新型コロナウイルスの影響や働き方改革により、最近では決められたオフィスで仕事をするのではなく、ワーケーションなどで旅行先から仕事を行う人々が増えてきましたね!
出先で作業を行うために必要なガジェットとしてノートPCが挙げられますが、非常に多くのモデルが市場に出回っており、これから購入する方は、どの製品を選べば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
- 出来るだけ価格を抑えたい
- 持ち運びやすいサイズのものが欲しい
- 映画などを見るときにタブレットとしても使いたい
上記の点を条件に、製品を探している方も多いと思います。
そこで今回紹介するのが、2-in-1タイプのタブレットPC『CHUWI Hi10 Go』です!
▼Windows10搭載タブレット
ブランド | Chuwi |
製品名 | Hi10 Go |
OS | Windows 10 |
CPU | Intel Celeron N4500 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイサイズ | 10.1インチ |
解像度 | 1920×1200 |
対応通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth |
マイクロSDカード | 対応 |
SIMカード | 非対応 |
カメラ | 前面:2メガピクセル 背面:5メガピクセル |
本体サイズ | 141.6mm × 227.41mm × 8.5mm(長さ×幅×厚さmm) |
本体重量 | 約600グラム |
『CHUWI Hi10 Go』は、Windows10を搭載した、いわゆる "Winタブ" であり、通常のノートPCと同様に様々なPCソフトをインストールして利用することが可能です。
ディスプレイサイズは10.1インチで、解像度は フルHD(1920×1200)に対応しており、美しい映像を楽しむことが出来ます。
CPUにはIntel Celeron N4500を採用しており、RAM(メモリ)は6GBを搭載。ストレージには128GBを用意しているなど、下手なノートPCには負けない仕様(スペック)となっています。
▼コンパクトな筐体に充実したインターフェースを搭載。
さらに本製品は、別売りの『専用キーボードケース』を装着することで、ノートPCのように扱えるようになっています。
▼ノートPC・タブレット利用の両方が可能な 2-in-1タイプ。
そして何より、これだけの充実した構成にも関わらず、キーボード込みで約30,000円という非常にリーズナブルな価格となっています。
同程度のスペックのノートPCを購入した場合、約40,000円ほどかかってしまうので、かなりお得な値段設定であると言えます。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを分かりやすく紹介していきます!
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼外箱の様子。
▼タブレット本体と付属品の入った箱が収まっています。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- タブレット本体
- 充電アダプタ
- 説明書一式
- 保証カード
▼説明書は日本語にも対応しているので安心です。
タブレット本体
タブレット本体は約600グラムと非常に軽く、片手でラクラク持ち運べる大きさです。
▼背面は金属特有の光沢が見られ、高級感があります。
▼厚みは約8.5ミリほど。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないでしょう。
続いて、タブレット本体に搭載されているインターフェースについて紹介していきます。
▼本体上部には2機のスピーカー、およびマイク穴が搭載されています。
▼本体左側面には『音量調節ボタン』および『電源ボタン』が用意。
▼本体右側面には『3.5mmオーディオポート』が用意されています。
▼また、同じく右側面に『USB Type-C 3.0ポート』『USB Type-C 2.0ポート』『Micro HDMIポート』『Micro SDカードスロット』が用意されています。
カードスロットにマイクロSDカードを挿入することで、最大128GB分のストレージ増量が可能となっています。
また、Micro HDMIポートを利用して、外部ディスプレイに映像を出力することも出来ます。
▼タブレット下部。専用キーボード装着用の端子 が用意されている。
タブレット下部の端子に専用キーボードを接続することで、ノートPCのような2-in-1利用が可能となります(後述)。
専用キーボードケース
今回は『専用キーボードケース』も提供していただいたので、紹介していきます!
▼専用キーボードケースおよびタッチペン
▼タブレットでイラストを描いたり、ノートのように手を動かしてメモ書きしたい場合などにはタッチペンの使用をオススメします。
▼キーボードケースの外観。
▼上述したタブレット下部の端子と、キーボードケースの端子とを接続することで、キーボードが認識されます。
▼ケースを装着した様子。
▼キーボードは日本語配列ではないのが残念ですが、タッチパッドも付いており、ノートPCの感覚で扱うことが可能となっています。
▼ケースを装着することでディスプレイが守られるため、持ち運び時や収納時にも安心です。
▼また、ケース裏面は開閉可能となっており、スタンドとしての機能があります。
このように、タブレットとノートPCのいずれの使い方も可能なデザインとなっています!
Windowsの起動
本製品を起動すると、一般的なノートPCと同じように Windows10 が立ち上がります。
▼もちろん、キーボードなしのタブレット状態でもWin10を利用可能。
キーボードのタッチパッドを使った操作だけでなく、画面タッチでの操作もスムーズに行うことが出来ます。
▼デバイスの仕様詳細
▼ストレージは初期状態で約90GBの空き容量がありました。
▼ディスプレイ解像度は1920×1200(フルHD)まで対応。
実際に使用した感想
それでは、本製品を実際に使用した感想について紹介していきます!
