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『XPPen Artist Pro 14 Gen 2』レビュー!16384レベルの筆圧感知対応、14インチFHDディスプレイ搭載の高性能液タブ

15年以上のグラフィックタブレット開発の経験を活用して、信頼性の高い液晶ペンタブレット、ペンタブレットとスタイラスペンなどの製品を開発・販売してきたXPPen社は、2023年8月に同ブランドの最新モデル『XPPen Artist Pro 14(Gen 2)』をリリースしました!

XPPenが開発した最新スマートチップ「X3 Pro」を搭載しており、16,384レベルの筆圧に対応しています。

本物のような色彩と卓越したディテールを表現できる「X-Nature Display」を採用しており、14インチ・FHD解像度の画面で色鮮やかな描画を楽しめます。

今回、メーカー様より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます!

ブランド XPPen
モデル名 Artist Pro 14 Gen 2
型番 MD140FH
スタイラスペン X3 Proスマートチップスタイラス
ON荷重 3 g
筆圧レベル 16384
傾き検知機能 60°
画面解像度 1920 x 1200
サイズ 359.30 x 268.57 x 19.31 mm
作業エリア 298.94 x 186.84 mm
フルラミネーション あり
視野角 178°
コントラスト比 1000:1
輝度(標準) 250cd/m2
解像度 5080 LPI
色域カバー率(標準) 99% sRGB、85% Adobe RGB
色域面積比(標準) 123% sRGB、91% Adobe RGB
読取高さ 10 mm
応答速度 25 ms
レポートレート 200RPS(最大)
精度 ±0.4mm(中央)、±0.8mm(エッジ部)
搭載ポート 1 x フル機能USB-C
1 x 3-in-1 USB-C
電源入力 AC 110-240V
電源出力 DC 5V ⎓ 2.3A
互換性 Windows 7以降、macOS 10.10以降、Android(USB3.1 DP1.2)、Chrome OS 88以降、Linux

今回紹介する『XPPen Artist Pro 14(Gen 2)』は、14インチ・FHD解像度の描画面を備えた、液晶ペンタブレット(液タブ)です。

進化したスマートチップ「X3 Pro」の採用により、最大16384レベルの筆圧感知を実現。わずか3gのON荷重、従来の約2倍の検知能力により、イラストもスケッチも動画編集も、これまでにない精度で行うことができます。

本物のような色彩と卓越したディテールを表現できる「X-Nature Display」を採用しており、14インチ・FHD解像度の画面で色鮮やかな描画を楽しめます。

▼高い色域カバー率を誇る。

▼本物の紙に鉛筆で描くときのような感触を実現。

X3 Proスマートチップスタイラスペンが付属。10 mmの読取高さと、60°の傾き検知機能に対応しています。

液タブ自体はシンプルかつスタイリッシュな見た目となっており、人間工学に基づいたデザインで手首の疲れを和らげ、長時間作業を続けても身体への負担を最小限に抑えられます。

▼最低限のインターフェースのみが用意されたシンプルな造り。背面に折りたたみ式スタンドを備えており、19°の使いやすい角度で使用できます。

そして人気の片手デバイス(ACK05)が同梱されており、Bluetooth接続により片手で様々な機能へ瞬時にアクセスできるようになります。

▼作業の高効率化には欠かせないツール!

製品本体および付属品

製品本体および付属品について紹介していきます。

▼製品外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

  • 液タブ本体
  • ACK05片手デバイス
  • 2本指グローブ
  • 電源アダプタ ×4種
  • USB電源延長コード
  • USB-C to Aケーブル(給電用)
  • USB-C to Cケーブル
  • 3-in-1ケーブル
  • クリーニングクロス
  • クイックガイド
  • 保証書
  • ペンケース
  • X3 Proスタイラスペン
  • ワイヤレスレシーバー(ACK05接続用)
  • フェルト替え芯 ×4本
  • 標準替え芯 ×4本
  • 芯抜き

