ゲーム周辺機器の開発・製造・販売を行う「BIGBIG WON」(中国・深圳)は、10mmカスタムドライバー内蔵、ゲームモード搭載の低遅延ワイヤレスイヤホン『BIGBIG WON A1 HALO BUDS』をリリースしました。
低遅延のゲームモードを搭載しており、日常利用からゲーミングまで幅広い用途に活用できるイヤホンとなっています。
今回、メーカー様より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!
ブランド | BIGBIG WON |
モデル名 | BIGBIG WON A1 HALO |
カラー | ホワイト, パープル |
タイプ | 無線(ワイヤレス) |
形式 | インイヤー |
本体操作 | タッチ式 |
ドライバー | 10mmカスタムドライバー |
対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HSP, HFP |
対応コーデック | SBC, AAC |
通信範囲 | 約10m |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
最大持続時間 | イヤホン単体:約6時間 ケース込み:約30時間 |
本体重量 | イヤホン(左右):約7.5g |
バッテリー容量 | イヤホン:40mAh ケース:380mAh |
充電ポート | Type-C |
ノイズキャンセリング機能 | アクティブノイズキャンセリング機能搭載 |
『BIGBIG WON A1 HALO BUDS』はBluetooth 5.3接続に対応した、完全ワイヤレスイヤホンです。iOS・Androidデバイスに加え、各種ゲーム機ともスムーズな接続が可能。
60低遅延ゲームモードを搭載しており、コンマ数秒の判断を求められるゲーミングにおいて、真価を発揮するモデルとなっています。
両耳合わせて約7.5gの軽量設計となっており、付属する3種類のイヤーチップを使い分けることで、長時間装着し続けても耳が痛くなりづらく、快適に音楽を楽しむことができます。
イヤホン本体およびチャージケースの両方が、内部基盤の見えるスケルトンデザインを採用。一部の人には刺さるデザインとなっています。
30dBのアクティブノイズキャンセリング機能を備えており、外部の騒音や環境音をシャットアウトして、音楽のみに集中することができます。耳栓としても役立つでしょう。
イヤホンの側面にはタッチ操作パッドが内蔵されており、指でタッチすることで様々な操作が可能。
イヤホン単体で約6時間、チャージケースも含めると約30時間の連続使用が可能。旅行先でもいちいち充電残量を気にせずに、安心して利用し続けることができるでしょう。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- イヤホン本体
- チャージケース
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- 交換用イヤーチップ(大・小)
▼ユーザーマニュアルは中国語のみに対応。
▼予備のイヤーチップが付属。耳穴の大きさに適したチップに変更できます。
チャージケース
製品には収納とイヤホンの充電器を兼ねた、チャージケースが付属します。
▼チャージケースの外見。スケルトンで所有感をくすぐられるデザイン。
▼非常にコンパクトなサイズ。
▼側面に充電用のType-Cポートが用意。
非常にコンパクトかつ軽量なサイズに収まっているため、ズボンのポケット等にもラクラク収まります。
そして上部のフタをカパッと開けると、左右のイヤホンがスッポリ収まっています。
イヤホン本体
イヤホン本体も非常にコンパクトなサイズとなっています。
▼気を付けないと紛失し兼ねないほど小さいです。
▼イヤホン本体もスケルトンなデザイン。
▼側面にタッチ操作パットが仕込まれています。
▼AirPods Pro(画像右)と並べた様子。
▼『BIGBIG WON A1 HALO』(画像左)の方が、サイズ感的には小さいです。
デバイスとの接続(ペアリング)方法
『BIGBIG WON A1 HALO BUDS』はBluetooth 5.3によるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプル。
ケースからイヤホンを取り出すと、イヤホン側面のインジケータが点滅し始めて、自動的にペアリングスタンバイ状態となります。
デバイス側で "A1" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了します。
これだけの手順で接続を完了できます!
次回以降は、イヤホンを取り出すだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるでしょう。
快適な装着感
実際にイヤホンを装着してみました!
まずペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両耳にはめる。インイヤー型のため、イヤーチップが耳穴に完全に入るように装着しましょう。
イヤホンは両耳合わせて約7.5gほどしかなく、装着しても重さや不快感などは一切感じませんでした。
装着した状態で動き回った場合でも落ちてしまうことはなく、長時間装着し続けても耳が痛くなったり、疲れも皆無。
数あるワイヤレスイヤホンの中でも、実に快適な装着性を実現できていると言えます!
