2022年12月15日(木)発売の、PS5, XSX|S, PC向けアクションアドベンチャーゲーム『BLACKTAIL』(ブラックテイル)。
本作は、スラブ民話の1つ,バーバ・ヤーガの魔女伝説にスポットライトを当てた、一人称視点のアクションアドベンチャーゲームです。
魔女像の起源の1つとも呼べるバーバ・ヤーガのダークファンタジーを、美しいグラフィックスで表現した作品となっています。
ハード | PS5, XSX|S, PC |
開発元 | The Parasight |
価格 | 3,850円(税込 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
リリース日 | 2022年12月15日(木) |
このゲームについて:
森の守護者になるも恐ろしい悪夢そのものになるも自由。鮮やかなおとぎ話の世界で弓矢や魔法を駆使した激しい戦闘、ダークな物語が楽しめる唯一無二の作品、BLACKTAILでバーバ・ヤーガの伝説を生み出し、その起源としての道を歩もう。
プレイヤーは、魔女であることを非難され、中世スラブの居住地を追放されたヤーガとしてプレイすることになる。過去の記憶が彷徨う不快な精霊となって戻る時、自身の謎を解き明かすべく奴らを狩らなければならない。
- BLACKTAILの倫理システムを使いその大地と住民の運命を決め、決断が自身の能力に与える影響を目のあたりにしよう。
- 逃げ回る精霊を頼れる弓とガントレットで追い詰め、白熱のボスに挑め。
- 弓矢やポーションを作成して狩りに出かけ、不吉な森で生き抜くための資源を集めよう。
- 隠された財宝を見つけ出し、周囲の環境や歴史を学ぼう。
- 失われた設計図を集めたり万能薬を作成して、アビリティを強化し、プレイスタイルに磨きをかけよう。
本作では、特殊能力を持つ魔女であるため居住地を追われ、魔物達が巣食う原始林の中に逃げ込んだ16歳の少女「ヤーガ」の物語が描かれます。
数々の特殊能力を駆使し、精霊として襲ってくる過去の記憶と戦い、自分の未来を決めていきます。
弓やガントレットを駆使した激しい一人称視点の戦いを楽しめるほか、設計図を集めたり、隠された財宝を見つけ出したり、薬を調合してアビリティを強化するなど、自分好みのプレイスタイルで楽しむことが出来ます。
そんな本作について、海外メディアはどのようにレビューしているのでしょうか?
現時点で出ている海外メディアのレビュー点数(メタスコア)と、評価コメントを抜粋して紹介していきたいと思います!
※可能な限りネタバレを避けた内容を紹介しています。
海外メディアの評価スコア&レビューコメント
DualShockers -心に残る美しい感動的な作品
Score:98点
本作は、その魅力的な世界観を少しずつ解きほぐして楽しむゲームです。見事な演出で描かれる物語は、クリア後にも心に残る内容であり、最初から最後まで夢中になることが出来ました。
登場する敵の種類は驚くほど多様性があり、弓やダッシュ、薬の調合などを駆使してそれらの脅威に立ち向かう体験も実に楽しいです。
神々しいカットシーンの数々も見栄えが良く、サウンドトラックは作中の雰囲気を盛り上げてくれます。
一見するとシンプルなアクションアドベンチャーのようですが、一度プレイすると非常に奥深い作品であることに気が付くでしょう。
良かった点
- 魅力的な世界観
- 心に残る物語
- 多様性のある敵
- 様々なプレイスタイルを楽しめる
- 素晴らしいサウンドトラック
悪かった点
- 特に無し
Wccftech -スラヴ神話に基づいた、非常に魅力的な世界観
Score:87点
スラヴ神話に基づいてデザインされた本作の世界観は非常に魅力的で、意図してダークな雰囲気に設計されたこの世界の雰囲気には間違いなく魅了されることでしょう。
ワールドデザインは細部まで凝っており、決して広くはないものの、いたるところに隠し要素が用意されているため、探索するのがとても楽しかったです。
悪の道か善の道かをたどるよう求められるなど、プレイヤーに選択が託される部分もあり、没入感も高いです。
とにかく世界観だけでも面白いゲームであり、居心地の悪いダークファンタジーな雰囲気が逆にクセになる作品となっています。
良かった点
- 魅力的な世界観の設定
- 夢中になれる探検
- ユニークで見栄えの良いビジュアル
- 多くの探索要素が用意
悪かった点
- 戦闘バランスが悪い
- 矢をいちいちクラフトするのがメンドクサイ
God is a Geek -雄大で不気味で危険な世界を探検
Score:80点
本作は、雄大で不気味で危険な世界を探検できる作品です。ワールド上には巨大なスイレンの葉で飾られたきらめく川から、巨大な骨格のウサギの像が存在する沼地まで、実にユニークなデザインのロケーションが用意されています。
ディテールも細部まで凝っているため、隅々まで探検して不気味な風景を見ているだけでも楽しめます。
敵と戦うだけでなく、肉を求めて鹿を狩ったり、花を摘んだり試薬を収穫してレベルアップしたり、リソースを集めて矢や解毒剤を調合するなど、ちょっとしたサバイバル要素も用意されています。
そして何より、善い行動・悪い行動をとることによって変化する "道徳メーター" という独特なシステムが用意されており、ゲームプレイ全体に影響を及ぼします。
普通のアクションアドベンチャーとは一味違う冒険を楽しめる、楽しく魅力的な作品です。
良かった点
- 見栄えの良いビジュアルデザイン
- 惹き込まれる物語
- 独創的なゲームシステム(道徳要素)
