2019年9月27日(金)発売の、PS4, Xbox One, PC(Steam)向けアクションRPG 『Code Vein(コードヴェイン)』。
パートナーとなる "バディ" や、協力プレイでフレンドと共に、数々の強敵が潜むダンジョンに挑んでいく探索型のアクションRPGとなっています。キャラクターをレベルアップしていき、自分好みのバトルスタイルを構築して戦うことができます。
ハード | PS4, Xbox One, PC |
開発元 | BANDAI NAMCO Studios |
価格 | 8,856円(税込) |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1~2人(オンライン協力対応) |
リリース日 | 2019年9月27日(金) |
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このゲームについて:
【共に死地へ】
パートナーとなるバディキャラクターや、協力プレイでフレンドと共に、崩壊し堕鬼 (ロスト) が蔓延る危険なダンジョンに挑もう。自分たちの持てる力を合わせて敵への挑み方を考え、奇襲からお互いを守り、強大な力を持つ敵に立ち向かおう。
【ドラマティックなストーリーとやりごたえのあるダンジョン】
死してなお生きるために戦う吸血鬼達のストーリーが展開される。立ちはだかる強敵に対して、新しい装備を手に入れ、キャラクターをレベルアップし、力を付けて立ち向かおう。ゲームを始めたばかりの人からアクションゲーム経験の豊富なプレイヤーまで、CODE VEIN のやり応えのあるゲーム内容に病みつきになること間違いなしです。
【自分好みのバトルスタイルを構築】
銃剣、斧、槍など、様々な種類の武器を使用することができるだけではなく、自己強化や敵の弱体化など様々な戦闘効果を発現する「錬血」、敵から血を奪うための特殊な装備「吸血牙装(ブラッドヴェイル)」などを自由に選択し、自分好みのバトルスタイルを構築できる。組み合わせ次第で無数の戦術・戦法を生み出すことが可能です。
基本的に本作の敵は強く、ダンジョン攻略の難易度も高めに設定されているため、フロムソフトウェアの "ソウルシリーズ" のようなトライ&エラーのゲーム性となっています。
また、ストーリーや各キャラクターの設定についても作り込まれており、やりごたえのあるアクションRPGとなっているようです。ちなみに、制作チームは『ゴッドイーター』シリーズのメンバーが参加しています。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
GameSpace -徹夜でプレイするほど楽しいゲームプレイ
Score:95点
プレイした感想としては、とても面白かったです。ゲームを終了したくなくて、徹夜でプレイしてしまったこともあります。
探索&レベルアップの作業が楽しく、ボスも倒すのが困難な敵ばかりなのでやりがいがあります。無口な主人公という設定は、何だか古臭く感じてしまいますが、素晴らしいストーリーと楽しいゲームプレイ等がカバーしています。
私はダークソウルにハマることはできませんでしたが、本作は非常に魅力的で、ハマることが出来ました。
GOODな点
- 沢山のカスタマイズ要素
- 素晴らしい戦闘システム
- 良いストーリー
- 個性豊かなNPC
BADな点
- 無口な主人公は時代遅れ
IGN Italia -徹底的で洗練されたキャラクター作成要素
Score:85点
本作は、ソウルシリーズの側面を取り入れつつ、個性豊かなキャラクターたちによってストーリーが見事に構成されています。
また、特にキャラクター作成については非常に洗練されており、豊富なカスタマイズ要素によって無限の組合せを生み出すことが出来ます。
程よい難易度と、深いストーリーを体験したい方にはうってつけのゲームです。
GOODな点
- 興味深いゲームシステム
- 優れた育成(レベルアップ)要素
- 良く構成されたストーリー
- 便利なマップ機能
- 徹底的で洗練されたキャラクター作成要素
BADな点
- 仲間キャラの管理が面倒
- わずかな技術的欠陥(フレームレート低下等)
Multiplayer.it -非常に引き込まれる雰囲気、ストーリー、芸術性
Score:80点
本作はソウルシリーズに非常に良く似ており、最初のステージでさえ、敵は信じられないような強さを発揮します。そのため、非常に慎重で反復的なゲームプレイを要求されます。
しかし本作には、引き込まれる雰囲気・ストーリー・魅力的なヒロインが含まれており、独創的な "吸血" システムも加わることで、非常にオリジナリティのあるゲームとなっています。
調整不足な戦闘システムなど、いくつかの問題を抱えてはいますが、それでも大半の人がプレイしやすい、バランスの取れたゲームとなっています。
GOODな点
- 非常に引き込まれる雰囲気、ストーリー、芸術性
- アクションRPG要素と、ヒロイン(上画像参照)との思い出作りが両立
- コンテンツ量が豊富
- 多くのプレイスタイルが可能
- 独創的な吸血要素
BADな点
- フレームレートが低下することがある
- グラフィックの一部が不出来(衣服と融合する髪の毛など)
- 突然急上昇するゲーム難易度(調整不足)
SpazioGames -ソウルシリーズのような広大さや繋がりの無いマップ
Score:72点
本作のストーリーは典型的な日本のアニメに似ており、苦難の瞬間、仲間とのドラマ、そして恋などが含まれたテンポの良い展開となっています。
また、"ブラッドコード" システムによってクラスを簡単に変更することが出来、キャラ育成の幅を広げています。
一方で、本作のマップにはソウルシリーズのような相関を持った繋がりや広大さはありません。また、多くのダンジョンはサイズや形状こそ変化するものの、性質は変わらないものが多いため、リサイクルされている感覚になります。
