2021年7月8日(木)発売の、PS4(PSVR), PC(PCVR)向けVR専用ステルスアクションFPS『Sniper Elite VR』(スナイパーエリートVR)。
本作は、VR専用のシューティングゲームであり、プレイステーションVR(PSVR), Oculus Quest, Oculus Rift, HTC Vive等のヘッドセットに対応しています。
ミッション形式で進行するシングルFPSとなっており、ライフル狙撃のほかにも多彩な重火器を使用した戦闘を楽しむことが出来ます。
ハード | PS4(PSVR), PC(PCVR) |
開発元 | Rebellion, Just Add Water, Coatsink Software |
価格 | 6,578円(税込) |
ジャンル | VR, アクション, シューティング |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2021年7月8日(木) |
このゲームについて:
1943年イタリア南部、ファシストの勢力が祖国を蹂躙している。ステルス技術、数々の武器を駆使してイタリアのレジスタンスのために戦う君は、卓越した能力を持つ超一流スナイパーだ。凄まじきファーストパーソン シューターここに登場。
心臓が早鐘を打つガンプレイ - ライフルを握りしめ、スコープを覗きこみ、狙いを定めるんだ。現実世界のごとく飛び交う弾道、実際に目の前にある武器を扱うような様々なアクション…狙撃シュミレーションは新たな次元へと到達した。
魅惑のキャンペーン - 何度もリプレイ可能な18のミッション、スリリングなゲームプレイを思う存分楽しめる、壮大なキャンペーンモード。
自由自在なる移動 -ステルス技術を活用して狡猾に敵兵や敵兵器を出し抜け、膨大な戦術的選択肢が潜む各ステージを堪能せよ。
リアルさを追求した第二次世界大戦時の武器 - 歴史的にも正確に描写された武器の数々。ライフルやサブマシンガン、ピストル、ショットガン、手榴弾や爆薬を使いこなせ
解剖学的X線キルカメラ - Sniper Eliteといえばコレ、キルカメラをVR用に刷新、驚異的な破壊の全てを目撃せよ
狙撃用ライフル以外にもハンドガン、サブマシンガン、ロケットランチャー、地雷などバリエーション豊かな重火器が登場し、自分好みの攻略法を試すことが出来ます。
ミッション中には『○○○時間以内にクリア』するなどの目標も設定されており、やり込み要素も十分に用意されています。
リロードやスコープを覗くアクションがVR内でリアルに再現されており、高い没入感を味わえるVRコンテンツとなっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
PlayStation Universe -非常に没入感の高いスナイパー体験
Score:85点
本作は、私がプレイした中でも特にお気に入りのVRゲームとなりました。
ビジュアルの見栄えは良く、効果音や音楽といったサウンドデザインも見事で、全体的に没入感が高いです。
動作も安定しており、VR空間内の同期ズレなどの不具合は起きませんでした。
各ミッションはテンポよく進行し、各所には隠しアイテムも隠されていることがあるため、何度でもプレイし直したくなります。
メインストーリー、チャレンジ要素、隠し要素探索などを含めるとかなりのボリュームがあり、価格に対する満足度も高いです。
今までで最も没入感の高いスナイパー体験が可能な作品です。
良かった点
- テンポよく進行するミッション
- 膨大な量のオプション・コンテンツ
- 見栄えの良いビジュアル
- 没入感の高いサウンドデザイン
- 安定したVR体験
悪かった点
- 低解像度テクスチャが散見される
Push Square -ボリュームのある本格的なVRゲーム
Score:80点
本作は、よくあるミニゲーム的なVRコンテンツではなく、10時間以上のボリュームを持った本格的なシューティングゲームです。
リロード時には実際にマガジンを取って挿入したり、トリガーを引いて弾倉に弾を込めるといったVR空間内での動作が必要であり、これが高い没入感を生み出すことに成功しています。
銃を敵に乱射したり、遠方から隠れて狙撃したり、敵をトラップに嵌めたりと、幅広いプレイスタイルで楽しむことが出来ます。
"VR酔い" は軽微であり、もしも気になる方には、幅広い視点&移動オプションが用意されています。
全体的に満足度の高いVRシューティングゲームです。
良かった点
- ボリュームのあるコンテンツ
- 没入感の高いアクション
- 幅広いプレイスタイルが可能
- "酔い" は軽微
- 満足度の高い銃撃戦体験
- 豊富な調整オプション
悪かった点
- PSVR版では、Oculus版と比べて若干画質が劣る
- アイテムを掴んで取るのが面倒
Pure Playstation -価格以上の体験を提供する作品
Score:80点
本作には多くのミッション、チャレンジコンテンツが用意されており、全体的にボリュームのある作品です。
また、オンラインリーダーボード機能も搭載しているため、世界中のプレイヤーとスコアを競うなどのやり込み要素もあります。
銃を乱射して敵を倒しまくったり、隠れて狙撃したりと、とにかく幅広いプレイスタイルで楽しめるようになっており、プレイヤーに応じて複数の難易度オプションも用意しています。
