2020年3月27日(金)発売の、PS4(PSVR), PC(PCVR)向けパズル&アドベンチャーゲーム『The Room : A Dark Matter』。
※現時点で日本語には非対応です(英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語に対応)
本作は、2012年にスマートフォン・タブレット向けアプリとしてリリースが開始されたパズル&アドベンチャー『The Room』シリーズの最新作です。
オリジナル版の『The Room』は、その独特な雰囲気と直観的なパズルによって、2012年におけるiPadゲームオブザイヤーを受賞しています。
VR(ヴァーチャル・リアリティ)に対応した今作では、回す・傾ける・組み立てるといったパズル操作を、より直感的に行うことが可能になっています。
▼本コンテンツをプレイするためには、PSVRもしくはOculus RiftなどのVRデバイス&コントローラが必要です。
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ハード | PS4(PSVR), PC(PCVR) |
開発元 | Fireproof Games |
価格 | £24.99(約3,300円) |
ジャンル | パズル&アドベンチャーゲーム |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2020年3月27日(金) |
このゲームについて:
今作『The Room : A Dark Matter』は、VRに特化した最新作。
1908年、イギリス・ロンドンの考古学研究所において、エジプト研究学者が失踪する事件が発生。
プレイヤーは事件との繋がりがあるとされる大英博物館の深部を探索し、そこに展示された仕掛けの数々を調べつつ、現実と幻想の境界線を曖昧にする "異世界のエレメント"を見つけ出して、真相に迫っていきます。
今作では不思議なオブジェクトで溢れる大英博物館にて、様々なパズルやギミックを解きつつ、失踪事件の謎を解き明かしていきます。
VRに対応することで、より直感的で現実的な操作が可能になっており、パズルを解いた時のエフェクトについても必見です。
なお、ゲーム内の移動は "地点移動方式(ワープ移動)"となっており、立ってプレイ・座ってプレイのいずれの方法でも遊ぶことが可能なため、部屋の広さによって体験が阻害されない点もGood。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
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海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Game Informer -信じられないほどの雰囲気
Score:85点
今作ではVRに対応することによって、不気味で不安になる雰囲気を非常に良く醸し出しています。
VR内のほぼすべてのオブジェクトは触って操作することができ、操作性も良好です。
各所に用意されているパズル要素についても、ロジック自体は単純ですが、超常現象じみたギミックや、解決した時の爽快感は素晴らしいものがあります。
The RoomはVRでのプレイに最適であり、VR初心者が初めてプレイするタイトルとしてもうってつけです。
GOODな点
- 不気味な雰囲気がVRによって一層際立っている
- 雰囲気を盛り上げる音楽
- VR内のほとんどのオブジェクトを操作することが可能
- シンプルで気分転換に最適なパズル
- VR初心者にうってつけのゲーム
BADな点
- 物語自体はそこまで深くない
UploadVR -非常に魅力的なパズルゲーム
Score:80点
美しいグラフィック、神秘的な雰囲気、そして最高のインタラクティブ(相互作用)性によって、今作は非常に魅力的なパズルゲームとなっており、VRでプレイできる最高のパズルゲームの1つです。
物語自体も探偵の謎、考古学的な冒険要素などを織り交ぜて巧みに構成されています。
VR内の各オブジェクトも細部まで作り込まれており、建物の内装だけでなく、本のページ(上画像参照)でさえも、細かく文字を読むことが出来るほどです。
非常に幻想的で不可思議な体験ができるでしょう。
GOODな点
- 美しいグラフィック
- 素晴らしいストーリー性と声優の演技
- 詳細に作り込まれたオブジェクト
- 満足できるパズルの数々
- 神秘的な雰囲気
BADな点
