2020年7月14日(火)発売の、PC向けアクションゲーム『デス・ストランディング』(DEATH STRANDING)。
本作は、2019年11月に発売されたPS4向けタイトル『デス・ストランディング』を、PC向けに移植した作品です。
『メタルギアソリッドV』を最後にコナミを退社した小島秀夫氏が、新会社コジマプロダクションを立ち上げてから初めてリリースする完全新規タイトルとして国内外から大きな注目を集めており、斬新なコンセプトとアクション性によりPS4版の時点で高い評価を受けていました。
▼PS4版のレビュー
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『デス・ストランディング(Death Stranding)』海外のレビュースコア&評価コメントまとめ
2019年11月8日(金)発売の、PS4向けアクションアドベンチャー(ストランド)ゲーム『デス・ストランディング(Death Stranding)』。 本作は、『メタルギアソリッドV』を最後にコナミを ...
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ハード | PC |
開発元 | Kojima Productions |
価格 | 7,590円(税込) |
ジャンル | アクション, ストランディング |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2020年7月14日(火) |
このゲームについて:
「デス・ストランディング」は世界を変えた。人類は分断され、孤立した。サム・ポーター・ブリッジズは、未来への希望を手に、世界を再び繋ぐために歩きはじめる。
小島秀夫がPlayStation 4で創造する、全世界待望のかつてないゲーム体験。
主人公サム・ポーター・ブリッジズを演じるノーマン・リーダスをはじめ、マッツ・ミケルセン、レア・セドゥ、リンゼイ・ワグナーら世界的名優たちが出演する。
PC版は基本的なゲーム内容はPS4版と変わらないものの、60fpsを超えるフレームレートやワイドモニターへの映像出力等に太陽するようになり、全体的なゲーム体験が向上しています。
また、PS4版では発売後のアップデートで実装された『フォトモード』がPC版には初めから搭載されており、サムのユニークなポーズやお気に入りの風景を撮影することが出来ます。
操作性はマウス&キーボードにも最適化されており、PS4版で操作に関して不評だった点が改善されており、プレイアビリティも向上しています。
他にもPC版限定で『ハーフライフ』シリーズとのコラボアイテムが出現するなど、PS4版を既にプレイした方でも楽しむことができる作品となっています。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
Digital Chumps -本タイトルをプレイする上で最良の選択
Score:100点
PC向けにリリースされた本作では、解像度とフレームレートが向上しているほか、操作性もPC向けに最適化されているため、全体的にPS4版を超える体験が可能になっています。
感情的なストーリーは実に考察しがいがあり、ゲーム性自体にも孤独感と仲間との連携の程よいバランスを感じることのできる素晴らしい設計がなされています。
オンラインでつながることにより、自身の設置した橋や道路を使ってもらったり、困っている時に他プレイヤーの物資に助けられたりする体験は実に素晴らしいものです。
今作(PC版)は、デス・ストランディングをプレイする上で最良の選択肢であると言えるでしょう。
良かった点
- PS4版を全ての点で改善&向上
- 孤独感と仲間との連携の程よいバランス
- 雰囲気のある旅
- 感情的なストーリー
- PC向けに最適化された操作性
- 解像度とフレームレートの向上
悪かった点
- 特になし
Cubed3 -高度に洗練された中毒性のあるゲームプレイ
Score:100点
本作におけるBTの脅威・サムのスタミナ管理・BBと一緒の旅・険しい地形の踏破など、すべての点が高度に洗練されており、中毒性のあるゲームプレイを実現しています。
幻想的でどことなく不気味な雰囲気の漂う世界にプレイヤーは引き込まれ、シナリオに没入します。
PC版でリリースされたことにより解像度・フレームレートの両面で最高品質の状態で遊べることは実に嬉しいです。
これはもはやゲームではなく、高度に実現された小島秀夫のビジョンです。
良かった点
- 高度に洗練された中毒性のあるゲームプレイ
- プレイヤーを引き込むシナリオ
- 幻想的に表現された世界
- 独特な雰囲気
- 最高品質のビジュアル
