最近ではスマートフォンでゲームアプリを遊ぶ人が増えてきましたね!
スマホゲーは基本的に画面所に表示される仮想ボタンをタッチして操作しますが、慣れない人によっては 操作しづらく感じたり、画面が指紋で汚れて気になってしまう、といった方も多いと思います。
スマホゲーでも使えるゲームパッドのようなコントローラーが欲しい...
そのように考えている方に、今回オススメするのが『GameSir X3 Type-C』です!
接続方式 | 有線(USB Type-C) |
対応OS | Android 9.0以降 |
対応スマホサイズ | 長さ110~179mm |
対応スマホ要件 | OTG機能オン, Type-Cポート搭載 |
本体サイズ | 180×88×48mm |
本体重量 | 約270g |
▼公式紹介動画
今回紹介する『GameSir X3 Type-C』は、Type-Cポートを搭載したAndroidスマホ向けの、外付けモバイルコントローラーです。
▼スタイリッシュなデザイン
コントローラー自体にバッテリーは内蔵しておらず、Type-C端子をスマホと接続することで、スマホから給電を受けて利用することが出来ます(スマホ側でOTG機能をONにしておく必要あり)。
▼Type-Cポートを搭載した、Android9.0以降のスマホに対応。
長さ110~179mmのスマホを接続することが可能。小さなモデルから大きめのモデルまで、大抵のスマホに対応できます。
コントローラー本体には一般的なゲーミングコントローラと同様のインターフェースが搭載されており、デュアルアナログスティック、十字キー、ABXYボタン、スタートボタン、セレクトボタン、LRトリガーに加えて、スクリーンショット撮影ボタンなど、スマホコントローラー特有の機能も用意されています。
▼付属のボタンと交換して、ニンテンドースイッチ仕様にレイアウトを変更することも可能。
そしてコントローラー背面には冷却ファンが搭載されており、連続使用時におけるスマホの発熱を抑えることが出来ます。
※冷却ファンを利用する際は、コントローラー下部のType-Cポートより給電を行う必要があります。
▼LEDライトも備えられており、使用中はまさにゲーミングデバイスのようなカラフルな点灯パターンを見せます。
▼スマホの発熱を抑えることで、熱によるパフォーマン低下を防ぐことが可能。思う存分、ゲーミングを楽しむことが出来ます。
このように、スマホで本格的なゲーミングを楽しみたい方には、まさにうってつけのモバイルコントローラーとなっています!
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に良かった点・悪かった点を分かりやすく紹介していきます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子
▼コントローラー本体および付属品一式が、専用バッグ内に収められていました。
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧
- モバイルコントローラー本体
- 収納バッグ
- USB Type-Cケーブル(1.5m)
- 交換用ボタン各種
- ユーザーマニュアル一式
- 合格証
- 保証カード
▼説明書は日本語にも対応しているので安心です。
▼専用の収納バッグが付属しているので、持ち運びや収納には実に便利です!
コントローラー本体の外観
▼コントローラー本体の外観。180×88×48mmと、スマホ本体と変わらないくらいのコンパクトなサイズ。
▼高さ171mmの『moto g52j 5G』と並べた様子。横幅はほぼ同じ大きさです。
▼本体重量は約270gで、スマホ1.5台分ほどの重さ。冷却ファンを搭載している分やや重めですが、そこまでのズッシリ感はありません。
▼背面の様子。握りやすいように、両側にグリップが備えられています。
▼厚みは48mmほど。ポケットに入れるにはやや苦労するでしょう。
▼そしてコントローラーの左右を引っ張ると延長され、長さ110~179mmまでのスマホを装着できるようになります。
インターフェース構成
続いて、コントローラーのインターフェース構成について見ていきます。
▼左側にはGボタン、アナログスティック(左)、十字キー、LEDインジケータ、スクリーンショットボタンが用意。
▼右側にはSボタン、ABXYボタン、アナログスティック(右)、ホームボタンが用意。
▼コントローラー内側には、スマホ接続用のType-C端子が用意。Lightningポートを備えるiPhone等では使用できません。
▼背面中央には冷却ファンが内蔵されています。
▼本体上部の両側には、L1/L2トリガー、R1/R2トリガーが用意。
▼本体下部には、冷却ファン稼働用のType-Cポート(中央)、およびスマホ充電用のType-Cポート(右)が用意。
▼右側のType-Cポートとスマホを接続することでパススルー充電を行うことが出来ますが、一部のサポート対象モデルでのみ利用できる機能となっています。
以上の通りボタン配置は、Xboxコントローラーなど、一般的なゲーミングコントローラーと同様の配置となっています。
加えて、スクリーンショットボタンなどスマホコントローラ-特有の便利ボタンも用意されており、スマホゲーを本気でプレイしたい方にとって重宝するコントローラーとなっています。
ボタン交換が可能
なお、各ボタンとアナログスティックは、付属のパーツと交換することが出来ます。
▼磁石式のボタン・スティックをパチっと取り外して、簡単に交換可能。
指への馴染み具合などを考慮して、好みに付け替えてみましょう!