ウェブブラウジングから動画視聴まで、大抵の動作は快適
まず本製品を用いて、ウェブサイトの閲覧から動画視聴まで、一般的なパフォーマンスを確認してみました。
まずブラウザアプリからいくつかのウェブサイトを訪問してみましたが、いたって快適に閲覧することが可能でした。
▼画像多めのサイトでもスムーズに読み込まれる。
スクリプトを多用したサイトでも、スクロール時にカクつくことはありませんでした。
大抵のウェブサイトは問題なく閲覧できるでしょう。
続いて、YouTubeなどの動画サイトを閲覧した場合についても確認。
コチラの場合も、大抵の動画はスムーズに再生することが出来ました。
▼フルHD解像度で美しい映像を楽しむことが可能。
最高画質設定(フルHD以上)にすると、途中で読み込みが止まることも稀にありましたが、そこまでストレスに感じるレベルではありません。個人的には問題なく動画を楽しむことが出来ました。
純粋にウェブサイト閲覧や動画視聴目的でタブレットPCを探している場合には、パフォーマンスの点で不満に感じることはないと思います。
Officeソフトなども快適操作
Microsoft Officeなど、仕事で利用する機会の多いソフトウェアをインストールして使用してみました。
コチラに関しても、表計算やテキスト編集などを快適に行うことが出来ました。
処理落ちやフリーズといった現象もみられず、6GBのRAMが頑張ってくれていると感じました。
外出先でもデータ作業を行いたい場合にもうってつけです。
キーボード&タッチパッドの操作性は良好
専用キーボードのキー&タッチパッドの操作性は良好です。
本記事も実際に『CHUWI Hi10 Go』を使用して執筆していますが、英語⇔日本語変換の不便さを除けば、特にストレスに感じる部分はありませんでした。
▼日本語配列に対応していればもっと良かったのに...。
▼タッチパッドの反応性も良い。
ただし、"数字キー" が他のキーに比べて小さく、私のように大きめの指のユーザーはミスタッチを起こしやすいように感じました。
発色は若干薄め
ただし、ディスプレイの発色(色温度)が若干薄めであると感じました。
▼ディスプレイを直撮りした様子。
画像では少々分かりづらいですが、映像自体はキレイなものの、発色が弱く、全体的に少々色あせているように感じました。
タブレットの使用に支障をきたすレベルではありませんが、普段から高解像度のハイエンド端末を使い慣れている方にとっては、多少違和感を感じるかもしれません。
立体感は無いが、音質は良好
上述したように、本製品は上部に2つのスピーカー(デュアルスピーカー)を内蔵しています。
音楽などを再生してみましたが、スピーカー音質自体は良好であり、中~高音域に関してはクリアなサウンドを楽しむことが出来ました。
ボーカル音や映画のセリフなども聞き取りやすいため、サウンドにそこまでこだわりを求めない方にと手は十分満足できるレベルだと感じました。
ただし、低音域に関してはほとんど響きません。また、あくまでデュアルスピーカーのため、音に立体感はありません。
実用的なカメラ性能
上述した通り、本製品は前部・後部にそれぞれカメラを内蔵しています。
まず前部カメラに関して。相変わらず発色の薄さが気になりましたが、画質自体は良好であり、激しく動いても残像などは発生しませんでした。
▼マイクも内蔵されているため、ウェブ会議やオンライン授業などにも十分に活用できます。
続いて背面カメラについて。
背面カメラを使って遠景・近景の両方を撮影してみましたが、下画像の通り、中々明瞭に撮影することが出来ていました。
▼発色も肉眼で見た場合に近い。
リモートワークやウェブ会議、オンライン授業だけでなく、風景撮影にも対応できる実用的なカメラ性能となっています。
ゲーム目的には向かない
ゲームプレイ時のパフォーマンス(ゲーミング性能)についても確認してみました。
▼PC(Java)版の『マインクラフト』をインストールしてプレイ。
画質設定などは "通常" レベルに設定して、ワールドに入ってみました。
結果的に、常時10fps以下という惨憺たるパフォーマンスに...(´・ω・`)
起動中はカクつきまくって、とてもじゃありませんが快適にプレイすることは出来ませんでした。
さすがに本製品は、PCゲームのプレイには適していないと言えるでしょう。
専用キーボードが外れやすい
最後に1つ気になった点が...。専用キーボードが外れやすいです。
▼タブレット本体を持ち上げただけで、キーボードが簡単に離脱してしまう。
タブレット使用 ⇔ PC使用の切り替えがスピーディに行えるというメリットはあるかもしれませんが、持ち上げるだけで外れてしまうため、常にキーボードごと支えたまま移動する必要があるので、気を使います。
タブレット本体とキーボードの吸着性は、もう少し強めにした方が良いのではないでしょうか。
外出先で軽作業を行うにはうってつけのタブレットPC
【個人的な評価】
- 性能:(☆3.5)
- デザイン:(☆4)
- 扱いやすさ:(☆3.5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆3.5)
今回紹介した『CHUWI Hi10 Go』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- リーズナブルな価格
- 大抵の作業は快適にこなせる
- 専用キーボードの装着で2-in-1使用が可能
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- ウェブ会議やオンライン授業にも活用できるカメラ性能
- 音質もまあまあ良好
悪かった点
- ディスプレイの発色が薄め
- 専用キーボードが外れやすい
- キーボードが日本語配列ではない
- ゲームプレイには向かない
上記の通り、約3万円という価格に対して、大抵の作業を快適にこなせるだけの性能を擁する、コスパに優れたタブレットPCとなっています。
さすがにPCゲームを遊べるだけの性能はありませんが、ウェブブラウジングや動画視聴、作業用ソフトウェアの操作などは快適に行うことが可能です。
またカメラも実用的な性能となっており、ウェブ会議やオンライン授業といった用途にも十分に活用できます。
軽量さ・コンパクトさの面からも、外出先で軽作業を行いたい方にはオススメの製品であると言えます。
本製品を購入する場合は、ぜひ『専用キーボードケース』も一緒に購入しましょう!
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