新型コロナウイルスの影響により、最近では対面による話し合いではなく、Zoomなどのミーティングツールを利用した "オンライン会議(ウェブ会議)" や "オンライン授業" などの形態が一般的になってきました!
Zoom会議を行う場合、多くの方は議事録を作成する機会があると思います。また、オンライン授業に参加する際も、講師の発言内容をノートにメモることがありますよね。
あとで各自の発言内容を見返すためにも、重要なことです。
このような時、いちいち手で書く(キーボードで打つ)のがメンドクサイなぁ なんて思ったことはないでしょうか?
オンライン通話やチャットの会話内容を、そのまま自動的に文字起こしするツールが欲しい...
そんな方々に今回紹介するのが、オンライン通話などの会話内容をリアルタイムかつ高精度に文字起こしすることのできる、AI自動文字起こしソフトウェア・アプリ『Notta(ノッタ)』です!
Notta公式サイト | https://notta.ai |
Twitterアカウント | https://twitter.c |
Chrome拡張機能 | Chromeウェブストア |
アプリ対応 | iOS, Android |
料金プラン | 無料:0円 プレミアム:$8.25 (約¥883) チーム:$18 (約¥2,300) |
対応言語 | 日本語・英語など104言語 |
文字起こし結果の翻訳 | 42言語の翻訳 |
対応音声ファイル | wav/mp3/m4a/caf/aiff |
対応動画ファイル | mp4/mov/avi/flv/rmvb/wmv |
録音・リアルタイム文字起こし対応 | Zoom, Google Meet, Microsoft Teams会議 |
主な機能 | リアルタイムかつ高精度な文字起こし機能 音声ファイルインポート 複数デバイスでシンクロ Zoomウェブ会議に対応 テキスト編集・タグ付け データエクスポート 等 |
『Notta(ノッタ)』とは、ウェブ会議やオンライン授業など、オンライン通話における会話内容をリアルタイムに文字起こしすることのできる、高精度AI文字起こしソフトです。
無料でお試しできるプランが用意されており、無料版は1回のリアルタイム文字起こしにつき3分間の時間制限が適用されます。
ウェブ版やChrome拡張機能のほか、iOS・Android向けのアプリも用意されています。
記事執筆時点において、非常に多くの企業・団体で300,000人の方々に利用されている人気のツールとなっています。
リアルタイムな通話だけでなく、ストレージ上の動画や音声データ、またはYouTube上にアップロードされている動画をインポートして、文字起こしすることも可能です。
対面会議において、会話内容を録音したデータを後で『Notta(ノッタ)』に読み込んで文字起こしする、といった利用方法もできます。
Nottaの主な機能
- 通話内容をリアルタイムかつ高精度に文字起こし
- 動画・音声ファイルのインポート&文字起こし
- 文字修正・タグ付け・画像追加等の編集
- Googleカレンダーとの連携
- 多彩なデータ形式で出力可能
『Notta(ノッタ)』の最大の特徴として、文字起こし精度の高さ が挙げられます!
どのような口調、速さで喋った内容でも、AIが1語句も逃さず文字に起こしてくれます。自動文章校正まで搭載している優秀っぷり。
104言語もの言語に対応しているため、オンライン英会話サービスなどで、後から会話内容を見直したい場合などにも重宝するでしょう。
今回は『Notta(ノッタ)』について、実際に利用してみた感想も併せて機能を紹介していきたいと思います!
自動文字起こしツール『Notta(ノッタ)』を利用するメリット
まず、自動文字起こしツール『Notta(ノッタ)』を利用する主なメリットについて紹介していきます。
メリット①:会話に集中できる
筆者も会社員時代に経験がありますが、会議中に議事録を作成する場合、相手の会話内容キチンと把握しつつ文字に起こすのってものすごく集中力が必要になりますし、疲れますよね...。
そしてちょっとでも気を抜くと、あっ 今の会話聞き逃した!なんて事態にもなりかねません。
しかし『Notta(ノッタ)』を利用すれば、会話内容をリアルタイムに文字起こし(&録音)することができるため、自身は目の前の会話に集中して理解を深めることが出来ます。
そして文字起こしした内容を、後で編集機能を活用してまとめる、といった効率の良い作業が可能となります。
メリット②:面倒な文字起こし作業から解放
人によっては、上司や同僚から会議音声のデータを渡されて...