悪かった点
- 特に無し
Jeuxvideo.com -ソロプレイにも関わらず人との繋がりを感じさせるシステム
Score:95点
本作はシングル専用のゲームであるにもかかわらず、他のプレイヤーと互いに繋がっているかのような体験が可能であり、皆で険しい配達ルートを開拓していくゲーム性は非常に独創的です。
ストーリー自体も魅力的で、実力のある俳優たちによって演じられることで一層説得力が増しています。
シナリオ本筋とサイドミッションとを合わせると実に膨大なコンテンツ量が用意されており、長い間この素晴らしい世界で楽しむことが可能です。
並外れた雰囲気と独特なゲーム性とを併せ持つ傑作です。
良かった点
- 並外れた雰囲気を醸し出す世界
- ソロプレイにも関わらず人との繋がりを感じさせるシステム
- 膨大なコンテンツ量
- 優れた脚本
- 洗練された楽しい配達ゲームプレイ
- 素晴らしいサウンドトラック
悪かった点
- 戦闘はあまり魅力がない
PCMag -混乱させられるストーリー
Score:70点
PC版でリリースされた本作は解像度・フレームレートの両面で大幅に向上しており、広大で作り込まれたオープンワールドを最大限楽しむことが出来ます。
初めからフォトモードが搭載されていたり、Half-Life関連の新コンテンツが追加されていたりと、既プレイヤーでも楽しめる要素が揃っています。
一方で、本作のストーリー中にはBTやBB、DOOMsなどの専門用語が非常に多く登場し、これが物語を理解するうえで混乱を招きます。
そしてよくよく考えてみるとストーリー自体はありきたりな内容であり、それを大げさに表現しているに過ぎません。
メニュー画面も相変わらず使いづらい設計となっています。
しかし、これらの点に関わらず、本作は確かにプレイする価値のある作品です。
良かった点
- 新しいHalf-Life関連のコンテンツ
- 高いフレームレート
- 向上したグラフィック
- 豊富な武器の数々
- フォトモードの追加
悪かった点
- 大げさなストーリー
- 扱いづらいメニューシステム
- 混乱する多くの専門用語
総評:PS4版を全ての点で改善&向上したPC版
総合Score:87点
GOODな点
- PS4版を全ての点で改善&向上
- 高度に洗練された中毒性のあるゲームプレイ
- PC向けに最適化された操作性
- 解像度とフレームレートの向上
- 新しいHalf-Life関連のコンテンツ
- フォトモードの追加
BADな点
- 戦闘はあまり魅力がない
- 大げさなストーリー
- 扱いづらいメニューシステム
- 混乱する多くの専門用語
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『デス・ストランディング』についての海外メディアの感想となります。
オリジナル版の素晴らしさはそのままに、ビジュアル面を大幅強化
PC版への移植作となる本作では、PS4版に比べて解像度・フレームレートの点で大幅な向上が見られ、特に遠景に関しては細部までクッキリと描画されるとのこと。
さらにPS4版ではアップデート後に実装された『フォトモード』が初めから搭載されていることにより、プレイ中の楽しみ方の幅が広がり、ゲーム体験全体を向上させることが出来ていると好評です。
個性豊かなキャラクター達によって織りなされるシナリオは重厚で、ゲーム全体を漂う不気味かつ寂し気な雰囲気も相まってプレイヤーを惹きつける独特な魅力があります。
また、新たにHalf-Life関連のコンテンツが追加された点も、関連作のファンであるレビュアーの方々は喜んでいる様子でした。
専門用語が多く混乱しがちなストーリー
一方で、本作オリジナルの専門用語が多く登場するストーリーは、耳が効きなれていないうちは混乱して頭に入ってこないと述べるレビュアーもいました。
また、BTとの戦闘自体は迫力はあるもののワンパターンであり、魅力に欠けると指摘する意見も。
確かに、小島ワールド前回の作品なので、最初から気を付けて用語・ストーリーを追っていかないと理解が追い付かなくなるかもしれませんね。
PS4版プレイ済みの方にもオススメの移植作
何はともあれ、全体的にPS4版の体験を向上させた移植作であるとして、いずれのレビュアーからも非常に高い評価を得ています。
ビジュアル面だけでなく、操作性・システム面においても数々の微調整が成されており、ゲーミング体験自体が進化した作品となっています。
PS4版を既にプレイした方も、より体験の向上したPC版『デス・ストランディング』を是非プレイしてみてはいかがでしょうか!(゚∀゚)
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