スマホとの接続方法
本製品の接続方法は有線(Type-C)接続であり、AndroidスマホをコントローラーのType-C端子に接続するだけで、あっという間に利用可能となります。
※コントローラーを利用する際は、Androidスマホの "OTG(USB On-The-Go)機能" をオンにしておいてください。
▼実際に装着した様子(『moto g52j 5G』を使用)。
接続後、スマホからコントローラーへの給電が開始され、コントローラーのLEDランプが点滅し始めます。
▼LEDランプが点滅⇒点灯に変化したら、コントローラーの仕様準備は完了です。
コントローラーの使用にあたり、いちいちBluetooth接続(ペアリング)を行ったり、専用アプリをインストールするといった手間が不要なため、誰でも簡単かつスムーズに利用できるでしょう。
▼ちなみに、私が愛用している折りたたみスマホ『OPPO Find N』でも利用出来ました。
▼見た目は不格好ですが、Type-C端子を挿すことの出来るモデルであれば、問題なく利用できるようです。
スマホケースは外した方が良い
なお、スマホケースを装着しているとType-C端子の接続が甘くなり、コントローラーが認識されないことがあります。
▼スマホケースを装着した状態で接続した様子。Type-Cポートが浮いてしまい、コントローラーへ正常に給電が行われていない。
そのため、本製品を利用する際は、スマホケースを外しておくことをオススメします。
非常に快適な操作性
本製品を使用して、実際にゲームアプリを遊んでみました。
※コントローラー対応ゲームアプリのみ、本製品を使用して操作できます。
▼『マインクラフト』をプレイ
コントローラー対応アプリでは、各ボタンが自動的に最適な操作に割り振られるため、いちいち自身で再設定を行う必要はありません。
▼接続後すぐに最適な状態で操作可能
コントローラーを使用した操作は実に快適で、画面上に表示される仮想ボタンを利用した場合よりも、はるかにスムーズに動かすことが出来ました。
▼左手側に用意されているスクリーンショットボタンを押すことで、瞬時にスクショを撮影できて決定的瞬間を逃しません。
▼画面をタッチしないため、ディスプレイの汚れを気にする必要もありません。
▼実際に使用している様子
上動画を観ても分かる通り、Xboxコントローラーなどのゲームパッドを利用した際と同様に、快適でスムーズな操作を行うことが出来ています。
ただ、ボタンを押すたびに "カチッ カチッ" と大きな音が鳴るのがやや気になりました。音に配慮する必要のある場所では使いづらいかもしれません。
コントローラー非対応アプリでは利用できない
一方で、外付けコントローラー非対応のゲームアプリでは、本製品を使用して操作することが出来ません。
▼『PUBG』や『APEX Mobile』などでは使用できませんでした。
現時点(記事執筆時点)では、対応アプリの数が少ないのが現状です。
今後対応アプリの種類は増えていくと思われますが、現時点で購入を検討している方は、プレイする予定のゲームアプリが対応しているか否かを、事前に確認しておくことをオススメします。
優秀な冷却ファン
冷却ファンを使用する際は、コントローラーに別途給電を行う必要があります。
▼コンセントやモバイルバッテリーから、コントローラー下部のType-Cポートに給電。
給電を開始すると背面の冷却ファンが回転し始めます。
▼同時にLEDランプも点灯しはじめ、ゲーミングガジェットらしいカラフルに変化するパターンを楽しむことが出来ます。
ただ、背面が点灯するので、コントローラー使用中に綺麗な点灯を直接見ることが出来ないのがやや残念です。
▼実際に冷却ファンを回転させている様子
回転音はそこまで大きくはありません。ただ、回転数やLED点灯の有無、パターン変更などを行うことはできません。
冷却ファンを回転させると、スマホを接続した際に背面にあたる部分が冷たくなります。
▼予想以上にかなり冷たくなりました。画像を観ても分かる通り、霜が出来るレベルです。
実際にファンを回転させた状態で3時間ほどゲームアプリを遊び続けてみましたが、本体の発熱がかなり抑えられており、パフォーマン低下(FPS低下など)を防ぐことが出来ていました。
連続使用後のスマホに触れてみても、ほとんど熱熱が感じられませんでした。
冷却ファン自体はかなり優秀で、実用的な冷却効果を実現出来ていると感じました!
スマホゲーを本気でプレイしたい方にオススメのモバイルコントローラー
- 性能:(☆4.5)
- デザイン:(☆4.5)
- 扱いやすさ:(☆4)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆4.5)
今回紹介した『GameSir X3 Type-C』について、特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 収納・持ち運びに便利なバッグが付属
- コンパクトかつ比較的軽量な筐体
- 一般的なゲーミングコントローラーと同様の操作インターフェースを搭載
- スマホからの給電のみで利用可能(冷却ファン利用時は外部給電が必要)
- スムーズかつ快適な操作性
- 優秀な冷却機能
悪かった点
- ボタンを押す音が大きい
- せっかくの冷却ファン内LED点灯が使用中に見づらい
- 冷却ファンの回転数やLED点灯の切り替えができない
- コントローラー対応ゲームアプリの数が少ない(記事執筆時点)
以上の通り、スマホのゲームアプリを本気でプレイしたい方には、おすすめの外付けモバイルコントローラーとなっています。
筐体自体はコンパクトで比較的軽く、バッグも付属するため、外出先への持ち運びにも適していると言えます。
一般的なゲーミングコントローラーと同様のボタン類を搭載しており、ディスプレイ上の仮想ボタンよりもはるかにスムーズで快適な操作を楽しむことが出来ました。
冷却ファンの冷却効果も優秀で、発熱によるパフォーマン低下を実際に防ぐことが可能です。
一方で、ボタンの操作音が大きい、冷却ファンの回転数調節が出来ないなど、ハード・ソフトの両面でまだ課題が残っていることは事実です。
また、現時点(記事執筆時点)でコントローラー対応アプリが少ないため、本製品を購入する際はまず、プレイを検討しているゲームアプリが対応しているか否かの確認が必須です。
何はともあれ、同ブランドの今後の発展が楽しみになる、質の高いモバイルコントローラーとなっています!
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