最近のイヤホンはBlutooth接続への対応はもちろん、通話にも対応しているものが主流となっています。
楽曲を聴くだけでなく、ウェブ会議やゲームのボイスチャットなど、通話にも便利なイヤホンが人気となってきています。
また、主にゲームや映像視聴を目的としている方の中には、安価で迫力のあるサウンドが出力できるモデルを求めている人も多いのではないでしょうか。
本格的なゲーミングを楽しみたい場合には、レイテンシー(遅延)も重要な要素ですよね!
そこで今回は、わずか38msの超低遅延を実現する、高コスパな完全ワイヤレス対応ゲーミングイヤホン『EKSA GT1』を紹介していきます!
製品名 | EKSA GT1 |
Bluetoothバージョン | V5.0 |
カラー | 黒 |
レイテンシー(遅延) | 38ms(ゲームモードの場合) |
対応コーデック | AAC&SBC |
スピーカーサイズ | Φ10mm |
通信距離 | ≧10m |
インピーダンス | 32Ω±10% |
感度 | 101dB±3dB |
充電ケースバッテリー容量 | 500mAh |
イヤホンバッテリー容量 | 50mAh |
再生時間 | 6時間(付属の充電ケースを用いることにより最大36時間の使用が可能) |
充電時間 | 1.5時間 |
防水性能 | IPX4 |
今回紹介する『EKSA GT1』は、5000円前後という安価な価格帯で、迫力あるクリアなサウンドが楽しめるゲーミングイヤホンです。
わずか38msの超短レイテンシー(遅延)により、サウンドの遅延を最小限に抑えてデバイスと高度に同期されるため、動画や音楽の臨場感あふれる体験を楽しめるだけでなく、反応性を求められるゲームを優位に進めることが可能となっています。
▼ "ゲームモード"と "音楽モード" の2種類の試聴モードがあり、タップ操作で簡単に切り替えることができます。
▼ゲームモードでは、38msという超低遅延で音声を楽しむことができます。(参考:AirPods Proのレイテンシーは144ms)
▼イヤホンのタップ操作により簡単に動作を切り替えることができます。
▼イヤホン単独で最長6時間再生 ケースからの充電を行うことで最大三十六時間再生可能な大容量バッテリーを使用しています。
そしてIPX4等級の防水性能も擁しており、汗などの軽い水滴が付着するくらいで壊れることはありません。
この充実したスペックにもかかわらず、5,000円前後のリーズナブルな価格となっており、完全ワイヤレスイヤホンを探している方にはオススメの高コスパモデルとなっています。
今回、開発元より本製品を提供して頂いたので、実際に使用した感想を元に良かった点・悪かった点などをレビューしていきます!
本体外観および付属品
本製品の外観および付属品等について紹介していきます。
▼紫と黒のイメージが印象的なパッケージです。パッケージは英語表記のみです。
▼2重になっているパッケージをずらすと製品箱が現れます。
▼箱を開くと逆三角形型の本体が出てきます。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧
- 充電ケース
- イヤホン(左右)
- イヤーチップ(大、小)
- USB Type-Cケーブル
▼完全日本語のマニュアルが同梱されており、設定は安心です。
イヤホン本体の外観
▼ケースを開けるとイヤホンがスッポリ収まっています。
▼デザインは黒を基調としたフォルムとなっています。中サイズのイヤーチップがついています。
▼イヤホンを取った場合のケースの様子です。マグネットが入っているようでイヤホンを近づけると磁力で吸着され充電が開始されます。
▼マグネットにより、逆さにしてもイヤホンが落ちません。
▼充電中はケースのランプが光り、充電状態を知らせてくれます。
▼Airpods Pro(画像右)のケースと並べてみるとこんな感じです。ケースは厚みがありますが、持ち運びは十分可能なサイズでしょう。
ペアリング方法(初回起動時)
本製品を接続する手順はいたって簡単です。
付属のマニュアルにも図解されているので手順に迷うことはないでしょう。
ペアリング手順
- 本体を充電ケースに収納します。
- ケース蓋を閉めます。
- 再びイヤホンをケースから取り出すことで左右のイヤホンが接続されます。
- この状態でBluetooth端末をオン、「EKSA GT1」を選択します。
- 接続済みとなればペアリングが完了します。
※私が上記の方法で接続を試みたところ、Bluetooth接続はできたのですが、片側からしか音が出ないという問題が発生しました。この不具合は頻発するようで商品ページに以下の解消方法が記載されていました。