悪かった点
- 戦闘はイライラすることがある(ボス戦で難易度が急上昇)
- ゲームシステムに関して説明不足な点がある
Shacknews -実にオリジナリティに富んだ作品
Score:80点
スラヴの民間伝承に基づいた、創造的で独創的な素晴らしい世界観、シュルレアリスムの物語、夢のようなアートスタイル、そして独特なアーチェリーベースのゲームプレイなど、実にオリジナリティに富んだ作品となっています。
一人称視点でのクラフトとアーチェリー型シューティングに重点を置いたゲームプレイは珍しいものであり、新鮮な気分でプレイできました。
セミオープンワールドとして構築されたステージは見栄えが良く、いたるところに興味深いデザインの光景が見られるため、探検・探索がとても楽しい体験となります。
ストレートにクリアを目指すだけであれば15時間ほどですが、探索やサイドクエストなどの要素をこなしていると、軽く25時間は超えるコンテンツボリュームを含んでいます。
細かな点で不満に感じる部分もありましたが、間違いなく独特な魅力をもったダークファンタジー作品となっています。
良かった点
- スラヴの民間伝承に基づいた、創造的で独創的な、素晴らしい世界観
- 魅力的なデザインのセミオープンワールド
- ミステリアスなサイドキャラクター達
- 楽しい探索・探検
- 弓を用いた独特なゲームプレイ
- 満足度の高いコンテンツボリューム
悪かった点
- 道徳システムは洗練に欠ける
- アイテム管理システムが不出来
Eurogamer Poland -反復的で単純なゲームプレイ
Score:60点
本作の強みは、独特の世界観と面白いストーリーにあります。ワールドデザインは実に見事であり、魔法の森の雰囲気には惹き込まれました。
しかし一方で、ゲームプレイ自体は単純です。基本的に、助けを求めるクリーチャーに出合う⇒ステージを攻略してボス戦に挑む⇒2Dシーケンスを開始する の繰り返しであるため変化に乏しく、徐々に反復感が強くなっていきます。
そしてエラーやバグなど、技術的な問題も散見されます。例えば遭遇した敵キャラクターが地面に吸い込まれるように消えてしまい、サブクエストや本編の進行に影響を及ぼすこともありました。
エラーやバグが無く、反復感を薄める要素さえあれば、間違いなくより良い作品となったでしょう。
良かった点
- 独特の世界観と面白いストーリー
- 惹き込まれる魔法の森の雰囲気
- 独特な2Dシーケンスが用意
悪かった点
- 反復的で単純なゲームプレイ
- エラーやバグが散見される
総評:スラヴ神話に基づいた非常に魅力的なデザインの世界を冒険
総合Score:80点
GOODな点
- スラヴの民間伝承に基づいた、創造的で独創的な、素晴らしい世界観
- 楽しい探索・探検
- 弓を用いた独特なゲームプレイ
- 優れたステージデザイン
- 満足度の高いコンテンツボリューム
- 独創的なゲームシステム(道徳要素)
BADな点
- 反復的で単純なゲームプレイ
- エラーやバグが散見される
- 戦闘はイライラすることがある(ボス戦で難易度が急上昇)
- ゲームシステムに関して説明不足な点がある
- 矢をいちいちクラフトするのがメンドクサイ
※『総合スコア』は、本記事で紹介している以外にも、現時点でレビューを出している全ての海外メディアのスコアを集計して算出されているスコアです。
以上が、『BLACKTAIL』についての海外メディアの感想となります。
不気味で不思議な世界を冒険
本作の強みは、独特の世界観と面白いストーリーにあります。ワールドデザインは実に見事であり、細部まで凝っているため探検・散策がとても楽しい体験であるとのこと。
スラヴ神話に基づいて構成されたストーリーも惹き込まれる内容となっており、雰囲気を盛り上げるサウンドトラックと素晴らしいビジュアルのおかで、最後まで高い没入感を保ったまま楽しめるようです。
登場する敵の種類は驚くほど多様性があり、弓やダッシュ、薬の調合などを駆使してそれらの脅威に立ち向かう体験も実に楽しいです。
善悪の判断を求められる 独特な "道徳システム" も用意されており、一見するとシンプルなアクションアドベンチャーのようですが、実際にプレイすると非常に奥深い作品であることに気が付くでしょう。
エラーやバグが散見される
一方で、敵が地面に吸い込まれるバグや、進行が不能になるエラーなどの技術的不具合が散見されるとのこと。
また、ゲームプレイは基本的に単調であり、プレイしているうちに繰り返し感が強くなっていくという意見もありました。
他には、いちいち矢をクラフトする作業がメンドクサイという指摘も見受けられました。
スラヴの民間伝承に基づいた、創造的で独創的な、素晴らしい世界観
いずれにせよ、多くのレビュアーが『スラヴの民間伝承に基づいた、創造的で独創的な、素晴らしい世界観』を堪能できる作品であるとして、高い評価を付けていました。
とにかく世界観だけでも面白いゲームであり、居心地の悪いダークファンタジーな雰囲気が逆にクセになる作品となっています。
敵と戦うだけでなく、肉を求めて鹿を狩ったり、花を摘んだり試薬を収穫してレベルアップしたり、リソースを集めて矢や解毒剤を調合するなど、ちょっとしたサバイバル要素も用意されています。
ダークファンタジーな世界観が好みの方はもちろん、純粋にアクションアドベンチャー好きの方にも、是非プレイしてほしい作品です!
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