サイトの閲覧者数やアクセスランキングなどの情報を分析することのできる便利ツールとして『Google Analytics』があります。
しかしGoogle Analyticsは、一つのサイトにトラッキングコードを重複して設置してしまうと、正常な分析結果が得られないという注意点があります。SEO関連のプラグインを入れると、たまにトラッキングコードが重複してしまうことがあります。
そういったコードの重複を見つけるのに便利なChromeの拡張機能が『Google Tag Assistant』です。
この拡張機能を導入すると、タグが重複している場合にエラー表示をしてくれるようになります。
ところが人によっては、エラー結果に謎の重複コード『UA-66202210-1』が表示されてしまい、どの部分を探しても該当するコードを見つけられない場合があります。
▼身に覚えのないコードが重複エラーとして表示される
このコード正体は一体何なのか。
今回は正体と影響について解説します。
謎のコードの正体は...?
ズバリ単刀直入に言うと、この『UA-66202210-1』コードの正体は『Google Adsense(グーグルアドセンス)』のトラッキングコードです。
アドセンスの広告コードを設置した場合、アドセンス側がサイトのPV数やクリック数などを集計するために、専用のトラッキングコードがひそかに反映されているのです。
このコードはアドセンスを設置している限り表示されるため、完全に消すことはできません。
Google Analyticsの分析結果に影響は?
ではGoogle Adsenseのトラッキングコード『UA-66202210-1』はそのままにしておいてもアナリティクスの結果に影響はないのでしょうか。
過去に同様の現象で悩んだ方がGoogleの担当者に問い合わせた履歴が残っています。
https://www.en.advertisercommunity.com/t5/Google-Analytics-Reports/Strange-UA-codes-found-on-my-webs...
Adsense will not add a separate GA tracker. Unknown tracking code showing sporadic appearances is often due to advertising on your site, from a third party, which use their own tracker. It could also be from a payment solution or other 3rd party code.
上記を要約すると、『分析数値に影響はない』とのことです。Adsenseを利用する以上、3rd Partyが原因で不要なはずのプロパティIDが露出してしまうものの、数値には影響はないらしいです(゚∀゚)ヨカッタ
ということで、謎のコード『UA-66202210-1』が出て不安になっていた方も、安心してTag Assistantを利用してくださいね!