ご注意:イヤホンの片側から音が出ない問題について、まずイヤホンを充電ケースから出した状態をご確認ください。音の出ない側のインジケータが急速点滅状態になっている場合は、イヤホン間のペアリングがなくなっていると判断しています。具体的な解決方法は以下の通りです。
- 電源オンの状態で、左右イヤホンのタッチエリアを5秒押し続けて、電源オフになります。
- 手を離せて、もう一回左右イヤホンのタッチエリアを10秒ぐらいを押し続けます。(左右イヤホンインジケータが点灯後、急速に点滅するまで手を放さないでください。)
- 注意:最初の点滅は、電源オンになるので、手放さないでください。(5秒ぐらい)
- この時、イヤホンのリセットが完了します。
- 左右イヤホンを充電ケースに入れた後、蓋を閉めてください。
- GT1イヤホンをもう一度出してください。左右イヤホンをお互いに接続します。
- ペアリングが完了。
一度ペアリングを完了すれば、以降はイヤホン起動時に自動で接続されます。
低音重視の迫力あるサウンド
実際に本製品を装着して、さまざまな音楽や動画を試聴してみました。
第一印象として低音を重視したイヤホンと感じました。EDM等と相性が良いです。低音がブーストされて流れます。
FPSなどのゲーミングデバイスとしてブランドイメージされているためだと思われます。
音質は実にクリアで、この価格帯ならば大変満足できるものでした。
また、イヤホンを2秒間長押し続けて "ゲームモード" と" 音楽モード" を切り替えることで、用途に応じて最適な音質を楽しむことが出来ました。
モードの違い
- ゲームモード:38msの超低遅延を実現するモード。シューティングゲームなど、低遅延性を求められるコンテンツにオススメ
- 音楽モード:通常の再生モード。主に映像や音楽視聴時にオススメ
試しにゲームモードでPCゲームをプレイしてみました。
体感的にはほとんど遅延が感じられず、ゲーム内サウンドに対して即座に反応することが出来ます。シューティングゲームなど、音で相手の位置や行動を把握する必要のあるゲームでは、特に有利に立ち回ることが出来るでしょう。
一方、少し気になった点としては、曲によって低音がブーストされすぎて籠ったような音になる場合もありました。
着け心地が良く、抜け落ちづらいフィット感
本製品は耳にフィット使用する仕様となっており、実際に3~4時間ほど装着し続けても耳が全く痛くなりませんでした。
▼大・小の2種類のイヤーチップが付属しているため、耳の大きさに合わせて柔軟に対応できます。
激しく動いてもズレたち落ちることは無かったため、ゲーミングだけでなく、ランニングなどのアクティビティ時のイヤホンとしても利用できるでしょう。
タッチ操作の反応性は良好
タッチ操作の反応性も良好でした。
イヤホンを耳に装着したまま軽く触れるだけで、ゲームモードと音楽モードの切り替えや、再生/停止、着信の応答/拒否といった様々な操作を行うことが可能です。
いちいちデバイス自体を見ずとも各種操作を行えるため、サウンドに集中することが出来ます。
▼タッチの間隔や回数に応じて、多彩な操作が可能。
ただし、物理的なボタンではないため、タッチ操作時の感触がなく、キチンとタッチ操作できているかどうか分かりづらい点が若干気になりました。
ゲーミングに適した高コスパな完全ワイヤレスイヤホン
今回紹介した『EKSA GT1』の特徴をまとめると、以下の通りです。
良かった点
- スタイリッシュなデザイン
- 長時間使用に耐えうるバッテリー
- 安価でコストパフォーマンスが高い
- クリアで低音の強いサウンド
- 耳へのフィット性が高い
- タップ操作の反応が良い
悪かった点
- 最初のペアリングで問題が起きることがある
- 曲によって低音が強すぎて音がこもって聞こえることがある
- 物理的なボタン(押し心地のあるもの)が欲しいと感じた
以上の通り、リーズナブルな価格に対して、機能・デザイン・サウンド品質のいずれにおいても優れたイヤホンとなっています。
低音の迫力があり、中~高音域の音も含め、全体的にクリアなサウンドを楽しむことが可能でした。
フィット感は良好で、長時間装着し続けても不快に感じることはありませんでした。
バッテリーの持ちも良好で、付属の充電ケースと一緒に持ち運ぶことで最大36時間の使用が可能です。
そして何より、ゲームモードではわずか38msの超低遅延でサウンドを楽しめるため、反応性を求められるゲームなどで他プレイヤーより優位に立ち回ることに役立でしょう。
5千円前後の価格帯で実用的なゲーミングイヤホンを探している方には、是非オススメしたい一品です!
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