- 移動可能範囲が狭い
- いくつかの難易度の高いパズルによってペースが乱される
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VRFocus -パズルゲー好きにとっての必需品
Score:80点
今作で用意されているパズルは、魅力的で楽しいものから、圧倒的に難しいものまで、洗練された内容のものが多く揃っています。
移動方法にワープ方式(地点移動)を採用しているおかげで、移動の自由度は若干落ちますが、VR酔いなどプレイアビリティに影響する問題は起こりませんでした。
謎を解くためにステージ上の細部まで目を凝らして調べる必要があるため、頭の体操にもなります。
The Roomシリーズのファンだけでなく、パズルゲーム好きであれば必需品ともいえる一作です。
原文
GOODな点
- 洗練されたパズルの数々
- 酔いなどの問題はない
- 楽しいものから非常に難しいものまで、多種多様な謎解き
- 興味深いストーリ―
BADな点
- 決められた地点への移動のみであり、自由に移動することができない
Jeuxvideo.com -パズルが多すぎ&複雑すぎて混乱する
Score:65点
今作は多様性のあるパズルで満ちており、特にパズルを解いて新たな道を発見する瞬間は、とても楽しいです。
ただし、ステージによってはパズル(謎解き要素)が2・3個も折り重なった複雑なものとなっており、混乱してペースが乱されます。
また、シナリオ自体も散文的で理解しづらく、興味に欠けるものとなっています。
確かに楽しいVRパズルゲームではありますが、必需品かと言われると微妙です。
GOODな点
- 多様性のあるパズル
- 不思議に満ちた隠し通路を発見する楽しさ
BADな点
- 興味に欠けるシナリオ
- ステージによってはパズルが多すぎ&複雑すぎて混乱する
総評:圧倒的な雰囲気と、多様性のあるパズルを併せ持った良VRゲーム
総合Score:80点
GOODな点
- 不気味な雰囲気がVRによって一層際立っている
- 多様性のあるパズル
- VR内のほとんどのオブジェクトを操作することが可能
- 詳細に作り込まれたオブジェクト
- 不思議に満ちた隠し通路を発見する楽しさ
- 酔いなどの問題はない
BADな点
- 移動可能範囲が狭い(決められた地点への移動のみであり、自由に移動することができない)
- いくつかの難易度の高いパズルによってペースが乱される
- 興味に欠けるシナリオ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『The Room : A Dark Matter』についての海外メディアの感想となります。
VR対応によって、より一層際立った雰囲気が味わえる
原作『The Room』は、作り込まれたパズル要素はもちろんのこと、その独特で少し不気味な雰囲気も高い評価を得ていました。
今作ではVRに対応することで、不気味かつ神秘的な雰囲気がより一層感じられるようになっており、強い没入感が感じられると好評です。
VR内のほぼすべてのオブジェクトは手に持って触ったり、ギミックを起動させることが出来るほか、本の文字まで読むことが出来るなど細かな点まで作り込まれています。
多種多様な謎解き要素
ゲーム内に用意されている謎解き要素については、気軽に楽しんで解くことができるものから、よく考えないと解けない難易度の高いものまで、非常に多種多様なものが揃っているとのこと。
一部のレビュアーからは、難し過ぎるパズルがゲームの進行ペースを乱しているとの指摘もあります。
しかし、謎を解いて新たな道を発見するのはとても楽しいと、いずれのレビュアーからも好評でした。
移動の自由度は制限される
今作の移動方法は地点ワープ方式となっており、VR酔いなどの心配は無いとのころ。
しかし一方で、移動の自由度が制限されるため、ユーザーによって移動方法を変更する設定項目があっても良かったのでは、という意見もありました。
たしかに酔いの度合いはユーザーによって様々なため、移動オプションは幅広く用意されていた方が好ましいですね。
VRパズルゲームとしては見事な出来
総合的な意見としては、VRパズルゲームとしては非常に良い出来となっているようです。
パズルゲーム好きのみならず、初めてプレイするVRゲームを探している初心者の方にもうってつけであると述べられています。
頭を使った謎解きと、ほどよい不気味さのある雰囲気を体感したい方は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)