2019年9月19日(木)発売の、 PS4, Nintendo Switch, Apple Arcade向けリズムアクションゲーム『Sayonara Wild Hearts』(さよならワイルドハーツ)。
※PS4版は日本語に対応しています。
本作は、タイトルから分かるように日本のサブカルチャーの影響を受けているゲームです。バイク、スケートボード、ダンスバトル、射撃といった様々な場面が高速に移り変わる中で、音楽に合わせてアクションを繰り広げる "リズムアクションゲーム" となっています。
ハード | PS4, ニンテンド―スイッチ, Appleアーケード |
開発元 | Simogo |
価格 | 1,450円(税込) |
ジャンル | リズムアクション |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2019年9月19日(木) |
このゲームについて:
恋に破れ傷付いた少女の心がバラバラに砕けた瞬間、世界のバランスが崩壊する…。夢の中に現れたダイヤモンドの蝶が、少女を空のハイウェイへと誘う…そして少女はこの場所で、自分には覆面ライダー「ザ・フール」という別の顔があることを知る。
本作のために書き下ろされたオリジナルのポップなサウンドトラックをBGMに、ハイスコアを狙おう。世界の調和を取り戻すことを目指しながら、「リトル・デス」や星の運に見放された仲間ダンシング・デビル、ハウリング・ムーン、ステレオ・ラバーズ、ハーミット64のハートを見つけ出そう。
ポップなサウンドに合わせプレイを楽しもう!
PVを見ると分かるように、カジュアルなデザインと、幻想的で不思議な世界観とが融合したゲームとなっています。
独特なキャラクタービジュアルもさることながら、ゲーム中で流れるBGM(サウンドトラック)もポップで中毒性のある曲が揃っています。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
TheSixthAxis -信じられないほどの情熱を持った、ポップミュージックゲームの傑作
Score:100点
魅惑的なネオン色のビジュアルと、強烈なサウンドトラックによって彩られた本作は、エレクトロポップとゲームを完全に融合させています。
高速で展開されるゲームは非常に高揚する体験であり、中毒性のあるサウンドトラックばかりなので何度も何度も繰り返しプレイしてしまいます。
実に情熱がこもっており、似たようなものは他にありません。まさにポップミュージックゲームの傑作であると言えます。
GOODな点
- 魅惑的なビジュアル
- 中毒性のあるエレクトロポップミュージック
- 何度もプレイしたくなるゲーム性
- 幻想的な世界観
BADな点
- 一部のミュージックトラックが短すぎる
Nintendo Life -多様で美しいアイデアの詰まったゲーム
Score:90点
本作は短く、思っていたよりも早く終わってしまうゲームです。しかしその中には、非常に多様で美しいアイデアの数々が詰め込まれており、多くの異なったスタイルでプレイすることが出来ます。真の創造的傑作であると言えます。
しかしそれだけに、この体験が早く終わってしまうことがとても残念です。
GOODな点
- 驚くべきビジュアルスタイル
- 衝撃的なエレクトロポップサウンドトラック
- 全てのステージでゴールドランクを取得するやりがいがある
BADな点
- 一部の曲(ステージ)は非常に短い
- すぐに終わってしまう
VideoGamer -もっとプレイし続けていたい
Score:90点
巧みに作られたサウンドトラックに合わせて展開するゲームプレイには釘付けになります。特に、ゴールドランクを目指して、爆発するロボットオオカミや急カーブのある困難なステージに挑む時などは、非常に没頭することが出来ます。
しかし一方で、この素晴らしい体験がすぐに終わってしまうことは非常に残念です。同スタジオの、今後の作品に期待が持てます。
GOODな点
- 魅惑的なアートスタイルのグラフィック
- 巧みに作られたサウンドトラック
- リズミカルなゲーム性
- ゴールドランクを目指して没頭できる
BADな点
- いくつかの曲がすぐに終わってしまう
- もっとプレイしたい(コンテンツ量を増やしてほしい)
God is a Geek -多様で美しいアイデアの詰まったゲーム
Score:80点
本作は長いゲームではありませんが、シンプルなゲーム性と、素晴らしい音楽&ビジュアルを楽しむことができます。また、様々なゲームプレイのスタイルが混ざり合っているため、退屈することもありません。
失恋した情勢の心境を表した音楽ゲーム、というコンセプトも非常にユニークであり、心境が音楽と風景で上手くあらわされている点も素晴らしいです。
一方で、ゲーム体験自体は短く、最短で1時間もあればクリアできてしまいます。また、トラック(曲)の中には信じられないほど早く終わってしまうものも含まれています。
GOODな点
- キャッチ―で良く構成されたポップサウンドトラック
- 魅惑的な色のビジュアル
- 挑戦しがいのあるゲーム性
BADな点
- 1時間以内に終わってしまうゲームボリューム
- 一部のステージは短すぎる
- あまり素晴らしくないトラックも一部含まれている
Game Informer -残念なゲームボリューム
Score:70点
ゲームのコンセプト自体は独創的で、ビジュアルやサウンドトラックも魅力的な仕上がりとなっています。
しかし、ステージ上のメダルを集める際は、一瞬で通り過ぎてしまいリズムに合わせる暇もないため、もはやリズムゲームと言うよりも反射 or 暗記ゲームとなってしまっています。
またゲームボリュームについては非常に残念な量となっており、基本的にはどのステージも同じような動きなので、リプレイ性も低いものになっています。
GOODな点
- 独創的なゲームコンセプト
- シンプルかつ印象的なビジュアル
- 間違いなくキャッチ―なサウンドトラック
- 楽しいゲームプレイ
BADな点
- リプレイ性はあまり無い
- 残念なボリューム
総合評価(トータルスコア)
総合Score:83点
GOODな点
- 魅惑的なネオン調のビジュアル
- 中毒性の高いエレクトロポップミュージック
- 独創的なゲームコンセプト
- ゴールドランクを目指すやりがいがある
- 楽しいゲームプレイ
BADな点
- 一部の曲が短すぎる
- コンテンツボリュームが非常に少ない(1時間程度でクリア可能)
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Sayonara Wild Hearts』についての海外メディアの感想となります。
いずれのレビュアーも、本作の独創的なコンセプトと、魅力的なビジュアル、そしてポップミュージックによって、何度もプレイしたくなるような中毒性の高いゲームに仕上がっていると高得点を付けています。
同じステージ中でも、場面や乗り物が次々に切り替わっていき、大型の敵が登場するなど、展開に飽きることがないと述べられています。
一方で、最も大きな問題点として挙げられているのが "ボリュームの少なさ" です。単純にクリアするだけであれば1時間ほどで終わってしまったというレビュアーもいました。せっかくの斬新なゲーム性を構築しているにも関わらず、もったいないですね。
しかし、各ステージをリプレイしてゴールドランクを目指すなど、一応やり込み要素も含まれています。
従来の音ゲーとは一線を画す楽しさが含まれたリズムゲーとなっているので、同ジャンルが好きな方であればプレイする価値は十分にありそうです!