新型コロナウイルスの影響により、最近では職場に出向かず、自宅やサテライトオフィスで仕事を行う "リモートワーク" という形態が一般化しつつありますね!また、インターネットを介して授業を行う "オンライン授業" も盛んに行われるようになりました。
リモートワークをこなしたり、オンライン授業に参加するために必要なツールとして『ノートパソコン(ノートPC)』が挙げられます。最近では需要の高まりに伴い、非常に多くのモデルがリリースされています。
しかし、これから新しくノートPCを購入する方にとって、選択肢が多すぎてどの製品を選べば良いのか迷う!という悩みも生じると思います。
そこで今回は、非常にリーズナブルな価格に対して実用性の高いスペックを誇る、オススメの高コスパノートPC『CHUWI HeroBook Pro』について紹介したいと思います!
▼Win10搭載の軽量&薄型ノートPC
ブランド | CHUWI |
シリーズ | 2021 gemibook |
本体サイズ | 289×219×17.75mm |
本体重量 | 1.29kg |
ディスプレイサイズ | 14.1インチ |
解像度 | 1920×1080(1080p Full HD Pixels) |
RAM(メモリ) | 8GB |
CPU | Intel Celeron Celeron J4125 4コアプロセッサー |
OS | Windows10 |
ストレージ | 256GB SSD |
カメラ | 100万画素フロントカメラ |
対応通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth |
今回紹介する『CHUWI HeroBook Pro』は...
- 持ち運びやすいサイズ&軽さ
- ウェブサイト閲覧や動画視聴、資料作成まで快適に行える性能
- お手頃価格(3万円台)
という3点を満たした、非常にオススメ度の高いノートPCです。
CPUには Intel Celeron Celeron J4125 4コアプロセッサー を採用しており、RAM(メモリ)は8GBを搭載。大抵の動作をスムーズにこなすことが出来ます。
ディスプレイの解像度は1080p(1920×1080)に対応しており、14.1インチの大きめな画面で美しい映像を楽しむことができます。
▼公式が掲載している画像では "2160×1440(2K)" となっていますが、正しくは1920×1080です。
そしてストレージには256GBのSSDが採用されており、OSもSSDにインストールされているため、瞬時にPCを起動することが出来ます。
▼本体側面には充実したインターフェースも搭載。
そして何より、本製品の重量は約1.29kg、厚みは約1.7cm(ディスプレイを閉じた状態)となっており、持ち運びには実に適したコンパクトなサイズとなっています。
価格も3万円台と手の出しやすい設定であり、初めて購入するノートPCを探している方には是非オススメしたいモデルです!
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などを分かりやすくレビューしていきます。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していきます。
▼製品外箱の様子。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- ノートPC本体
- 電源アダプター(日本仕様、38Wh/7.6V、DC3.5mm)
- 日本語/英語取扱説明書
- 保証カード(1年)
▼説明書は日本語にも対応しているので、初めて扱う方でも安心です。
ノートPC本体デザイン
▼本体はシンプルかつスタイリッシュなデザインであり、質感的にも手触り的にも高級感があります。
▼裏面の様子。四隅にはゴム製の滑り止めが施されています。
▼本体重量は約1.29kgと非常に軽く、片手でラクラク持ち上げられます。
▼横から見た様子。閉じた状態での厚みは(最も厚い部分で)約1.7cmほどであり、カバンやリュックなどに入れて持ち運んでも邪魔にならないコンパクトさとなっています。
▼ディスプレイを開いた様子。
▼ベゼル幅(画面縁の幅)は、DellのXPSシリーズなどと比べると若干太めですが、映像視聴にあたりそこまで気になるほどではありません。
▼ディスプレイ中央上部には、100万画素のフロントカメラが内蔵。ウェブ会議やオンライン授業の際に役立つでしょう。
▼キーボードは日本語配列に対応しており、普段使い慣れたキーボードと同様の感覚でタイプすることが出来ます。
▼上部には充実したファンクションキーが用意。
▼エンターキーの右側には "PageUp" や "PageDown" などのキーが用意されています。
▼キー1つ1つも大きめであり、キチンとした押し込み感もあるため、ミスタイプしづらいです。
▼本体を側面から見た様子。ディスプレイ部は非常に薄くてスタイリッシュな印象を受けます。
▼ディスプレイの可動域は0~145度ほど。
このように、見た目(デザイン)自体は洗練されており、外出先にて人目のある場所で広げても恥ずかしくはありません。
搭載インターフェース
続いて、搭載インターフェースについて紹介していきます。
▼本体左側面。『USB Type-Cポート』『電源ポート』『mini HDMIポート』が用意。
▼本体右側面。『USB Type-Cポート』『3.5mmオーディオポート』『マイクロSDカードスロット』が用意。
mini HDMIポートが搭載されているため、外部への映像出力が可能である点は嬉しいです。
一方で、USBポートが計2つしか用意されておらず、拡張性や利便性を考えるともう少し増やしてほしかったところ。
もし多数台の外部機器を有線接続したい場合は、USBハブを別途購入すると良いでしょう。
実際に使用した感想
それでは、実際に『CHUWI HeroBook Pro』を使用した感想について紹介していきます。
なお、初起動時におけるノートPCの状態は以下の通り。
▼デバイスの仕様表
▼ストレージは初期状態で約209GBまで使用可能でした。
▼解像度は1920×1080まで選択可能です。
▼なお、初起動時に動作が不安定に感じる場合は、『設定』の『Windows Update』より全ての更新プログラムをインストールしましょう。
非常に軽い
まず本製品を使用して最初に感じたのは、非常に軽いという点です。
▼片手でラクラク持ち上げられます。
14.1インチという比較的大きめの画面を搭載した筐体に対して、本体重量がここまで抑えられているのは驚きです。
PC利用中にちょっと作業場所を変更したり、ノートPCを持ったまま作業を行う際にもあまりストレスを感じないでしょう!