中~高音域のクリアさには欠けるものの、低音は強め
実際に本製品を使用して、様々な楽曲を視聴してみました。
5,000円前後のリーズナブルな価格に対して、音質自体はそこそこ良好です。特に低音の響きが良く、ズンズンと響く音を楽しむことができました。一方、中~高音域は響くものの、音の明瞭さに欠けるため、解像度の高いクリアなサウンドを求めている方はあまり期待しない方が良いかもしれません。
▼ボリュームを上げても、音漏れはそこまで気になるレベルではありません。外出先でも安心して利用できるでしょう。
全体的には、この価格帯のワイヤレスイヤホンの中では、そこそこ優れた音質を実現出来ていると言えます。
なお、後述するタッチ操作で「ミュージックモード」と「ゲームモード」を切り替えることができます。ゲームモードでは明らかに映像とのズレ(遅延)が解消されていたので、本格的にゲームに打ち込みたい方にはうってつけのイヤホンでしょう。
また、アクティブノイズキャンセリング(ANC)に関しても、この価格帯のモデルの中では頑張っている方で、外部からの環境音の大半をシャットアウトしてくれます。数万円クラスのイヤホン並みのキャンセリングはできていないものの、十分に実用的なレベルであると感じました。
扱い方が簡単
実際に『BIGBIG WON A1 HALO BUDS』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くでしょう。
まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了しています。ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもありますが、本製品はその点でストレスに感じることはありません。
そして使用後は、チャージケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われます。
この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることができます。ユーザービリティに優れた設計が成されていると感じられました。
タッチ操作で様々な機能へ瞬時にアクセス
イヤホンに内蔵されたタッチパッドを触れることで、様々な機能に瞬時にアクセスすることができます。
操作方法は以下の通りです。
操作 | 機能 |
イヤホンを1回タップ | 着信 |
イヤホン(右)を1回タップ | 音量アップ |
イヤホン(左)を1回タップ | 音量ダウン |
イヤホンを2回タップ | 再生 / 一時停止 |
イヤホン(右)を3回タップ | 曲送り |
イヤホン(左)を3回タップ | 曲戻し |
イヤホンを2秒間長押し | 着信拒否 |
イヤホン(右)を3秒間長押し | モード切替(ミュージック / ゲーム) |
イヤホン(左)を3秒間長押し | ノイズキャンセリングON / OFF |
機能に対する操作方法を憶えるのが大変ですが、慣れれば各操作をスムーズに行うことができるでしょう。
長時間持続するバッテリー
このサイズにしては、本製品の充電は比較的長持ちします。
イヤホン本体のスタンドアローン状態で約6時間、チャージケースを併用することで約30時間の使用が可能になり、外出先に2,3日持って行っても平気で充電が持続します。
ケース本体のバッテリーが低下した場合は、Type-Cケーブルを接続して充電できます。Type-Cポートがケース側面に位置しており、充電時にデスク上へ置きやすい点もGOOD。
実際に1週間ほど試用してみましたが、1日に4時間程度使用する分には、1週間で1, 2回ほど充電を行うだけで事足りました。いちいち充電する手間を省くことが出来る点は実に嬉しいですね。
ゲームモード搭載の低遅延ワイヤレスイヤホン
今回紹介した『BIGBIG WON A1 HALO BUDS』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- オシャレなスケルトンデザイン
- コンパクトかつ軽量なチャージケース
- 長時間装着し続けても疲れない・痛くない
- ペアリングが簡単(スムーズ)
- 低音に強い
- バッテリー持続時間が長い
- 低遅延ゲームモードを搭載
- タッチ操作で様々な機能へ瞬時にアクセス可能
- 性能に対してリーズナブルな価格
悪かった点
- ケースがワイヤレス充電に非対応
- 音の解像度自体はそこまで高くない
- スマホアプリとの連携に非対応(カスタマイズ性に欠ける)
以上の通り、価格以上のパフォーマンスを発揮するワイヤレスイヤホンとなっています!
5,000円前後のリーズナブルな価格に対して音質がそこそこ優れており、特に低音に関しては満足度の高いサウンド体験が可能です。中~高音域の解像度はあまり高くありませんが、逆に耳がキンキンと痛くなるような不快感も無く、長時間聴き続けていても疲れやストレスが皆無。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはありませんでした。
そしてゲームモードをONにすると、低遅延でゲーミングに適したイヤホンに変身します。本機でゲーミングに打ち込みたい方にはうってつけだと言えるでしょう。
バッテリー持続力も非常に優れており、外出先でもケース携行で長時間の連続利用が可能。ただ、欲を言えばケース自体がワイヤレス充電に対応していてほしかったところですね。
なにはともあれ、安価で性能の良い完全ワイヤレスイヤホンを探している方には、是非オススメしたい製品です!
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