステムにいくつかのユニークな要素を加えてはいるものの、全体的にはこのジャンルの典型的な作品に過ぎません。第二次世界大戦の歴史やターン制戦略ゲームの熱心なファンなら楽しめるかもしれませんが、特に感動を与えるものではありません。
良かった点
- ナチスからフランスを解放する過程が満足感を与える
- ユニークな士気システム(戦闘における現実的なショックを表現し、敵を実際の人間として感じさせる)
- 敵に対しても士気システムが適用
- 戦闘のリアリズムを追求
悪かった点
- 特に目立った部分は無く、他の戦略ゲームとの差別化が十分に図れていない
- 平凡なターン制戦闘
- 敵AIの頭が悪い
- キャラクターモデルの質が低い
- 不必要なリサイクルアニメーション
- 武器の音が不適切で、ドイツ兵の声が不自然に感じられるなど、オーディオの欠陥がある
総評:独自の士気システムが面白い、WW2を舞台としたターン制戦略ゲーム
総合Score:74点
GOODな点
- 戦略性の強いゲームプレイ
- 物語に深みを与える、仲間同士でのキャンプファイヤーでの会話
- ステージエディター要素のおかげでリプレイ性が向上
- 深みのあるキャラクターカスタマイズ要素
- 高いリプレイ性
- ステルス要素が魅力的
- 個性的なキャラクター達
BADな点
- 特に目立った部分は無く、他の戦略ゲームとの差別化が十分に図れていない
- 平凡なターン制戦闘
- 敵AIの頭が悪い
- キャラクターモデルの質が低い
- 戦闘の流れを損なうUIの不具合やバグが存在する
- サウンドトラックの種類が少なく、何度も同じ曲が繰り返される
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Classified: France '44』についての海外メディアの感想となります。
WW2の歴史やターン制戦略ゲームのファンにとって魅力的な体験
本作は、第二次世界大戦中の忘れ去られがちな側面、特にレジスタンス運動や秘密作戦などを掘り下げたゲームです。20時間以上もの満足のいくターン制戦闘、多様なミッションと遭遇、そして高いリプレイ性を提供しています。
戦闘システムは、キャラクターが攻撃を受けるたびに士気が影響を受けるという現実的な士気システムを採用しており、これにより敵を単なる悪役ではなく、実際の人間として感じさせることに成功しているとのこと。さらに、ステルス、待ち伏せ、アサルトという戦闘状態が戦術的な自由度を提供し、プレイヤーに自分の戦術的アイデアとリスクを考え自由を与えていると述べられています。
これらの要素のおかげで、『Classified: France '44』を戦略ゲームジャンルの中で際立たせ、第二次世界大戦の歴史やターン制戦略ゲームのファンにとって魅力的な体験を提供していると評価されていました。
ジャンル内で特に際立つ存在にはなり得ていない
一方で、本作にはプレイヤーを欲求不満にさせる要素が幾つか存在していると述べられています。
特に、ゲームの戦闘システムは、士気システムというユニークな要素を導入しているものの、その他の部分では市場に出回っている多くのタイトルと非常に似ており、平凡で新鮮味に欠けると感じられるとのこと。また、敵AIの賢さに欠け、プレイヤーを戦略的に挑戦することが少ない点もゲーム体験を損ねているようです。
さらに、ゲームのプレゼンテーションに関しても大きな問題があると指摘されています。キャラクターモデルは魅力に欠け、細部のディテールが不十分であり、ゲームの没入感を損ないます。アニメーションとシネマティックカメラに関する技術的な問題も頻繁に発生し、戦闘の流れを中断させることがあるとのこと。さらに、武器の音や敵の声優に関するオーディオデザインも不自然で、ゲームのリアリズムを損ねる要因となっているようです。
これらの問題のせいで、本作が全体的に平均的な体験に留まっていると評価されていました。第二次世界大戦の歴史やターン制戦略ゲームの熱心なファンであれば楽しめる可能性はありますが、ジャンル内で特に際立つ存在にはなり得ていないという意見も見受けられました。
WW2の歴史に興味がある方から戦略ゲーム好きまで楽しめる作品
いずれにせよ、『WW2の歴史に興味がある方から戦略ゲーム好きまで楽しめる作品』であるとして、多くのレビュアーからそこそこ高い評価を付けられていました。
ユニークな士気システムを採用しており、戦闘のリアリズムと緊張感を高めています。プレイヤーは戦略的な選択を行いつつ、キャンペーンマップ上で進行を管理し、各ミッションの成功を通じて解放地域を拡大していきます。
キャラクターたちの個性豊かなバックストーリーと、彼らが抱える戦争の精神的負担を深く掘り下げることで、ただの戦闘ゲーム以上の深みが提供されているとのこと。
戦略ゲームのファンはもちろん、歴史愛好家にとっても新たな視点から第二次世界大戦を体験する機会を与える作品となっています。
WW2をテーマにしたゲームに食傷気味の方も、食わず嫌いせずぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
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