- PDFデータを編集したり、好きな形式で出力したい!
- 注釈付け、署名などの機能も欲しい!
- できるだけ一本のソフトで作業を完結させたい!
- でも高価なソフトは買いづらい...
上記のような考えで「PDF編集ソフト(PDFエディター)」を探している方も多いと思います。
PDFエディターとして最も一般的なソフトと言えば『Adobe Acrobat』ですが、買い切りの有料ライセンスが高価であり、月額契約でも本記事執筆時点で月2,000円ほどかかってしまうため、中々手を出しづらいのではないでしょうか?
そこで今回は、Adobe Acrobatに負けず劣らずの豊富な機能を備えつつ、よりリーズナブルな価格を実現したオススメのPDFエディター『UPDF』について紹介したいと思います!
PDFに関する作業(直接編集、調整、追加、削除など)のほとんどに対応しており、Word・Excel・PowerPoint形式への変換出力も可能。そしてAIを活用した文章要約・抽出を行うこともできる、高性能かつ多機能ツールとなっています。
ソフト名 | UPDF |
価格 | 公式サイトを確認(最大54%OFF!!) |
開発元 | Superace Software Technology Co., Ltd. |
対応OS | ・Windows 7以降 ・macOS 10.14.6以降 ・iOS 14.0以降 ・Android 6.0以降 |
対応言語 | 英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、繁体字、簡体字、日本語、韓国語英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、繁体字、簡体字、日本語、韓国語 |
無料体験版 | あり(一部の機能について利用制限あり) |
主な機能 | ・PDFを表示 ・PDFにコメント ・PDFの編集 ・PDFの変換 ・PDFの管理 ・PDFフォーム入力 ・パスワード設定 ・PDFを作成 ・ファイルの結合 ・PDFのバッチ結合 ・UCloud ・UPDF AI ・ファイルマネージャー機能 等 |
『UPDF』は、PDFに関する作業(直接編集、調整、追加、削除など)のほとんどに対応したAll-in-Oneのソフトです。
▼PDFに関するほぼすべての操作を行うことが可能。
UPDFの編集ツールを使用すれば、全体のフォーマットを崩すことなく、テキストの追加や削除、テキストのサイズ、フォント、色などを変更できます。また、簡単な操作でPDF内の写真や画像の回転、削除、追加、整理、トリミングなども自由自在。
OCR(光学文字認識)技術を活用して、今まで編集ができなかったPDFファイルを、Word、PowerPoint、Excel、画像などの形式に変換することも可能です。
また、1つのアカウントでWindows、Mac、iOS、Androidの各OS端末でUPDFを利用可能。時と場所を問わず、高度なPDF作業を行うことが出来ます。
▼スマホやタブレット端末でも、PDF編集・変換作業が可能。
▼iOS・Android向けアプリも用意。
そして最新技術のAIを活用した文章要約・抽出機能も搭載しており、PDFエディター選びに迷っているなら、是非この一本をオススメしたいです。
ほとんどの作業をこのソフト一本で完結できてしまいます!
今回はこの『UPDF』について、実際に使用した感想を元に、主な機能や特長を紹介していきます。
初心者でも扱いやすいインターフェース(操作画面)
ソフトを起動すると、非常にシンプルで分かりやすいインターフェース(操作画面)が表示されます。
※画像はWindows版のものになります。
▼日本語に完全対応したインターフェース
最低限のボタン類のみが表示された、スッキリとした操作画面のため、本ソフトを初めて扱う方でも抵抗感なく使用できるでしょう。
実際にPDFファイルを編集してみた
実際に『UPDF』を使用して、PDFファイルを編集してみました!
PDFファイルをソフト上にドラッグ&ドロップすることで、PDFが読み込まれます。
そしてサイドバーの「PDFを編集」をクリックすると、編集モードに入ることが出来ます。
WordやパワポのようにPDFを編集可能
編集モードでは、Wordやパワーポイントと同じような感覚で、PDF内の文字を編集・装飾したり、見出しや図の位置を変更することが出来ます。
▼文字の大きさやフォントを変更したり、文字色を変更したりと、自由自在に編集可能!
また、図や画像を挿入したり、既存の図や画像を編集することも出来ます。
▼パワポのように図・画像を編集
また、サイドバーから「注釈」を選択することで、画面上部にツールバーが表示され、各種注釈機能を利用することが出来ます。
▼PDF内に注釈コメントを入れたり、ペンツールで自由な記述を行ったり、スタンプを挿入することも可能です。
このように、PDFファイルに関して、Wordやパワーポイントのように自由自在に編集することが出来ます!