この会話内容を文字に起こしておいてくれ
なんて指示を受けた経験のある方もいるのではないでしょうか?
通常であれば、参加者の発言内容をリスニングしてキーボード入力し続ける、という非常にメンドクサイ作業が発生します。時には早口で聞き取りづらい参加者も居て、イライラさせられることもあるでしょう。
しかし『Notta(ノッタ)』を利用すれば、そのようなメンドクサイ作業から一気に解放されます。自身が行うべきは、文字起こし後に細かな文章校正を行うことだけです。
メリット③:議事録管理ツールとしても有能
そして『Notta(ノッタ)』は、文字起こしソフトとしてだけでなく、議事録管理ツールとしても非常に有用です。
インポートした、もしくは録音した議事録データをオンライン上のワークスペースに保存し、PCやスマホ・タブレット端末から いつでも・どこでも確認することが出来ます。
また文字起こし後の議事録は、TXT・DOCX・SRT・PDFなど多様なデータ形式で出力・保存することが出来るため、オフライン環境でも閲覧可能。
そして法人・会社・団体向けの『Notta Team』のプランに加入することで、チームメンバー全体で議事録データの共有・管理が可能となります。Notta Teamに入力したデータはオンライン上のワークスペースに残り続けるため、重要な議事録データの紛失を防ぐことが出来るでしょう。
こんな方にオススメ!
このように、『Notta(ノッタ)』は文字起こしソフトとしてだけでなく、テキストデータ管理・共有ツールとしても非常に有用な一面があります。
以下のような方々には、特にオススメできるソフトだと言えるでしょう。
こんな方にオススメ!
- テレワーク、リモートワーク、在宅勤務されている方
- 営業担当など、会議・ミーティングへの参加が多い方
- 記者、ライター、インタビュアー、ブロガーの方
- 多言語話者、語学学生 聴覚障害者やそのパートナーの方
もちろん上記以外にも、単純にタイピングが苦手・嫌いな方にとっても有用なソフトです。
実際に使ってみた
実際に『Notta(ノッタ)』のウェブ版を利用して、音声の文字起こしを行ってみました!
ユーザー登録
『Notta(ノッタ)』を利用するためには、まず最初にユーザー登録を行う必要があります。
ウェブ版を利用したい場合、上記リンクにアクセス後、ユーザー登録を行ってください。
Chromeを利用している場合は、Chromeウェブストア から拡張機能を追加できます。
また、スマホやタブレット端末で利用したい場合は、専用アプリが配信されています。
ユーザー登録後、ログインするとダッシュボード画面が表示されます。
▼この画面から、音声の録音やインポート、文字起こし、記録閲覧などほとんどの作業を行うことが出来ます。
音声データのインポート(読み込み)
音声の文字起こしを試してみましょう!
ダッシュボードのインポートをクリックすると、音声/動画ファイルの読み込み画面が出現します。
ここに、手持ちの音声/動画データを選択して読み込ませます。
▼YouTubeの任意の動画URLを入力して、文字起こしすることも可能です。
インポートしたデータはダッシュボード上に追加され、さっそく文字起こしが開始されます。
▼文字起こしのスピードは速く、数分のデータであれば数十秒程度で完了します(文字起こしの量にも依存します)
文字起こし後の確認
文字起こし完了後のデータを確認してみましょう。
実際に私が喋った録音データを読み込ませてみましたが、非常に高い精度で文字起こしすることが出来ていました!
私自身、あまり滑舌が良い方ではなく、結構早口で喋ってしまったためキチンと文字に起こせるかな~と不安でしたが、全くの杞憂でした。1語句も漏らさずに起こせています。
文字起こしのミスも、驚くほど少ないです。今回試した際には、約1分30秒のあいだに3つの小さな起こしミスがある程度でした。
▼発言時の息継ぎ・合間に応じて区切って表示してくれるため、とても見やすいです。
▼任意の箇所をダブルクリックすると、その部分から音声を再生することも出来ます。
▼『RSS(アールエスエス)』や『Wordpress(ワードプレス)』、『Amazon(アマゾン)』といったカタカナ言葉も、すべて自動的に対応する英語表記に変換してくれる優秀っぷり!