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。図付きで使い方は簡単に理解できます。

▼様々な国・地域で使えるように、計4種類の電源アダプタが付属。

▼パッケージには3-in-1ケーブルが同梱。DP Altモード非対応デバイスとの接続に使用できます。

▼2本指グローブ&クリーニングクロス。

▼付属ケーブル類が充実。購入後すぐに幅広いデバイスと接続して使用開始できます。

▼ACK05片手デバイスが付属。

液タブ本体の外観

▼液タブ本体の外観。シンプルな外観で359.30 x 268.57 x 19.31 mm筐体サイズに対し、298.94 x 186.84 mmの作業エリアを備えています。

▼本体重量は軽めで、外出先への持ち運びにも適しています。

▼最も厚い部分で19.31 mmと薄め。

▼上部には電源ボタン輝度調節ボタンType-Cポート(フル機能用・3-in-1ケーブル用)が用意。

▼背面の様子。サラサラとした手触りで高級感があります。

ゴム製の滑り止めも施されており、作業中に液タブが滑ってズレてしまうのを防ぎます。

▼背面には折りたたみ式のスタンドが用意されており、展開することで19°の角度で液タブを設置できます。

▼設置した様子

▼スタンドを別途用意する必要が無い点は非常に便利ですね!

スタイリッシュでコンパクトな筐体に、必要な機能がすべて集約されています!デザイン的にもオシャレで、見た目にこだわるクリエイターの方でも満足できる仕上がりだと思います。

X3 Proスマートチップスタイラスペン

本製品には新型の『X3 Proスマートチップスタイラスペン』が付属します。

バッテリーなし(充電なし)で使用できるペンであり、世界最高クラスである16384レベルの筆圧感度を実現。従来の約2倍の検知能力で滑らかな描き心地でより効率的な作業を可能にします。

▼専用のペンケースが付属。

ペンケース内にはスタイラスペン本体に加えて、Bluetoothレシーバー(ACK05接続用)、標準替え芯×4、フェルト替え芯×4、芯抜きなどが収まっています。

▼高級感のある見た目のスタイラスペン

▼先端にはエクスプレスキーが2つ搭載されています。

▼そして後部先端にはテールスイッチが用意。

いずれも専用のソフトウェアを利用することで機能を自由にカスタマイズできます(後述)

ペンは電磁感知式のため、使用するために充電や電池などは必要ありません。

驚異的な16Kレベルの筆圧感度に加えて、3gのON荷重、60°の傾き検知に対応。0.6mmの沈み込み、10 mmの読み取り高さに対応するなど、従来の約2倍の検知能力を実現。スタイラスペンとしては非常に優れたスペックとなっています。

ACK05片手デバイス

そして本製品には『ACK05片手デバイス』が付属しており、片手で様々な機能へ瞬時にアクセス可能。こちらもスタイラスペンと同様、専用のソフトウェアを利用することで機能を自由にカスタマイズできます。

▼リモートはポケットにすっぽり収まるサイズであり、コンパクトで持ち運びにも適しています。重量はわずか75gと非常に軽量。

▼円形のローラーホイールに加えて、カスタマイズ可能なエクスプレスキーが計10個用意。

▼上部には電源スイッチが搭載。

▼側面にはType-Cポートが用意。

ワイヤレスショートカットリモートにはバッテリーが内蔵されており、Bluetooth接続に対応しているため、ワイヤレス(コードレス状態)での使用が可能となっています。

プラグアンドプレイ対応で接続後すぐに利用可能!

本製品はプラグアンドプレイに対応しており、PCやスマホ・タブレット端末と接続後、すぐに利用を開始することが出来ます。

DP Altモード対応デバイスとの接続

DP Altモード対応のType-Cポートを備えたデバイスに対しては、ケーブル一本で接続を完結できます。

▼DP Altモード対応のAndroidタブレットと接続した様子。

▼付属のType-C to Cケーブル一本のみで給電&映像伝送が可能。

外出時などには非常に便利な接続方法だと言えます!

