2020年4月29日(水)発売の、PC向けストラテジーゲーム『Gears Tactics』(ギアーズタクティクス)。
※CERO Z(18歳以上対象)のゲームとなっています。
本作は、世界的な人気を誇るTPSゲーム『Gears of War』シリーズのスピンオフ作品です。
ゲーム性が従来のシリーズ作とは大きく異なり、XCOMのような見下ろし視点型のターン制ストラテジー(戦略)ゲームとなっています。
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ハード | PC |
開発元 | Splash Damage, The Coalition |
価格 | 7,452円 |
ジャンル | ターンベースストラテジー(戦略)ゲーム |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2020年4月29日(水) |
このゲームについて:
Gears Tactics は世代を代表するゲームシリーズのひとつ、Gears of War の世界を拡張する、スピード感あふれるターンベースの戦略ゲームだ。
押し寄せる敵を退け、人類の未来のために戦え。
チームを構成/指揮し、モンスターを現出させる諸悪の根源を仕留めるのだ。
本作の物語は初代Gears of Warの12年前が舞台。
主人公である "ゲイブ・ディアス" を操作して、人員を集め、装備を整え、チームを指揮して、ローカスト軍の脅威と闘っていきます。
従来のTPSとはうって変わってターン制のストラテジー(戦略ゲーム)となっており、上から見下ろす視点でスピーディな戦いを指揮します。
大量に押し寄せる敵や、巨大なボス敵との戦闘は従来作品に負けず劣らずの迫力となっており、シリーズ恒例のグロテスクな表現も健在です。
なお、いつものGearsシリーズと同様、マルチプレイモードは搭載されておらず、完全シングルプレイ用のゲームとなっています。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
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海外メディアの評価スコア&レビューコメント
God is a Geek -スピーディかつ戦略性の高い戦闘
Score:100点
本作の戦闘はエネルギッシュである以前に非常に展開がスピーディで、ターン制であることを忘れてしまうほどです。
戦略性も高く、部隊員の能力を見極めつつ移動・配置・戦闘を行う必要があり、カスタマイズ要素も大量に用意されているため多様性のある戦い方が可能です。
ストーリーやミッションのデザインからテンポの速い戦闘にいたるまで、全体的にバランスのとれた満足度の高い作品です。
他のストラテジーゲームと比較しても、まさに一線を画すタイトルであると言えます。
GOODな点
- ボリュームのあるスリリングなキャンペーン
- 大量のカスタマイズ要素
- ペースの速い、エネルギッシュな戦闘
- 戦略性が高い
BADな点
- たまにフレームレートが不安定になる
GamingTrend -驚くほど堅実で中毒性のある育成要素
Score:90点
本作におけるキャラクターの育成要素は驚くほど堅実で深みがあり、スキルツリーの派生は大規模で様々なプレイスタイルが可能になります。
ステージ上で見つけたり、購入したりできる武器・装備の数も多様で、どれを選ぼうか・カスタマイズしようかと本当に悩ましいです。
戦闘は実に流動的でテンポが良く、従来のシリーズ作に負けず劣らずの激しいアクションと戦略的なプレイを楽しむことが出来ます。
堅実なストーリーや夢中になれる育成要素などが含まれた、非常に中毒性の高いゲームです。
GOODな点
- 流動的で戦略性の高い戦闘
- 深みのある育成要素
- 熱中できるボス戦
- 多彩な装備品の数々
BADな点
- ミッションの内容はありふれたもので、繰り返し感がある
AusGamers -戦略的なターンベースのゲーム性への素晴らしい転換
Score:85点
元々はTPSゲームだったGearsを、本作では戦略的なターンベースのゲーム性へ素晴らしく変換することができています。
常に動き続けるスピーディな戦闘は刺激的であり、キャラクターの能力・スキルや戦術によって戦い方に多様性が生まれるため、飽きることがありません。
特にステージ最後のボス戦は狂気に満ちており、試行錯誤が必要なやりがいのあるものになっています。
本作は、他のストラテジー(戦略)ゲームとはまた異なった独自のスタイルを確立しており、戦術性とアクション性、およびテンポの良い展開など各要素において恵まれた素晴らしい作品です。
GOODな点
- 戦略的なターンベースのゲーム性への素晴らしい転換
- 常に動き続けるスピーディーな戦闘