このように、ただ単に文字起こし精度が高いだけでなく、後から発言内容を確認しやすいよう非常に見やすく表示してくれる点も、本ソフトの優れているポイントでしょう。
記録の編集・出力
文字起こし後は、必要に応じて記録を編集していきましょう。
▼起こしたテキストを直接編集できます。
また、任意の箇所にタグ付けを行うことで、後々に見直す際、注意点や反省点などを思い返すことが出来ます。
▼タグをうまく活用することで、議事録やメモとしての有用性を更に高められるでしょう。
そしてテキスト中に、ローカル上から画像を挿入することも出来ます。
▼参考画像などを挿入して、より見やすく、完成度の高い記録に仕上げていきましょう!
このような編集機能を活用してクオリティの高い記録に仕上げたあとは、そのままオンライン上のワークスペースに保存しておく以外にも、テキストデータとして出力(エクスポート)することが出来ます。
▼txtファイルやWordファイル、PDFなど様々な形式に対応。
データとして出力しておくことで、オフライン環境でも記録を確認できるようになります。
記録を保つ方法が多岐にわたって用意されている点は、記録保持の面からも大きなメリットですね!
ウェブ会議のリアルタイム文字起こしも超便利!
続いて、開催中のウェブ会議について、リアルタイム文字起こしを試してみました。
ダッシュボードの "Web会議の文字起こし" にて、Zoom, Google Meet, microsoft Teams の招待リンクを貼り付けることで、Botとして参加して文字起こしすることが出来ます。
▼リアルタイム文字起こしの様子(クリックで再生)
上動画は実際にZoomミーティングで会話した音声をリアルタイムで起こした際の録画動画ですが、非常に聞き取り精度が高いことが分かると思います。
喋った内容をリアルタイムに変換、読みやすいように段落別で表示してくれます。録音データの文字起こしに加え、リアルタイムでの聞き取りでこれほどの精度を実現している点は、かなり驚かされました。
▼もちろん、ウェブ会議の内容も保存されるため、あとから音声やテキストで見返すことが出来ます。
正直、めちゃくちゃ便利です。
私は会社員時代に会議の議事録作成を担当する機会が多かったため、その頃にこのソフトに出会えていればなぁ と強く実感しました 笑
文字起こし担当者にとっての必需品
今回紹介した『Notta(ノッタ)』について、特徴をまとめると以下の通りです。
ソフトの特徴
- リアルタイムかつ高精度な文字起こしが可能
- 動画・音声ファイル、YouTube動画のインポートも可能
- 起こした記録の編集機能も充実
- 多彩な形式の出力に対応
- 議事録管理ツールとしても有能
- スマホ・タブレット端末でも利用可能
このように、非常に高い精度と充実した機能を擁する、自動文字起こしソフトウェア・アプリとなっています。
ただ聞き取り精度が高いだけでなく、後々に見返したり編集もしやすく、単純な議事録管理ツールとしても重宝するでしょう。
リアルタイムの会話だけでなく、動画/音声データをインポートして文字に起こすことも出来るため、過去の議事録データをまとめて文字起こししたい場合にもうってつけ!
そして何より、iOS・Androidのスマホ・タブレット端末でも利用できるため、対面の会議でも 傍らにデバイスを置いておくだけで文字起こしできて、利便性が実に高いです。
無料でお試しできるプランでは、1回のリアルタイム文字起こしにつき3分間の時間制限が適用されます。
長時間の文字起こしや機能拡張には有料プランへの加入が必要ですが、その価値は十分すぎるほどあります。
議事録作成者など、文字起こし担当者には間違いなく必須と言えるソフト・アプリでしょう!
Nottaサイト:https://notta.ai
Twitterアカウント:https://twitter.c
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