2023年8月29日(火)発売の、PS4, PS5, ニンテンドースイッチ, Xbox One, XSX|S, PC向けターン制RPG『Sea of Stars』(シーオブスターズ)。
※PS4, PS5, XB1, XSX|S, PC版は2023年8月29日(火)、Switch版は2023年8月30日(水)発売。
本作は、古典的なターン制バトルをはじめとする、クラシックRPGの古き良きシンプルさを余すことなく取り入れた、ドット絵のロールプレイングゲームです。
ゲスト作曲家として『クロノ・トリガー』や『クロノ・クロス』で知られる光田康典氏を起用するなど、クラシカルなJRPGの要素がふんだんに盛り込まれた作品となっています。
ハード | PS4, PS5, Nintendo Switch, Xbox One, XSX|S, PC |
開発元 | Sabotage Studio |
価格 | 4,400円(税込) |
ジャンル | ターン制RPG |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | PS4, PS5, XB1, XSX|S, PC:2023年8月29日(火) Switch:2023年8月30日(水) |
このゲームについて:
Sabotage(『The Messenger』)らしさがあらゆるシステムに表れた『Sea of Stars』は、ターン制の戦闘、ストーリーテリング、冒険、環境との接触といった要素でクラシックRPGの方程式を現代化しつつ、心に響く懐かしさ、そして古き良きシンプルな楽しさを目一杯詰め込むことも忘れていない。
物語の主人公は、邪悪な錬金術師「フレッシュマンサー」が作り出した怪物に立ち向かえる唯一の方法である、太陽と月の力を組み合わせた「日食の魔法」を操れる、太陽と月の力を持った2人の子供たちだ。
従来のグリッドタイルに縛られた動きから解放された移動システムでフィールドと戦闘をシームレスに移動でき、ラムダムエンカウントなし、反復作業もなしのジャンルへの没入感を追求した世界で、敵に立ち向かおう。
本作では、魔物を生み出す不死の錬金術師「フレッシュマンサー」に対抗するため、太陽と月の力を組み合わせた「日食の魔法」を操れる、太陽と月の力を持った2人の子供たちが冒険を繰り広げていきます。
従来のグリッドタイルに縛られた動きから解放された移動システムでフィールドと戦闘をシームレスに移動でき、ラムダムエンカウントなし、反復作業もなしのジャンルへの没入感を追求した世界で冒険を楽しめます。
▼世界を旅しながら、泳ぐ、登る、飛び跳ねる、飛び降りる、岩棚を持ち上げるなどの動きをシームレスに行えます。
そして本作は古典的なターンベースの戦闘を採用。アニメーションに合わせてアクションボタンを押すと、与えるダメージが増え、受けるダメージも減ります。タイミングを合わせたヒットに加え、戦闘には複数キャラクターのコンボアタック、ブースト、戦略的な「ロック」システムといった様々なダメージタイプでプレイできるオプションが搭載。
▼シンプルかつ戦略性のある戦いを楽しめます。
そして本作ではゲスト作曲家として『クロノ・トリガー』や『クロノ・クロス』で知られる光田康典氏を起用。古き良きクラシックなRPGの雰囲気を心ゆくまで楽しめる作品となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
GameGrin -古典RPGの精神を受け継いだ、絶対に遊ぶべきタイトル
Score:100点
本作はクロノトリガーのようなレトロなターンベースRPGの体験を踏襲しつつ、ゲーム体験を全体的に進化させています。
本作は、日常の戦いや冒険の中での友情や困難を乗り越える物語として描かれており、予想外の展開や感動的な出来事などが満載で、プレイヤーを最後まで惹き込みます。ランダムなエンカウントがないので、ゲーム内の世界に没入しやすくなっています。
ビジュアル面やサウンド面も非常に魅力的で、特に音楽はクロノトリガーで知られる作曲家「光田康典」氏によるもの。彼の音楽は、ゲームの雰囲気と完璧にマッチしています。
