みなさんこんにちは!先日無事『第2級小型船舶操縦士免許』を取得することができた ふかふか です!
1ヶ月前にふとボートに乗りたくなり、当日に速攻講座を申し込んだふかふかです(゚∀゚) 休日何もすることがなくて暇だな~と思ってスマホをいじっていたら偶然下の画像を見つけ…『今年の夏はこれやな(確信)』と、何の理由もなく思い立ったのがきっかけ。
▼超たのしそうじゃないですか?ウェイクボードやりたい(´∀`)
ということで思い立ったが吉日、早速小型船舶免許の受験について調べてみました。
すると、ボート免許を取るのに一番人気な教室は、ヤマハ発動機が運営する『ヤマハボート免許教室』だそう。受講料については他の教室よりもちょいと割高だけど、一番信頼がおけるところらしい。(教室によっては、試験に受かっても免許の交付が大幅に遅れるなど稀にあるとか)
そんなわけでヤマハのボート免許申し込みページを覗いてみました。するとなにやらいくつかコースが用意されている様子…。
▼ヤマハの用意するコース(公式HPより)
どうやら “級・必要期間・金額等” でコースが分かれているみたいです。私は短期間で、試験場に足を運ぶ回数が少なくて済む『2級スマ免+実技試験免除コース』を選ぶことにしました。
今回は私が実際にヤマハのスマ免コースを受けた感想と流れについて紹介します。小型船舶免許を取ろうと思っている方の参考になれば幸いです!
“2級スマ免+実技試験コース” の流れ
▼『2級スマ免+実技試験免除コース』の流れは以下の通りです。
一般的なコースでは、学科講習は会場に行き授業を受けることになりますが、スマ免コースでは、授業の内容をすべてインターネット(PC・スマホ)で受講することができます。なので実際に受験場に足を運ぶのは “筆記試験(国家試験)” および “実技講習” の時の2日間のみなので、時間のないサラリーマンにはおすすめのコースです!
①申し込み
まずヤマハボートのホームページから、2級スマ免の申し込みを行います。(※このとき、クレジットカードなど支払方法を入力しますが、受講料は筆記試験受験日に発生します)
申し込みが完了すると、登録したアドレス宛にヤマハからメールが届きます。
届いたメールに、スマ免の受講に使用する『受講者ID』や『受験地・受験日』などの情報が記載されているので、確認しておきましょう。
②国家試験受験書類・受験票の送付
申し込み完了から2~3日すると、国家試験受験のための申し込み書類一式が郵送されてきます。
▼教本・書類・実技講習の際のロープワーク練習用の紐も入ってます
届いた受験書類を確認し、必要事項を記載したうえで、一緒に送られてきた封筒でヤマハに送り返します。この時、”住民票のコピー” や “証明写真” などを入れるのを忘れないようにしましょう(必要なものはすべて書類に書いてあるので、忘れ物がないように送り返しましょう)。
なお、ここで送った写真が免許に載る写真となります。
そして受験書類を返送して4~5日後に、受験番号が載った『受験票』が届きます。受験票は筆記試験・身体検査のときに必要となるので無くさないようにしましょう!
③スマ免オンライン講習の受講
申し込みが完了したら、あとは筆記試験の日までに勉強をするだけです!
ヤマハのスマ免受講ページにログインします。
スマ免ページでは、まず『講習』で各科目(心得・交通の方法・運航)の内容を読んで勉強した後、『練習問題』で実際に覚えられているかどうかテストしてみます。
▼スマ免の受講ページ。スマホから操作することもできるので、私は毎朝通勤中に問題を解いていました。(私個人は『暗記対策』は利用しませんでした(゚∀゚))
講習と練習問題を一通り終えた後は、実際の試験内容に限りなく近い『試験シミュレーション』を受けてみましょう!シミュレーションは3タイプあり、受験後は科目ごとに得点率も出るため苦手を把握しやすいです。
▼ヤマハの試験シミュレーションは、出題文も実際の試験と同じような記載になっています。3つのシミュレーションで合格点が取れれば、実際の試験の合格確率はかなり高いと思います!
筆記試験(国家試験)の受験
そしていよいよ筆記試験当日!
スマ免(国家試験免除)と言っても、国家試験が免除されるのはあくまで実技試験の方なので、筆記試験については国家試験というかたちで受験することになります。
▼私の場合は大阪府高石マリーナの会議室での受験でした。朝9:00集合なのでめっちゃ眠かった~
身体検査
時間までに集合場所に行き、用意された受験番号に対応したイスに着席します。私の時は周りに10人ほどおり、30~40代のおじさんが多かった印象です。
時間になると試験官が来て試験の流れを説明し、筆記試験の前に身体検査が行われます。
身体検査といっても内容は簡単で、視力検査・色覚検査・自己申告(目の疾病がないかどうか)のみです。1人ずつ検査スペースに呼ばれ、1人あたり30~60秒くらいで終わります。
筆記試験
試験は高校受験や大学受験と同じような感じで、問題用紙と回答用紙が配られ、試験開始の合図で問題を解き始めます。解凍方法は4択のマークシート式。回答用紙に書く受験番号を間違えないようにしましょう。問題数は50問で合格ラインは65%以上。また、各科目で50%以上得点している必要があります。
内容はほぼオンライン講習で習った内容から出題されます。試験時間は70分。試験開始から30分過ぎた時点で途中退出が可能になります。
回答用紙は試験官に提出しますが、問題用紙は持って帰ることができます。試験終了後は試験会場の外に問題の解答が貼られるので、問題用紙に自分の解答を書き込んでおけば答え合わせをすることができます!
