2020年2月28日(金)発売の、ニンテンドースイッチ向けサバイバルホラーFPS『Metro Redux』。
※日本国内向けには、『Metro 2033』と続編の『Metro Last Light』の2つのストーリー、およびすべてのDLCが収録された『メトロ リダックス ダブルパック』が、2020年4月23日(木)にリリースされます。
本作は、2014年にPS4・Xbox One版が発売された『Metro 2033』と『Metro:Last Light』の2作を1本のソフトにまとめ、ニンテンドースイッチ向けに移植したFPS視点のサバイバルホラーゲームです。
シングルプレイ専用のタイトルであり、いくつかのゲームプレイモードが追加されています。
ハード | Nintendo Switch |
開発元 | 4A Games |
価格 | 5,400円+税(パッケージ版のみ) |
ジャンル | サバイバルホラーFPS |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2020年2月28日(金)※日本国内発売は2020年4月23日(木) |
このゲームについて:
小説のように持ち歩ける、Nintendo Switchで発売!
小説原作のシングルプレイ専用の本作。いつでも持ち歩いて、魅了的なストーリー展開とスリルに満ちた主人公の旅を体験頂けます。
2つのプレイスタイルと上級者向けプレイモードが選択できて、何度も楽しめる。
- スパルタンモード:豊富な弾薬で敵の全滅を目指す、シューターアクション性の高いスタイル。
- サバイバルモード:サバイバルホラーのような過酷な世界で生き残る事を目的に楽しめるスタイル。
- レンジャーモード:HUDの表示がなく、弾薬など物資の制限がある、上級者向けモード。
最終戦争で発生した放射能によって、人間が住めないレベルにまで汚染された地球が舞台。
突然変異した生き物が人間を襲う中、生き残った人々は地下鉄(メトロ)に身を隠しつつ、生き残りをかけて新種のミュータント達と闘っていきます。
本作には『Metro 2033』『Metro:Last Light』の2作品のコンテンツが収録されているほか、今までに配信されたDLCがすべて含まれており、かなりのボリュームを楽しめるとのこと。
爽快なプレイが可能な『スパルタンモード』や、過酷なサバイバルの雰囲気を楽しめる『サバイバルモード』、そして上級者向けに様々な制限が課された『レンジャーモード』など、自身のプレイスタイルに合わせたモードを選択することが可能です。
グラフィックや操作性もSwitch向けに最適化されており、プレイアビリティを損なわないように移植されています。
そんな今作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
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海外メディアの評価スコア&レビューコメント
GamingTrend -外出先でも最高のゲームをプレイできる
Score:95点
本作の素晴らしい点は、どこに外出しても、好きな時にMetroの全てのコンテンツをスイッチで楽しめることです。
本作はスイッチ向けに適切に移植されており、動きの激しい場面においても、入力遅延が起こることはほとんどありません。
PS4やXbox One版並みとまでは言えませんが、それでも雰囲気が十分に感じられるクオリティの高いグラフィックになっています。
そしてサウンド(音)に関しては特に素晴らしく、ドッキングモード・ポータブルモードのいずれのプレイ時でも、クリアで臨場感のある音を聴くことが出来ます。
このような素晴らしい作品を、どこでも好きな時にスイッチでプレイできるのは非常に嬉しいです。
GOODな点
- DLCを含めたすべてのコンテンツをスイッチで遊ぶことが出来る
- 素晴らしいサウンド
- 動きの激しいシーンでも入力遅延が起きない
- 外出先で好きな時にMetroをプレイできる
- 雰囲気が感じられる素晴らしいグラフィック
BADな点
- DL版でロードが非常に長くなることがある
- ポータブルモード時に画面を素早く動かすと、オブジェクトに残像が発生することがある
Cubed3 -戦闘と探索のバランスが良い
Score:90点
本作は戦闘と探索のバランスが良く、最初から最後まで中だるみせずプレイし続けることが出来ます。
特に戦闘については、豊富な種類の銃火器が登場し、いずれもぶっ放すと非常に強い爽快感を感じます。
カスタマイズやアップグレード要素も多く用意されており、自分好みに武器をカスタムすることが可能です。
全体的に恐ろしく不気味な雰囲気を醸し出すことに成功しており、そこに生きる人々(NPC)からは人間味が感じられます。
初めてプレイする人には是非オススメしたいFPSですが、既にPS4・XB1版をプレイした人にとっても、好きな場所でプレイできるSwitch版を購入する価値はあるでしょう。
GOODな点
- 印象的なアートデザインの数々(敵・銃・街など)
- 種類が豊富で爽快感のある銃火器
- 戦闘と探索のバランスが良い
- 独特な恐ろしい雰囲気
- 多くのカスタマイズ&アップグレード要素
- 人間味の感じられるNPC達
BADな点
- 『Last Light』は展開のペースが悪い
Gaming Nexus -鮮明でオリジナル版の良さを維持したグラフィック
Score:90点
本作のグラフィックは、PS4ほどではありませんが十分に鮮明で美しく、ポータブルモードでプレイしても常時30fpsで安定して動作します。
ゲーム自体はアクション・ステルス・サバイバルの各要素が見事に融合し合っています。マップ自体もかつての人々の生活の痕跡が感じられるほど、細部まで作りこまれています。
Metroシリーズは、間違いなく前時代の傑出したアクションホラーゲームのうちの一つであり、どこでもプレイできるSwitchとも相性が良いです。
本シリーズをプレイしたことのない方には、是非遊んでもらいたい一作です。
GOODな点
