いよいよSAO(ソード・アート・オンライン)の世界も目前か!?
アメリカのソルトレイクシティで2016年の夏に開業予定の、VR(ヴァーチャル・リアリティ)専用ゲーム型アトラクション施設「THE VOID」。
その次世代アトラクション施設のPVが公開され、VRゲームのもつ可能性をこれでもかと示しました!
THE VOID プロモーション映像
映像を見ていただければ、今までのVRと決定的に異なる点にみなさんお気づきになると思います。
そう、なんとこのTHE VOIDというアトラクション・・・
全身でVRの世界に入り込むのです!!
体験者は視界を覆うVRヘッドマウントディスプレイや手足の動きを感知するグローブに加え、 打撃や振動を感じるベストを装着します。今までのVRゲームでは首や手足のトラッキングは行っていましたが、 胴体に刺激を与える試みを実現したのは恐らくこれが初でしょう。
▼実際は味気ない壁の迷路を進んでいるだけだが・・・
▼体験者にはSFチックな通路を歩いているように見えている
▼形だけの扉を前に、手を動かして何をしているのかと思えば
▼VR内では扉のロック開錠に奮闘している
このようにしてプレイヤーの動作が空を切って没入感を削がないように、VR世界と同じ構造の通路、 同じ配置のオブジェクトを設置し、VR内の物体に触れる演出を可能にしている。これは現実と虚構の区別を つかなくする「代替現実感(SR)技術」の応用ですね。
▼さらに乗り物を体感することのできる大がかりな装置まで!
▼場合によってはジェットコースター以上の恐怖を感じるかも・・・?
さすがに動画内のような激しい動きをさせるのは体への影響的に無理でしょうけど 笑
他にも蜘蛛の糸の感触を再現するために細かな紐を垂らしたり、蒸気を吹き付けるなどして極限まで仮想世界に 入り込めるように工夫されています。
これでお化け屋敷をつくったらホントに死人が出るんじゃないですかねぇ・・・(恐怖
未来の新たなアトラクションの形となり得るか?
THE VOIDのDeveloperはKen Bretschneiderというお方。
彼によると、2016年の夏にでも「THE VOID」を主としたVRアトラクション専用のゲームセンター 「Virtual Entertainment Center(バーチャルエンターテインメントセンター)」をソルトレイクに開業し、 その後はアジアや欧州地域にもVRゲームセンターを普及させていくとのこと。
VRゲームセンターの利点は、壁やオブジェクト等は最低限の質感を出すだけでいいということ。 配置と形さえ合致していれば、あとはVR内の映像を同期させるだけでプレイヤーは極上のVR世界を体感できます。
そのため施設面での費用はそこまでかからないのではと思われ、ソルトレイクでの運営がうまくいけば近いうちに日本にも 上陸し、エンターテインメント産業の新たな黒船となり得るでしょう。
ただ気になるのは1プレイあたりの値段はいくらになるのかという点。
それと転倒による事故への対策やパニック症状を起こした場合への対処マニュアルがキチンと整備されるかという点ですね。
特に安全面の対策を徹底させないと、一般人のVRへの理解を広く得ることは難しいかもしれません。
しかし、SAOの世界までホントにあと一歩かもしれんね...
現実世界よさようなら('A`)