筆記試験の合否発表
筆記試験の結果は、受験票等に記載されている発表日の10時あたりに公式の合否発表ページで確認することができます。
▼受験した地域を選択し、受験した会場と日時を指定します。
▼自分の受験番号があれば合格です。この時の私の受験番号は3番だったので、無事合格出来てました!(゚∀゚)
実技講習・修了検査
筆記試験のちょうど1週間後に実技講習があります。スマ免の場合、筆記が受かっていても受かっていなくても実技は受けることになります。
当日は、講習 ⇒ 見極め修了検査 ⇒ 終了 といった流れで行われます。全体時間は4時間くらい。動きやすい服装で、スニーカーなどを履いていきましょう。
私の場合、筆記試験と同じ高石マリーナに午前8:00に集合でした(眠い!)講習場に着くと、講師の方2人と、もう一人の受講者の方(年配のおじさん)がすでに着いていました。
実技講習では船に乗る前に、屋内で簡単な運転の説明を受けた後、縄の結び方の練習をします。修了検査の際にいくつか出題されます。
▼基本的に一通りの結び方を練習します。初めてでも講師の方が分かりやすく教えてくれるので、何も心配することはありません。
▼上の一覧にはありませんが、船を運転する際に一番重要な『クリート結び』も習います。船を停泊させる際の結び方で、修了検査で必ず出題されます。
実技講習
ロープの結び方を習った後は、ついに船に乗って実技講習を開始します!
▼実際に私が受講した際に撮ってもらいました!実技講習ではこのような小型船を使います。
受講者1人に対し、講師の方が1人つきます。船に乗り込む前に、周囲の安全点検・ロープの結び方の復習・船体検査を行います。
船外検査が完了したら船に乗り込み、船内備品・エンジン・バッテリー・メーター機器類の検査をした後、実際にエンジンを始動して出航します!(゚∀゚)
▼初めて出航した時はメチャクチャ楽しいです!ただ私の受講した日は波が高く、揺れが激しかったため酔いに弱い人は酔い止めなど持っていくと良いと思います。
出航して早々、講師の人にハンドルを渡されます。最初は困惑しますが、車と違って白線も信号も無いので非常に運転しやすく、徐々に慣れていきます。
湾内をぐるりと一周し、落水者救助 ⇒ 蛇行運転 ⇒ 停泊準備 の順番で運転方法を習い、最後に桟橋に停泊し、講習が完了します。落水者救助ではブイ(浮き)の付いた長い棒を回収します。実際に自分も水の中に飛び込むわけではないのでご安心を(笑)
講習時間は大体1時間ほどでした。
修了検査
実技講習が完了すると、ついに最後の段階、『修了検査』です!
修了検査では、講習で習った一連の流れが実際にきちんとできるかどうかがテストされます。
具体的には…
・『船外検査』⇒『船内・備品検査』⇒『出航』⇒『航行』⇒『落水者救助』⇒『蛇行運転』⇒『停泊』
の流れで行われます。途中、いずれかの手順で失敗しても1,2回のやり直しはきくので、落ち着いてユックリ行いましょう。
桟橋に停泊し、船から降りると試験管から合否の発表日が伝えられ、自由解散となります(その場で合否は伝えられません。まあ雰囲気である程度はわかりますが)
修了検査の合否発表
実技の修了検査の合否発表は、筆記試験の時のようにホームページ上に張り出されるわけではありません。合否発表日当日の昼12時以降に、ヤマハのボート免許センターに電話し、自分の名前と実技講習を受けた日時・場所を伝えると合否を教えてもらえます。(免許センターの電話番号は受験票に書いてあります)
無事に筆記・実技ともに合格していると、受験から2~3週間後くらいに郵送で免許が送られてきます。これでついに船の運転が可能に!((´∀`))フッフッフ…
ヤマハの『2級スマ免+実技試験免除コース』を受けた感想
ということで実際にヤマハの『2級スマ免+実技試験免除コース』を受講し、無事合格までこぎつけたワケですが、スケジュール・体力的にも非常に負担が少なく済んだと感じています。
上でも述べましたが、実際に受験地に行ったのは2日間だけ(いずれも午前中のみ)で、あとは通勤中の電車内でスマホでポチポチと講習を受けていただけなので、仕事・プライベートにもほどんど支障をきたしませんでした!
まさに時間に追われるサラリーマンの方々にはうってつけの受験方法と言えると思います!
ただ、筆記試験の内容はそれほど難しくはありませんが、結構覚える量が多いので一夜漬けはオススメできません。毎朝の通勤時間や休み時間でも良いので、ちょっとずつ、ゆっくり理解しながら受講することをおすすめします。受験前夜までに試験シミュレーションで合格点が取れるようにしておけばバッチリです!
みなさんも小型船舶免許を取得し、海の男を目指しちゃいましょう!(゚∀゚)