そしてシリーズ特有のキルカメラを見るのは爽快感があって楽しく、病みつきになります。
価格以上の価値がある、素晴らしいVRシューティングに仕上がっています。
良かった点
- 堅実なボリューム
- オンラインリーダーボード機能を搭載
- 多くのミッションとやり込み要素
- 幅広いプレイスタイルが可能
- キルカメラを見るのが楽しい
悪かった点
- ストーリー内容は貧弱
- PS Moveでは操作しづらい
- 近接攻撃がない
TheSixthAxis -VRヘッドセット所有者であれば見逃せない作品
Score:80点
本作に登場する各ステージは、無駄に広すぎず、密度の高いコンパクトなスケールに収まっています。
そのおかげで移動などに時間を取られることも無く、テンポよくミッションを進行することが出来ます。
キャンペーンモードでは幾つものチャレンジ要素・探索要素が用意されており、何度でもチャレンジしたくなるリプレイ性の高さがあります。
VR内での操作も、本当に狙撃銃を構えているかのような没入感を味わうことができ、狙撃に成功した場合には大きな達成感を味わえます。
VRヘッドセットを所有しているのであれば、見逃せない作品の1つです。
良かった点
- 没入感の高いスナイパー体験
- 巧妙にコンパクトなデザインのステージ
- リプレイ性の高いキャンペーンモード
- 本当に狙撃銃を持っているかのような感覚
悪かった点
- ステルス要素は薄い
- AIの頭が悪いことがある
- ロード時間が長い
Metro GameCentral -キルカメラは逆に没入感を削ぐ
Score:80点
本作では没入感の高い狙撃を体験することができ、VR用コントローラを用いた操作も快適であるため、何時間でも夢中になることが出来ます。
ミッションにはボリュームがあり、やり込み要素も用意されているため満足度が高いです。
一方で、本シリーズ特有の機能である "キルカメラ" は、VR作品である本作においては逆に没入感を削ぐ要因となってしまっているので、設定でOFFにすることをオススメします。
また、うつぶせ姿勢になることができない、ミッションによっては移動範囲を厳しく制限されるなど、VRゲームならではの制限が課せられる部分もあります。
良かった点
- 何度でも挑戦したくなるミッションの数々
- 没入感の高い狙撃体験
- ボリュームのあるキャンペーンモード
- VR内での操作性が良い
悪かった点
- PS Moveを使用した操作性が悪い
- キルカメラは逆に没入感を削ぐ
- うつ伏せになることができない
- シナリオによっては動きに制限が課せられる
総評:没入感の高いスナイパー体験!VRヘッドセット所有者はプレイする価値アリ
総合Score:81点
GOODな点
- 見栄えの良いビジュアル
- 没入感の高いサウンドデザイン
- テンポよく進行するミッション
- ボリュームのあるコンテンツ
- 幅広いプレイスタイルが可能
- "酔い" は軽微
BADな点
- PSVR版では、Oculus版と比べて若干画質が劣る
- ストーリー内容は貧弱
- ロード時間が長い
- 近接攻撃がない
- キルカメラは逆に没入感を削ぐ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Sniper Elite VR』についての海外メディアの感想となります。
本格的なVRシューティングゲーム
本作には10時間以上続くキャンペーンモードに加えて、チャレンジ要素や隠し要素なども数多く用意されており、ボリューム的に満足度の高い本格的なVRシューティングゲームとなっています。
VR空間内での操作は現実に近く、実際に手を動かしてマガジンをリロードしたり、スコープを覗くといった動作が必要になるため、本当に狙撃手になったかのような没入感が味わえるとのこと。
グラフィックのクオリティも高く、効果音や音楽といったサウンド面も文句のない出来となっています。
そして狙撃銃以外にも、サブマシンガンなどを連射して敵を打ち倒していく激しいゲームプレイも可能であり、プレイヤーごとに好みのスタイルで楽しむことが出来ます。
キルカメラは没入感を削ぐ要因になる
スナイパーエリートシリーズには、狙撃相手の様子を確認できる "キルカメラ" という特有の機能があります。
しかし本作品でこの機能を使うと、視点が自分自身から離れてしまうため、逆に没入感を削ぐ要因となってしまっていると指摘されていました。
そのため、一部のレビュアーはキルカメラ "OFF" に設定することを推奨しています。
他には、近接攻撃が無い、ロード時間が長い、などの点を指摘されていました。
VR HMD所有者であれば是非プレイしてほしい作品
いずれにせよ、本作について多くのレビュアーが『VRヘッドセットを所有しているのであれば遊ぶ価値のある作品』として高く評価しています。
ミニゲーム的なシューティングゲームとは異なり、キチンと構成されたストーリーと、ボリュームのあるミッションとを併せ持った本格的なVR作品となっています。
グラフィック・サウンド面の質も高く、VR酔いもほぼ感じられないとのこと。
豊富な重火器に触れることが出来るため、シューティングゲーム好きにもオススメです。
没入感の高いスナイパー体験を、ぜひ本作で味わってみてはいかがでしょうか!
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