総じて本作は、従来のRPGの良い部分を受け継ぎつつ、現代向けのゲームとしての進化を遂げています。私(レビュアー)はこのゲームを強くオススメします。これは、過去の素晴らしいRPGへの真のトリビュート(賛辞)であり、刷新されたゲームシステムと中毒性のあるストーリーを持つ、絶対に遊ぶべきタイトルです。
良かった点
- レトロなターンベースRPGの体験を踏襲しつつ、ゲーム体験を全体的に進化させている
- 戦略性のある戦闘システム
- キャラクターは自然にレベルアップし、レベルを上げるための繰り返しを避けることができる
- コントロールは直感的で、従来のRPGとプラットフォームの要素が組み合わされている
- グラフィックと音楽は美しく、ゲームに深みとユニークさを持たせている
悪かった点
- 謎解き要素の難易度は低め
- 古典RPGの要素は一部のゲーマーにとって合わないかもしれない
God is a Geek -今まで遊んだ中で最も素晴らしいRPGの一つ
Score:100点
『Sea of Stars』に対する私(レビュアー)の期待は非常に高かったが、その全ての期待を超えてくれた希有なゲームだった。ゲーム内のキャラクター達は非常に魅力的で、特にガルは絶えず前向きで心から好感が持てる。
戦闘システムもユニークで、敵の位置やタイミングによって能力を上手く発揮できる。また、経験値の取得やレベルアップも非常に洗練されており、プレイヤーは自分のペースでゲームを進められるようになっている。さらに、『Sea of Stars』の世界は美しく、探索するのが本当に楽しい。隠された宝箱を見つけたり、壮大な景色を楽しんだりすることができる。
さらに驚くのは、このゲームの音楽だ。サウンドトラックは単に素晴らしいだけでなく、そのメロディは記憶に残り続けるだろう。
『Sea of Stars』は私が今まで遊んだ中で最も素晴らしいRPGの一つであり、その魅力的なキャラクターや圧倒的なビジュアル、心に響く音楽は絶対に体験する価値がある。このゲームは、RPGの新たな基準を確立したと断言できる。
良かった点
- 魅力的なキャラクターと素敵で前向きなストーリー
- 独自性が強くて面白い戦闘システム
- ゲームペースを阻害しないレベルアップシステム
- RPG に求められるすべての要素が詰め込まれている
- 優れたビジュアルとサウンドデザイン
悪かった点
- 使える能力が増えるまでに時間がかかる
RPG Fan -RPG好きにとって最高の選択肢
Score:95点
このゲームは期待以上のものを提供してくれます。最初にそのトレーラーを見たときの驚きと興奮を、ゲームをプレイしながら再び感じることができました。2Dの鮮やかなピクセルグラフィックスとクラシックRPGの要素は、ゲーム愛好家の心をつかむのに十分でした。
物語は、夏または冬の至に生まれ、太陽や月の魔法を使いこなす子供たちを中心に展開します。彼らの冒険中に出会うキャラクターたちは魅力的で、ストーリーの中での彼らの関係性や背景が深く描かれています。
グラフィックはモダンな2Dの美しさを維持しつつ、非常に魮やかで詳細に作成されています。ゲーム内の戦闘も、独自のロックシステムやタイミングを要する攻撃など、従来のターン制バトルに新しい風をもたらしています。
サイドコンテンツも豊富で、NPCからの依頼や釣り、オプションのパズルやボス、町作りなど、メインストーリーから離れても楽しむことができます。特に「Wheels」というミニゲームは非常に面白く、独自のゲームとしても成り立つレベルだと感じました。
音楽についても、E光田康典氏による楽曲はゲームの雰囲気にピッタリで、何度も聞きたくなるような魅力があります。
全体的に『Sea of Stars』は、クラシックRPGを愛する人々にとって、また新しいRPGを求める人々にとっても、最高の選択と言えるでしょう。
良かった点
- 豪華な 2D グラフィックス
- 楽しくアクティブなターン制戦闘
- 興味深い世界観
- 愛らしいキャラクター達
- 素晴らしいサウンドトラック
悪かった点
- エンディングは少し唐突
- ユーザーインターフェースに関する多少の問題
Twinfinite -RPGの「居心地の良さ」と、退屈にならないエンターテインメントがバランス良く組み合わさった傑作
