2023年3月17日(金)発売の、ニンテンドースイッチ向けアクションアドベンチャーゲーム『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』(BAYONETTA ORIGINS: CEREZA AND THE LOST DEMON)。
本作は、世界中で高い人気を誇る『ベヨネッタ』シリーズの主人公「魔女ベヨネッタ」が、魔女見習いのセレッサとして暮らしていた過去の物語が描かれる作品です。
魔女見習いのセレッサと、彼女が呼び出した悪魔「チェシャ」の両方を操作して、様々なギミックが用意された森の奥地へと進んでいきます。
ハード | Nintendo Switch |
開発元 | プラチナゲームス |
価格 | ダウンロード版:6,500円(税込) パッケージ版:6,578円(税込) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2023年3月17日(金) |
このゲームについて:
それは遠い昔のものがたり。
立派な魔女をめざす小さな女の子が、ぬいぐるみに取りついた迷子の悪魔とともに、禁断の森をさまよいます。
ひとりはおかあさんを助けるために。いっぴきはおうちに帰るために。『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』は、絵本のように美しく丁寧に描かれた幻想的な森を舞台に、見習い魔女のセレッサと迷子の悪魔チェシャを導いて、待ち受ける謎や仕掛け、そしておそろしい敵たちとの戦いをくぐり抜けて旅をするアクション・アドベンチャーゲームです。
いずれは“最強の魔女”と呼ばれるようになるセレッサも、見習い魔女のときにはちょっぴり臆病で内気な女の子でした。そんな彼女が初めて召喚した悪魔と一緒に、いったいどんな冒険を繰り広げるのでしょうか?セレッサの持つ魔導術、チェシャの持つ悪魔の力。ひとりでは困難な道のりでも、ふたりが協力すれば、きっと乗り越えられることでしょう。
『ベヨネッタ』の従来シリーズ作では最強の魔女と呼ばれていたベヨネッタも、過去にはちょっぴり臆病で内気な女の子 "セレッサ" として暮らしていました。立派な魔女をめざす小さなセレッサが、ぬいぐるみに取りついた迷子の悪魔とともに、禁断の森をさまよい冒険を繰り広げるアクションアドベンチャーです。
絵本のように美しく丁寧に描かれた幻想的な森を舞台に、見習い魔女のセレッサと迷子の悪魔チェシャを導いて、待ち受ける謎や仕掛け、そしておそろしい敵たちとの戦いをくぐり抜けて旅を進めていきます。
▼悪魔チェシャ
本作はこれまでの「ベヨネッタ」作品と同様、チャプター形式になっており、チャプターごとにステージが用意されています。ステージ上には様々なギミックが用意されており、どうやって2人で攻略していくか、試行錯誤を重ねるのも本作の醍醐味の一つとなっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
IGN Adria -今までのシリーズ作品とはひと味違う体験
Score:90点
本作には美しいアートスタイル、惹き込まれる物語、創造性に富んだ謎解き要素、多彩なボス戦などが含まれており、今までのベヨネッタシリーズとはひと味異なった体験が楽しめるスピンオフ作品となっています。
ゲームの美しさ、物語、ユニークなナレーションなどは、最後までプレイヤーを惹き込みます。特に魔女ベヨネッタの過去が描かれるストーリーは、シリーズファンであれば必見の内容です。
ゲームプレイ自体は遊びやすいように設計されており、バトルと謎解き要素のバランスが取れています。ビジュアルもカラフルでステージデザインもバリエーションに富んでおり、シリーズ未経験の若いプレイヤー(子供)にもオススメできる内容だと言えます。
謎解き重視のベヨネッタ作品として、予想外に楽しい体験ができた作品です。
良かった点
- 美しいアートスタイル
- 一流の声優による演技
- 惹き込まれる物語
- 楽しいステージ設計と謎解き要素
- 雰囲気にマッチしたサウンドトラックの数々
悪かった点
- リプレイ性は低い
- ボリュームに対して価格が高め
Siliconera -魔女ベヨネッタの過去を体験できる作品
Score:90点
本作は一見すると退屈そうに見えるゲームですが、ゴージャスなビジュアルや巧妙に設計された謎解き要素、そして何より、プラチナゲームスで最も愛されてるキャラクターの過去を体験できるという点で、最初から最後まで惹き込まれる作品となっています。