HDMIポートを備えたデバイスとの接続

一方で、DP Altモード非対応デバイスに対しては、付属の3-in-1ケーブルを用いて接続を行います。

▼3-in-1ケーブルを電源アダプタ、デバイスのHDMIポート&USB-Aポートと接続する。

▼接続するだけで自動的にセットアップが完了し、サブディスプレイとして映像が出力されます。

▼付属ケーブルは端子先端がL字形状になっているため、デバイス側に接続した際に邪魔になりません。

使用開始にあたりドライバやソフトウェアのインストールが不要なため、PC初心者でも簡単に使用を開始することが出来ます。

▼PCと接続した様子。

非常に快適なタッチ感&描き心地

本製品を使用して、ペイントソフトやIllustrator、フォトショップ等で色々と描いてみました。

さすがは16,384(16K)レベルの筆圧感度に対応していることもあり、ペンを握って液タブの描画エリアを軽くなぞるだけで、流れるようにスラスラと描くことができました。

▼実際に描いている様子

3gのON荷重、0.6mmの沈み込み、10 mmの読み取り高さに対応しているため、細い線から太い線まで、触れるか触れないか分からないほど軽いタッチでディスプレイ上に描くことが可能となっています。60度の傾き検知機能のおかげで、わずかな傾きで細い線・太い線などの描き分けも直感的に行うことが出来ます。

▼描画面から1cmほどの高さからでも、ペンに反応します。触れるか触れないか分からないほど軽いタッチでも、しっかりとディスプレイ上に描くことが可能です。

反応性も良好であり、ペン先の動きに対して描画の遅延や位置ズレなどは一切感じられませんでした。

▼描いている時はペン先の沈み込みもほとんど感じられません。

本物のような色彩と卓越したディテールを表現できる「X-Nature Display」を採用したことにより、本物の紙に鉛筆で描くときのような感触を実現。14インチ・FHD解像度の画面で色鮮やかな描画を楽しめます。

▼色鮮やかな描画エリア。123% sRGB、91% Adobe RGBの色域により深みのある色合いを見せます。

178度の広い視野角に対応しているほか、フルララミネーション加工が施されたスクリーンのおかげで、照明などによる照り返しもほとんど感じられません。

液タブの描画エリアには余計な段差がなく、枠も、ボタンも、隙間もありません。手触りはサラサラしており、ペンで描く際も心地の良い感触を味わうことが出来ます。指に強い力を入れてペンを走らせても、ガリガリとした不快な感触は一切ありません。

▼流れるようにスムーズなペンさばきが可能

▼作業領域はペンのみに反応するため、描画面に指や腕が触れても反応しません。人肌に反応しないため、ストレスなく描画に集中できます。

そして人間工学に基づいた流線形デザインのおかげで手首の疲れを和らげることができ、長時間作業を続けても身体への負担を最小限に抑えられます。

▼手前側に向けて滑らかなカーブを描くフォルム。

▼手首を乗せた際に心地よいフィット感があります。

メイン・サブモニターとしても普通に使える

液タブはPC画面をそのまま出力(拡張・複製)することができます。

上述したように本製品は解像度が高く発色も良好なため、メインモニターもしくはサブモニターとしても普通に利用できるほどの品質となっています。

▼ウェブサイト閲覧時、細かい文字まで明瞭に読み取ることが出来ます。

▼動画を再生した場合でも、高画質でカラフルな映像を楽しめます。

また、タッチペンを用いたページスクロールやクリック操作も感度が良いため、ウェブブラウジングも快適です。

▼実際に操作している様子

純粋に液タブとして使用するも良し、PC用のモニターとして兼用するも良しの、汎用性の高い製品となっています!

作業効率を向上させるACK05片手デバイス

ペンタブ本体から完全に独立し、多くの機能を搭載している「ACK05片手デバイス」は非常に便利な存在です。

▼Bluetooth接続に対応。

後述するソフトウェアを用いることで、ワイヤレスショートカットリモートの各ボタンに好みの機能を自由に割り当てることが出来ます。

ボタンやダイヤルの応答性は良好であり、Bluetoothによるワイヤレス接続時でも、入力時に遅延等は一切感じられませんでした。

▼ダイヤルやボタンは押しやすいサイズ感。

▼ズームイン・アウトなどもダイヤル回転で直感的に操作可能!

この片手デバイスをうまく使いこなすことで、作業効率を飛躍的に向上できるでしょう。

公式の無料ソフトウェアで機能をカスタマイズ

液タブ本体に加え、「スタイラスペン」や「ACK05片手デバイス」の各ボタンは、開発元であるXPPenの公式サイトにて配布されている無料ソフトを利用することで、機能を細かくカスタマイズすることが出来ます。

上記リンクにアクセス後、対応OSのソフトウェアをダウンロード&インストールしてください。

ソフトウェアを起動すると、接続しているXP-PENの製品が認識され、以下のような画面が表示されます。

このソフトウェア上では、液タブ本体の描画範囲に関する調整や「スタイラスペン」「ACK05片手デバイス」の機能カスタマイズを行うことが出来ます。

▼描画エリアや作業エリアに関する調節が可能。

▼作業エリアを90°回転させることで、液タブを縦置きして使用することも出来ます。

▼ディスプレイの描画に関する詳細なカスタマイズ項目も用意。

▼スタイラスペンのボタンに割り当てる機能も変更可能。

▼ショートカット機能を詳細にカスタマイズできます。

▼設定内容を保存したファイルのインポート&エクスポートも可能。異なるデバイスで液タブを使用する際に、設定内容を引き継ぐことができます。

そしてACK05片手デバイスの各ショートカットキーにも、好みの機能を割り当てることができます。

▼こちらも描画角度を90度回転させることで、縦置きして使用できます。

全体的に非常に完成度の高い、高性能液晶ペンタブレット

今回紹介した『XPPen Artist Pro 14(Gen 2)』について、特長をまとめると以下の通りです。

良かった点

  • シンプルかつスタイリッシュな見た目
  • 人間工学に基づいたデザイン
  • 充実した付属品
  • 片手デバイスが付属
  • 3-in-1ケーブルがパッケージに同梱
  • プラグアンドプレイ対応で接続後すぐに使用可能
  • スタンドが内蔵
  • 公式ソフトウェアによる優れたカスタマイズ性
  • 16,384(16K)レベルの筆圧感度に対応
  • 心地よい描き心地と優れた反応性
  • 発色の良い描画面

悪かった点

  • 液タブ収納用のケースやバッグ等が付属してほしかった

以上の通り、スタイリッシュな外観と実用的な機能性とを両立させた、高性能かつ多機能な液タブとなっています。

見た目がオシャレで、なおかつ主張しすぎない色合いと形状になっているため、ガジェット自体のビジュアルを重視する方には非常にオススメしたいモデルです。人間工学に基づいたデザインがなされており、長時間使用し続けても手首などが痛くなりづらいです。

筐体サイズが薄型かつ軽量で、付属の「片手デバイス」もコンパクトサイズのため、液タブ本体と周辺機器を持参して外出先で作業する用途にも適しています。ただ、個人的には液タブ収納用のケースやバッグ等が付属してほしかったところですね。

「片手デバイス」は非常に便利です。ペンタブからファクションボタン類を独立させたリモートのおかげで、非常に多くの機能へ瞬時にアクセスすることが出来ます。専用ソフトウェアで機能を細かくカスタマイズして、自身に最適な作業環境を実現することも可能。設定プリセットの保存・切り替えが可能であったり、アプリケーションごとの設定を保持出来たりと、ユーザーの利便性をシッカリ考慮して作られていることが伺えます。

そして16,384(16K)レベルの筆圧感度に対応した「X3 Proスマートチップスタイラスペン」の描き心地は抜群であり、実際の紙に描いている場合と同等、もしくはそれ以上の自然かつ直感的な描き心地で、思い通りの絵や文字を書くことが出来ました。

「X-Nature Display」による描画クオリティも実に優れており、本物のような色彩と卓越したディテールで満足度の高いイラスト作成を行うことができました。

比較的リーズナブルな価格で高性能な液タブを求めている方には、間違いなくオススメしたい一品です!

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