また、ページを並び替えたり、削除したり、回転、抽出するなど、PDFページの整理機能も用意されています。
インターフェース自体も一般的なエディターツールと大差ないため、初めてこの手のソフトを扱う方でも直感的に操作できるようになっています。
デバイス間で編集状況を共有できる
編集中のPDFファイルについて、「ファイル」タブから「UPDFクラウドに保存する」を選択することで、クラウドストレージに保存し、他デバイス上で編集状況を共有することが出来ます。
試しに、Windows PCからUPDFクラウドに保存したファイルを、iPhoneで読み出してみます。
▼iPhoneのUPDFアプリで「UPDFクラウド」をタップ。
すると、PCから保存したPDFファイルが表示されます。
ファイルをタップすると、PC上で終了した状態から編集を再開できます。
このように、Windows・Mac・iOS・Androidの各デバイス間で、PDFファイルを簡単かつシームレスに共有することが出来ます。
なお、UPDFクラウドのストレージ容量は加入プランによって異なります。
プラン | ストレージ容量 |
年間契約 | 10GBのクラウドストレージ |
更新契約 | 10GBのクラウドストレージ |
エンタープライズ契約 | 20GBのクラウドストレージ |
違う場所で以前編集したPDFファイルを開きたい場合などには、非常に役立ちますね!
様々な形式への変換が可能
「ファイル」⇒「書き出し形式」を選択することで、PDFファイルを「.pdf」以外のデータ形式に変換して出力することが出来ます。
▼高品質のPDF変換ツールにより、作業効率を大幅にアップ!
OCR(光学文字認識)技術で、今まで編集ができなかったPDFファイルをWord、PowerPoint、Excel、画像などの形式に変換できます。
選択可能な形式一覧
- .docx
- .pptx
- .xlsx
- .csv
- .rtf
- .txt
- 画像(.bmp/ .jpeg/ .png/ .tiff/ .gif)
- .xml
- .html
変換時には対象ページの指定が可能です。また、PDF/Aとして保存したり、ファイルサイズを縮小(圧縮)して保存することもできます。
セキュリティ保護機能を搭載
編集したPDFファイルにパスワードを設定して、第三者に見られてしまうのを防ぐことも出来ます。
▼暗号化レベルは128bit RC4、128bit AES、256bit AESの3種類から選択可能。
また、特定の編集・変更を行わせない、印刷を許可しないなどの権限パスワードを設定することも出来ます。
重要な文章を扱う場合にも安心のPDFエディターとなっています。
UPDF AIによる自動要約に対応
最近では生成AIの「ChatGPT」が大きく注目されていますよね。ChatGPTはOpenAIによって開発された対話型AIであり、膨大なデータから学習し、質問への回答、文章の生成、アイデアの提供など、さまざまな用途で活用されています。
特にビジネスの場での活用が盛んであり、たとえばAI総研という企業では、カスタマーサポートの自動化、マーケティングコンテンツの生成、データ分析の補助など、顧客がAIやChatGPTの能力を最大限に引き出せるような支援を行っています。
そしてUPDFには、このChatGPTをベースとしたAI機能「UPDF AI」が搭載されています。
「UPDF AI」では、本格的なビジネス用途にも活用し得るchatGPTの高い能力を活かして、PDFの自動翻訳や主要情報の要約・抽出、AIによる執筆・改稿・校正などの機能を利用することが出来ます。
▼ソフト画面右下のアイコンをクリックすると、UPDF AIを呼び出せます。
UPDF AIは日本語や英語をはじめとする複数言語に対応しており、ChatGPTのようにテキスト欄に質問や指示を打ち込むことで、生成AIが回答してくれます。
▼GPT-3準拠の精度があり、適切な回答を得ることが出来ます。
また、PDFファイルをAIに読み込ませることで、要点の要約や抽出を行うことの出来るAI PDF リーダーの機能も搭載されています。
▼文章の要点を絞って、分かりやすくまとめてくれる!
▼特に要約機能は、長いPDFファイルを読む前に概要を把握することの出来る、非常に便利な機能です。
▼指定箇所の英訳も一瞬で完了できます。
このようにUPDF自体にChatGPTと同様の機能が搭載されているため、いちいち別窓でChatGPTを開き、コピー&ペーストを繰り返す必要もありません。
最新技術を取り入れた高機能PDFエディターとなっています!