Score:90点
『Sea of Stars』は、Sabotage Studioの前作『The Messenger』と同じ世界で展開される現代版2D-RPGです。
ゲームのビジュアル面は非常に素晴らしいです。多くの現代のゲームが3Dを好む中、『Sea of Stars』は2Dのピクセルアートスタイルを採用し、それが大成功を収めています。各エリアの雰囲気は明るく、鮮やかな色彩で生き生きとしています。また、手描きの2Dアニメーションのカットシーンも魅力的です。
バトルのアニメーションは目を引くもので、探検と冒険は楽しいです。キャラクター達は愛される存在で、物語や冒険、戦闘の各シチュエーションでの音楽が感情を引き上げます。戦闘は伝統的なターンベースのアクションを採用しており、『Sea of Stars』はこれを基盤にしてさらなる要素を追加することで、独自性を生み出しています。
探検も楽しく、各場所を駆け抜け、ジャンプし、クライムし、飛び込み、泳ぐなど、あらゆる場所を冒険できます。ゲーム内での多様なアクティビティも魅力的です。
難易度は、Relicsというアイテムを通じてカスタマイズが可能です。これは非常に直感的で、簡単なボタンの押し方でいつでも変更できます。
全体的に、『Sea of Stars』は、冒険を通じて友情の強さと心温まるストーリーを感じさせる傑作です。美しいアートワークとレベルデザインによるRPGの「居心地の良さ」と、退屈にならないエンターテインメントがバランス良く組み合わされています。
良かった点
- 愛らしいキャラクター達
- 明るく大胆なディテールが散りばめられたゴージャスな雰囲気
- 目を惹かれるワールドデザイン
- 美しい2Dピクセルのアートワーク
- 柔軟な難易度オプション
- 釣り、料理などのミニゲームやアクティビティが豊富に用意
悪かった点
- 新能力を開放するまで、戦闘はやや繰り返し感を強く感じる
- いくつかのパズル(謎解き要素)はシンプルで、一部のプレイヤーには物足りなく感じられるかもしれない
- ターンベースの戦闘スタイルは、一部のプレイヤーにとっては時代遅れと感じられるかもしれない
PC Gamer -他のRPG作品で見慣れた要素が多数含まれている
Score:79点
『Sea of Stars』は、古典的なRPGにインスパイアされた作品ですが、そのオリジナリティが疑問視されている部分もあります。本作は多くの点で『クロノトリガー』を彷彿とさせます。戦闘へのシームレスな遷移やコンボ、そして安心感を与えるキャンプファイア、ワールドマップなど、他のRPG作品で見慣れた要素が多数含まれています。
NPCの見た目は美しいものの、多くは30年前のジャンルの祖先と同じく、浅い一行のテキストしか持っていません。ストーリーの主要なプロットは、ある程度予想可能で、特に驚きも感じませんでした。
このように古典的なRPGとしての問題点を含んでいることは事実ですが、全体的には心地良く冒険を楽しめる作品となっています。そのインスピレーションとなった作品の最高の高みには到達していないかもしれませんが、間違いなく優れたRPG作品だと言えます。
良かった点
- 単に古典的なゲームのコピーではなく、オリジナリティを持っている
- ゲームのアニメーションは非常に高品質で、詳細にこだわっている
- バトルは環境にシームレスに組み込まれており、戦略的な要素も豊富
- プレイヤーがゲームの難易度を調整できるようなオプションが提供されている
- 特にフラストレーションを感じる部分が無く、冒険はスムーズに進行する
悪かった点
- 他のRPG作品で見慣れた要素が多数含まれている
- NPCは見た目はきれいだが、大半は表面的なテキストしか持っていない
- ストーリーの主要なプロットは、ある程度予想可能
総評:魅力的なキャラクターや圧倒的なビジュアル、心に響く音楽は絶対に体験する価値アリ
総合Score:90点
GOODな点
- レトロなターンベースRPGの体験を踏襲しつつ、ゲーム体験を全体的に進化させている
- 魅力的なキャラクターと素敵で前向きなストーリー
- キャラクターは自然にレベルアップし、レベルを上げるための繰り返しを避けることができる