- 見栄えの良いグラフィック
- 戦闘にいくつもの可能性をもたらす育成・スキルカスタム
- やりがいのある巨大なボス敵
- 映画のようなカットシーンの数々
BADな点
- ストーリーの最後らへんはダレる
TrueGaming -RPG要素のある戦略ゲーム好きにオススメ
Score:80点
この手の見下ろし視点型のゲームはグラフィックに重点を置いていないことが多いですが、本作はGears 5並みのクオリティであり、各アニメーションとも見事に表現されます。
戦闘は展開が早いうえに、キャラ同士の会話もユニークで楽しいです。
ゲーム内のサウンド(効果音)も良好で、音楽は美しく、ゲーム展開にマッチしています。
いくつかの収集要素やRPGのような育成要素などによりコンテンツ寿命は長く、数十時間は遊び続けることが可能です。
RPG・ストラテジーのいずれのジャンルも好きな方には、ぜひオススメしたい一作です。
GOODな点
- 優れたグラフィック
- 頭の良いAI
- 展開が早くて楽しい戦闘
- 戦闘中のキャラ同士の会話が面白い
- 良好なゲーム内サウンド(音楽・効果音)
BADな点
- サイドクエストは似たような内容の繰り返し
- ゲーム展開自体に分岐は無い(直線的)
COGconnected -バリエーションに乏しい、同じようなミッションの数々
Score:55点
本作の戦闘システムは確かに革新的であり、キャラクター達も格好良いです。
一方で、用意されているミッションのバリエーションに関しては、悲惨なほど少ないと言わざるを得ません。
メイン・サイドミッションのいずれについても同じような内容のものばかりであり、そのせいでストーリー自体も説得力の無い乱雑なものになっています。
そして何よりユーザーインターフェースが必要以上に不格好で使いづらく、装備品の管理やアンロック要素の把握なども困難なため、ユーザビリティは悪いです。
XCOMなど他のストラテジージャンル作品と比較すると、残念ながらクオリティは低いです。
GOODな点
- 革新的な戦闘システム
- 格好良いキャラクター達
BADな点
- ユーザーインターフェースが必要以上に不格好で使いづらい
- ストーリー自体はつまらない
- バリエーションに乏しい、同じようなミッションの数々
- 他のストラテジーゲーム(XCOM)に劣るクオリティ
総評:深みのある育成要素を併せ持つ、戦略的かつスピーディな戦略ゲーム
総合Score:81点
GOODな点
- ボリュームのあるスリリングなキャンペーン
- 大量のカスタマイズ要素
- ペースの速い、エネルギッシュな戦闘
- 高い戦略性
- 深みのある育成要素
- 熱中できるボス戦
- 多彩な装備品の数々
- 戦闘中のキャラ同士の会話が面白い
BADな点
- サイドクエストは似たような内容の繰り返し
- ゲーム展開自体に分岐は無い(直線的)
- ユーザーインターフェースが必要以上に不格好で使いづらい
- ストーリー自体はつまらない
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Gears Tactics』についての海外メディアの感想となります。
戦略的かつスピーディな展開
Gearsシリーズ初のストラテジーゲームということで不安と期待の入り混じった作品でしたが、総評としてはかなりクオリティの高い戦略ゲームに仕上がっているようです。
戦闘はとにかくスピーディで、あまりにも流動的で動き続けるため、思わずターン制であるということを忘れてしまったというレビュアーもいました。
なおかつシリーズ特有の激しいアクション性も健在で、特にボス敵との激しい戦闘はシリーズファンでも満足度の高い難易度になっているとのこと。
また、キャラの育成要素もRPG並みの深みがあり、能力・スキルを多岐にわたって開発できるため、戦闘にも多様性が生まれて飽きることが無いと述べられています。
サブミッションに関しては似たものが多い
一方で、サブミッション(サイドクエスト)に関しては似たような内容のものが多く、反復性を感じると指摘されています。
また、キャンペーン自体も分岐が無く直線的であり、展開が退屈だと不満を述べるレビュアーもいました。
Gearsの激しさと高度な戦略性が融合した作品
総評としては、Gearsシリーズ特有の激しいアクション性に高い戦略性を加え、さらにRPGのような育成要素も含まれた満足度の高い作品に仕上がっているようです。
Gearsシリーズのファンはもちろんのこと、XCOMのようなクオリティの高いストラテジーゲームを探している方は、ぜひ本作をプレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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