- 2つの素晴らしいゲームの、見事なダイジェスト版
- 安定した30fpsを維持
- 十分に美しいグラフィック
- かつての生活の痕跡が感じられるマップ
- アクション・ステルス・サバイバルの各要素が見事に融合したゲーム性
BADな点
- セッションごとのロード時間が長い(最長1分)
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God is a Geek -非常にユニークなメカニックの数々
Score:85点
本作は元々数年前にリリースされたゲームのダイジェストですが、スイッチ版に移植された本作でも楽しさは変わらず、心地よい緊張感と恐怖を体験することができます。
特に素晴らしいのは、ゲーム中に登場する独特な銃火器・ツールの数々です。
軍用グレネードから防毒マスクまで、世界観を表現する豊富な種類の装備品が登場し、カスタマイズも可能なため自身のプレイスタイルを構築することが出来ます。
動作自体も常時30fpsで安定しているため、移植作としては成功していると言えるでしょう。
GOODな点
- 独特な銃火器・ツールが大量に登場する
- 安定したフレームレート
- 心地よい緊張感を味わえる
- 今でも十分に通用するゲーム性
BADな点
- ポータブルモードでは画面が暗すぎるように感じる(明るい場所でのプレイ時)
3DJuegos -アクティブかステルスか、自由なプレイスタイルが可能
Score:80点
本作はスイッチ向けに完全に適応しており、2つの素晴らしいアクションアドベンチャーゲームをどこにいても楽しむことが出来ます。
いずれの作品のマップも非常に良く作りこまれており、荒廃したモスクワの恐ろしい雰囲気を体験することが出来ます。
また、入り組んだマップ上をアクティブに行動するか、それとも見つからないようにステルスで行動するか、好みのプレイスタイルで進めていくことが出来ます。
全てのDLCも収録されているため、Metroの世界をスイッチで思う存分楽しむことが出来るでしょう。
GOODな点
- 今でも楽しいと感じる2つの素晴らしいアクションアドベンチャー
- 荒廃したモスクワの素晴らしい雰囲気を味わえる
- ポータブルモードでも高品質のグラフィックを実現
- アクティブに行動するか、ステルスを追求するか、自由なプレイスタイルが可能
- すべてのDLCが付属
BADな点
- 戦闘システム自体は古く感じる
- 動きの激しいシーンにおいては、たまに負荷を感じる
COGconnected -アクティブかステルスか、自由なプレイスタイルが可能
Score:62点
本作はホラー調のゲームである以前に、魅力的なステルスゲームです。
雰囲気が良く、敵から身を隠しつつ攻略を目指していると、緊張感と臨場感を感じることが出来ます。
一方で、ポータブルモードでプレイした際に、本作は暗すぎます(照度的に)。
特に外出先の明るい環境でプレイすると、敵の位置などが全く見えません。照度を調整する設定も存在しないため、携帯機でもあるスイッチにとっては致命的ではないでしょうか。
確かに素晴らしいゲームではありますが、PS4やXB1で既にプレイした方にとっては、新たに得られるものは少ないでしょう。
GOODな点
- 雰囲気が良く出ている
- 環境音・効果音が良い
- 魅力的なステルスゲームプレイ
BADな点
- (ポータブルモード時は)全体的に非常に暗い
- 照度設定が無い
- マップで迷子になりやすい
総合評価(トータルスコア)
総合Score(Switch版):84点
GOODな点
- DLCを含めたすべてのコンテンツをスイッチで遊ぶことが出来る
- 外出先で好きな時にMetroをプレイできる
- 雰囲気が感じられる素晴らしいグラフィック
- 臨場感のあるサウンド
- 戦闘と探索のバランスが良い
- 安定したフレームレート
- 独特な銃火器・ツールが大量に登場する
- アクティブに行動するか、ステルスを追求するか、自由なプレイスタイルが可能
BADな点
- セッションごとのロード時間が長い(最長1分)
- (ポータブルモード時は)全体的に非常に暗い
- 照度設定が無い
- マップで迷子になりやすい
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『Metro Redux』についての海外メディアの感想となります。
PS4版・XB1版の時点で評価の高かったMetroシリーズですが、スイッチ向けに移行された本作も全体的に高い評価を得ています。
グラフィック・サウンドともにスイッチ向けに見事に最適化されており、ポータブルモード時でも圧倒的な臨場感と緊張感が体験できると述べられています。
荒廃したモスクワのマップは細部まで作りこまれており、実際に人間が生活していたかのような雰囲気を醸し出しています。
また本シリーズの特徴である "独特な数多くの銃火器" についても評価が高く、強力なグレネードをぶっ放すも良し、ステルスで敵をひっそり倒していくも良しと、好みのプレイスタイルで進めていくことが出来ます。
そして何より、どこでも好きな時にスイッチでMetroシリーズを楽しむことが出来る点が、最も評価されていました。
一方で、本作の画面の暗さについては多くのレビュアーが指摘していました。
特に外出時、ポータブルモードでプレイすると、周囲の明るさによって敵が全く見えないこともあるようです。
にもかかわらず照度を調整する設定が無いため、携帯プレイできるスイッチでは致命的だと述べるレビュアーもいました。
また、大規模なマップ(セッション)の読み込み時に長時間のロードが発生する点も挙げられていました。コレに関しては、さすがにスペック的な制約があるのでしょうか。
何はともあれ、総評としては名作Metroをスイッチ向けに移植することに成功しており、PS4・XB1版に負けず劣らずの臨場感が味わえる作品になっているようです。
外出先でもAAA級のホラーアクションゲームを楽しみたい方は、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか!