世界的な大手PCメーカーのデル(DELL)は、ユーザーにPCを貸し出して、製品の魅力を広く紹介してもらう『デル アンバサダープログラム』という取り組みを実施しています。
そしてこの デル アンバサダープログラム では、同社の高性能ノートPC『Dell XPSシリーズ』を、1ヶ月間借りることができる体験モニターの募集が、定期的に行われているのです。
▼New XPSシリーズを無料で利用できるほか、DAZNの1ヶ月利用権も付いてくる『XPS体験モニター』。
私自身はすでに同社の『XPS13 9343』を所有していますが...
ということで、試しに第16回(2020年7月21日 ~ 2020年8月24日)の体験モニターに申し込んでみたところ、幸運にも当選したのです!
▼私が今回お借りしたのは、ノートPCの『New XPS 13 2-in-1(7390)』です。
▼シンプルかつスタイリッシュなデザイン。
モデル名 | New XPS 13 2-in-1(7390) |
発売日 | 2019年8月20日 |
プロセッサー | 第10世代 インテル® Corei7-1065G7プロセッサー |
OS | Windows 10 Homw 64ビット 日本語 |
メモリー | 16GM LPDDR4x 3733MHz |
ハードドライブ | 512GB PCIe NVMe x4 SSD オンボード |
グラフィックス | インテル®Iris Plus グラフィックス |
ディスプレイ | 13.4インチ 16:10 UHD+ WLED タッチディスプレイ(3840×2400) |
付属ソフト | Microsoft® Oficce Home&Business |
カラー | プラチナシルバー&ブラック / プラチナシルバー&アークティックホワイト |
本体サイズ | 高さ:7~13mm 幅:296mm 奥行き:207mm |
重量 | 約1.33kg |
『New XPS 13 2-in-1(7390)』は第10世代CPUプロセッサーを搭載しており、従来モデルに比べ最大2.5倍ものパフォーマンスを実現しています。SSD(512GB)を積んでいるため、PCを開いてから一瞬で使用開始することも可能。
また最大の特徴として、ディスプレイを逆側に展開することでタブレットモードでの利用が可能です。
タッチパネルにも対応しており、自身の指や専用タッチペン(付属)を用いることで、タブレット端末同様に扱うことが出来ます。
このように "パフォーマンス(性能)・携帯性" のいずれにも優れた『New XPS 2-in-1(7390)』について、実際に使用してみて感じたこと・気づいた点を、分かりやすくまとめてみました!
本製品について気になっている方や、仕事やプライベートで使うノートPCを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
▼ちなみに、同じくデル アンバサダー プログラムの一環として『ALIENWARE ゲーミングノートPC』をお借りした時のレビューも投稿しています。
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ALIENWARE ゲーミングノートPCでFF14を4K画質プレイ&マイクラを超高画質設定で試してみた!
当サイトは『デル アンバサダープログラム』のモニターに参加しています。 世界的な大手PCメーカーのデル(DELL)は、ユーザーにPCを貸し出して、製品の魅力を広く紹介してもらう『デル アンバサダープロ ...
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邪魔にならない!持ち運びに適した大きさ&重さ
New XPS 13は13.4インチのモニターを搭載しており、十分に迫力のある映像体験が可能です。
なおかつ、従来シリーズよりも狭いベゼル(ウィンドウ縁)を採用することで、筐体自体を幅30cm・奥行き20cmという非常にコンパクトなサイズに収めることに成功しています。
▼十分なディスプレイの大きさを保ちつつ、机上を占拠しない程度のサイズ。
▼左右のベゼル幅は約4mmという薄さ。
▼私が所有しているXPS 9343(右)と New XPS 13(左)との比較。筐体サイズにほぼ変わりはありませんが、New XPS 13では解像度が16:10となっているため、16:9のXPS 9343に比べてディスプレイが縦に広くなっています。
また、閉じた状態での厚みは、最も厚いところでも約1.8cmとなっています。
▼手帳などとあまり変わらない薄さ。
▼高性能PCにもかかわらずこの薄さ!
そして本体重量に関しても約1.3kgと、カバンに入れて持ち運んでも支障にならない重さになっています。
▼片手でもラクラク持つことが可能。
このように、"大きさ・薄さ・重さ" ともに持ち運びに非常に適したノートPCとなっています。
実際に何度かカバンに入れて外出時に携帯しましたが、ストレスを感じることはほとんどありませんでした。
仕事や旅行などで外出先にPCを持っていきたい方や、私のように外で記事を執筆する機会の多いノマドワーカーにとっては、まさにうってつけであると言えます。
仕事・プライベートの両面に対応できる装備を搭載
このスリムな筐体には、仕事・プライベートの両方に対応できる装備が備わっています。
▼本体 "左" 側面。『Thunderbolt 3ポート(給電可能)』および『microSDカードスロット』を用意。
▼本体 "右" 側面。『Thunderbolt 3ポート(給電可能)』および『ヘッドセットポート』を用意。
また、付属の『USB TypeC-TypeA変換アダプタ』を接続することで、USB TypeAの接続も可能です。
これにより、仕事・プライベートの面で外部機器との接続が必要になった際も対応することが出来ます。
そしてディスプレイ上部にはWebカメラが搭載されており、マイク機能も付いているため、これ1台でオンライン会議にも対応可能です。
キーボード内部に仕込まれたバックライトにより、暗所でも問題なくタイピングできる。
個人的にはXPS 9343のようにデフォルトでUSB Type-A端子を2つほど用意してほしいところでしたが、Thunderbolt 3および変換アダプタで十分に代用は効くでしょう。
用途に応じて使い分け可能!『2-in-1』スタイル
『New XPS 13 2-in-1』はその名のごとく、ノートPC・タブレットの2種類のスタイルで利用することが出来ます(2-in-1)。
▼通常のノートPCスタイル。仕事などタイピングを伴う作業時に使用することが多いです。
▼スタンドスタイル。私は主にオンライン会議や、動画を観るときなどに利用しています。
▼カレンダー置きスタイル。スペースが限られる場合に便利。私はデスク横で適当な動画を流しておきたい時に使用しています。
▼そしてタブレットスタイル。180度折り曲げたこの状態にすることで、自動的にタッチ操作向けのタブレットモードに移行します。
▼縦向きの使用にも対応。
このように用途に合わせて様々なスタイルで使用することが出来るため、
- ガッツリ仕事するためのノートPCが欲しい!
- タッチ操作で手軽に動画サイトなどを視聴できるタブレットが欲しい!
といったような2つの異なったニーズを満たすことのできる『2-in-1』ノートPCとなっています。
実際に私も、記事を書くためにキーボードを叩きまくる際は "ノートPCスタイル" で、寝る前にベッドで映画を楽しみたい時は "タブレットモード" といった感じに、使い分けることが出来てとても便利に感じています(゚∀゚)
UHD対応のカラフルで高精細なグラフィック
今回お借りした『New XPS 13 2-in-1(7390)』はウルトラHD(UHD)に対応しており、最大解像度は3840×2400となっています。
そのため、画像や動画が非常にカラフルかつ高精細に映し出されます。
▼DAZNでスポーツ中継を見る際などにも、より一層の臨場感を感じることができます。
▼画面の直撮り。写真では分かりづらいですが、とても綺麗です。
特に洋画などを観てみると、影などの濃淡に深みがかっており、映画館で観たときのような奥行きを感じることが出来ます。
また、『Dell Eyesafe』という独自のテクノロジーを採用しており、鮮明な色を維持しながらブルーライトを削減し、目の保護にも努めているとのこと。
動画視聴目的やペンタブ代わりに購入した方でも満足できるクオリティとなっています。
New XPS 13のゲーミング性能を測ってみた
仕事・作業・動画視聴で使えるノートPCだということは分かりました。
ゲーミング性能も確認しておきたいなぁ...
ということで、『New XPS 13 2-in-1(7390)』は果たしてゲーム用途に耐え得るのかどうか、について確認してみました。
ここゲームサイトだからね。ゲーム用PCじゃないけど、ゲーミング性能は確認しておきたいよね(´・ω・`)
テスト①:『FF14』のベンチマークテスト結果
まずはプレイ人口の多いMMORPG『ファイナルファンタジーXIV(FF14)』について、ベンチマークテストを実施してみました!
なお、ベンチマークテストはいずれも1920×1080の解像度で実施しています。
品質設定 | ベンチマークスコア | 評価 |
標準(ノートPC) | 3637 | 快適 |
高品質(ノートPC) | 2321 | 普通 |
最高品質 | 1864 | 設定変更を推奨 |
さすがに高品質以上では結構カクついてしまいますが、『標準品質(ノートPC)』であればFF14をある程度快適にプレイできるという結果が出ました!
ゲーミングPCではないにもかかわらず、これだけのスコアが出るのはスゴイですね。
リムサ・ロミンサなど多人数が集まる場所では多少カクつくこともあるでしょうが、クエストやダンジョン攻略など普通にプレイする分には問題ないと思います。
テスト②:PC版『マインクラフト』の動作結果
続いて、みんな大好き『マインクラフト』(Java版)について、"バニラ状態" および "影MOD(シェーダー)導入時" におけるパフォーマンスを測ってみました!