バッテリーの持続時間は良好
本製品はタスクバーより、電源のパフォーマンスを切り替えることが出来ます。
▼ "高パフォーマンス" に設定した場合。約4時間半の持続が可能です。
▼ "バッテリー節約機能" に設定した場合。約7時間強の持続が可能です。
実際に "バッテリー節約機能" に設定した状態で長時間利用し続けてみたところ、約7時間ほどは充電無しでバッテリーが持続しました。
節約状態にしても、本体パフォーマンスにこれといった影響は見られませんでした。
外出先で長時間の使用を前提にノートPCを探している方には、うってつけのモデルだと言えます。
大抵の作業を快適にこなせる性能
ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なPC用途におけるパフォーマンスを確認してみました。
まずはウェブサイト閲覧時について。
使用環境の回線速度によって速度は左右されますが、今回のレビュー時では、どのサイトを閲覧した場合でもスムーズにページが表示されました。
▼画像多めのサイトでもカクついたり、読込遅延が発生することもありません。
ページスクロール時にラグが発生することもなく、ストレスのないウェブサイト閲覧が可能でした。
続いて、YouTubeやネットフリックスなどで動画を視聴してみました。
この場合も、スムーズに動画を再生することが出来ました。
▼再生中に動画がストップしたり、ラグったりすることもなく、安定した再生が可能。
▼ディスプレイを直撮りした様子。発色は良好で、カラフルな映像を楽しむことが出来ます。
動画視聴目的でノートPCを購入した場合でも、満足度の高い体験が可能となっています。
また、エクセル(Excel)など作業用ソフトウェアも使用してみました。
大量のデータや文字を扱う場合でも動作が止まったり重くなったりすることもなく、いたって快適な作業が可能です。
リモートワーク用のノートPCとしても、十分に活躍してくれるでしょう!
低音には弱いが、クリアで高音質なサウンド
音質を確認するため、実際に様々な音楽を再生してみました。
▼本製品は、本体中央部の隙間にスピーカーが搭載されています。
率直に言って、この価格帯に対して非常に良い音質を実現できていると感じました。
低音に関してはあまり響かず、EDMなどのズンズンとクる音楽は迫力に欠けます。
しかし、中~高音域に関しては実にクリアに響きます。
ノートPCの中には、スピーカー性能をケチったせいで音質が悪いモデルが多々あります。一方で本製品は、低価格PCであるにもかかわらず高品質なスピーカーを搭載するモデルとなっていました。
音楽はもちろん、映画やアニメなどを楽しむには十分な音質であると思います。
カメラ性能はそこそこ、ただし残像が発生...
フロントカメラを用いて、会議アプリ『Google Meets』を使用してみました。
▼実際に使用している様子。
画質自体はある程度クリアで、ヒトの表情から輪郭にいたるまで、相手側に明瞭に伝えることが可能でした。
しかし、カメラの前で素早く動くと結構な残像が発生します。ウェブ会議やオンライン授業に支障をきたすレベルではありませんが、低価格帯のスマホやタブレットと比較してもワンランク質の落ちるカメラ性能となっています。
それでも、ウェブ会議やオンライン授業時に使用するには十分な性能であるため、安心して利用してください。
ゲーミング用途はキツい
最後に本製品を用いて、ゲームを遊んでみた時のパフォーマンスを確認してみました。
▼今回はテストとして、PC版(Java版)マインクラフトをプレイ。
率直に言って、本製品はゲーミングには向かないと言えます。
そもそもグラフィックがオンボードであるため、3Dゲームの描画処理性能は低いです。
▼各種設定を最低に落とした場合でも、最高で4fpsほどしか出ず、常時カクついてまともにプレイできませんでした。
非常に軽めのブラウザアプリ(ゲーム)であればギリギリ遊べるかもしれませんが、それでも最低限のパフォーマンスであることを前提に考えた方が良いです。
リモートワークやオンライン授業用にはうってつけ!高コスパな格安ノートPC
- 性能:(☆4)
- デザイン:(☆4.5)
- 扱いやすさ:(☆5)
- 価格(コスパ):(☆4.5)
- 総合評価:(☆4.5)
今回紹介した『CHUWI HeroBook Pro』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- コンパクトかつ軽量で、持ち運びに適したデザイン
- 実用的な性能に対してリーズナブルな価格
- ウェブサイト閲覧や動画視聴など、大抵の作業を快適にこなせる
- フルHD対応の美しいディスプレイ
- 高品質サウンド
- バッテリーの持ちが良い(最大7~8時間ほど)
悪かった点
- USBポートが少ない(2つのみ)
- フロントカメラ性能はそこそこ(残像が顕著に発生)
以上の通り、3万円台というリーズナブルな価格に対して、実用的な性能を擁した、高コストパフォーマンなノートPCとなっています。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、Officeなど各種作業用ソフトで快適に作業できる十分なスペックです。ゲーミング用途には向かないものの、大抵の作業をスムーズにこなすことが出来ます。
またスピーカーの品質が良く、中~高音域に関してはとてもクリアなサウンドを楽しむことが可能です。
一方で、上述した通りUSBポートが2つしか用意されていないため、本製品と一緒にUSBポート拡張ハブを購入すると良いかもしれません。
何はともあれ、新しい働き方・学び方に対応するために、出来るだけコストを抑えつつ実用的なノートPCを探している方には、まさにうってつけの一品となっています!
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