- グラフィックと音楽は美しく、ゲームに深みとユニークさを持たせている
- RPGに求められるすべての要素が詰め込まれている
- 釣り、料理などのミニゲームやアクティビティが豊富に用意
- プレイヤーがゲームの難易度を調整できるようなオプションが用意
BADな点
- 古典RPGの要素は一部のゲーマーにとって合わないかもしれない
- エンディングは少し唐突
- 新能力を開放するまで、戦闘はやや繰り返し感を強く感じる
- 他のRPG作品で見慣れた要素が多数含まれている
- NPCの大半は表面的なテキストしか持っていない
- ストーリーの主要なプロットは、ある程度予想可能
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Sea of Stars』についての海外メディアの感想となります。
RPGに求められるすべての要素が詰め込まれている
本作はクロノトリガーのようなレトロなターンベースRPGの体験を踏襲しつつ、ゲーム体験を全体的に進化させた作品です。一見、従来のRPGと似ているかもしれませんが、ゲーム体験は現代向けに強化されており、終始スムーズなゲームプレイが楽しめるとのこと。
ビジュアル面での進化は特筆すべきです。ゲームは全体的に非常に滑らかで、過度にアニメーション化されており、1995年のRPGのキャラクターたちが夢見ることしかできなかったようなスムーズさで、主要キャラクターが周囲を動き回ることができます。
戦闘の中でのタイミングはキャラクターや使用されるスキルによって大きく変わり、これによりキャラクター同士がより明確に差別化されています。
また、『Sea of Stars』はプレイヤーに柔軟性を提供するアイテム「Relics」を取り入れています。これにより、ゲームの難易度を調整したり、特定のメリットを享受したりすることができ、プレイヤーは自分のプレイスタイルに合わせてゲーム体験をカスタマイズすることができます。
『Sea of Stars』は新鮮な冒険を提供しつつ、古典的なRPGの魅力を尊重した傑作であると高く評価されていました。
古典RPGの要素は人を選ぶ
一方で、古典的なRPGの要素は人を選ぶとも述べられていました。
NPCの会話内容は表面的で薄く、1行テキストを何度も繰り返すことが多いとのこと。また主要キャラの物語に関しても、過去の数多くのRPGで見られるような筋書きを辿っているため、プレイヤーは物語の主要なプロットを予想できてしまうことがあると指摘されています。
また、ゲームプレイに関しても、ダンジョンの終盤で待ち構える大型のボスたちは、見た目は壮観であるものの、戦っている最中は面倒であり、結果的に興奮よりもイライラを感じることが多いとのこと。これらのボスは、再生能力を持っていたり、特定の部分を攻撃して弱点を露出させる必要があるため、戦闘が単調で長引くことが多いようです。
クラシックRPG好きにとって最高の選択肢
いずれにせよ『クラシックRPG好きにとって最高の選択肢』であるとして、多くのレビュアーが非常に高い評価を付けていました。
多くのインディRPGは90年代の魅力を再現しようとしていますが、このゲームは単に模倣するのではなく、独自のアイデンティティを持つ冒険を提供しています。
その独自性の中でも、特に目立つのがそのアニメーションの美しさ。風に揺れる木々、水の中での微細な動き、一度だけの特別なアニメーションを持つNPCといった、ディテールに富んだ世界は、プレイヤーを深く引き込む要因となっているとのこと。
バトルも、過去のRPGとは一線を画す独自の魅力があります。シームレスに戦闘が織り込まれ、新しいターン取り/ブレイクメカニクスにより、戦略的な深みが増しています。さらに、プレイヤーのアクションが戦闘の結果に大きく影響するため、装備に頼るのではなく、自身のスキルやタイミングが勝利の鍵となります。
古き良き、心地よい冒険を求めるなら、『Sea of Stars』は絶対に見逃せない一作です。現代の技術とデザインで蘇った、クラシックRPGの魅力を是非体験してみてはいかがでしょうか!
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