なお、前提として描画系MODの『Optifine』を導入しています。
前提条件(主な設定値)
- バージョン:ver1.14.4
- 画面の大きさ:1920 × 1080
- 描画距離:16チャンク(標準)
- グラフィックス:描画優先
- スムースライティング:最大
バニラ状態での検証
まずは何も導入していない状態(バニラ)での動作を確認してみました。
条件 | フレームレート |
影MOD非導入時(バニラ状態) | 最大 60 fps ~ |
バニラ状態のマイクラをプレイしてみたところ、60fps前後で安定してヌルヌル動かすことが出来ました。
フレームレートが低下しがちな森林や水中でも、30~40fps以下に下がることは滅多にありませんでした。
オンボードの非ゲーミングPCでここまで安定するのは中々スゴイと思います(゚∀゚)
バニラ状態で普通にマイクラを楽しむ分には問題ないでしょう。
影MOD(シェーダー)導入時の検証
続いて、マイクラのグラフィックを格段にリアルにすることができる『影MOD(シェーダー)』を導入した状態で、検証を行ってみました。
まず最初に、最も一般的なシェーダーである『SEUS Renewed v1.0.1』を試してみます。
条件 | フレームレート |
影MOD導入時(SEUS) | 最大 4 fps ~ |
SEUSは比較的重いシェーダーであるため、安定して動作するか不安でした。
案の定、フレームレートは3~4 fpsあたりにまでダダ下がり。
カクつきが酷すぎてまともにプレイすることはできませんでした(´・ω・`)ゼンネン...
影MOD(シェーダー)導入時の検証 ※軽量版
それなら! ということで、今度は軽量版シェーダーとして有名な『KUDA - sahders』で試してみることに。
KUDA - sahdersとは?
『KUDA - sahders』とは、影MOD(シェーダー)を低スペックPCでも体験できるように開発された無料シェーダーです。
非ゲーミングPCでも影MODを使ってみたい!という方にオススメ。
- KUDA - sahders | 公式サイト
▼『KUDA-Shaders v6.5.56』導入時
条件 | フレームレート |
影MOD導入時(KUDA) | 最大 14 fps ~ |
KUDA-shadersを導入した場合は、多少なりともカクつきはするものの 10 fps以上は出すことが出来ていました。
移動することも十分可能です。
▼非ゲーミングノートPCでも、これだけのグラフィックでマイクラを楽しめる!
影MODを常時反映させつつ、友だちとマイクラを遊ぶには少しキツいかもしれませんが、『作った建築物を、ちょっと影MODを入れた状態で見てみたいな』という場合は問題なく使用できるでしょう。
New XPS 13でもゲームをプレイ可能!
ゲーミング性能の検証結果をまとめると、以下の通りです。
New XPS 13のゲーミング性能について
- 『標準品質』であれば、FF14を快適にプレイ可能。
- バニラ状態のマインクラフトを快適にプレイ可能。
- 軽量版の『影MOD(シェーダー)』であれば、マイクラに導入しても動作可能。
非ゲーミングノートPCであるにもかかわらず、これらの結果を見ると地スペックの高さが感じられますね。
以前紹介した『ALIENWARE ゲーミングノートPC』ほどの高品質ゲーミングは実現出来ないまでも、標準品質であればある程度のPCゲームを楽しむことが出来るでしょう。
仕事の息抜きにゲームをプレイしたい方にもオススメです!
仕事・プライベートの両面で活躍できる『New XPS 13 2-in-1』
今回、デルのXPS体験モニターで借りることのできた『New XPS 2-in-1(7390)』についてまとめると、以下の通りです。
New XPS 2-in-1 のまとめ
- 持ち運びに適した大きさ・重さ
- 様々な場面に対応できる装備を搭載
- 用途に応じて使い分けが可能な『2-in-1』スタイル
- カラフルで高精細なグラフィック
- 『FF14』や『マインクラフト』といったPCゲームもある程度快適にプレイ可能
上記のように、持ち運びに適した大きさ・重さでありながら、デスクトップPCにも負けないパワフルな性能を有するノートPCとなっています。
デザインもシンプルかつスタイリッシュで、外出先で机上に広げてもドヤ顔出来るでしょう(゚∀゚)
また、ノートPCだけでなくタブレットモードなど、場所・場面に合わせて様々なスタイルでPCを使い分けることが出来ます。
そして非ゲーミングノートPCでありながらも、ある程度のスペックを要求されるPCゲームでもプレイ可能なことが分かりました。
- 外出先からのリモートワークでバリバリ活躍できるノートPCが欲しい
- でもたまにはゲームや動画などのメディアをゆっくり楽しみたい
という要望を持ってPCを探している方には、是非オススメしたいノートPCです!
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