- 動画の画質が低すぎて見づらい!
- 動画内の人物の顔にかかっているぼやけ(モザイク)を取り除きたい!
- でも知識がないから難しい作業はできない...
動画データを扱っている方の中には、上記のように考えている方々も多いのではないでしょうか?
最近では個人で動画を撮影し、SNSなどにアップロードすることが一般化してきましたね。しかし、画質が低くて見づらい動画は視聴者にストレスを与えてしまい、再生回数やチャンネル登録者数の減少につながってしまいます。
多くの人に動画を観てもらうためには、できるだけ高画質な動画を投稿することが大事です。
そこで今回は、誰でも簡単に動画の画質を上げることの出来るオススメPCソフト『HitPaw Video Enhancer』を紹介したいと思います!
公式サイト | https://www.hitpaw.jp/hitpaw-video-enhancer.html |
ソフト名 | HitPaw Video Enhancer(ヒットポービデオエンハンサー) |
開発元 | HITPAW CO.,LIMITED |
対応OS | Windows 11/10 64-bit macOS 10.15 以降 |
グラフィックカード(GPU)要件 | NVIDIA GTX 950またはAMD Radeon 460相当以上 Intel UHD 630またはApple M1相当以上 |
有料ライセンス(Win版) | 一ヶ月ライセンス(1PC):6,600円(税込) 1年ライセンス(1PC):15,400円(税込) 永久ライセンス(1PC):49,500円(税込) |
有料ライセンス(Mac版) | 一ヶ月ライセンス(1PC):9,900円(税込) 1年ライセンス(1PC):17,600円(税込) 永久ライセンス(1PC):53,900円(税込) |
無料体験版 | あり(機能制限付き) |
主な機能 | ・動画の画質を最大4K/8Kまで向上 ・動画に最適なノイズリダクションを適用し、ぼやけた動画を鮮明にする ・専用アニメモデル、フェースモデルによって、初心者でも手軽に動画解像度上げられる ・モノクロ動画のカラー化に対応 |
▼公式紹介動画
『HitPaw Video Enhancer』は、動画高画質化AIが搭載されたPCソフトです。数クリックの単純作業で、動画の画質を最大4K/8K解像度まで向上させることができます。
以下の4つのAIモデルが搭載されており、あらゆる動画のパターンに対応します。
- ジェネラルデノイズモデル:動画のノイズを除去し、クリアな画質に生まれ変わらせます
- アニメ専用モデル:アニメの解像度を向上させます
- 顔専用モデル:動画内の人物の顔をより鮮明にします
- カラー化モデル:モノクロのオリジナル動画をAIでカラー化します
優れた機能を搭載している一方で、ソフトのインターフェース(操作画面)はいたってシンプル。直観的な操作が可能で、難しい単語も一切出てこないため、初心者の方でも簡単に使いこなすことができます。
今回はこの『HitPaw Video Enhancer』について、主な機能を分かりやすく紹介していきます!
初めてでも分かりやすいインターフェース(操作画面)
ソフトを起動すると、シンプルかつ分かりやすいインターフェース(操作画面)が表示されます。
▼日本語にも完全対応しています。
このメイン画面に高画質化させたい動画データを読み込ませると、作業を開始できます。
なお、サンプル動画も用意されているため、各種AIモデルを用いた高画質化の効果を体験することも可能です。
特に難しい語句や専門用語も登場せず、非常にシンプルなデザインとなっているため、この手のソフトに初めて触れる方でも抵抗感なく扱うことができるでしょう。
グラフィックボード搭載PCの場合は環境設定変更を推奨
なお、グラフィックボードを搭載しているPCを使用している場合、「環境設定」よりAIプロセッサーをグラボに変更することで、高画質化処理の高速化を見込めます。
▼性能の高いグラボを積んでいるほど、大きな効果が見込めます。
動画の画質を上げる方法
それでは、『HitPaw Video Enhancer』を利用して動画の画質を上げる方法について紹介していきます。
手順①:動画データの読み込み
まずメイン画面にて、高画質化したい動画データを読み込ませます。
すると以下のように、現在の動画プレビュー画面が表示されます。
手順②:AIモデルの選択
次に、画面右から高画質化に使用するAIモデルを1つ選択します。
- ジェネラルデノイズモデル:動画のノイズを除去し、クリアな画質に生まれ変わらせます
- アニメ専用モデル:アニメの解像度を向上させます
- 顔専用モデル:動画内の人物の顔をより鮮明にします
- カラー化モデル:モノクロのオリジナル動画をAIでカラー化します
各モードにはそれぞれ異なった特徴があるため、自身の目的に応じて使い分けると良いでしょう。
ジェネラルデノイズモデル
「ジェネラルデノイズモデル」は、動画にのっているノイズを取り除き、クリアで高画質な映像に生まれ変わらせることができます。
"高画質モード" と "高速モード" の2種類が用意されており、より大きな効果が見込めるのは高画質モードですが、その分処理時間が長くなります。高速モードでも十分に高画質化することは可能なため、まずは高速モードで試してみて、不満に感じる場合は高画質モードで再処理を行うと良いでしょう。
アニメ専用モデル
「アニメ専用モデル」は、おもにアニメ動画の画質向上に適したモードです。
実写映像ではなく、アニメ動画を高画質化したい場合はコチラを選択すると良いでしょう。
顔専用モデル
「顔専用モデル」は、動画内の人物の顔を認識して、より鮮明な画質に生まれ変わらせるモードです。
人物の顔を重視した動画を高画質化させたい場合にはコチラを選択すると良いでしょう。
カラー化モデル
「カラー化モデル」は、モノクロのオリジナル動画をAIでカラー化できるモードです。
AIの自動学習データを基に色付けを行うため、実際の色合いとは異なる映像が出来上がる可能性はありますが、白黒映像をカラフルな今風の映像に生まれ変わらせたい場合には役立つユニークなモードとなっています。
手順③:エクスポート(出力)の設定
適用したいAIモードを選択したら、エクスポート(出力)の設定を行います。
画面右側から、高画質化した後の動画データの解像度・フォーマット(形式)・保存先を選択しましょう。
解像度は最高4K(3840×2160)まで選択できるほか、フォーマットはMP4、MOVの2種類を指定可能です。
手順④:プレビューの確認&エクスポート(出力)
以上が完了したら、「効果のプレビュー」をクリックして高画質化の効果を確認してみましょう。
▼オリジナル版と高画質化版の一部分を比較再生できます。
出力前に効果を確認できる点は嬉しいですね!