Adobe Acrobatとの比較
「Adobe Acrobat」と「UPDF」について、価格や機能の比較表を見てみましょう。
▼比較表
ソフト名 | Adobe Acrobat スタンダード DC | Adobe Acrobat Pro DC | UPDF | |
価格 | 155.88米ドル/年 | 239.88米ドル/年 | 39.99 米ドル/年 59.99 米ドル/永久 |
|
対応OS | Windowsのみ | Windows、Mac、iOS、Android | Windows、Mac、iOS、Android | |
PDFを読む | PDFを開いて読む | ✅ | ✅ | ✅ |
ブックマークの追加と管理 | ✅ | ✅ | ✅ | |
PDF内のテキストを検索 | ✅ | ✅ | ✅ | |
PDFをスライドショーとして表示 | ✖ | ✖ | ✅ | |
PDFに注釈を付ける | ハイライト/取り消し線/下線 | ✅ | ✅ | ✅ |
テキストコメント/テキストボックス/ テキスト吹き出し/付箋 |
✅ | ✅ | ✅ | |
図形/鉛筆/スタンプ/サイン | ✅ | ✅ | ✅ | |
注釈リストを管理 | ✅ | ✅ | ✅ | |
波線 | ✅ | ✅ | ✅ | |
ステッカー | ✖ | ✖ | ✅ | |
PDFの編集 | PDFにテキストを追加 | ✅ | ✅ | ✅ |
PDF内の既存のテキストを編集 | ✅ | ✅ | ✅ | |
画像の追加、削除、抽出、回転、切り抜き、置換 | ✅ | ✅ | ✅ | |
リンク化、透かし、背景 ヘッダーとフッターを追加・編集 |
✅ | ✅ | ✅ | |
ドラッグアンドドロップでリッチテキストを追加 | ✖ | ✖ | ✅ | |
OCR | スキャンしたドキュメントを検索 および編集可能なPDFに変換 |
✖ | ✅ | ✅ |
PDFを変換 | PDFを Word、Excel、PPT、テキスト、RTF、 HTML、XML、画像 (PNG、JPEG、TIFF)に変換 |
✅ | ✅ | ✅ |
PDFをPDF/Aとして保存 | ✖ | ✅ | ✅ | |
PDFをCSVに変換 | ✖ | ✖ | ✅ | |
PDFをBMPに変換 | ✖ | ✖ | ✅ | |
PDFをGIFに変換 | ✖ | ✖ | ✅ | |
PDFを整理する | 挿入、置換、抽出、回転、分割、削除 | ✅ | ✅ | ✅ |
ページをトリミングする | ✅ | ✅ | ✅ | |
暗号化して共有する | パスワードを追加してPDFを保護 | ✅ | ✅ | ✅ |
機密情報の編集 | ✖ | ✅ | ✖ | |
PDFを電子メールに添付して送信 | ✅ | ✅ | ✅ | |
リンク経由でPDFを共有 | ✅ | ✅ | ✅ | |
PDFの作成 | 空のPDFを作成 | ✅ | ✅ | ✅ |
Capture からPDFを作成 | ✅ | ✅ | ✅ | |
他のファイル形式からPDFを作成 | ✖ | ✅ | ✅ | |
PDFを印刷する | PDFを印刷 | ✅ | ✅ | ✅ |
記入して署名する | フォームに記入 | ✅ | ✅ | ✅ |
デジタル署名 | ✅ | ✅ | ✖ | |
電子署名 | ✅ | ✅ | ✅ | |
その他の機能 | PDFの最適化 - ファイルサイズの削減 | ✅ | ✅ | ✅ |
ファイルを 1 つのPDFに結合 | ✖ | ✅ | ✅ |
上表の通り、価格に関しては圧倒的に『UPDF』がリーズナブルであることが分かります。
対応機能について見ると、UPDFは「機密情報の編集」と「デジタル署名」こそ非対応ですが、その他の機能に関しては「Adobe Acrobat」に引けを取らず、逆に勝っている点もあることが分かると思います。
このように、価格に対する機能充実度の点では、『UPDF』が非常にコストパフォーマンスに優れていると言えます!
機能制限が解除される有料ライセンスが販売
なお、本ソフトは無料で利用可能な体験版が配布されていますが、多くの機能制限がかけられています。
もしもこの制限を解除したい場合は、公式サイトから有料ライセンスを購入する必要があります。
- UPDF 公式購入ページ ※最大54%OFF!!
なお、各ライセンスの価格は以下の通りです。
プラン名 | 年間契約 | 更新契約 | エンタープライズ契約 |
使用可能期間 | 1年間 | 永久 | 永久 |
価格 | 4,800円(税込) | 8,000円(税込) | 14,596円(税込)/ 1ユーザー |
Adobe Acrobatの場合、最もオーソドックスな買い切りライセンスでも2万円前後することを考えると、UPDFの機能充実度から見ても、いかに本ソフトがお手ごろ価格でコストパフォーマンスに優れているかが分かると思います!
長く使い続けられる便利なツールのため、個人的には更新契約が最もオススメです!会社内で多人数利用する場合は、エンタープライズ契約を検討しても良いでしょう。
高価なAcrobatに代わる多機能PDFエディター
今回紹介した『UPDF』について、特長をまとめると以下の通りです。
ソフトの特徴
- 見やすく扱いやすいインターフェース
- Adobe Acrobatよりもリーズナブルな価格
- Adobe Acrobat並みに充実した機能
- さまざまなファイル形式への変換に対応
- 暗号化機能も搭載
- ChatGPTベースのAI機能が搭載
- デバイス間でのシームレスなデータ同期
以上の通り、Adobe Acrobatよりもリーズナブルな価格であるにもかかわらず、Adobe Acrobat並みに機能が充実した高コストパフォーマンスなPDFエディターとなっています。
PDF編集に関するほぼすべての機能を利用でき、最新のAI機能も搭載。デバイス間でのシームレスなデータ同期も可能であり、円滑なPDF作業を行うことの出来るツールを求めている方にとって、まさにうってつけのツールだと言えます!
インターフェース(操作画面)もシンプルで見やすく、操作もWordやパワポのように直感的に行うことが出来るため、この手のソフトを初めて扱う方でも問題なく作業できると思います。
『Adobe Acrobatは高くて手が出しづらいけど、高性能なPDF編集ソフトが欲しい...』と言う方には、是非オススメしたいPDFエディターです!
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