また、デモ版からの問題点として、バックスタブ(背面攻撃)の判定がおかしいです。明らかに当たっていない背面を取れていないにもかかわらず、簡単にバックスタブがとれてしまうことがあります。
GOODな点
- クラス(ブラッドコード)が簡単に変更できる機能
- 様々な育成の幅を広げる "ブラッドコード"
- 日本のアニメスタイルに似た、リズムの良いストーリー展開
- 足跡をたどることのできる便利なミニマップ
BADな点
- バックスタブ(背面攻撃)の位置判定がおかしい(デモ版から直っていない)
- レベルアップ時に、上昇させる能力を細かく選ぶことができない
- 低解像度なテクスチャ
- 不出来なポリゴンモデリング
- ダンジョンのリサイクル(使いまわし)
- マップの構造に、ソウルシリーズのような広さや繋がりは無い
TheSixthAxis -シンプルかつ戦闘に多様性を与えるブラッドコードシステム
Score:70点
本作でジョブに該当する "ブラッドコード" システムは、キャラクターの能力管理をシンプルにするだけでなく、戦闘に多様性を与えることに成功しています。世界観もユニークで、記憶に残るものになっています。
一方でストーリーに関しては説明過多であり、最終的に謎や陰謀などが何も残されていないため平坦なものになってしまっています。
戦闘に関しても、判定のおかしなバックスタブ、狭い通路での劣悪なカメラワーク、そして迷惑な味方AIなど、洗練されるべき点はまだまだたくさんあります。
GOODな点
- 豊富なキャラクターカスタマイズ
- キャラクターの能力管理をシンプルにして、戦闘に多様性を与える "ブラッドコード" 要素
- ユニークで記憶に残る世界観
- ボスとの戦いはスピーディで楽しい
BADな点
- たまに迷惑に感じるAIの仲間
- バックスタブ(背面攻撃)の判定がおかしい
- 狭い廊下におけるカメラワーク
- 説明過多で、それほど興味深くないストーリー
Trusted Reviews -重さを感じない、迫力に欠ける戦闘
Score:40点
本作のキャラクター作成システムには無限の可能性があり、自由にカスタマイズできるため長時間夢中になってしまいます。
探索についても、マップ上には多くのアイテムが隠されており、それらを見つけて武器やキャラをアップグレードする楽しさもあります。
一方で、本作で最もイライラするのは重さを感じない戦闘です。他ゲームでは武器の外見や重さに合わせて、相応の重みを感じるようにアニメーションが変化しますが、本作にはそれがありません。6フィート(1.8m)ほどの大剣を振り回しても重さを感じることが無く、まるでハリボテの剣を振り回しているようです。
また、本来戦闘のハイライトであるはずのボス戦も、行動パターンについては容易に予測可能であり、迫力がありません。
GOODな点
- 多くの発見がある探索要素
- 無限のキャラクター作成システム
- キャラクターのカスタマイズ要素
BADな点
- 重さを感じない戦闘
- 予想可能なボスの行動パターン
- 全て同じように見える、単調なステージのビジュアルデザイン
- キャラクターの体型が選択できないのは残念
総合評価(トータルスコア)
総合Score:72点(PS4版)
総合Score:69点(PC版)
GOODな点
- 無限の組合せが可能な、キャラクター作成システム
- 豊富なカスタマイズ要素
- 戦闘の幅を広げる "ブラッドコード" システム
- 良く構成されたストーリー
- 個性的なキャラクター
- 便利なミニマップ
- 楽しい探索要素
BADな点
- 重さが感じられず、迫力に欠ける戦闘
- 単調でつながりの無いマップデザイン
- バックスタブ(背面攻撃)の判定がおかしい
- 説明過多なストーリー
- 低解像度なテクスチャ
- レベルアップ時に上昇項目を選ぶことが出来ない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Code Vein(コードヴェイン)』についての海外メディアの感想となります。
本作の独特な世界観、および個性的なキャラクター達によって織りなされるストーリーについては、魅力的であると高評価を得ています。
また、従来のジョブシステムのような要素である『ブラッドコード』が実装されており、様々なステータス補正を簡単に変更することができるため、プレイスタイルに幅を持たせることができていると、いずれのレビュアーも高く評価しています。
その他、マップ上の宝箱を開けることで強化アイテムを入手出来たりと、ソウルシリーズに似た探索の楽しさも含まれています。
一方で、"戦闘の重みのなさ" については低評価を付けられています。ソウルシリーズをはじめ他ゲームの場合、武器の大きさや種類によって重さが設定されており、武器を振る速さなどに影響を及ぼします。しかし、今作にはそれがなく、非常に大きな武器でもハリボテのように軽々振り回すため、それが戦闘の迫力の無さにつながっていると述べるレビュアーもいます。
また、マップについてもソウルシリーズのような繋がり(相関性)や広さは無く、性質的には似たような場所ばかりで、最終的に単調になっていくとされています。
また、大きな問題としてバックスタブ(バクスタ)の判定についても言及されています。敵キャラの背面を取れていると思ったらバクスタ攻撃が発動せず、逆に背面を取れていない場合にバクスタ攻撃が発動できてしまう問題があるようです。
実はこの問題はデモ版の時点でも、国内外のコミュニティで指摘されていた点ですが、どうやら製品版でも改善はしていないようです。今後のパッチ・アップデートで修正されることを期待します。
何はともあれ、ゴッドイーターとソウルシリーズの側面に、独自の世界観とストーリーを追加したユニークなゲームになっているようです。アクションゲーム好きであれば、是非ともプレイしておきたい一作であると言えます!
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