そして問題がなければ「エクスポート」をクリックして出力を開始します。
▼動画の出力中。画面右に進行率と残り時間が表示される。
再生時間が長い動画、解像度の高い動画ほど処理時間が長くなりますが、上述した通り「環境設定」よりAIプロセッサーをグラボに変更することで、高画質化処理の高速化を見込めます。
実際に私は「RTX3070Ti」を処理に用いてみましたが、用いない場合と比べて圧倒的に処理時間が短くなりました。
そして出力完了後、指定した保存先フォルダ内に高画質化データが保存されます。
以下は、私が実際に高画質化を試した動画です。
▼オリジナル動画
▼高画質化後の動画(顔専用モデル適用)
▼オリジナル動画
▼高画質化後の動画(カラー化モデル適用)
どうでしょうか。オリジナル動画と比べてかなり高画質化出来ていると思います!
最初の動画に関しては、ノイズが取り除かれることで女性の顔が格段にクリアになっており、背景も明瞭になり見やすくなっています。
2番目の白黒動画に関しては、AIが自動的に色付けを行ったことで、数十年は時代が進んだようなカラー映像として生まれ変わっています。
実際に使ってみたところ、かなり効果の高い高画質化ソフトであることが実感できました!
操作手順に関しても以上の通り...
- 動画データの読み込み
- AIモデルの選択
- エクスポート(出力)の設定
- プレビューの確認&エクスポート(出力)
このたった4ステップを踏むだけで簡単に高画質化することができます。難しい語句や専門用語も現れず、複雑な操作も要求されないため、誰でも簡単に扱えるソフトとなっています。
機能制限が解除される有料ライセンスが販売
なお、本ソフトは無料で利用可能な体験版が配布されていますが、多くの機能制限がかけられています。
もしもこの制限を解除したい場合は、公式サイトから有料ライセンスを購入する必要があります。
※Windows版とMac OS版とで購入ページが異なるので注意してください。
なお、各ライセンスの価格は以下の通りです。
プラン名 | 一ヶ月ライセンス | 一年ライセンス | 永久ライセンス | |
使用可能台数 | 1PC | 1PC | 1PC | |
使用可能期限 | 1か月 | 1年 | 永久 | |
価格 | Win版 | 6,600円(税込) | 15,400円(税込) | 49,500円(税込) |
Mac版 | 9,900円(税込) | 17,600円(税込) | 53,900円(税込) |
▼いずれのプランにも、24時間いつでも利用可能なサポート対応が含まれています。
長く使い続けることのできるソフトなため、個人的には『永久ライセンス』が一番オススメです!
オンライン上で利用可能な『HitPaw Online Video Enhancer 4K』も用意
今回紹介した『HitPaw Video Enhancer』はPCにインストールして使用するソフトウェアでしたが、オンライン上で同様の機能を利用できる『HitPaw Online Video Enhancer 4K』も用意されています。
基本的な利用方法は『HitPaw Video Enhancer』と同じで、動画データをアップロード後、適用したいAIモデルを選択して処理を開始するだけです。
こちらはPCにソフトをインストールする必要がない一方で、動画のアップロード速度などは使用環境のネット速度に依存するため、場合によっては処理に時間がかかる可能性があります。
自身の環境や目的に応じて、PCソフト版とオンライン版とで使い分けることをオススメします!
誰でも簡単に動画画質を上げることの出来るオススメPCソフト
今回紹介した『HitPaw Video Enhancer』について、特長をまとめると以下の通りです。
ソフトの特徴
- シンプルで見やすいインターフェース
- 特別な知識が無くても簡単に使うことが出来る
- 動画タイプに応じて最適なAIモデルを選択可能
- 効果の高い高画質化処理
- グラフィックボード搭載PCではより素早い処理が可能
- オンライン上で利用可能な『HitPaw Online Video Enhancer 4K』も用意
以上の通り、誰でも簡単に動画を高画質化できる便利なソフトとなっています。
たった4ステップを踏むだけで簡単に高画質化することができます。難しい語句や専門用語も現れず、複雑な操作も要求されないため、誰でも簡単に扱えるでしょう。
そして4種類の異なるAIモードが用意されているため、処理する動画の種類に応じて最適な処理を選択できます。
長時間・高解像度の動画ほど処理時間が長くなりますが、グラフィックボード搭載PCであれば「環境設定」よりAIプロセッサーをグラボに変更することで、高画質化処理の高速化を見込めます。約2分の動画(HD画質)を4K画質に高画質化した際は、4分ほどで処理が完了しました。
そしてPCにいちいちソフトをインストールするのが面倒な方には、オンライン上で利用可能な『HitPaw Online Video Enhancer 4K』も用意されています。
無料版も用意されているので、高画質化させたい動画がある方は、ぜひ本ソフトを利用してみてはいかがでしょうか!
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