主人公 "セレッサ" はもちろん、相棒のチェシャも魅力的なキャラクターであり、探索し、各々の能力を強化して新たな場所を訪れる体験は、夢中になることができました。
ストーリー自体もテンポ良く進行し、所々でひねりのある展開が繰り広げられるため、退屈しません。戦闘重視の従来シリーズ作とは異なり、探索メインのため、幅広いプレイヤーが遊べるようになっています。
魔女ベヨネッタの過去を体験したい方には、ぜひオススメしたい作品です。
良かった点
- 魔女ベヨネッタの過去が描かれる
- 芸術的なビジュアル
- 幅広いプレイヤーが遊べる設計
- 楽しい探索
- 魅力的なキャラクター
- 魅力的でテンポの良い物語
悪かった点
- 特になし
PCMag -水彩画を描いた絵本のように魅力的なビジュアル
Score:80点
本作は美しいビジュアルとアートスタイルによって、プレイヤーを楽しませてくれます。色褪せた羊皮紙に水彩画を描いた絵本のようなグラフィックは、目の保養になると同時に、パフォーマンス(フレームレート等)の安定化にも貢献しています。
今までのベヨネッタ作品と比べると、戦闘は比較的遊びやすいように設計されています。しかしキチンとした奥深さや激しさも併せ持っており、シリーズファンでも楽しめるものとなっています。複数のオプションも用意されており、難易度は柔軟に調整可能です。
ステージ上に用意されたパズル(謎解き要素)はいずれも作り込まれており、一部のボス戦では戦闘と謎解き要素をうまく組み合わせたスタイルを採用するなど、プレイヤーを楽しませる工夫が随所に見て取れます。
物語自体もまとまりがあって惹き込まれる内容であり、ベヨネッタ作品を初めて遊ぶ方にもオススメできるスピンオフだと言えます。
良かった点
- 作り込まれたパズル(謎解き要素)
- 遊びやすく、奥深さもある戦闘システム
- チャーミングなグラフィックビジュアル
- まとまりのある物語
- 安定したパフォーマンス
悪かった点
- 繰り返し感の強いゲームプレイ
- 非常に直線的なステージ
Video Chums -今までにプレイした中で、最も視覚的に印象に残った作品の1つ
Score:77点
本作は、私(レビュアー)が今までにプレイした中で、最も視覚的に印象に残った作品の1つだと言えます。少し立ち止まってステージを隅々まで眺めてみると、ビジュアルおよびアートデザインが以下に優れているかが分かります。
ゲーム全体の難易度は高くはありませんが、激しく多様性のある戦闘や謎解き要素、ストーリーブックスタイルに展開される物語のおかげで、幅広いプレイヤーが楽しめる作品へと仕上がっています。
セレッサとチェシャの両方のキャラクターを操作して進めていく本作のコンセプトは実にユニークなものであり、マップを隅々まで探索することで、宝物や素材を発見し、能力を拡張できます。正直、初期能力でもクリアできてしまうほどの難易度ですが、ゲームプレイの多様性を増すという点では面白いです。
本編シリーズのような激しいアクションゲームを望んでいる方はガッカリするかもしれませんが、代わりに探索と謎解きに重点が置かれており、ベヨネッタ作品の中でも新鮮な気分で遊べるスピンオフとなっています。
良かった点
- 非常に見事なビジュアル
- 愛らしい世界観とストーリーブックスタイルの物語
- ユニークなゲームプレイ
悪かった点
- 能力が増えるにつれ、操作がかなり面倒になる
- 全体的に、挑戦しがいに欠ける難易度
- 戦闘システムの作り込みは荒い
Metro GameCentral -全体的に簡単(シンプル)過ぎる
Score:50点
本作におけるビジュアルや演出面は確かに優れており、特に終盤のボス戦の展開は、非常に白熱して惹き込まれました。
収録サウンドトラックの数々も素晴らしいものであり、プレイヤーをより感情的にさせてくれます。
一方で、全体的に簡単(シンプル)過ぎます。謎解きから戦闘まで信じられないほど簡単であり、対象年齢12歳どころか、8歳でもプレイできるほどの内容です。一応ハードモードは用意されていますが、クリア後でしかアンロックされません。
道中で新しい能力を数多く開放できるものの、初期能力で十分にクリア可能であるため、能力開放の必要性が薄れてしまっています。
そして肝心のストーリーに関しても、ベヨネッタの起源についてそこまで多くを語っておらず、シリーズファンにとっては期待外れに感じてしまう内容と言わざるを得ません。
良かった点
- 優れた演出
- 見事なビジュアルスタイル
- 素晴らしいサウンドトラックの数々
悪かった点
- 非常に単純なパズル(謎解き要素)
- ストーリーは、ベヨネッタの起源についてそこまで多くを語っていない
- 全体的に簡単(シンプル)過ぎる
総評:今までのベヨネッタシリーズとはひと味違う体験が楽しめる、独特で美しいアートスタイルのスピンオフ作品
総合Score:80点
GOODな点
- 魔女ベヨネッタの過去が描かれる物語
- 美しいアートスタイル
- 楽しいステージ設計と謎解き要素
- 雰囲気にマッチしたサウンドトラックの数々
- 幅広いプレイヤーが遊べる設計
- 遊びやすく、奥深さもある戦闘システム
BADな点
- リプレイ性は低い
- 繰り返し感の強いゲームプレイ
- ボリュームに対して価格が高め
- 全体的に、挑戦しがいに欠ける難易度
- ストーリーは、ベヨネッタの起源についてそこまで多くを語っていない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』についての海外メディアの感想となります。
幅広いプレイヤーが遊びやすいベヨネッタスピンオフ
本作には美しいアートスタイル、惹き込まれる物語、創造性に富んだ謎解き要素、多彩なボス戦などが含まれており、今までのベヨネッタシリーズとはひと味異なった体験が楽しめるスピンオフ作品となっています。
色褪せた羊皮紙に水彩画を描いた絵本のようなビジュアルは非常に美しく、ステージ背景を眺めているだけでも楽しめるようです。
ゲームプレイ自体は遊びやすいように設計されており、バトルと謎解き要素のバランスが取れています。従来シリーズ作のような激しい戦闘メインのゲームプレイとは異なり、探索や謎解きに重点が置かれているため、シリーズ未経験の若いプレイヤー(子供)にもオススメできる内容であるとのこと。
収録サウンドトラックの数々も素晴らしいものであり、プレイヤーをより感情的に物語へ惹き込んでくれます。
全体的に簡単すぎる
一方で、全体的に簡単(シンプル)過ぎるという意見も見受けられました。謎解きから戦闘まで信じられないほど簡単であり、対象年齢12歳どころか、8歳でもプレイできるほどの内容だとのこと。一応ハードモードは用意されていますが、クリア後でしかアンロックされません。
道中で新しい能力を数多く開放できるものの、初期能力で十分にクリア可能であるため、能力開放の必要性が薄れてしまっているようです。
肝心のストーリーに関しても、ベヨネッタの起源についてそこまで多くを語っておらず、シリーズファンにとっては期待外れに感じてしまう内容という指摘もありました。
シリーズ未経験者にもオススメできる作品
いずれにせよ、『今までのベヨネッタシリーズとはひと味違う体験が楽しめるスピンオフ作品』であるとして、多くのレビュアーがそこそこ高い評価を付けていました。
本編シリーズのような激しいアクションゲームを望んでいる方はガッカリするかもしれませんが、代わりに探索と謎解きに重点が置かれており、ベヨネッタ作品の中でも新鮮な気分で遊べるスピンオフとなっています。
絵本のような美しいビジュアルと、探索&謎解きに重点を置いたゲーム性のおかげで、シリーズ未経験者(子供たち)でも遊びやすい作品であるとのこと。
ベヨネッタシリーズのファンはもちろん、シリーズ未経験の方も、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!
▼こちらの記事もオススメ!
-
『Wo Long: Fallen Dynasty』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2023年3月3日(金)発売の、PS4, PS5, Xbox one, XSX|S, PC向けアクションRPG『Wo Long: Fallen Dynasty』(ウォーロン)。 本作は、『仁王』や『N ...
続きを見る
-
『星のカービィ Wii デラックス』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2023年2月24日(金)発売の、ニンテンドースイッチ向けアクションゲーム『星のカービィ Wii デラックス』。 本作は、2011年に発売された『星のカービィ Wii』に、新たなコピー能力やサブゲーム ...
続きを見る